【エイベックス・アーティストアカデミー】「エンタテインメントビジネス スペシャルセミナー」に潜入レポート!
- 2021.09.08
- 話題
夏真っ盛りの8月22日(日)13時から16時半にわたって、「エイベックス・アーティストアカデミー」の「エンタテインメントビジネス スペシャルセミナー」が行われました。1時間45分ずつの2部構成で行われたこのセミナー、どんな内容だったのでしょうか?また、このセミナーの土台となっている「エイベックス・アーティストアカデミー」の「エンタテインメントビジネスコース」とは?まずはセミナーに潜入(?)してみました!
体験型エンタテインメントを作る「キーワード」とは?
2部構成となっている今回のセミナー、前半は(株)Afro&Co.のアフロマンス氏による「これからの体験型エンタテインメント2021」。後半はエイベックス・エンタテインメント(株)レーベル事業本部ゼネラルプロデューサーの米田英智氏による「Marshmello(マシュメロ)とのレーベル契約から学ぶケーススタディ」とテーマが掲げられています。
まずは数多くのイベントなどを手がけるアフロマンス氏の「これからの体験型エンタテインメント2021」。その名の通りアフロヘアーが特徴的なアフロマンス氏は、京都大学在籍時からその名前で活動を開始し、ミスコン、フリーペーパー、音楽イベントなどを手がけていたそうです。
そこから博報堂プロダクツに入社するもアフロマンスとしての活動も継続。2012年には、ただただみんなで泡まみれになるイベント「泡パ」を企画して話題になり、2015年に独立。「体験クリエイター」として、数々の斬新なイベントを手がけています。
アフロマンス氏が自らの経歴を紹介し、全体の構成を説明したところからスタート。ここで氏から一つの提案が出されます。それは、「講義中にコメントをしよう」というもの。Zoomウェビナー形式で行われているこのセミナーでは、参加者も随時コメントできます。話を聞くだけでなくコメントをすることによって話の内容をより深く理解し、さらに講義後、ツイッターやnoteに書くことによって、このセミナーを「自分ごと化」するのが目的です。これは重要ですね。
講義は「体験型のキーワード」の項目からスタート。ここでは「イマーシブ」「モビリティ」「オンライン」という3つのキーワードが出され、それぞれをアフロマンス氏自身が手がけたイベントの実例に即して解説していきます。そこには「イマーシブ(没入する)という概念は『五感を使った企画』と誤解されがちだが、本質的には世界観やストーリーを時間や空間で演出し、一つの体験をつくること」というように、経験からしか導き出されない注意点も。こういう点が、第一人者のお話で何より貴重な部分でしょう。
続く「体験型エンタテインメントの作り方」においても、「正しいは正解じゃない」「アイデアは異質なものの組み合わせ」「見たことがないぐらい極端なものを考える」「当たり前の設定を疑ってみる」という、いわゆるパンチラインが続出。こうした考え方を定着させてどんどんアイデアを生み出していくには、脳の「アイデア筋」を鍛える必要があり、そのためには「人に話す」「小さなことからトライ」という方法が有効とも。このあたり、イベントやエンタテインメント業界を目指す人々にはかなり刺さるフレーズなのでは?
さらに「企画の考え方」では「全て伝えることが正解じゃない」という1点のみを伝えたい、というアフロマンス氏。その上で、告知から実施までのキーワードとして「一言一枚」「丁寧な解説」「細部までこだわる」ことが大切だと言い、それぞれをまた自身の展開したイベントでの実例を元に解説していきます。ふむふむと聞いていると、もうすぐに自分にも斬新なイベントが生み出せそうな気がしてきます(完全に勘違い)。
こちらの質疑応答では、まず「オリンピックの開閉会式を演出できるとしたらどうしますか?」という質問に「最初から大変な質問じゃないですか!」と笑いつつも、氏ならではのアイデアを披露。熱心な質問が多く寄せられました。
世界的アーティストとの契約を得た「決め手」とは?
休憩を挟んで、後半は米田英智氏の「Marshmello(マシュメロ)とのレーベル契約から学ぶケーススタディ」。自己紹介によれば、米田氏は社歴20年以上で、現在も浜崎あゆみ担当A&R/ディレクターを務めながらレーベル事業本部にていくつかのプロジェクトを管掌する立場にあるとのこと。
今回は、世界的な人気を誇るDJ/プロデューサー・マシュメロの4thアルバムのライセンスを世界で初めて、エイベックスが取得して大きな話題になった件についての実際を語るという内容です。
まず、「エイベックスとダンスミュージックの歴史」から。90年代に社会現象を巻き起こしたユーロビートの日本国内への紹介から始まり現在へと続く流れを、高校生時代から「お客さんとしてエイベックスのCDをたくさん聴いてきた」という米田氏が自身の経験にも照らして紹介。
そこから「ライセンスビジネスとは」という話題に移行していきます。初期エイベックスの看板商品だった「SUPER EUROBEAT」などのコンピレーションCDは全て、海外アーティストやレーベルからライセンスを得て販売されています。その内容の説明が、今回の前提となります。
ただし、現在は90年代とは時代背景が大きく変化し、ネット配信を使って世界中のアーティストが自分たちだけの力で全世界に楽曲や情報を届けられるようになりました。マシュメロもその時代の中で活動しているわけで、当然、日本でも中間業者を介さない方が、同じ売上の中での実入りは多くなります。
エイベックスは3年ほど前からマシュメロとの交渉を行っていたそうですが、そういった事情から、最初は先方の反応もよくなかったとのこと。それが、今年6月の4thアルバム「Shockwave」発売に際し、向こうからライセンスの話を持ちかけてきたそうです。そこから日本のエンタテインメント業界を驚かせるライセンス取得につながった背景には、どんな「決め手」があったのか?
その答えをひと言で表現すると、「エイベックスの持つノウハウによって、マシュメロの日本国内でのバリュー向上を目指す」というエイベックスのプランや熱意に本国のマネジメントが可能性を感じてくれた、というものでした。それは、この時代において「中間業者」であり、「音楽を通じてヒットコンテンツを創るプロ」であるレーベルに求められることそのものだった、というのが、この講義の結論です。
途中、米田氏から受講者に向けていくつか質問が発せられました。その中に「マシュメロを何で知りましたか?」というものがあったのですが、この質問に「マシュメロを知らなかった」と答えたのが、全体の半数以上。米田氏はこの結果に少し驚きつつも、「エンタテインメントビジネスに興味を持って集まった人たちですらこの状況なのだから、我々がやるべきことはまだまだたくさんある」と話されていました。この時、受講者は米田氏が生のマーケティング情報を得る瞬間に立ち会うことになりました。
業界での長い活動を俯瞰しつつ、まさに直近の大きな話題、しかも“今”の時代を反映した話題について、分かりやすく展開された講義は、質疑応答で締め。「米田さんはマシュメロの素顔を見たことがあるんですか?」という質問に米田氏が微笑みを隠せない場面もあったりしつつ、ライセンスビジネスやエンタテインメントビジネスについての質問が多数寄せられました。
前半のアフロマンス氏、後半の米田氏ともに、セミナーの最後に受講生に送られたアドバイスはほぼ共通していました。それは、「できるだけ多くのことを体験してください」というもの。アフロマンス氏が「情報収集の手法は」と聞かれて「ツイッターとTV」と答えたように、何も特殊な方法を取る必要はなく、様々なジャンルの物事に数多く触れて実体験することが、このビジネスを志す人々にとって何より重要だと。それをやってきた2人の講師だからこそ、合計3時間半のセミナーは充実したものになっていたのでした。
エンタテインメント業界で働きたい人にはうってつけのコース!
今回のスペシャルセミナーは、エイベックスが展開する「エイベックス・アーティストアカデミー」の中の、「エンタテインメントビジネスコース」のイベントとして企画されたもの。「エンタテインメントビジネスコース」は2001年からスタートし、エンタテインメント業界に就職・転職したいという人々の夢を叶えるために必要なスキルの学習や就職・転職へのサポートを行う人材育成プログラムです。
これまでの卒業生は約1200人で、そのうち「エイベックス・グループ内で活躍」約100名、「エンタメ業界に就職」400名以上、という実績を誇っています。現在は東京・名古屋・大阪・福岡・新潟・オンラインで全国109名が在籍中です。
1年を通して展開されるプログラムは、エイベックス社員を中心とした週1回・年間40回の講義(地方・オンラインでは配信で受講)を中心に、プレゼンテーション課題、春夏2回、2ヵ月間のインターンとイベントでの現場研修、就職支援やサポートといった内容。講義だけでなく実際に活躍する社員などプロフェッショナルと交流できることも大きなメリットとなっています。
最後にこのコースのスタッフに、いろいろと聞いてみました。
──アフロマンスさんのセミナーでは「高校生から30歳ぐらいまでが参加している」というお話がありました。高校生も「エンタテインメントビジネスコース」を受講できるのでしょうか?
「今回のセミナーは高校生も受講可としたので、おおよそ3割程の方が高校生以下でした。「エンタテインメントビジネスコース」カリキュラム受講の年齢は18歳(高校卒業)以上30歳までとなっております」
──外部企業への就職者も多いようですが、素朴な疑問として、エイベックスのノウハウが流出することになるのでは?
「講師も社外秘の情報は控えていますし、ここでの学びを通してエンタメ業界全体に優秀な人材が増えていくことに意義があると考えています」
──オンラインクラスの場合、イベント参加や交流についてはどのような形になりますか?
「オンラインクラスの方も、イベントにはオンライン参加もしくは対面参加できるものがあれば案内しています。
交流としては定期的な交流会を実施しています。今回はまさに本セミナーの後エイベックス社員を招いたオンライン交流会を実施しています。
Zoomの機能であるブレイクアウトルームを駆使して、社員がルームに分かれ受講生が各ルームを廻って話を聞くといった形式で、オンライン上でも様々な方と交流が出来るような取り組みを行っています」
──これまでの受講者を見ていて、「こういう人が就職に成功している」「活躍している人にはこういうタイプが多い」という条件のようなものはありますか?
「『志が大きいこと』『まず実行してみる行動力』『諦めない精神力』が備わった人物と考えています」
まだまだ大きな可能性を持っているエンタテインメントの世界。その中で自分の力を試したいという人にはうってつけな「エンタテインメントビジネスコース」。エイベックスの実績とノウハウが詰め込まれたこのコースから、世界へと大きく羽ばたいていきましょう!
【エイベックス・アーティストアカデミー エンタテインメントビジネスコース】
https://aaa.avex.jp/e-business/
体験型エンタテインメントを作る「キーワード」とは?
2部構成となっている今回のセミナー、前半は(株)Afro&Co.のアフロマンス氏による「これからの体験型エンタテインメント2021」。後半はエイベックス・エンタテインメント(株)レーベル事業本部ゼネラルプロデューサーの米田英智氏による「Marshmello(マシュメロ)とのレーベル契約から学ぶケーススタディ」とテーマが掲げられています。
まずは数多くのイベントなどを手がけるアフロマンス氏の「これからの体験型エンタテインメント2021」。その名の通りアフロヘアーが特徴的なアフロマンス氏は、京都大学在籍時からその名前で活動を開始し、ミスコン、フリーペーパー、音楽イベントなどを手がけていたそうです。
そこから博報堂プロダクツに入社するもアフロマンスとしての活動も継続。2012年には、ただただみんなで泡まみれになるイベント「泡パ」を企画して話題になり、2015年に独立。「体験クリエイター」として、数々の斬新なイベントを手がけています。
アフロマンス氏が自らの経歴を紹介し、全体の構成を説明したところからスタート。ここで氏から一つの提案が出されます。それは、「講義中にコメントをしよう」というもの。Zoomウェビナー形式で行われているこのセミナーでは、参加者も随時コメントできます。話を聞くだけでなくコメントをすることによって話の内容をより深く理解し、さらに講義後、ツイッターやnoteに書くことによって、このセミナーを「自分ごと化」するのが目的です。これは重要ですね。
講義は「体験型のキーワード」の項目からスタート。ここでは「イマーシブ」「モビリティ」「オンライン」という3つのキーワードが出され、それぞれをアフロマンス氏自身が手がけたイベントの実例に即して解説していきます。そこには「イマーシブ(没入する)という概念は『五感を使った企画』と誤解されがちだが、本質的には世界観やストーリーを時間や空間で演出し、一つの体験をつくること」というように、経験からしか導き出されない注意点も。こういう点が、第一人者のお話で何より貴重な部分でしょう。
続く「体験型エンタテインメントの作り方」においても、「正しいは正解じゃない」「アイデアは異質なものの組み合わせ」「見たことがないぐらい極端なものを考える」「当たり前の設定を疑ってみる」という、いわゆるパンチラインが続出。こうした考え方を定着させてどんどんアイデアを生み出していくには、脳の「アイデア筋」を鍛える必要があり、そのためには「人に話す」「小さなことからトライ」という方法が有効とも。このあたり、イベントやエンタテインメント業界を目指す人々にはかなり刺さるフレーズなのでは?
さらに「企画の考え方」では「全て伝えることが正解じゃない」という1点のみを伝えたい、というアフロマンス氏。その上で、告知から実施までのキーワードとして「一言一枚」「丁寧な解説」「細部までこだわる」ことが大切だと言い、それぞれをまた自身の展開したイベントでの実例を元に解説していきます。ふむふむと聞いていると、もうすぐに自分にも斬新なイベントが生み出せそうな気がしてきます(完全に勘違い)。
こちらの質疑応答では、まず「オリンピックの開閉会式を演出できるとしたらどうしますか?」という質問に「最初から大変な質問じゃないですか!」と笑いつつも、氏ならではのアイデアを披露。熱心な質問が多く寄せられました。
世界的アーティストとの契約を得た「決め手」とは?
休憩を挟んで、後半は米田英智氏の「Marshmello(マシュメロ)とのレーベル契約から学ぶケーススタディ」。自己紹介によれば、米田氏は社歴20年以上で、現在も浜崎あゆみ担当A&R/ディレクターを務めながらレーベル事業本部にていくつかのプロジェクトを管掌する立場にあるとのこと。
今回は、世界的な人気を誇るDJ/プロデューサー・マシュメロの4thアルバムのライセンスを世界で初めて、エイベックスが取得して大きな話題になった件についての実際を語るという内容です。
まず、「エイベックスとダンスミュージックの歴史」から。90年代に社会現象を巻き起こしたユーロビートの日本国内への紹介から始まり現在へと続く流れを、高校生時代から「お客さんとしてエイベックスのCDをたくさん聴いてきた」という米田氏が自身の経験にも照らして紹介。
そこから「ライセンスビジネスとは」という話題に移行していきます。初期エイベックスの看板商品だった「SUPER EUROBEAT」などのコンピレーションCDは全て、海外アーティストやレーベルからライセンスを得て販売されています。その内容の説明が、今回の前提となります。
ただし、現在は90年代とは時代背景が大きく変化し、ネット配信を使って世界中のアーティストが自分たちだけの力で全世界に楽曲や情報を届けられるようになりました。マシュメロもその時代の中で活動しているわけで、当然、日本でも中間業者を介さない方が、同じ売上の中での実入りは多くなります。
エイベックスは3年ほど前からマシュメロとの交渉を行っていたそうですが、そういった事情から、最初は先方の反応もよくなかったとのこと。それが、今年6月の4thアルバム「Shockwave」発売に際し、向こうからライセンスの話を持ちかけてきたそうです。そこから日本のエンタテインメント業界を驚かせるライセンス取得につながった背景には、どんな「決め手」があったのか?
その答えをひと言で表現すると、「エイベックスの持つノウハウによって、マシュメロの日本国内でのバリュー向上を目指す」というエイベックスのプランや熱意に本国のマネジメントが可能性を感じてくれた、というものでした。それは、この時代において「中間業者」であり、「音楽を通じてヒットコンテンツを創るプロ」であるレーベルに求められることそのものだった、というのが、この講義の結論です。
途中、米田氏から受講者に向けていくつか質問が発せられました。その中に「マシュメロを何で知りましたか?」というものがあったのですが、この質問に「マシュメロを知らなかった」と答えたのが、全体の半数以上。米田氏はこの結果に少し驚きつつも、「エンタテインメントビジネスに興味を持って集まった人たちですらこの状況なのだから、我々がやるべきことはまだまだたくさんある」と話されていました。この時、受講者は米田氏が生のマーケティング情報を得る瞬間に立ち会うことになりました。
業界での長い活動を俯瞰しつつ、まさに直近の大きな話題、しかも“今”の時代を反映した話題について、分かりやすく展開された講義は、質疑応答で締め。「米田さんはマシュメロの素顔を見たことがあるんですか?」という質問に米田氏が微笑みを隠せない場面もあったりしつつ、ライセンスビジネスやエンタテインメントビジネスについての質問が多数寄せられました。
前半のアフロマンス氏、後半の米田氏ともに、セミナーの最後に受講生に送られたアドバイスはほぼ共通していました。それは、「できるだけ多くのことを体験してください」というもの。アフロマンス氏が「情報収集の手法は」と聞かれて「ツイッターとTV」と答えたように、何も特殊な方法を取る必要はなく、様々なジャンルの物事に数多く触れて実体験することが、このビジネスを志す人々にとって何より重要だと。それをやってきた2人の講師だからこそ、合計3時間半のセミナーは充実したものになっていたのでした。
エンタテインメント業界で働きたい人にはうってつけのコース!
今回のスペシャルセミナーは、エイベックスが展開する「エイベックス・アーティストアカデミー」の中の、「エンタテインメントビジネスコース」のイベントとして企画されたもの。「エンタテインメントビジネスコース」は2001年からスタートし、エンタテインメント業界に就職・転職したいという人々の夢を叶えるために必要なスキルの学習や就職・転職へのサポートを行う人材育成プログラムです。
これまでの卒業生は約1200人で、そのうち「エイベックス・グループ内で活躍」約100名、「エンタメ業界に就職」400名以上、という実績を誇っています。現在は東京・名古屋・大阪・福岡・新潟・オンラインで全国109名が在籍中です。
1年を通して展開されるプログラムは、エイベックス社員を中心とした週1回・年間40回の講義(地方・オンラインでは配信で受講)を中心に、プレゼンテーション課題、春夏2回、2ヵ月間のインターンとイベントでの現場研修、就職支援やサポートといった内容。講義だけでなく実際に活躍する社員などプロフェッショナルと交流できることも大きなメリットとなっています。
最後にこのコースのスタッフに、いろいろと聞いてみました。
──アフロマンスさんのセミナーでは「高校生から30歳ぐらいまでが参加している」というお話がありました。高校生も「エンタテインメントビジネスコース」を受講できるのでしょうか?
「今回のセミナーは高校生も受講可としたので、おおよそ3割程の方が高校生以下でした。「エンタテインメントビジネスコース」カリキュラム受講の年齢は18歳(高校卒業)以上30歳までとなっております」
──外部企業への就職者も多いようですが、素朴な疑問として、エイベックスのノウハウが流出することになるのでは?
「講師も社外秘の情報は控えていますし、ここでの学びを通してエンタメ業界全体に優秀な人材が増えていくことに意義があると考えています」
──オンラインクラスの場合、イベント参加や交流についてはどのような形になりますか?
「オンラインクラスの方も、イベントにはオンライン参加もしくは対面参加できるものがあれば案内しています。
交流としては定期的な交流会を実施しています。今回はまさに本セミナーの後エイベックス社員を招いたオンライン交流会を実施しています。
Zoomの機能であるブレイクアウトルームを駆使して、社員がルームに分かれ受講生が各ルームを廻って話を聞くといった形式で、オンライン上でも様々な方と交流が出来るような取り組みを行っています」
──これまでの受講者を見ていて、「こういう人が就職に成功している」「活躍している人にはこういうタイプが多い」という条件のようなものはありますか?
「『志が大きいこと』『まず実行してみる行動力』『諦めない精神力』が備わった人物と考えています」
まだまだ大きな可能性を持っているエンタテインメントの世界。その中で自分の力を試したいという人にはうってつけな「エンタテインメントビジネスコース」。エイベックスの実績とノウハウが詰め込まれたこのコースから、世界へと大きく羽ばたいていきましょう!
【エイベックス・アーティストアカデミー エンタテインメントビジネスコース】
https://aaa.avex.jp/e-business/
- WRITTEN BY高崎計三
- 1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。