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広津崇亮さん、東ちづる親子、DJ KOO、motsu、良沢昭銘教授

【健KOO DO DANCE?!】がんの早期発見、早期治療を目指すことを目的とした「がん早期検査啓発キャンペーン」で、東ちづる親子、DJ KOO、motsuが自身の体験をもとに語り合う生配信トークイベント開催レポート

2021.11.26
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去る11月21日(日)、がんの早期発見、早期治療を目指すことを目的とした「がん早期検査啓発キャンペーン・イベント」の一環でトークイベントの生配信が開催されました(11月29日までアーカイブ配信でご視聴可能)。このイベントと出演者たちによる質疑応答の模様をレポートします!


がんの早期検査にはメリットしかない!なのに検査率は……


“大切な人ががんにかからないために” をテーマとして「大切な人=夫婦や家族」が、互いの感謝の気持ちをかたちにするきっかけである11月22日=「いい夫婦の日」に合わせて行われた本イベント。スペシャルアンバサダーとして、ご自身もがんサバイバーであり福祉支援活動も積極的に行っている東ちづるさんが母・英子さんとともに親子で登壇、さらに愛妻家であり自身の大病をきっかけに健康意識が高くなったDJ KOOさん、以前がんの一次スクリーニング検査「N-NOSE®(エヌノーズ)」でがんを早期発見することができ、検査の重要性を強く感じたというmotsuさんが、それぞれの体験をもとに、自覚症状がないうちから定期的にがん検査を受けることの重要性について、埼玉医科大学国際医療センター消化器内科の良沢昭銘教授、N-NOSE開発者で株式会社HIROTSUバイオサイエンス代表取締役の広津崇亮さんとともに意見交換しました。
 
まずイベントの前半では、良沢先生と広津さんが、日本国内のがんの検査率の現状と早期検査の重要性を語り合いました。
 


がんは日本人の死因の第1位、全体の約3割を占め生涯のうちにがんにかかる可能性は男女ともに2人に1人と推定されていて、早期発見・早期治療を行えば治癒率の向上が見込めますが、検診を控える人が多いことが社会問題にもなっています。諸外国、特にアメリカでは検診が8割から9割まで浸透しているにもかかわらず、日本では4割くらい、しかも検査率が下がっているという、驚きの現状。良沢先生は、「それぞれに理由はあるでしょうが、第一に、時間がない。そして今ご自身が健康で何も症状がないので、“まあ大丈夫だろう”。いざ病気になっても日本はトップレベルの保険制度があり罹患してもそんなに医療費がかからないという安心感。また(検査が)“痛そう” だったり、女性の場合は恥ずかしい」さらに「検診に行ったら、病院で逆に病気をうつされそう」といった様々な原因があること明かしました。
実際に “病院に行ったらコロナに罹りそう” という理由で3割ほど受診率が減ったというデータもあるそうです。しかし良沢先生の専門である胃がんや大腸がん、そしてすい臓がんはなかなか症状が出てこないそうで「症状が現れた時にはもう早期ではないことが多い。早期発見によって、症状がない時点で小さながんが発見でき、そういう段階で治療できます。また早期なら内視鏡治療で30分から数時間で完全に取れて、苦痛もなく、入院期間1週間程度。メリットは計り知れない」と早期検査と、定期的に行う重要性を訴えました。
 

N-NOSEが、すい臓がんの特定も可能に!



この良沢先生の解説に加えて広津さんも「がん検査に行かない理由の1つとして、がんの種類ごとに検査を1回ずつしなくてはいけませんでしたが、N-NOSEは15種類のがんを、1回の(尿の)提出で調べることができます」と、1回で全身のがん※1を検査でき簡便であるという最大の特徴を説明。また自覚症状がないと検査に行かない実情についても「臨床研究の結果ではステージ0~1でも精度が高いので、健康な方にまず入り口として定期的に受けていただきたい。(これまで)全身のがんを調べたいと思うと色々な検査でたくさんお金を払うことになり一次検査としては重かったのが、1万円ちょっとでまず全身チェックできる」という金銭的なメリットも挙げられました。
 
また、どういう方が検査を受けているかという質問に広津さんは「ご夫婦(が多い)」という回答。「ご家族で話し合って一緒に受けよう、というのは良いことです。自分自身で受けるかというと、“面倒”、”また今度”となってしまいます。大切な人のために自分が受けようという習慣ができることが大事」と強調しました。
 
さらに、去る11月16日に発表された、遺伝子組み換え技術を用いて “すい臓がんの匂いにのみ特別な反応を示す” 特殊線虫を創ることに成功し、すい臓がんの特定(がん種特定)ができる次世代検査を開発したというニュースを受けて、広津さんから開発秘話も。
 
「早期発見が非常に難しく、予後が悪いことでも知られるすい臓がんを特定できるようになりました。がんは種類ごとに匂いが違うと言われているのですが、今回当社はすい臓がんの匂いにだけ反応を示さない線虫を創ることに成功し、これによってすい臓がんを特定できるようになったのです。ました。」
 
この話に良沢先生は、「すい臓は身体の一番奥にあり、エコー、CT、MRIなどいろいろやっても小さい段階で見つけるのが難しく、(検査方法が)苦しい。そういった検査を全ての患者に施して早期に見つけるのは無理。だからこそ簡便で安価、ある程度の精度をもっているN-NOSEで患者さんを拾い上げて、エコー、内視鏡、最終的に超音波に繋げていけるというメリットがあります」と、困難だったすい臓がんの早期発見、早期治療へ期待を膨らませました。


普通に仕事や生活ができているのは当たり前のことではなく幸せなことなんだと思って過ごしています(DJ KOO)




その後スペシャルアンバサダーを交えたトークでは、まずそれぞれ大病を患い克服したことのある3名が、自身の体験をもとに思いを語りました。
 
東ちづるさんは、「去年の夏から胃が痛み始めたのですが、コロナ禍で医療従事者が大変なときにお手間をかけるのはいかがなものか、さらに万が一、院内感染をしたらと “受診控え” をしていました。コロナで生活が乱れているせいだと自分に言い聞かせていたのですが、顔色が悪く病院に行ったら即、入院。退院2日後に連絡が来て “悪性だったのか……” と思い、すぐに病院に行って、“胃がんですね? どう治療しましょうか?” とお伝えしました」と、自身のがん発覚後も自発的に治療に取り組んだ当時の様子を振り返り、「(早期発見ができて)本当にラッキーでした。うちの家族や家系にはがん患者がいなかったので自分を過信していて、私はそうならないと思い込んでいました。今は線虫検査を受けてバッチリ。安心はしているけれど、これからも検査しようと思っています」と終始明るく状況を説明。
 
それを受けて母の英子さんは「最初聞いたときはびっくりしましたが、気を遣ってくれたのか、明るい声だったんです。LINEに詳しい説明を送ってくれて、それを読むうちに安心しました」と、東さんがインフォームドコンセント(*患者と医療側の話し合い)のやりとりを家族(英子さん、ご主人、妹さん)に送ることで安心できるようにしていたエピソードを披露。そして、娘のがん体験を踏まえて「これまでも受けていたけれど、2、3年くらいの飛び飛びでした。心配になって今年も受けました」とがん検査の意識が高まったと言います。
 
続いて「人生の座右の銘は、健KOO第一!」という第一声で登場したDJ KOOさんは、4年前、(テレビ)番組の企画で、人生初の人間ドックを受けて9.8mmという大きな脳動脈瘤が見つかり、命を救われたという体験から、翌年からは毎年家族でN-NOSEを受けているそう。
 


「3人家族なんですけど、色々な病気に対して、とにかく早く発見することで、3人が一緒にいられる。こうやって仕事や生活ができているのは当たり前のことではなく幸せなことなんだと思って過ごしています。(大病の)翌年からは、毎年N-NOSEで、家族でがん検診を受けていますが、今年も3人とも低リスク。これからも続けていきたいです。自分の身体を大切にすることが家族や周りの人たちを大切にすることになるのだと本当に実感しています」と語りました。
 
実際にN-NOSEで検査した感想を聞かれると「一滴の尿でがんのリスクを調べられるということで、すごく“手軽”でしたので、おすすめしたいです。救われた命なので、とにかく色々な方が少しでも早く検査をして、何もなくて当たり前だと思わずに早期発見できれば、家族や周りの人と一緒にいられるということをライフワークとして伝えたいです。今日は、EZ DO DANCEではなくて、健KOO DO DANCE!ですね!」と持ち前のトークで場を和ませます。
 
DJ KOOさんが家族で毎年受けているという話を聞いた広津さんは、「自分で受けようと思っても行くのが面倒だし、また来月でいいかなとなってしまうが、家族で話し合って、みんなで受ける習慣はとても良いと思います。みなさんにそうやって使っていただきたい」と感心。加えて「どんな検査でもそうなんですけど、1回受けただけの結果よりも、定期的に受けて数値に違いがないかを見た方が精度は上がります。定期的に受けないと検査の意味はない」と定期的な検査の重要性を伝えると、良沢先生は「専門家の立場からはこれをきっかけに、エコーや胃、大腸の内視鏡なども受けていただけるといい」とアドバイス。
 
そして、今回初めて自身のがん体験を公表したmotsuさん。「実は2年前に、中咽頭がんにかかりました。手術で取り除き、今のところ再発はしていません。その前にN-NOSEを受けてハイリスクぎりぎりのところだったのですが、実は放っておいたんですよ! いや、がんになったことない人なら思うと思うのですが、“自分ががんになるワケがない”と思っていて、まあ、ちょっと、“酒を飲みすぎたのかな?(笑)”と。(それきり)忘れていたんです。しばらくして “喉の奥に何かある” となったときに「そういえば(N-NOSEを)受けてたな!」と(思い出した)。それから、何にもないだろうと思って近くの耳鼻科を受診したらすぐ大きい病院に行くように言われ、陽性だったんです。ごく初期だったので、本当によかったです」と初告白。
 
そしてここから、クロストークへと展開します(以下、敬称略)。


「“自分の人生に責任を持つために検査を受けたんだな” と思うと前向きになれる」(東ちづる)


DJ KOO (motsuに)仕事にはどれくらいで復帰できたの?
 
motsu  10日くらい入院しました。手術の前の日も、退院してもすぐ筋トレしてました(笑)全然、本当に日常生活(を送っていた)
 
DJ KOO そんなに早かったんだ。初期症状だと普段の生活も仕事も当たり前にできちゃてるんだね
 
motsu  それから何も公表せずにいようかと思ったんですが、(こういうイベントを通して)“ちょっとやってみようかな” と思って得をする人もいるかなと思って
 
 私も!公表する必要はないかなと思ったけど、きっと私みたいに “自分は大丈夫だ“ と思っている人がいっぱいいるんだろうなと思って
 
motsu そこなんですよね、がんになったことがないと、罹るわけないと思ってる。だから(自分も)検査をぶっちぎっちゃったんですけど(苦笑)
 
DJ KOO うん。僕は病院でもこういう派手な格好をしているので他の患者さんに気づかれることがありますが、僕の話を聞いて検査に行こうと思ったという方に声をかけられると(公表し、呼びかけることは)大事なんだと思いましたね
 
広津 (ここまでの3名の話を聞いていて)やっぱり線虫、すごいなと思いました
 
motsu 線虫様々ですよ!
 
広津 生物の能力はすごいとはわかっていましたが、見つかる例が増えているので、そういうのを知ると、すごいと改めて思いました
 
 私の周りにもN-NOSEを受けて心配なところになっていても、それきり検査に行かない人がいます
 
広津 他の検査も受けた方がいいと思います。そのきっかけのための検査ですので
 
司会 ハイリスクになってもなかなか検査に行かないと言う方も多いと思うのですが……、
 
motsu すみません!(笑)
 
良沢 まず、何でもいいので病院を受診してもらい、“線虫でハイリスクが出ている” と言っていただけたら、色々な検査を考えさせていただきますので、ぜひ躊躇せずに早めに来てください
 
motsu N-NOSEを受けてなくて自覚症状があった(場合だった)ら、放っておいたと思います、半年とか。ごく初期のがんで切除できたのですが、もうちょっと進行していたら、商売道具がなくなっていたわけですから、愕然としました。だから本当に検査を受けてもらいたいですし、検査の結果を信じてください(苦笑)。今はもう体調は大丈夫で、KOOさんと一緒にばりばりやっていますので
 
DJ KOO (笑)


 
 (体調を聞かれて)人生で一番いいですね。周りにも、とにかく検査を受けた方がいい!と言うのですが、みんな “いつか” と言います。いつかでは難しいし、じゃあ “今” と言っても行かないと思うから、誕生日とか結婚記念日とかアニバーサリーの日、あとは子どもの日でも、クリスマス・イブでもいいし、何か決めた方がいいよね、って。結果が出るまではちょっと不安でそわそわするから、その期間は自分へのご褒美で、おいしいものを食べたり、ブラウスを買うとか、そしてそのブラウスを着た時に、“自分の人生に責任を持つために検査を受けたんだな” と思うと、前向きになれると思ってます
 
英子 今までは(検査をするのは)2年か3年に1回だったんですけど。やはり娘が、元気だったのに胃が痛いと言って、私も胃潰瘍かなと思っていたくらいなのに早期胃がんで。自分にもみなさんにも知っていただきたいのは、やはり検診を受けることだなと
 
東 そのきっかけには、家族が声をかけるのもいいし、プレゼントもいいよね。誕生日プレゼントとか。生まれてきてくれてありがとうのプレゼントに、N-NOSE受けたら?というのもいいかも
 
英子 そうですね
 
東 お母さん1ヶ月後だからね。私の誕生日にもプレゼントして!お互いにしましょう!
 
英子 そうね。私、1ヶ月後だから。そうしましょう」
 
DJ KOO 今はSNSの発信力がすごく強いので、そういうところで、たとえば、“がん検査DAY” みたいな日を作って、みんなで投稿していくみたいな。今日検査しました!という広がりっていいかなと思いますね
 
motsu アプリとかいいですよね。クルマでもオイル交換しましょうとか定期的に通知がくるので
 
 SNSなら、ハッシュタグをつける。#検査しました とか
 
DJ KOO #GOTO検査 とかね
 
motsu 普及して値段がどんどん下がって欲しいですね(笑)
 
良沢 やはり東さんが言われたように、“いつか” だといつまで経ってもやらないので、今から意識を高めていただいて、近い将来に検査していただきたいです
 
motsu  あ!いいこと考えたんですけど、ドライブレコーダーを付けると自動車保険が安くなるんですよね。だからアプリを入れると健康保険料が安くなるということを政府主導でやってほしいなと。首相に後で言いたいですね、コネクションはないですけど(笑)
 
司会 みなさん、検診の頻度はいかがですか?
 
DJ KOO 僕は1年に1度なんですけど、先生、どうですか? 家族で1年に1回というのは
 
広津 がん検査はそう(1年に1度程度と)言われています
 
 私は、今は半年に1回にしています。検査する前までは、本当に気が重いことだったんですけど、実際にしてみると自分の人生の安心のため、明日のため、受けた方が気持ちがとても楽になったんですよ。だから私たちみたいに実際に検診を受けている人が発信していくのが一番なんだなと思っていますね。なかなか、がんとか、がん検診って言葉は、イコールで死を思わせる瞬間もあるので、そうネガティブにとらえるんじゃなくて、笑顔で生きていくためなんだ、と発想を変えていきたいですね
 
DJ KOO うん。健康の証じゃないけれども、そういうものの積み重ねにしていけるといいですよね
 
東 はい。それが、自分や家族の人生、大切な人の人生に責任を持つことだと思います
 
広津 東さんがおっしゃるとおり、がん検査ってやっぱり、“がん” と言われたらもう終わりみたいなイメージがありましたけど、N-NOSEのような早期発見できる技術だと逆に “見つかってよかった” という気持ちになるんですよね。そう思うだけでがん検査に行こうって気持ちもだいぶ変わると思います。私たち科学者としては良い技術を作っていきますが、そのなかで、がんはそんなに怖い病気じゃない、検査をしていれば怖くないという世の中を作りたいと思っています。定期的に見ていただけば、ずっと低リスクだったものが少し上がっても、早期だと思うだけでも安心ではないでしょうか
 
そしてイベントの最後には登壇者それぞれからメッセージが。
 
 がんは、特に早期ですと、治療法があります。逆に言うと病名がわからなくて治療法がない病気はなかなか大変ですよね。なので、“生きていくための検診”というふうに、まず自分自身、ご家族、友達や同僚と明るく会話して、薦めあっていけたらと思います
 
英子 今までだったら、もしがんになったらどうしようという怖さのほうが先にたって検査に行かなかったですけど、行くことで、早く見つかれば大丈夫、安心だと思うようになりたい。本当に、娘は絶対になっていないと思っていたのになったので。それ以後やはり他の方にも早く行った方がいいと言うようになりました
 
DJ KOO 僕は今年で還暦 DO DANCE なんですけど、やっぱり思ったのが、大事な家族とずっと一緒にいたいから長生きしていきたい、と、すごく思いました。そして、普通にこうやって元気に生活や仕事ができることを当たり前だと思わずに、普通に元気にしていられる時に検診を受けて、みなさんも大切な仕事を元気にできるよう、検査を受けてください…… DO DANCE!
 
一同 (笑)
 
motsu 僕は6年後に還暦 DO DANCE になりますが(笑)、2人に1人ががんに罹るということはみなさん知っていると思いますけど、とくに還暦を超えたりするとリスクが高まっていきますので。とはいえ罹ったことがない人は、自分が罹るわけないだろうと思う人がたくさんいます。そういう人たちこそ検診を受けてちょっとでも疑惑の値が出たら、すぐに病院に行きましょう。経験者の言葉として
 
広津 今日からプレゼント機能がつきましたので、大切な人のために、がん検査を送るという習慣が広まるといいと思っています。ぜひご利用ください
 
良沢 他人事ではなく自分のため、ご家族のために検診を受けてもらえたらと思います
 
こうしてトークイベントは終始ポジティブな空気に包まれたまま生配信が終了しました。その後、登壇者が揃って質疑応答の時間が設けられました。
 

今はやりたいこと全部やっちゃおうって気になっていて。そういう意味では大病して本当に良かったなって(motsu)



──スペシャルアンバサダーとして今回珍しいメンバーが揃いました。DJ KOOさんとmotsuさんが並んでいるのが音楽イベントではなくトークというのも新鮮です。今日の感想は?
 
DJ KOO  音楽を生業としているので……、最近ドッキリも多くなったけど(笑)、ライブとかでもこういう話をしていけるような、MCに取り入れていけるといいと思っています。配信ライブや、YouTube TikTokなどを通じたライブでも呼びかけていければと思っています。ライブを通して、コロナ禍に医療従事者の方への感謝で3分拍手というのをやらせていただいていましたので、そうやって、がん検診に行こうということも、さらに発信していきたいと思います
 
motsu  僕たちのお客さんの層というと若い方が多くて、がんの罹患率は低い人たちで、僕も病気を公表ってどうかと思ったのですが、公表することに意味がある。今のうちから、こういうことがあるんだっていうことを知っていただく機会になったのかなと思っています
 
 さっき楽屋で、みんなで集合写真を撮ったんです。こうやってジェンダーとジャンルを越えたメンバーが集まるってなかなかないんですよ。健康を啓発していくイベントっておもしろいねーって。色々なものをひょいっと乗り越えて繋がれて、新しいなって思いました。ひと昔前だったら、音楽業界のアーティストの方って、不健康な生活が武勇伝的なところがあったじゃないですか?
 
DJ KOO・motsu そうですね!
 
東 (今ではアーティストも)健康オタクです!って言うような時代になったのはおもしろくて、いいですね
 
DJ KOO そうですね。本当に色々な時代ごとのメッセージの発信って大事だと思うんですけど。今はやっぱり、健康。身近な人や大切な人を守ることが一番だろうって
 
東 カッコいい
 
DJ KOO そう、そういうのがカッコいいって言う風にしていきたいですよね
 
──motsuさんはN-NOSEを受けた後に精密検査するのをなぜ躊躇してしまったのですか?
 


motsu 放っていたんですよ。“絶対大丈夫だから~” みたいな感じで。それがもうあとちょっとで声を失うところだったので。今考えただけでもゾワ~っとしますよ
 
東 今の私たちは理解していますよ? でも線虫という虫が発見してくれるって、ちょっとピンとこなかった
 
motsu それも確かにあるかもしれないですね
 
東 今は、ものすごい素晴らしいと思ってますけど、初めて聞いた時は “え?” って
 
motsu お酒飲み過ぎたんだと思ってました
 
 その日・その時の健康診断って思っちゃう
 
DJ KOO がんに対しての恐怖感というか、そういうの、すごく大きいじゃないですか。大きいがんに対しても早期発見であればっていう、検査への身近さが大事な感覚
 
東 今は本当にそれを確認しているけど、最初に聞いた時は自分の都合の良いように解釈しがちだったんですよね。無知だったから。無知は怖い
 
──還暦 DO DANCEになられたDJ KOOさんとしては、お隣のmotsuさんも含めて、今後、後輩たちにこういった発覚のニュースがあるかもしれませんが、アドバイスは?
 
DJ KOO「(motsuは)後輩というには近しい年頃ですが、いくつになっても音楽をやりつづけるには健康でいることが……、motsuいくつだっけ? 今」
 
motsu「54歳です」
 
DJ KOO「54! これから! これからだから、乗り越えていかなきゃいけない」
 
motsu「これからか~! まず還暦まで!」
 
DJ KOO「そう、そこだよね。1つ病気をすると気持ちのモチベーションが下がる」
 
motsu「ちなみにKOOさんは、ご病気される前は、本番前にコーラを1本飲んでたんですよ!」
 
「えーっ!」
 
motsu「血糖値上げるために必要だからって言って飲んでらしたんですけど」
 
DJ KOO そう。甘い炭酸飲料をね
 
motsu 今はもう、何もない炭酸というか
 
DJ KOO そう。生活変わりましたね。家族自体が変わってくれました。


「病気になって、体に良いことは何でもしよう、そしてそれを呼びかけなきゃいけないんだ!って」(DJ KOO)



──DJ KOOさんは先ほど年に1回検査ということでしたが、東さんがアニバーサリーとおっしゃったような何かきっかけなどはありますか?
 
DJ KOO 4年前に人間ドックに行った時に大病を早期発見して手術に成功して。その後、娘の誕生日を家族でお祝いしていた時に、"パパがこれで早く発見していなかったら、今日はママと2人だったかもしれないね” って。それが絶対に家族みんなで健康を大切にしていこうっていうきっかけですね。年度が変わるのが4月。今年は5月に受けましたが、そういうときに家族で新学期を迎えようと。娘は大学4年生なので、進学などの時期に元気でいられるようにということで、そういう(年度の始めの)時期にしています。
 
──N-NOSEの推奨期間は?
 
広津 どれくらいというところまでは言っていませんが、これまで一般的に年に1回なのですが、N-NOSEは尿を提出するだけなので、受けている方は頻繁に受けていらっしゃる。毎月のように受けてくれたり。そういう利用の仕方もあります。やっぱり進行の早いがんというのもありますので、気になる方は半年に1回、3ヶ月に1回と受けられても
 
──病気する前と後で行動が変わったことは?
 
東 めちゃくちゃ変わりました。食事からライフスタイル、運動、社会的な活動から仕事、家族への向き合い方など、全部が変わりました、本当に。今までユルい感覚で生きてたなっていう感じですね。振り返って反省しきり。食べる物も全部変わりました。これを健康志向と言うんだなと。1日1日がとても前向きで、ちょっとしたことでは心が乱れたりしなくなりましたね。とにかく生きてるんだから!みたいな。今日できることはやっとこう、と。“いつか” というのはなくなりました。病気に感謝とまでは言わないまでも、この経験は大事にしたいです
 
DJ KOO まったく変わりました。DJがそうとは限らないけど、僕は常に、イェイ、イェイ言ってるような仕事だったから……
 
motsu そこは変わってないですよね(笑)
 
DJ KOO 常に、寝る前にポテチとプリン食べて寝るとか、そういうことを当たり前にしていたんだけど、やっぱり病気になってからは身体に悪いことはしない、とにかく身体に良いことはなんでもしよう。そしてそれを呼びかけなきゃいけないんだ!って、メッセージをライフワークにするようになりました。あとあまり炭酸飲料を飲まなくなりました、びっくりするくらい
 
motsu 僕はお酒の量が半分になりました。その前は3日に1回ワインを1本飲んでいたのが今は6日に1本になりました。半分の量です(笑)
 
DJ KOO 体調は全然違う?
 
motsu 全然違いますね。健康志向によって、みなさんには分からないと思うんですけど、自分としては肌とかすごく調子良くなっていて。
 
東 全然違いますよね肌とか髪とか。朝起きた時の感覚とか、よく眠れるとか
 
motsu そうですよね、そう言う意味ではさっき(東さんも)おっしゃってましたけど、がん、ありがとう、みたいな(笑)。いつ死ぬかというのが(自分の身に)来たっていう経験から、何でもしてやろうってすごくポジティブになりました。ちょっと迷ってて、後にしようかなーと思ってたことを、今はやりたいこと全部やっちゃおうって気になっていて、そういう意味では大病して本当に良かったなって思っています
 
東 以前だったら、やる/やらないっていう選択肢だったのが、今は、やる/どうやるか?という選択肢になります。(登壇者みんなに向かって)あとでちょっと飲みにいきましょう(笑)じゃないけど、語り合いたいです!
 
DJ KOO (みんなで)検査いきましょう(笑)
 
──東さんと、お母さんの英子さんは、親子でイベントに出るのは初めてですか?
 
東 初めてです。最初はびっくりしました。本人も“今日私はどうすればいいの?”って、ね?番組に出演したことなどはあるんですけど、イベントで一緒にマイクを持って立つなんて、初めてです
 
英子 来る時はどきどきしていましたけど、今はそうでもなくて。がんの話も、立ち話でできるといいなあって
 
東 今まさに(この場が)立ち話だもんね。このイベントはどうでした?
 
英子 とても素敵でしたね。今日いろいろ勉強になりました
 
東 話をまとめようとしていますね
 
──英子さん、これからも色々と出てみたいですか?
 
英子 そうですね
 
──女優とか?
 
東 あるわけないじゃないですか! 82歳ですよ。でもやりたいことをやってほしいかな
 
DJ KOO 僕がバラエティ出始めたのは52歳からですからね
 
英子 年齢を重ねて、楽しさはわかるようになりました
 
──英子さんは娘のちづるさんががんを克服されて、変化を感じましたか?
 
英子 やはり明るくなったかしら。楽しそうでもあって。あまり疲れた顔を見なくなりましたね
 
東 ごはんに、よく行くようになったね
 
英子 そう
 
東 それまではお互いに、いつか行けるって思ってたけど、仲良くなりました
 
母 本当に(笑)
 
以上、母娘ならではの東ちづるさんと英子さんのほっこりとしたエピソードで質疑応答は締めくくられました。



トークイベントのアーカイブ配信は以下のチャンネルでご覧いただけます
 
・YouTube公式チャンネル「HIROTSUバイオサイエンス」
https://youtu.be/yLpr-guHDjE
 
・YouTube公式チャンネル「ホリプロ」
https://youtu.be/QY9w-PDBPfE
 
・YouTube公式チャンネル「avex PRcast」
 
※配信期間:配信中~11月29日(月)まで
 
【~大切な人と一緒にがん早期検査を~キャンペーン・イベント】
 
主催:株式会社HIROTSUバイオサイエンス
協力:株式会社ホリプロ、エイベックス・ヘルスケアエンパワー合同会社
 
11月21日(日)~27日(土)は、がんの早期検査のきっかけ作りとして、50組100名へ尿一滴で全身網羅的にがんのリスクが調べられるがんの一次スクリーニング検査「N-NOSE」を無料でプレゼントするモニターキャンペーンも実施、さらに21日(日)より、「N-NOSE」を大切な人にプレゼントとして送ることができるギフトサービスも追加されます。
 
そのほかにも、手軽にがん検査を受けるきっかけを作れるよう、11月21日(日)~11月27日(土)の期間中、インターナショナルスーパーマーケット『ナショナル麻布』の麻布本店及び、12月1日(水)~2月25日(金)にてNY発の未来の日用品店『New Stand Tokyo』にて、「N-NOSE」を期間限定で店頭販売も決定しています。
  
「N-NOSE®」無料モニターキャンペーン
開催期間:2021年11月21日(日)~11月27日(土)
内容:安価、苦痛がなく、高精度に早期発見が期待でき、しかも、全身網羅的にがんのリスクが調べられるがんの一次スクリーニング検査「N-NOSE®」を50組100名に無料でプレゼント。
申込サイト:https://form.run/@ahe-empower-1635853054
 
ギフトサービスについて
11月22日(月)より、「N-NOSE®」を大切な人にプレゼントとして送ることができるサービスを開始。ギフト用のラッピングとメッセージカード付きでご購入いただけます。
 
「N-NOSE®」期間限定 店頭販売
下記2店舗にて開催しておりますが、開催期間がそれぞれ異なります。
ご確認の上、ご来店いただけますようお願い致します。
 
開催期間:2021年11月21日(日)~11月27日(土)
開催店舗:ナショナル麻布 麻布本店(販売は2階にて実施)
店舗住所:東京都港区南麻布4-5-2
営業時間:9:00~20:00
 
開催期間:2021年12月1日(水)~2022年2月25日(金)
開催店舗: New Stand Tokyo※
店舗住所:東京都港区六本木7丁目2-8 WHEREVER 1F
営業時間:月~金 / 日:12:00-19:00(定休日:火・土)
※現在、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、営業時間を一部変更しております。
公式サイト:https://newstand.jp
Instagram:@newstandtokyo
 
関連サイト「エヌノーズ.com」
https://エヌノーズ.com
 
※1 胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮がん、膵臓がん、肝臓がん、前立腺がん、食道がん、卵巣がん、胆管がん、胆のうがん、膀胱がん、腎臓がん、口腔・咽頭がん(15種類)(2019年9月現在)

 
ユカワユウコ
WRITTEN BYユカワユウコ
映画、演劇、展覧会、コンサートまでカルチャー全般のPRや制作にフリーで携わる傍ら、取材記者として各種イベントに出没するハリネズミ愛好家。
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