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【エイベックス社員出まくり!】新世代オーディション番組「ヨルヤン」に注目!

2020.03.06
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オーディション
昨年末、12月23日からテレビ東京系列で放送開始され、密かな話題を呼んでいる視聴者参加型新世代オーディション番組「ヨルヤン」。
「えっ、そんなのやってたの?」という、アンテナの弱いそこのアナタ! 大丈夫です! 今からでも間に合う「ヨルヤン」の楽しみ方を、これから伝授したいと思います!

まずは放送時間。月曜 深夜2時50分~2時55分。
1回目~最新回まで、ネットもテレ東で見逃し配信中です。(6/30配信終了)
https://video.tv-tokyo.co.jp/yoruyan/


エイベックスの精鋭2チームが課題曲を制作!

「ヨルヤン」というタイトルを聞いて、「あれ、もしかして……」と思った人は、鋭い! けど、鋭い以前に一定以上のお年ですよね(笑)。そう、このタイトルはかつてのテレビ東京の人気番組「ASAYAN」に由来しているのです! つっても、「ASAYAN」はそもそも前身番組「浅草橋ヤング洋品店」の略から来ていたはず。だから「ASAYAN」の「ASA」は「朝」とは違うんですが…まあそんなことはどうでもいいのです。
 
この「ヨルヤン」という番組は、この夏にエイベックスからメジャーデビューするアーティストを選抜するオーディション企画がメインです。エイベックスが総力を挙げて作った課題曲を、視聴者が自由にアレンジして動画にし、YouTubeにアップ。その作品の中から選ばれた優秀作の作者がデビューの権利を勝ち取るというわけです。
 
「総力を挙げて」というのがポイントで、この企画のために2つのチームを編成。それぞれが方向性の異なる「課題曲」を制作するんですが、その制作の過程が「エピソード0」としてYouTubeで無料公開されています。
 
なので、「ヨルヤン」について知ってもらうためには、まずはこの「エピソード0」を見ていただくのが一番なんですが……。これの内容が濃すぎちゃってもう! な感じなのです。


まずBチームは会議室でのミーティングからスタート。「サブスクリプション」「マーケティング」といった言葉が飛び交う様は、まんまエイベックスの会議風景を見ているよう。これから業界に就職したい学生さんとか、こういう業界に憧れがある人なんかには興味深いんじゃないですかね。
 
話されている内容も、若干脱線もあるものの「戦略的にどう攻めれば効果的か」という内容で、実に論理的かつ理性的。だからこそ、最終的には「じゃあ楽曲のテーマは○○にしよう!」という感じで、スパッと決まったりするのです。そうした中で、チームBの楽曲コンセプトはサブスクのランキングにも進出してきている「ボカロP」に決定!
 
そのコンセプトに打ってつけ!ということで選ばれたDECO*27さんへの楽曲依頼の場面も、「おお、今時のクリエイティブの現場!」って感じで、いい具合に話が進んでいきます。見てると「こりゃあBチームの課題曲はいいものができそうだ!」という感じがヒシヒシとしてきますね。


で、問題(?)はAチーム。何たって最初のミーティングからして、以前にこのコラムコーナーでもご紹介した六本木のクラブ「SEL OCTAGON TOKYO」で乾杯からスタートしますからね。皆さん、仕事でしょ? しかもこちらのミーティングは何だか聞いたことのない言葉がやたらと飛び交います。「KP」? ああ、乾杯のことですか(笑)。でも、ディスカッションなんだか飲み話なのか分からないような会話の中で、決めるべきことは決まるから不思議。Aチームのテーマは「リバイバル」に決定しました。


大変なのはここから。「課題曲制作のためにはインプットが大事」ってことでインプット編に突入するんですが、例えばエイベックスには最初、ボディーガードとして入ったというSEAN(ショーン)さんは「タイムマシンに乗ったことあります?」から始まって「次は星を見に行きませんか」、果ては「皆さんを未来に連れて行こうと思います」ということで、同行する撮影スタッフも困惑することしきり。
 
とにかく各メンバーのキャラの濃さがいろんな意味で印象的なAチームなんですが、中でもこのSEANさんはピカイチ。調べたら過去のこんなモノまで出てきましたよ。
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さすが、昔からブレてないです(笑)。



次の米田さんは「インプットのためにクラブを回ろう」ということで新宿から始まり銀座、西麻布、六本木、渋谷……と、一晩で計12軒のクラブを練り歩き! 1軒行くたびにみんなで乾杯して、解散は朝5時前。これがウワサに聞く、バブル期のタフさってヤツなんですかね?
 
こんなことばっかりしてて、課題曲なんかできるのか? と誰もが疑問に思うんですが、それでもできちゃってるから不思議。しかもコレがまたイイ出来なんですわ。一体どうなってんですかね? ともかくこの制作過程を見ると、オーディションへの興味もまた増すというものです。
 

個性的すぎ!? ヨルヤンプロジェクトメンバ

さてエピソード0を見てもらったところで、ABチーム含めたヨルヤンに関わってるエイベックス社員を紹介しちゃいます。
え!? エイベックスの社員がモヒカンだったり、白いジャケットにサングラスなわけないじゃん。テレビ用にこういうキャラにしてるんでしょ って?
怖いのは、この人たち普段からこんな感じなんですよ。打ち合わせや取材でエイベックス本社に行くことあるんですが、本当にこの格好のままエレベーターで見かけたりするんです!恐ろしい会社です(笑)。
 
【Aチーム】 
伊藤 正二郎(Sean)
(エイベックス株式会社 事業統括グループ プロジェクト推進ユニット シニアプロデューサー)
洋楽のプロモーターとしてエイベックスに入社。ブリトニー・スピアーズ、バックストリート・ボーイズ等の世界的スーパースターの楽曲をプロモート。2002年、スポーツ事業を社内で立ち上げ、2013年、エイベックス・スポーツ株式会社を設立。現在は、国内外エンタテインメント市場におけるビジネスエージェントとして活動。
平松 圭
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 ライフスタイル事業グループ チーフプロデューサー)
SUPER EURO BEAT、PARAPARA PARADISE、Cyber trance、house nationシリーズなどを担当する一方で、Backstreet boys、Britney Spears、恋のマイアヒなどのアーティスト作品も担当。dTV制作部長を経て、現在は「avex beach paradise」と「SEL OCTAGON TOKYO」での業務を担当。
山崎 聡子(SATOKO)
(エイベックス通信放送株式会社 コンテンツプロデュースグループ編成調達ユニット)
1999年から約3年間avexパラパラオールスターズとして活動後、アパレル勤務を経て、2005年にエイベックスへ入社。入社後はmu-mo宣伝、パッケージ・配信・ECの販促業務、現在はdTVの音楽コンテンツ調達業務を行っている。
 
米川 慶
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 ビジネスアライアンス本部 プロモーショングループ 第2コミュニケーションデザインユニット)
洋楽宣伝、洋楽制作部を経て、2005年より浜崎あゆみのA&R/ディレクターを務める。現在は、TRF、浜崎あゆみ、BiSH、lol -エルオーエル-らが所属するavex traxユニット、Hardwell、Nicky Romero、W&W、DJ Hello Kittyらが所属するDANCE CULTUREユニットを統括。
米田 英智
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 レーベル事業本部 第1C&Rグループ ゼネラルマネージャー)
洋楽宣伝、洋楽制作部を経て、2005年より浜崎あゆみのA&R/ディレクターを務める。現在は、TRF、浜崎あゆみ、BiSH、lol -エルオーエル-らが所属するavex traxユニット、Hardwell、Nicky Romero、W&W、DJ Hello Kittyらが所属するDANCE CULTUREユニットを統括。


【Bチーム】 
河田 淳一郎
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 レーベル事業本部第6C&Rグループ ゼネラルマネージャー)
テレビや雑誌の宣伝プロモーターを経て、AAA / Caravan / COLOR / m-flo等のA&R業務に従事。
川毛 美津希
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 ビジネスアライアンス本部コンテンツセールスグループ デジタルディストリビューション&プラニングユニット)
配信営業としてアジアに強いデジタル音楽サービスを担当。兼務先ではビジネスアライアンス視点で新規事業の企画なども行なっている。VTuberの響木アオも担当。
西木 沙織
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 ビジネスアライアンス本部デジタルディストリビューション&プランニングユニット)
配信営業とtiktok営業を担当。

 
浜田 真里亜
(エイベックス・ピクチャーズ株式会社 アニメ制作グループ 第3制作ユニット)
アニメ・音楽コンテンツのプロデュース。アニメ作品のパッケージ制作などに従事。
藤澤 友美
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 レーベル事業本部クリエイティブグループ クリエイティブ第1ユニット)
ファッション系の専門学校を卒業後、アパレル・ブランドの企画・プレスに従事。エイベックスに入社後は、倖田來未、FAKY、Yup'in、安斉かれんなど主に女性アーティストのA&Rを担当。音楽以外にも、メイクやファッションブランドのPRにおけるクリエイティヴ・ディレクション、スタイリング、プランニングなどを手掛ける。
星 瑛人
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 レーベル事業本部第7C&Rグループ)
デジタル戦略ユニットとコミュニケーションデザイン・ユニットに所属。デジタル戦略ユニットではTikTok担当として、avex公式アカウントの立ち上げや運用、楽曲やアーティストのプロモーションにおける最大化を図る企画検討を担当。
松村 一人
(エイベックス・ピクチャーズ株式会社 API アニメ制作グループ 第3制作ユニット)
アニメ・プロデューサー。「日本沈没2020」「言霊少女」「十二大戦」「王室教師ハイネ」などを手掛ける。
 
森分 大翔
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 レーベル事業本部第1C&Rグループ コミュニケーションデザイン)
宣伝プロモーターを経て、現在は、BiSH・EMPiREのA&R。
 
横塚 麻也
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 ビジネスアライアンス本部 コンテンツセールスグループ デジタルディストリビューション&プランニングユニット)
配信営業を担当。
 

役職にカタカナが多いよ! というツッコミはさておき(笑)、Aチームはエイベックス初期から支えているレジェンドたち、Bチームはまさに今のエイベックスの現場で活躍している現役バリバリ組、という違いなのです。
 
また、この2チームとは別に、「番組企画チーム」には下記のメンバーが参加。こちらも社内的にはそうそうたる顔触れで、このプロジェクトにいかに力が入っているかが分かります。

【番組企画チーム】 
足立 詩緒香
(エイベックス株式会社 新事業推進本部 新事業開発グループ/エイベックス・マネジメント株式会社 マネジメント本部 プロモーショングループ スポーツユニット兼務)
MAKEY、琉球ゴールデンキングス、高田柊を担当。
 
島田 大輔
(エイベックス通信放送株式会社 レーベル事業本部 企画開発グループ 映像制作ユニット)
映像全般の企画・制作及び映像制作の予算調整等を行うプロデューサー。エイベックスが制作していたテレビ番組「channel@」やTRFの「ダンササイズ」から、TRF・globe・安室奈美恵・MAX・相川七瀬などのミュージック・ビデオなどの映像制作を行ってきた。
 
高木 智司
(エイベックス株式会社 事業統括本部 事業統括グループ プロジェクト推進ユニット)
プロモーション施策「超ポッキー部」(2019年11月)において、キャスティング・映像・LP・キービジュアルに携わった。ホットペッパービューティー特別ウェブ動画「春」(2018年3月)にて「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2018」「クリエイティブアワード「ACC」のフィルム部門「ACCシルバー」」などを獲得。
 
髙田 和樹
(エイベックス株式会社 新事業推進本部 新事業開発グループ)
メディア・プロモーター、WEBマーケター、関西支社への勤務を経て、新事業創出&推進に従事。現在は、新たに子会社化したTWHを筆頭としたネット・クリエイター・ビジネスやネット領域からのヒット創出を担当。
 
玉虫 秀章
(エイベックス・ピクチャーズ株式会社 マネジメントグループ)
情報・報道番組、新聞、通信社などのメディアを担当する宣伝業務やTV・ゲーム・アニメなどへのタイアップ業務を経て、現在は声優マネジメントを統括。
 
中前 省吾
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 レーベル事業本部 クリエイティヴグループ)
TRF、hitomi、安室奈美恵、AAA、FACT、FEMMなどを担当。クリエイティヴ・ ディレクターとして、数多くのメディアアートを発表。現在、テクノロジー企業との協働にて、映像だけでなく音声も含めたxR体験創出や、人工知能による音楽制作などを手掛けている。
 
松浦 圭佑
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 ビジネスアライアンス本部 パブリシティグループ PRデザインユニット)
自社のコンテンツを軸としたプランニング・キャスティング・プロモーション・イベント制作機能を他社のPRに活用し、グループ横断でのマネタイズを図る業務を担当。
 
渡部 宏和
(エイベックス・エンタテインメント株式会社 ビジネスアライアンス本部 ビジネスクリエイトユニット)
新規事業の企画立案、および様々な事業戦略を担当。dTV、AWA、UULA、ゲオチャンネルなどの配信サービス の立ち上げやリニューアルを経て、現在は、音声AR(SARF)をはじめとするXR領域に従事。
 
(50音順)


高クオリティーな応募動画が続々!


そんなこんなで、「課題曲A」と「課題曲B」がみごと完成! 80年代・90年代の「リバイバル」感がサウンド・歌詞・アレンジに凝縮されたような、チームAプロデュースの「課題曲A」と、そのまま今期の新作アニメでオープニングに使用されていても違和感全くナシなチームBプロデュースの「課題曲B」、確かに両チーム・メンバーの個性やこれまでの経験が詰め込まれた楽曲となっています。番組公式サイト(https://www.tv-tokyo.co.jp/yoruyan/)には各曲の「カラオケ音源(課題曲Bについては女性キーと男性キーのバージョンもあり)」「仮歌詞入り音源」「仮歌詞カード」がアップされています。
 
と言っても、番組的にはここからがスタート(笑)。前述の音源を元に、全国各地のクリエイターたちが自由に製作した動画が応募されていて、その中からいよいよオーディションとなるわけです。毎週放送されている番組では、この応募作品が続々紹介されているんですが、この動画がどれもクオリティー高くてビックリ! 動画の内容もシンプルな「歌ってみた」からオリジナルアニメ、リリックビデオなど、バラエティーに溢れています。
 
MCは、最近バラエティ番組にひっぱりだこの人気モデル “めるる”こと生見愛瑠さんとカミナリのお二人。番組サイトにはカミナリやテレビ東京の森香澄アナウンサーが課題曲を歌ったり踊ったりしているスピンオフ動画も公開されているので、こちらもお見逃しなく!
 
「進化系オーディション」の名の通り、現在はライブ&動画コミュニティアプリ「MixChannel」、音楽コラボアプリ「nana」、そして「TikTok」といったアプリでも応募が可能になり、ますます身近に。
外出を控えめにならざるを得ない、昨今。おうちで簡単にできるので、この機会に応募してみるのもいいかも!?
 

「ヨルヤン」月曜 深夜2時50分
ネットもテレ東で、見逃し配信もしてるのでチェック

https://video.tv-tokyo.co.jp/yoruyan/
 
【ヨルヤン 公式サイト】
https://www.tv-tokyo.co.jp/yoruyan/
 
 
番組の紹介で終わりかと思うでしょ。
実は、もう一つの楽しみ方があるのです!YouTubeで「ヨルヤン」と検索してみましょう。
なんと!応募がYouTubeなので、応募作品が見られちゃうのです!課題曲を自由にアレンジしていい次世代オーディションなので、歌、ダンス、作詞と色々出てきますよ。
「ヨルヤン」の審査員気分で、次のスターを発掘してみては?

高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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