【8ヵ月連続 最終回!】SWANKY DANK 活動休止前に聞きたいこと。ほぼ全部、答えちゃいます【後編】
SWANKY DANK8ヵ月連続インタビュー企画、最終回の後編! いよいよホントに、泣いても笑っても、これで最後であります。次々に運ばれてくる料理! どんどん進む酒! だんだんまとまりがなくなる回答!? 果たして、無事最後までたどり着けるのか? 大事な質問は最後の方に回してあるんじゃないのか? いろんなスリルをはらみながら進行する飲みか……いや取材、ドキドキしながらお読みください!
前編はこちら
https://avexnet.jp/column/detail.php?id=1000333
★音楽・楽器を始めたきっかけは?(はじまりはいつもあれ?)
★初めて使ったギターやベースを覚えてますか?その名前教えてください。(ポールレス)
YUICHI 俺とKOJIは同じで、おじさんがきっかけですね。母の弟なんですけど、バンドマンで。俺が小学校に上がる前にライブを見に行ってて、「カッコいいなー」と思ってて。また母がリスナーとして音楽がすごく好きで、物心つく前からブラック・コンテンポラリーのライブとかに連れて行ってくれてたんです。そういうのを見てたから洋楽にはすんなり入っていってて、店の試聴機でいろいろ聴いて買ったり、ジャケ買いして失敗したりとかしながら聴いてました。プレイヤーになりたいと思ったのは、実家の戸袋のところにすっげえ古いテレキャスターがあるのを発見して、ヒット曲の歌詞とコード進行が載ってる「ソングブック」を片手に「♪1993~恋をした~」って歌ってたのがきっかけかもしれません(笑)。
──そのおじさんって、いくつかの曲の題材になっている方ですよね?
YUICHI そうですね。キーボードをやっててTM NETWORKのコピーバンドをやったりしてたんですよ。だからKOJIは今でも「Get Wild」をベースとピアノで弾けるんですよ。あと、そのおじさんからもらったベースのストラップには「神風」って書いてあって(笑)。
KOJI グレコのベースな(笑)。俺はそのベースがきっかけなんですけど、YUICHIがギターを始めたんで、「ギターより難しいのは何?」って聞いたら、そのおじさんが「ベースはネックも長いし、リズムを取るし、上物じゃなくてドラムと合わせないといけないんだよ」と答えてくれて。それで「何か難しそう、そっちをやろう」という感じで手に取って、「神風」になりました(笑)。
YUICHI 俺は最初はアリアプロIIのギターだった(笑)。
KO-TA 僕は小6の時に仲のいい5人組の友達がいまして、当時はGLAYがすごく人気だったんです。「バンドでGLAYやりたくね?」って話になって、「オマエはボーカル」「オマエはドラム」っていう感じで割り振られたのがギターだったんです。だからギターをやろうと思って始めたわけじゃなくて、たまたまギターになっただけなんです(笑)。
KOJI それはヤバいね。俺、この話は初めて聞くわ(笑)。
KO-TA それでギターをやろうと思って親にお願いしたんですけど、「ダメ!」って言われて一度は断念して(笑)。でも、小学校の終わりに「やっぱり友達とやりたいから」ってもう一度お願いして買ってもらったんですよ。親も続かないだろうと思ったらしくて、「その代わりにギター教室に行きなさい」と。それで中学3年間は通ったんですけど、そこの先生がハードロックがすごく好きで、ディープ・パープルとかレッド・ツェッペリンとか、TOTOとかを教えてもらって、ハードロックに目覚めましたね。
YUICHI 俺もこんな話を聞いたのは初めてかも(笑)。
★最近ハマっているアーティストは?(ハマりの大魔神)
YUICHI ちょっと前に「聴き直したいな」と思って聴いて、車の中で叫んだのはシステム・オブ・ア・ダウンです(笑)。「うわー、懐かしい!」と思いながらめちゃくちゃハマって、すげえリピートしました。
KO-TA 僕はFEVER333っていうバンドがすごく気になってて、ライブを見に行ったんですよ。そのライブがすさまじくて! 1時間ぐらいしかやらなかったんですけど、内容が濃すぎて。最後は自分たちで幕を閉めて終わるわ、脚立を持ってきて観客の方にダイブするわで、メチャクチャでした。リンキン・パークとレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンをミックスして今時にしたようなサウンドで、よかったですよ。
KOJI 俺は……最近じゃないけど、ブリング・ミー・ザ・ホライズンとかですかね。あとは、昔の曲を聴き直したり。シルヴァーチェアーとか、ハーレム・スキャーレムとかインキュバスとか、自分のルーツになったようなアーティストをよく聴いてますね。
★音楽活動をする中で、影響を受けたアーティストを3人選んでください。(自分!とかはなしでお願いします・笑)(狩野英京)
YUICHI 俺の場合は歌も歌うから、ギタリストだけじゃないんですよね。インキュバスのギターのマイキー(マイク・アインジガー)とボーカルのブランドン・ボイドの2人にはすごく影響を受けてます。あとはフーバスタンクと、リンキン・パークもそうだし。この3バンドが俺の中で締めてる割合は、かなりデカいと思います。正直、俺の腕のタトゥーが赤いのも、ブランドン・ボイドの腕のタトゥーが赤いからなんですよ。
KO-TA 僕はX JAPAN、B'z、Mr.Bigのギタリストたちに一番影響を受けた気がします。中学校の時に好きになったのがそのまま続いてて。その他にも好きな人はいろいろいますけど、ルーツとして一番血肉になってるのはこの3バンドかなと思いますね。
KOJI 俺もGLAY、フーバスタンクと……インキュバスって言ったら一緒になっちゃうんですけどね。リンキン・パークもそうかな。フーバスタンクに関しては、ボーカルのダグ(ダグラス・ロブ)がすごくトレーニングが好きで、俺のトレーニングはアイツの影響でもあるんですよ。そういう意味でも、音楽だけじゃない部分でも影響を受けてるとこはありますね。
YUICHI 生き方とかカルチャーとかね。
★英語の歌詞が多いですが、どこで学習したのですか?(ウィッキーちゃん)
YUICHI ウチの母親が、もともとアメリカン・スクールでずっと育ってて、「日本語を忘れちゃうとヤバい」ということで中学か高校から普通の学校に編入したぐらいで、母親の影響はすごくありました。俺にとって、英語の歌詞はすごくパズル的なんですよ。文学的というか。デモの段階で歌ってた英単語のイメージから発祥して、意味合いと言うよりは語呂合わせの方にすごくシフトするんです。意味合いはある意味後付けかもしれないっていうぐらいで。日本語の歌詞の場合はまた逆なんですけど。好きなアーティストのワード・センスにはたぶん影響を受けていて、「このワードを使いたい」というのがあるんですね。自分の中で大まかに「こういうことを歌いたい」というのはあるけど、そこから逸脱してもいいようにしていくというか。
KOJI GLAY以外は洋楽が大好きだったので、影響をモロに受けて、英語で歌うというのは自然な流れだったというか。「英語で歌いたいな」と思ったから英語の詞にしてるというだけでしかない、ですね。英語に関してはやっぱり母親の影響です。
──ちなみにKO-TAさんは英語は? あと作詞はするんですか?
KO-TA 英語はそんなに得意じゃないです(笑)。作詞は全くしません!
KOJI でもKO-TAの作詞は気になるね。どういうことを書くんだろう(笑)。
KO-TA いやぁ~……(笑)。
YUICHI やらないでしょ? 曲は書きそうだけど。
KO-TA やらないね。言いたいことがないもん(笑)。
★好きなお笑い芸人はいますか?(B&B&B)
KOJI 俺はダウンタウンですね。
YUICHI うわ! かぶった!
──かぶっても大丈夫ですから(笑)。ということは、YUICHIさんもダウンタウンということで。KO-TAさんは?
KO-TA 僕はレイザーラモンRGです。(注:KO-TAは12月5日、「レイザーラモンRG with あるあるメタルオールスターズ」というバンドのベースとしてライブを行った)
一同 (笑)。
YUICHI あるある言いてぇ~!
KO-TA お笑い芸人で初めて知り合いになったのがRGさんだったんですけど、「芸人さんはすごいな」と改めて思わされましたね。エンターテイナーだし、間口が広いしというところで、尊敬できるという意味でRGさんですね。すごく丁寧な人ですし、いろんな芸人さんの舞台の前にあるある言ってるわけですから。
YUICHI ちなみに、俺たちのいとこが芸人やってるんですよ!
──えっ、そうだったんですか?
YUICHI ケイダッシュステージ所属の「ジャガモンド」というコンビなんです。
KOJI なのでぜひ、「ジャガモンド」で検索してください!
KO-TA じゃあ、好きなお笑い芸人はジャガモンドで!(笑)
★メンバー以外に活動休止を相談した人いますか?また、相談した場合、どのようなアドバイスをもらいましたか?(活休相談事務所所長)
KOJI いないですね。自分一人で決めて、メンバーと話しました。
──次はこの「活休相談事務所」に相談するといいかもしれないですね。
KOJI はい、次に活休する時は……って、そんなにするもんじゃないでしょ!
★実は、ここだけの話、やり残したことありますか?(残り物には福なんてない。)
YUICHI SWANKYについてだったら、ないですね。だって、終わってないし。やり残したことがあったらまだやれる環境にあるから。ただ、やり残したことがあるとしたら、「残り物には福がある」と思い込んでたことですかね。
KOJI 何でそこにつなげるの(笑)。
YUICHI いや、質問くれた人のハンドルネームがちょっと面白かったから(笑)。
KOJI やり残したことというか、ちょっと後悔してることはありますね。それは、メンバーが脱退しちゃったことなんです。もうちょっと何かできなかったかなあということの一つですね。
──今まで、このシリーズでさせていただいたインタビューでも、「SHUNちゃん」の名前がすごくよく出てくるし、特にいい話で出てくることが多いなと思ってたんです。
KOJI 決して仲が悪くなってやめたとかじゃないし、何があったというわけでもなく、SHUNちゃん一人が背負っちゃって溜まっちゃったというところにすごく後悔があるんですよね。たぶん、だから名前がよく出てくるんだと思います。
YUICHI それに、コミュニケーションがちょっと少なかったかもしれないですね、結局は。「SHUNちゃんが脱退した」ということの意味合いは軽いものでも重いものでもなくて、自分たちの反省点でもあるし、初めて仲間になったメンバーを離してしまったっていう後悔の気持ちは俺もあるし。だからこそ、コミュニケーションっていうのは今後も必要なんだろうと思うし。思ってることを言う、言わないは個人の問題だけど、言いやすい環境は作っていかないといけないんだろうなと。誰も言いにくくしてるわけではないんですけど、それぞれがちょっとずつ「別に言わなくてもいいか」って思ってた結果というか。だからSHUNちゃんに対して誰も悪い感情はないんですよね。
KOJI SHUNちゃんがメチャメチャ破天荒なヤツだったら、俺らも「アイツ……!」ってなってたかもしれないですけど、超いいヤツなんで。
YUICHI 筋がどうのとか、この場合は関係ないからね。みんな、自分の生きたいように生きていくのが一番だから。
★他のメンバーの好きなところを、それぞれが挙げてください。(みんなのおにいちゃん)
YUICHI 好きなところ? 言いにくっ!(笑) すげえ照れ臭い言い方をすると、KO-TAに関しては、いい意味で「クセがない」というか。人の意見を潰したりしないですからね。これってなかなかできないことで、特に自我が強かったりすると、自分の意見を押しつけたりしがちじゃないですか。それを自分の中で消化して、自分の意見もしっかり言うけど、相手の意見を押しつぶしたりしないというのは、KO-TAの好きなところですね。で、KOJIに関しては……好きというか「すごいな」と思うところなんですけど、物事を続けていくところですね。筋トレにしてもそうだし。俺は、何でも10年以上続けると夢ができると思ってるんですよ。10年続ければ、その先に「あ、俺はこれが夢になったな」と思うことが多いと思ってて、そういう意味でも筋トレを10年以上続けてるのはすごいなと。例えばボディメイクの大会に出られるぐらいの域にまでいると思うから、それはすごいなと思います。
KO-TA 好きなところ……難しいなあ……。
YUICHI あるじゃん、いっぱい!
KO-TA いっぱいあるから迷ってんだよ!(笑) ……こういうところも好きなんですよ。人のことを楽しませたりとか、語彙が多いからしゃべってても会話もポンポンポンポン続くし、楽しくてハッピーなところはすごく好きですね。KOJIも、よく一緒に遊びに行ったりするんですけど、感覚が近いところが多くて、気持ちがいいので好きだなあという感覚です。
KOJI KO-TAは、物知りでオシャレにも興味があるところ。YUICHIに関しては……
YUICHI 何にもないってか! いっぱいあるぞ、いいとこ!(笑) 絞り出せ~絞り出せ~!
KOJI いいところ……
YUICHI 弟思いのとことか、弟思いのとことか。小3の時のあの出来事とか!
KOJI ああ! 情は厚いかもしれないですね。うん、情は厚いかも。
──絞り出した感がありますが(笑)。
YUICHI 恥ずかしがってるだけですから!(笑) 一切目が合ってないけどね(笑)。
KO-TA まあまあ、メンバーってだけでもちょっと恥ずかしいのに、兄弟となるとなかなか言えないよね(笑)。
──そのためにたくさん飲んでいただいてるというのもあるんですが(笑)。
KOJI あー、飲んだ効果で「情」ってワードが出てきてよかった~!(笑)
★「酒を飲んで、気づいたら〇〇にいた!」 ご自身の経験では、この〇〇で最も笑える場所、もしくはヤバイ場所はどこですか?(矢場井木 堅)
YUICHI えーっ、笑えないからなあ(笑)。いっつも一人で寝ゲ●吐いてるからなあ……。
KOJI 俺、交番の前で寝てたことありますよ。携帯と財布を頭の横に置いて。交番だったからよかったけどね。
YUICHI 記憶が飛ぶとかじゃないんですけど、KO-TAがすごいのは、どこでも寝れるんですよ! こういう飲み会の場でも、どんなに熱い話をしてる最中でも寝ちゃうし。全員で今後のすげえ熱い話とかしてて、みんな目線はKO-TAに行ってるんだけど、「寝てるからいいや」みたいな感じになって。しかもKO-TAって、歩きながらでも寝れるんですよ。歩きながら寝てて、停まってるタクシーにバーン!とかぶつかったりして(笑)。変なところに寝てたとかは、酔っ払いなら当たり前じゃないですか。でも歩きながら寝て、タクシーにぶつかるヤツはなかなかいないですから!(笑)
★今年の年末年始は何してますか?(HNY男)
KOJI クアトロも終わった後ですよね……何してるんだろう……。
KO-TA 僕は実家に帰って、親に顔見せようかなと思ってます。親に会えるのもあと何回か分からないじゃないですか。
KOJI 特にね、離れてたりするとね。
KO-TA そうそう。
──水戸だからけっこう近くないですか(笑)。
KO-TA まあそうなんですけど、そんなひんぱんに帰れるわけでもないですからね。
KOJI 俺はどうなんだろう……「これから何しようかなあ」って考えてるんじゃないですかね?(笑) この12年間、SWANKY DANKをやってきて、バンド活動しかしてこなかったわけじゃないですか。だから、今までやってきた時間が全て空くことになるんで、その時間をどうしようかなあとは思いますよね。だから、来年の頭ぐらいに思いつけば、何かやろうかなとは思いますけど。
YUICHI おせちを食べながら、食っちゃ寝してると思います。
KOJI そのおせちは誰が作るの?(笑)
YUICHI いや、親戚の集まりもあるし。
KOJI ま、俺もたぶんそこに集まることになるんだと思いますけど(笑)。
──ですよね(笑)。
★私事ですが今年50歳になりました。この歳で3年前にスワンキーの大阪ライブでライブデビューし、音の迫力、楽しさ、人柄や曲の良さでスワンキーが大好きになりました。もういい歳になるので、この年に活動休止されるのは、非常に残念ですが、年齢に負けず待ち続ける気持ちでいます。活動休止されるタイミングで聞くことではないかもしれませんが、スワンキーメンバーは、この先何歳までPOP PUNK ROCKを続けよう、続けられると思っていますか? 当然ながら私の方が先にヨボヨボのジジィになるのですが、メンバーが音楽を続けられると思う年齢まで、ライブで楽しめる身体作りに励もうと思っています。(mo mo)
YUICHI ポップ・パンク限定にしちゃうとどうかなあと思ってて。バンドってそのつど進化していくものだから、ポップ・パンクだけじゃない何かをやり始める可能性を含めて考えると、やれる限りはやりたいですよね。いろんな意味で。ただ、やってきた音楽がロックだから、それ以外はできないと思うんですよ。結局、ポップ・パンクのあり方とか定義とかを突き詰めていっちゃうといろいろあるかもしれないけど、バンドっていうことでは、ステージに立てるだけ立ちたいです。正直、数えられる回数だと思うんですよ。何億なんてことはないし、何千もないかもしれない。年齢を重ねていったら、年間の回数も減っていくだろうし。それでも、年1本だとしても、立ち続けられるようにしていたいなと思いますね。何かの病気で立てなくなるかもしれないし、年齢は分からないですけど、立ち続けられる限り。ね、80歳になっても90歳になっても立っていられるんだったら、立ちたいよね。
KO-TA そうだね。きっと脳にもいいだろうし。
YUICHI もしかしたら1曲目から(老人の声真似で)「ねくすと、そんぐ、いず、こーるど、みざりー……ねくすと、そんぐ、いず、こーるど、みざりー……」ってやってるかもしれない(笑)。
KO-TA 「さっき言ったやないかい!」って(笑)。
YUICHI キーも下げて、テンポも半分ぐらいにしてるかもしれないし。「あれ? いま、みざりーやったっけ?」とかって(笑)。免許返上みたいなもんで、そうなったら解散で(笑)。
KO-TA まあ僕も特に制限とかは考えたこともないですし、続けられる限り続けたいですね。長くやってる人はやってるじゃないですか。バッド・レリジョンだって結成40周年とかだし。
KOJI ジャンルとか関係なく、音楽はやっていたいんで、発信はずっとし続けていきたいなと思いますね。それにSWANKY DANKの音楽がまたいつかやれるのであれば、またそれぞれがいろんなところで今以上にスキルアップした状態で、成長して出会う時が来ると思うので、その時になったらたぶん、それこそ“返納”するまでやるんじゃないですか。
YUICHI そうだね。免許は75歳超えたら返納した方がいいよ。
KOJI 免許の話はしてねえんだよ!(笑)
★スワンキーの曲が大好きでPOP PUNKが大好きになりました。作詞、作曲されて新曲が出るたび天才やん!って思っているのですが、作詞や作曲の時に気にする事、気をつけてる事はありますか? また、どんな時に歌詞や曲が思いつくのでしょうか?(mo mo)
YUICHI 気をつけてることは、すごく具体的に言うと「キー」ですね。KOJIが出るキー、自分が出るキー。どんな時に思いつくかは、急に降ってくるわけじゃなくて、俺は「作ろう!」と思わないと作れない方なんですよ。だから、例えば「作ろう!」と思いながらシャワーを浴びてれば作れるし。それが形にできるものかどうかはまた別ですけどね。
KO-TA 僕の場合はアレンジ面になるんですけど、歌との絡みをすごく意識してるので、歌を生かせるようなフレーズ、歌が印象に残るフレーズというのを常に考えてますね。
YUICHI 降ってくることってある?
KO-TA ないね。
YUICHI だよね!(笑) 降ってくるヤツって、どんな頭してるのか見てみたいなと思うよ。
KOJI 俺は、曲作りに関しては「ブレない」、「無理しない」。自分以上のことをやらないように意識してますね。俺も「作ろう」と思わないと作れないんですけど、夢の中とかに曲が出てきて、そのフレーズを使ったりしてるんです。例えば「number」って曲は夢で作った曲なんですよ。
YUICHI 降ってきてるじゃん! すげえ!
KOJI でも、何にもなくてただ寝てたらできたんじゃなくて、ずーっと考えて曲を作ってると、夢の中でも頭の中に流れてるっていう感じだと思います。
YUICHI 俺は夢の中で作った曲は、だいたい盗作だけどね(笑)。
KOJI カバーでしょ(笑)。
★音楽をやってなかったら現在何をしてると思いますか?(Sana)
YUICHI うーん……ニート。
KOJI (笑) 今もニートみたいなもんじゃん。
YUICHI ハハハ! でもね、35歳超えるとニートって言わないんだって。「無職」って言うんだよ(笑)。
KO-TA 僕は何してるかなあ……あんま考えたことがないなあ。
KOJI そうだよね、小6の頃から音楽やってるんだもんね。
KO-TA そうなんですよね……。うーん……。
YUICHI たぶんニートだと思うよ。
★KOJIさん、普段のトレーニングのメニュー教えてください(コールド事務)
KOJI 1週間のスケジュールをザックリ言うと、1日目に胸と肩をトレーニングして、次の日は足。その次の日は背中と腕。1日休んで、さっきの3日のサイクルをもう一度繰り返すんです。だから、同じ部位を1週間に2回ずつトレーニングするんです。もっと細かくもできるんですけど、今はそれでやってます。昔は、各部位に時間を割けなかったから、1週間に2回「全身」をやってました。今はもっと増えました。
YUICHI 活動休止後にやりたいことが見えてきましたね。「大会に出る」、これだ!
──そうこうしているうちに、締めのうな重が来ました!
★今好きな人がいるのですが、告白できずに悩んでます。どうやったら告白できるか教えてください。(諏訪木段区)
KOJI こういう質問、いいな!
KO-TA いいね!(笑)
──ではご回答を!
KOJI ……。
──アレ?(笑)
KOJI こういう質問がほしかったけど、実際に考えてみると回答が思い浮かばないという(笑)。
YUICHI 告白したいけど、できない? そんなもん、ただ勇気出せばいいだけでしょ!
KO-TA 関係性が分かんないからね。
KOJI そうそう。なぜ告白できないのか、何らかの事情があるのか、とか。
YUICHI 兄妹とかってこと?
KOJI いやいや(笑)。相手には彼氏がいるとかさあ。どうしても勇気が出ないとか。
YUICHI 勇気が出ないんだったら、出せばいいんだって!
KO-TA まあでも、言わないと後悔すると思うんで、それぐらいなら言ってスッキリした方がいいと思いますけどね。
YUICHI そうだよ! N・Aちゃんと同じだよ。俺は言ったのに後味スッキリしないまま、俺は38にまでなってんだよ!? どうせ、勇気出して言ったところで、自分が思ってるほどには、自分も相手も傷つかないから! だって、「好き」って言って「ごめんなさい」って言われたところで、時間が解決するでしょ? みんな経験していくことで、言わないで後悔するか、言って後悔するかの違いじゃん! 言って成功したらラッキーだし、言っちゃえばいいんだよ!
KOJI 絶対やっちゃいけないのは、駆け引きはしちゃいけないですね。駆け引きはせずに、素直に「好き」という気持ちを出した方がいいんじゃないかなあ。
YUICHI 少女漫画みたいな展開なんか訪れないからね!
KOJI でも訪れるかもしれないじゃん。
YUICHI あるよ! あるけど、そういうのって自分から動かないと訪れないじゃん。待ってても訪れないから、勇気を出して行かないといけないって! ……こういうことを言っちゃうから、ラブソングが書けないんだよな(笑)。ラブソングなんて書いたことないよ(笑)。
──結果的には3人とも同じような結論なんですけど、特に女性にとっては「誰に相談したいか」がすごくよく出た感じになってます(笑)。
YUICHI まあ俺にはしたくねえだろうな(笑)。
★「今だから言えるけど、実は共演したかったアーティスト」とかいますか?(コラボ愛)
KOJI どんな人でもいいってことですよね? だったら俺は椎名林檎かな。音楽をどういう風に組み立てていくのかっていうのは見てみたいなあ。哲学がありそうな気がするから、興味があるなあ。
KO-TA 具体的な人名というよりは、ホーンとかストリングスとかと、バンドで一緒にやってみたかったなというのはありますね。それはちょっと世界が広がって面白いかなと。
YUICHI リッチー・サンボラですかね。
KOJI リッチーは、すげえ後ろからすげえコーラス入れてくるからね(笑)。
YUICHI 何でリッチーが出てきたかっていうと、もともとSWANKYの初期はガチガチのツインボーカルで、KOJIが歌わないで俺がメインっていう曲もあったんですよ。俺が初めて自分の意志で「このライブ見に行きてえ!」って行ったのが、渋谷公会堂でのリッチー・サンボラのアコースティック・ソロライブだったんですよ。それを見た時に、「アレ? ジョン・ボンジョヴィよりうまくね?」って思ったというのがあって。でもボンジョヴィのメインボーカルはジョンだし、ジョンがカッコいいから聴いてるんだけど、ちょいちょい聞こえてくる声が、メチャメチャいいわけ。「これになりたい!」っていうのがあって、だからギターも弾きつつ、コーラス部分で自分の歌を生かせればということで、今みたいな形にしたんだよね。(声真似?で)「♪フォエバー●☆#$~」
KOJI 長いこと話してたけど、最後がよく分からなかったな(笑)。
YUICHI クソ! 最後の歌がクッソ滑った!(笑)
★SWANKYに出会えて私の人生本当に楽しく過ごせました! 1人きりで初めてライブハウス行ってたのが、今ではSWANKYのライブ行くと沢山の友達と会えて、本当にかけがえのない場所、大切な人たちと出会うことができました。SWANKYのことになると自分でもビックリするくらいの行動力がうまれてましたw 本当に出会えて感謝してます! いつも気さくに話もしてくれてありがとうございました! 活動休止になってSWANKYのライブに行けないし、メンバーにも会えなくて寂しくてどうしようもないですが、SWANKYの音楽はちゃんと残ってる。これからもいっぱいいっぱい聴きます! 私のこれからの人生でもきっと支えになってくれる音楽に間違いないです! またいつか戻ってきてくださいね! ずっとずっと待ってます! SWANKYの音楽本当に大好き! いい音楽を残してくれてありがとうございました。最後のリクエストライブのメンバーのすごい楽しそうな顔、本当忘れません。いい顔してた! またその笑顔で会えますように!(三重のさおりん)
YUICHI 質問じゃなかった(笑)。でもメッセージありがとうございます!
KOJI でもこれ読んでると、俺らの音楽に出会ってくれたことももちろんうれしいんですけど、それをきっかけに友達を作れたっていうのが、すごくいいことだと思うんですよね。隣にいる人が、もしかしたら自分を変えてくれる人間になるかもしれないっていう出会いを作れたことは、すごく大切なことだなと思いますね。すごくいいことを言ってくれてると思います。
★気になる事ばっかり聞きまー!!「story begins」のMV、コージ君、何で怒ってるの? 最後に女に何て言ってるの? 衣装のボーダータンク、「music」と被ってる!? 二本撮り??ライブ中、みんな何処見てる?? 後ろ? 前? 目合う場所に行きたいねん!!とにかくスワンキーダンクの歌が好き! もっと早くに知りたかったです。ライブで出会ったのが遅すぎました。アタシは10年前何してたんだー!!って後悔してます。ババァになる前にカムバック、お願いしますっ!!(「music」のMVが一番好き)
★メンバー皆さんに聞きたい、ライブ中どこを見てる事が多いですか? ちなみに私はスワンキーのライブの時は前から2、3列目にいることが多く、メンバーとあまり眼線が合いません。残念…(mo mo)
YUICHI 被ってたっけ?
KOJI いや、要は「music」からつながってるっていうテイで作ったんですけど、それがちょっと伝わり切れてないんですよね。「music」でフラれてるから、「Story Begins」では俺がフる、みたいな流れがあって。
YUICHI SWANKYの2面性みたいなところを表現したんですよね。明るくてメジャーコード感のある曲と、対照的にダークな部分、エモい部分っていうところで。「music」に関しては、ちょっとチョケたいなっていうのがあって、わざとスーツを着てビシッとしてるんだけど振られて、そこからスーツを脱いだ時にカッコいい姿を見せる、っていうのがコンセプトで。で、それとは真逆なものって何だろう?となった時に「Story Begins」だったから、片や女性が優位に立って俺たちが下、一方ではその逆、みたいなものを作りたかったんです。で、最後は何て言ってたの?
KOJI いや、アドリブだったから、とりあえずヒドい言葉を言ってたと思う(笑)。
──「ライブ中、みんなどこ見てる?」という質問もありますが。
YUICHI オマエだよ!(笑) 目が合う場所とかじゃなくて、オマエのことだけ見てるから大丈夫だよ!
──mo moさんの方は男性ですが……。
YUICHI オマエだよ!(笑)
★YUICHI君のソロはどのへんで決まるの? ここは俺がぁーってなるの??MVの衣装は自分のセンス? スタイリスト? スーツヤバイ! 痺れます!!(「for you」が一番好き)
YUICHI ギターソロのことなら、基本的にKO-TAが入る前に書いた曲のソロは俺が弾いてます。KO-TAが入って以降のギターソロはKO-TAが弾いてる。以上! 歌に関しては、重なる部分は俺が歌ってるし、「ここはKOJIが歌うより俺の方が力強く歌った方がいいのかな」ってところは、「俺が歌うね」って感じですかね? その振り分けで揉めることは全然ないですね。「このパート被ってるから、ここはお前歌って!」って言われたら「オッケー!」って感じだし。あと「人が聴いた時にSWANKYの声って何だろう?」って考えたら、やっぱKOJIの声なんですよ。だからKOJIの声がバシッと入って、その後にちょっと雰囲気を変えたい場所があったら、あえて俺が歌うことによってちょっとだけニュアンスを変えることができるっていう、そういう時には俺が歌いますけどね。
──MVの衣装については?
KOJI 事務所のチョイスもちょっとあったよね。
YUICHI まあでも、だいたい自分のセンスだよね。「Smokes」に関してはKOJIの友達のスタイリストさんが入ったこともありましたけど。その時にもよるかな。
KOJI まあでも、基本的にDeviluseが好きなんで。
YUICHI Deviluseの中で、自分たちの好きなものを着ると。
★「Life is Full of Choices」を掲げたきっかけは?(waiting for you)
YUICHI SWANKY DANKのテーマって、そこだと思うんですよね。特に歌詞のテーマは。さっきも言ったようにラブソングをなかなか書けないとか、書いてないとか、それより哲学的な部分が好きっていうのもあるんですけど、俺のタトゥーにもその言葉が入ってて。要は、意図して選択しなくても、必ず何かで人生のチョイスをしてるんですよね。誰かの意志かもしれないし、自分の意志かもしれないけど、結局は、全部自分がチョイスしてる人生なんですよ。だから今回、活動休止ってなった時に、発信はKOJIからだったかもしれないけど、俺もKO-TAもチョイスしてるんです。ということは、今後のSWANKY DANKにつながるためにどういうチョイスをしていくのかっていうことで俺たちの人生だったりバンドの進む道が決まっていくから、それで「Life is Full of Choices」と掲げてます。11月に出たベスト盤もそれをタイトルにして、ジャケットも過去に俺たちが選択してきた一つ一つのライブの写真をバーッと並べて。
──「Life is Full of Choices」というフレーズ自体は元ネタがあったんですか?
KOJI 確か、2011年に俺がTシャツを作るとなった時、その言葉を前面に入れたのが最初なんですけど、その時になぜそれにしたかというと、その頃外国人の友達と遊ぶ機会がけっこうあって、ある時深い話の中でその言葉が出てきたんですよ。それで、「すごくいい言葉だよね」ってみんなで話してて、俺自身もすごくいいなって思って引っ張ってきたんです。そこから自分たちの指針みたいになっていったという感じです。
YUICHI さらにその時に震災もあったりして、「人生って、自分たちで選択していくものだ」と。誰か、何かに決められるんじゃなくて、あくまで自分たちでチョイスしていくんだ、っていう意味合いも含まれてます。
★SWANKYは音源はもちろんライブがめちゃくちゃカッコよくて、衝動に駆られてダイブしたのは「Remenber me」が初めてでした。メンバーの人柄の良さもひとしお。大好きにならないはずがなかった。今まで1人で行ってたライブハウスも気づけばいつも友達がいる場所になりました。今までSWANKYからもらったものは計り知れないほど大きいです。どれだけ感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。皆さんのSWANKYの活動の中で得たもの、逆にバンド活動の上で手放さなければならなかったこと、簡単には話せないかもしれませんが教えてほしいです。SWANKY DANKの帰りをずっとずっと待ってます。(YAYOI)
YUICHI 活動の中で得たものと、手放さなければならなかったもの。……うわっ、超難しいよ!(笑) 具体的に話せないこともあるけど……。
KOJI 俺に関して先に言うと、俺にとってはSWANKY DANKが初めてやったバンドで、挑戦をしていく中で、俺は充実感みたいなものを得たなと思います。正直に言えば学校にもあんまり行ってないし、団体行動っていうものをあんまりしてこなかったけど、一人じゃできないことをみんなでやっていった中で、そういう感情を得たなと。手放さなければいけなかったものは、個人として動くことかな。「SWANKY DANKの名前があるから、これはやらない」っていうことは、もちろんたくさんあったし。
YUICHI 確かに、「手放したもの」という意味では、それが一番デカいですよね。個人の時間。「個人の時間があったら、きっとこれをやってたんだろうな」っていうことはたくさんあるし。ツアーをやってなければ、これをやっていたかったなっていうこともあるし。得たもので言うと、苦しみも、悲しみも、つらかったこと、楽しかったこと、全部を分かち合える仲間、ですよね。
KO-TA 得たものはメンバーとか仲間といたことによる、自分への自信ですかね。存在意義というか。ここが居場所なんだなっていうポジションを得たこともそうですね。手放さなければいけなかったもの……言われてみると自分の時間というのは気付かないうちに手放してたんでしょうけど、その分得たものが大きかったので、僕にとってはすごく充実した時間でしたね。
YUICHI 誰もネガティブには捉えてないよね。
★SWANKY DANKは活動休止だけど、SWANKY OCEAN ACOUSTIXは何も発表されてません!!「Mar y sol」でavex traxからメジャーデビューしてますし、来年の夏、待ってますね!!!(Acoustic聴きたい)
KO-TA バレたか!(笑)
KOJI アレは……解散ですね(笑)。
YUICHI ここで発表しとくか。すみません、SWANKY OCEAN ACOUSTIXは、解散です!(笑)
KOJI SWANKY OCEAN ACOUSTIXはavex traxで、SWANKY DANKはcutting edgeだからレーベルが違うなんて、誰も分かんないもんね(笑)。
YUICHI まあ、何も言ってないからまたやってもいいと思うし、やらなくてもいいと思うし(笑)。それは乞うご期待で!
KOJI いやぁ……休止でしょ(笑)。本社が休止なのに、子会社だけやってるなんて意味が分かんない(笑)。
★今後、音楽活動は続けていかないのでしょうか?(諏訪団吉)
KO-TA まあ、「NO」ですよね。何かしら続けていくので。
KOJI やりたくなったらやるし、やりたくなければやらないというだけでね。期間とか関係なく、そう思ってます。
YUICHI だって、カラオケで歌ってもそれは「音楽活動」だもんな!
KOJI いや、それは違うでしょ! カラオケで歌うのは「趣味」だよ(笑)。
★一番思い入れのある曲は何ですか?SWANKYに出会ったことで、パンクロックの素晴しさに気付いて、パンクロックが好きになりました!自分のパンクロックの原点がSWANKYです。またいつか、別の形でもいいので会えることを楽しみに待っています! 自分も成長して会えるように頑張ります!!(ウィングス)
YUICHI 思い入れのある曲は、いろんなところで言ってるけど、俺の場合は「Nightmare」と「Stay With Me」。すごく時間をかけて作った曲だから、自分の中ではすごく思い入れがあります。とにかく1年以上かけて作った曲なんで。
KO-TA 僕は、「Circles」に入ってる曲たちは、僕がバンドに入って初めて楽曲制作に関わって発表されたものなので、どれもすごく思い入れがありますね。
KOJI 俺は「Sink Like a Stone」ですね。「BONEDS」ツアーの時にその曲がある程度までできてたんですけど、それをMY FIRST STORYのボーカルのHiroとコラボレーションしたいと思って、アイツの部屋のドアをコンコンってノックして口説いたっていう。「コンコン」「何?」「ちょっと話があるんだけど……」「シャワー浴びてるからちょっと待って!」って(笑)。それで、「やべえ曲を作ったんで、参加してほしい」って言ったのがすごく思い出深いですね。
★活動休止をするにあたり、今後必ず活動を再開してくれるのか、活動休止後のメンバーそれぞれが何をしていく予定かの2点が知りたいです。(にゃあ)
★絶対に戻って来てくれると信じてます! 約束してくれますよね?(waiting for you)
KOJI 気持ちは分かるんですけど、「絶対」なんかないじゃないですか。
YUICHI とりあえず、休ませてくれや!って(笑)。いろんなことをリセットするために休止を選んだわけだから。
KO-TA いったんね。いったん、先のことをリセットしようと。
YUICHI 待っててくれるのはありがたいし、投げやりにはできないけど、「必ず戻ってきます」とは言えない。ただ、やりたくなったらやるから。
KOJI 俺は、待っててほしいなんて1ミリも思わないんですよ。俺は、ね。1ミリも思わない。俺らが勝手に復活した時に、もしその曲がよかったら、帰ってくればいいじゃん。待ってくれなくていい。俺らは「休止」を選択したし、必ず戻ってくる保証もないし、何しろまだ休止前だからそこについては話せないし。期間を決めて休止するわけでもないしね。
YUICHI 「2年限定活動休止です」とか、意味分かんないしな(笑)。
KOJI 俺らが本当にやりたくなった時、全員が100%、120%の思いでSWANKY DANKをやりたくなった時には帰ってくるわけで。「待つ」とかじゃなくて、俺らがまった何かを発信した時に気付いてくれれば、それでいいです。
──好きなバンドの活動が見られなくなった時のファンの気持ちも、本当に分かるんですよ。でも、皆さんの「今」の気持ちもよく分かります。とりあえず今は、12月17日、渋谷クラブクアトロでのライブを楽しみにしたいと思います。ここまで8回、ありがとうございました!
全員 ありがとうございました!
というわけで、何とか(笑)最後までたどり着いた質問大会。熱心なファンの方でも初めて聞くという話もけっこうあったのでは? メンバーが言う通り、この先については今はまだ何も決まっていないようですが、とりあえず「いったんお別れ」となる12・17渋谷クラブクアトロでのワンマンを全力で楽しみましょう! ここまで8回取材に応えてくださったメンバーの皆さん、座談会に参加してくれた対バン・メンバーの皆さん、そして最後までお読みいただいたファンの皆さん、本当にありがとうございました!
茅場町 鳥 徳
東京都中央区日本橋 茅場町2丁目5番地6号
03-3661-0962
http://www.toritoku.com/
2019.12.17(火)
SWANKY PLAYGROUND ONEMAN SHOW
会場:渋谷 CLUB QUATTRO(ONE MAN)
開場/開演 18:00 / 19:00
チケット代 ¥3,300
INFO:渋谷 CLUB QUATTRO
http://www.club-quattro.com/shibuya/
2019/11/6 ON SALE
『Life is Full of Choices-Greatest Songs-』
CTCR-14975/B
¥3,000(税抜)
【SWANKY DANK OFFICIAL WEBSITE】
https://www.swankydank.net/
【SWANKY DANK Twitter】
https://twitter.com/SDANKofficial
前編はこちら
https://avexnet.jp/column/detail.php?id=1000333
★音楽・楽器を始めたきっかけは?(はじまりはいつもあれ?)
★初めて使ったギターやベースを覚えてますか?その名前教えてください。(ポールレス)
YUICHI 俺とKOJIは同じで、おじさんがきっかけですね。母の弟なんですけど、バンドマンで。俺が小学校に上がる前にライブを見に行ってて、「カッコいいなー」と思ってて。また母がリスナーとして音楽がすごく好きで、物心つく前からブラック・コンテンポラリーのライブとかに連れて行ってくれてたんです。そういうのを見てたから洋楽にはすんなり入っていってて、店の試聴機でいろいろ聴いて買ったり、ジャケ買いして失敗したりとかしながら聴いてました。プレイヤーになりたいと思ったのは、実家の戸袋のところにすっげえ古いテレキャスターがあるのを発見して、ヒット曲の歌詞とコード進行が載ってる「ソングブック」を片手に「♪1993~恋をした~」って歌ってたのがきっかけかもしれません(笑)。
──そのおじさんって、いくつかの曲の題材になっている方ですよね?
YUICHI そうですね。キーボードをやっててTM NETWORKのコピーバンドをやったりしてたんですよ。だからKOJIは今でも「Get Wild」をベースとピアノで弾けるんですよ。あと、そのおじさんからもらったベースのストラップには「神風」って書いてあって(笑)。
KOJI グレコのベースな(笑)。俺はそのベースがきっかけなんですけど、YUICHIがギターを始めたんで、「ギターより難しいのは何?」って聞いたら、そのおじさんが「ベースはネックも長いし、リズムを取るし、上物じゃなくてドラムと合わせないといけないんだよ」と答えてくれて。それで「何か難しそう、そっちをやろう」という感じで手に取って、「神風」になりました(笑)。
YUICHI 俺は最初はアリアプロIIのギターだった(笑)。
KO-TA 僕は小6の時に仲のいい5人組の友達がいまして、当時はGLAYがすごく人気だったんです。「バンドでGLAYやりたくね?」って話になって、「オマエはボーカル」「オマエはドラム」っていう感じで割り振られたのがギターだったんです。だからギターをやろうと思って始めたわけじゃなくて、たまたまギターになっただけなんです(笑)。
KOJI それはヤバいね。俺、この話は初めて聞くわ(笑)。
KO-TA それでギターをやろうと思って親にお願いしたんですけど、「ダメ!」って言われて一度は断念して(笑)。でも、小学校の終わりに「やっぱり友達とやりたいから」ってもう一度お願いして買ってもらったんですよ。親も続かないだろうと思ったらしくて、「その代わりにギター教室に行きなさい」と。それで中学3年間は通ったんですけど、そこの先生がハードロックがすごく好きで、ディープ・パープルとかレッド・ツェッペリンとか、TOTOとかを教えてもらって、ハードロックに目覚めましたね。
YUICHI 俺もこんな話を聞いたのは初めてかも(笑)。
★最近ハマっているアーティストは?(ハマりの大魔神)
YUICHI ちょっと前に「聴き直したいな」と思って聴いて、車の中で叫んだのはシステム・オブ・ア・ダウンです(笑)。「うわー、懐かしい!」と思いながらめちゃくちゃハマって、すげえリピートしました。
KO-TA 僕はFEVER333っていうバンドがすごく気になってて、ライブを見に行ったんですよ。そのライブがすさまじくて! 1時間ぐらいしかやらなかったんですけど、内容が濃すぎて。最後は自分たちで幕を閉めて終わるわ、脚立を持ってきて観客の方にダイブするわで、メチャクチャでした。リンキン・パークとレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンをミックスして今時にしたようなサウンドで、よかったですよ。
KOJI 俺は……最近じゃないけど、ブリング・ミー・ザ・ホライズンとかですかね。あとは、昔の曲を聴き直したり。シルヴァーチェアーとか、ハーレム・スキャーレムとかインキュバスとか、自分のルーツになったようなアーティストをよく聴いてますね。
★音楽活動をする中で、影響を受けたアーティストを3人選んでください。(自分!とかはなしでお願いします・笑)(狩野英京)
YUICHI 俺の場合は歌も歌うから、ギタリストだけじゃないんですよね。インキュバスのギターのマイキー(マイク・アインジガー)とボーカルのブランドン・ボイドの2人にはすごく影響を受けてます。あとはフーバスタンクと、リンキン・パークもそうだし。この3バンドが俺の中で締めてる割合は、かなりデカいと思います。正直、俺の腕のタトゥーが赤いのも、ブランドン・ボイドの腕のタトゥーが赤いからなんですよ。
KO-TA 僕はX JAPAN、B'z、Mr.Bigのギタリストたちに一番影響を受けた気がします。中学校の時に好きになったのがそのまま続いてて。その他にも好きな人はいろいろいますけど、ルーツとして一番血肉になってるのはこの3バンドかなと思いますね。
KOJI 俺もGLAY、フーバスタンクと……インキュバスって言ったら一緒になっちゃうんですけどね。リンキン・パークもそうかな。フーバスタンクに関しては、ボーカルのダグ(ダグラス・ロブ)がすごくトレーニングが好きで、俺のトレーニングはアイツの影響でもあるんですよ。そういう意味でも、音楽だけじゃない部分でも影響を受けてるとこはありますね。
YUICHI 生き方とかカルチャーとかね。
★英語の歌詞が多いですが、どこで学習したのですか?(ウィッキーちゃん)
YUICHI ウチの母親が、もともとアメリカン・スクールでずっと育ってて、「日本語を忘れちゃうとヤバい」ということで中学か高校から普通の学校に編入したぐらいで、母親の影響はすごくありました。俺にとって、英語の歌詞はすごくパズル的なんですよ。文学的というか。デモの段階で歌ってた英単語のイメージから発祥して、意味合いと言うよりは語呂合わせの方にすごくシフトするんです。意味合いはある意味後付けかもしれないっていうぐらいで。日本語の歌詞の場合はまた逆なんですけど。好きなアーティストのワード・センスにはたぶん影響を受けていて、「このワードを使いたい」というのがあるんですね。自分の中で大まかに「こういうことを歌いたい」というのはあるけど、そこから逸脱してもいいようにしていくというか。
KOJI GLAY以外は洋楽が大好きだったので、影響をモロに受けて、英語で歌うというのは自然な流れだったというか。「英語で歌いたいな」と思ったから英語の詞にしてるというだけでしかない、ですね。英語に関してはやっぱり母親の影響です。
──ちなみにKO-TAさんは英語は? あと作詞はするんですか?
KO-TA 英語はそんなに得意じゃないです(笑)。作詞は全くしません!
KOJI でもKO-TAの作詞は気になるね。どういうことを書くんだろう(笑)。
KO-TA いやぁ~……(笑)。
YUICHI やらないでしょ? 曲は書きそうだけど。
KO-TA やらないね。言いたいことがないもん(笑)。
★好きなお笑い芸人はいますか?(B&B&B)
KOJI 俺はダウンタウンですね。
YUICHI うわ! かぶった!
──かぶっても大丈夫ですから(笑)。ということは、YUICHIさんもダウンタウンということで。KO-TAさんは?
KO-TA 僕はレイザーラモンRGです。(注:KO-TAは12月5日、「レイザーラモンRG with あるあるメタルオールスターズ」というバンドのベースとしてライブを行った)
一同 (笑)。
YUICHI あるある言いてぇ~!
KO-TA お笑い芸人で初めて知り合いになったのがRGさんだったんですけど、「芸人さんはすごいな」と改めて思わされましたね。エンターテイナーだし、間口が広いしというところで、尊敬できるという意味でRGさんですね。すごく丁寧な人ですし、いろんな芸人さんの舞台の前にあるある言ってるわけですから。
YUICHI ちなみに、俺たちのいとこが芸人やってるんですよ!
──えっ、そうだったんですか?
YUICHI ケイダッシュステージ所属の「ジャガモンド」というコンビなんです。
KOJI なのでぜひ、「ジャガモンド」で検索してください!
KO-TA じゃあ、好きなお笑い芸人はジャガモンドで!(笑)
★メンバー以外に活動休止を相談した人いますか?また、相談した場合、どのようなアドバイスをもらいましたか?(活休相談事務所所長)
KOJI いないですね。自分一人で決めて、メンバーと話しました。
──次はこの「活休相談事務所」に相談するといいかもしれないですね。
KOJI はい、次に活休する時は……って、そんなにするもんじゃないでしょ!
★実は、ここだけの話、やり残したことありますか?(残り物には福なんてない。)
YUICHI SWANKYについてだったら、ないですね。だって、終わってないし。やり残したことがあったらまだやれる環境にあるから。ただ、やり残したことがあるとしたら、「残り物には福がある」と思い込んでたことですかね。
KOJI 何でそこにつなげるの(笑)。
YUICHI いや、質問くれた人のハンドルネームがちょっと面白かったから(笑)。
KOJI やり残したことというか、ちょっと後悔してることはありますね。それは、メンバーが脱退しちゃったことなんです。もうちょっと何かできなかったかなあということの一つですね。
──今まで、このシリーズでさせていただいたインタビューでも、「SHUNちゃん」の名前がすごくよく出てくるし、特にいい話で出てくることが多いなと思ってたんです。
KOJI 決して仲が悪くなってやめたとかじゃないし、何があったというわけでもなく、SHUNちゃん一人が背負っちゃって溜まっちゃったというところにすごく後悔があるんですよね。たぶん、だから名前がよく出てくるんだと思います。
YUICHI それに、コミュニケーションがちょっと少なかったかもしれないですね、結局は。「SHUNちゃんが脱退した」ということの意味合いは軽いものでも重いものでもなくて、自分たちの反省点でもあるし、初めて仲間になったメンバーを離してしまったっていう後悔の気持ちは俺もあるし。だからこそ、コミュニケーションっていうのは今後も必要なんだろうと思うし。思ってることを言う、言わないは個人の問題だけど、言いやすい環境は作っていかないといけないんだろうなと。誰も言いにくくしてるわけではないんですけど、それぞれがちょっとずつ「別に言わなくてもいいか」って思ってた結果というか。だからSHUNちゃんに対して誰も悪い感情はないんですよね。
KOJI SHUNちゃんがメチャメチャ破天荒なヤツだったら、俺らも「アイツ……!」ってなってたかもしれないですけど、超いいヤツなんで。
YUICHI 筋がどうのとか、この場合は関係ないからね。みんな、自分の生きたいように生きていくのが一番だから。
★他のメンバーの好きなところを、それぞれが挙げてください。(みんなのおにいちゃん)
YUICHI 好きなところ? 言いにくっ!(笑) すげえ照れ臭い言い方をすると、KO-TAに関しては、いい意味で「クセがない」というか。人の意見を潰したりしないですからね。これってなかなかできないことで、特に自我が強かったりすると、自分の意見を押しつけたりしがちじゃないですか。それを自分の中で消化して、自分の意見もしっかり言うけど、相手の意見を押しつぶしたりしないというのは、KO-TAの好きなところですね。で、KOJIに関しては……好きというか「すごいな」と思うところなんですけど、物事を続けていくところですね。筋トレにしてもそうだし。俺は、何でも10年以上続けると夢ができると思ってるんですよ。10年続ければ、その先に「あ、俺はこれが夢になったな」と思うことが多いと思ってて、そういう意味でも筋トレを10年以上続けてるのはすごいなと。例えばボディメイクの大会に出られるぐらいの域にまでいると思うから、それはすごいなと思います。
KO-TA 好きなところ……難しいなあ……。
YUICHI あるじゃん、いっぱい!
KO-TA いっぱいあるから迷ってんだよ!(笑) ……こういうところも好きなんですよ。人のことを楽しませたりとか、語彙が多いからしゃべってても会話もポンポンポンポン続くし、楽しくてハッピーなところはすごく好きですね。KOJIも、よく一緒に遊びに行ったりするんですけど、感覚が近いところが多くて、気持ちがいいので好きだなあという感覚です。
KOJI KO-TAは、物知りでオシャレにも興味があるところ。YUICHIに関しては……
YUICHI 何にもないってか! いっぱいあるぞ、いいとこ!(笑) 絞り出せ~絞り出せ~!
KOJI いいところ……
YUICHI 弟思いのとことか、弟思いのとことか。小3の時のあの出来事とか!
KOJI ああ! 情は厚いかもしれないですね。うん、情は厚いかも。
──絞り出した感がありますが(笑)。
YUICHI 恥ずかしがってるだけですから!(笑) 一切目が合ってないけどね(笑)。
KO-TA まあまあ、メンバーってだけでもちょっと恥ずかしいのに、兄弟となるとなかなか言えないよね(笑)。
──そのためにたくさん飲んでいただいてるというのもあるんですが(笑)。
KOJI あー、飲んだ効果で「情」ってワードが出てきてよかった~!(笑)
★「酒を飲んで、気づいたら〇〇にいた!」 ご自身の経験では、この〇〇で最も笑える場所、もしくはヤバイ場所はどこですか?(矢場井木 堅)
YUICHI えーっ、笑えないからなあ(笑)。いっつも一人で寝ゲ●吐いてるからなあ……。
KOJI 俺、交番の前で寝てたことありますよ。携帯と財布を頭の横に置いて。交番だったからよかったけどね。
YUICHI 記憶が飛ぶとかじゃないんですけど、KO-TAがすごいのは、どこでも寝れるんですよ! こういう飲み会の場でも、どんなに熱い話をしてる最中でも寝ちゃうし。全員で今後のすげえ熱い話とかしてて、みんな目線はKO-TAに行ってるんだけど、「寝てるからいいや」みたいな感じになって。しかもKO-TAって、歩きながらでも寝れるんですよ。歩きながら寝てて、停まってるタクシーにバーン!とかぶつかったりして(笑)。変なところに寝てたとかは、酔っ払いなら当たり前じゃないですか。でも歩きながら寝て、タクシーにぶつかるヤツはなかなかいないですから!(笑)
★今年の年末年始は何してますか?(HNY男)
KOJI クアトロも終わった後ですよね……何してるんだろう……。
KO-TA 僕は実家に帰って、親に顔見せようかなと思ってます。親に会えるのもあと何回か分からないじゃないですか。
KOJI 特にね、離れてたりするとね。
KO-TA そうそう。
──水戸だからけっこう近くないですか(笑)。
KO-TA まあそうなんですけど、そんなひんぱんに帰れるわけでもないですからね。
KOJI 俺はどうなんだろう……「これから何しようかなあ」って考えてるんじゃないですかね?(笑) この12年間、SWANKY DANKをやってきて、バンド活動しかしてこなかったわけじゃないですか。だから、今までやってきた時間が全て空くことになるんで、その時間をどうしようかなあとは思いますよね。だから、来年の頭ぐらいに思いつけば、何かやろうかなとは思いますけど。
YUICHI おせちを食べながら、食っちゃ寝してると思います。
KOJI そのおせちは誰が作るの?(笑)
YUICHI いや、親戚の集まりもあるし。
KOJI ま、俺もたぶんそこに集まることになるんだと思いますけど(笑)。
──ですよね(笑)。
★私事ですが今年50歳になりました。この歳で3年前にスワンキーの大阪ライブでライブデビューし、音の迫力、楽しさ、人柄や曲の良さでスワンキーが大好きになりました。もういい歳になるので、この年に活動休止されるのは、非常に残念ですが、年齢に負けず待ち続ける気持ちでいます。活動休止されるタイミングで聞くことではないかもしれませんが、スワンキーメンバーは、この先何歳までPOP PUNK ROCKを続けよう、続けられると思っていますか? 当然ながら私の方が先にヨボヨボのジジィになるのですが、メンバーが音楽を続けられると思う年齢まで、ライブで楽しめる身体作りに励もうと思っています。(mo mo)
YUICHI ポップ・パンク限定にしちゃうとどうかなあと思ってて。バンドってそのつど進化していくものだから、ポップ・パンクだけじゃない何かをやり始める可能性を含めて考えると、やれる限りはやりたいですよね。いろんな意味で。ただ、やってきた音楽がロックだから、それ以外はできないと思うんですよ。結局、ポップ・パンクのあり方とか定義とかを突き詰めていっちゃうといろいろあるかもしれないけど、バンドっていうことでは、ステージに立てるだけ立ちたいです。正直、数えられる回数だと思うんですよ。何億なんてことはないし、何千もないかもしれない。年齢を重ねていったら、年間の回数も減っていくだろうし。それでも、年1本だとしても、立ち続けられるようにしていたいなと思いますね。何かの病気で立てなくなるかもしれないし、年齢は分からないですけど、立ち続けられる限り。ね、80歳になっても90歳になっても立っていられるんだったら、立ちたいよね。
KO-TA そうだね。きっと脳にもいいだろうし。
YUICHI もしかしたら1曲目から(老人の声真似で)「ねくすと、そんぐ、いず、こーるど、みざりー……ねくすと、そんぐ、いず、こーるど、みざりー……」ってやってるかもしれない(笑)。
KO-TA 「さっき言ったやないかい!」って(笑)。
YUICHI キーも下げて、テンポも半分ぐらいにしてるかもしれないし。「あれ? いま、みざりーやったっけ?」とかって(笑)。免許返上みたいなもんで、そうなったら解散で(笑)。
KO-TA まあ僕も特に制限とかは考えたこともないですし、続けられる限り続けたいですね。長くやってる人はやってるじゃないですか。バッド・レリジョンだって結成40周年とかだし。
KOJI ジャンルとか関係なく、音楽はやっていたいんで、発信はずっとし続けていきたいなと思いますね。それにSWANKY DANKの音楽がまたいつかやれるのであれば、またそれぞれがいろんなところで今以上にスキルアップした状態で、成長して出会う時が来ると思うので、その時になったらたぶん、それこそ“返納”するまでやるんじゃないですか。
YUICHI そうだね。免許は75歳超えたら返納した方がいいよ。
KOJI 免許の話はしてねえんだよ!(笑)
★スワンキーの曲が大好きでPOP PUNKが大好きになりました。作詞、作曲されて新曲が出るたび天才やん!って思っているのですが、作詞や作曲の時に気にする事、気をつけてる事はありますか? また、どんな時に歌詞や曲が思いつくのでしょうか?(mo mo)
YUICHI 気をつけてることは、すごく具体的に言うと「キー」ですね。KOJIが出るキー、自分が出るキー。どんな時に思いつくかは、急に降ってくるわけじゃなくて、俺は「作ろう!」と思わないと作れない方なんですよ。だから、例えば「作ろう!」と思いながらシャワーを浴びてれば作れるし。それが形にできるものかどうかはまた別ですけどね。
KO-TA 僕の場合はアレンジ面になるんですけど、歌との絡みをすごく意識してるので、歌を生かせるようなフレーズ、歌が印象に残るフレーズというのを常に考えてますね。
YUICHI 降ってくることってある?
KO-TA ないね。
YUICHI だよね!(笑) 降ってくるヤツって、どんな頭してるのか見てみたいなと思うよ。
KOJI 俺は、曲作りに関しては「ブレない」、「無理しない」。自分以上のことをやらないように意識してますね。俺も「作ろう」と思わないと作れないんですけど、夢の中とかに曲が出てきて、そのフレーズを使ったりしてるんです。例えば「number」って曲は夢で作った曲なんですよ。
YUICHI 降ってきてるじゃん! すげえ!
KOJI でも、何にもなくてただ寝てたらできたんじゃなくて、ずーっと考えて曲を作ってると、夢の中でも頭の中に流れてるっていう感じだと思います。
YUICHI 俺は夢の中で作った曲は、だいたい盗作だけどね(笑)。
KOJI カバーでしょ(笑)。
★音楽をやってなかったら現在何をしてると思いますか?(Sana)
YUICHI うーん……ニート。
KOJI (笑) 今もニートみたいなもんじゃん。
YUICHI ハハハ! でもね、35歳超えるとニートって言わないんだって。「無職」って言うんだよ(笑)。
KO-TA 僕は何してるかなあ……あんま考えたことがないなあ。
KOJI そうだよね、小6の頃から音楽やってるんだもんね。
KO-TA そうなんですよね……。うーん……。
YUICHI たぶんニートだと思うよ。
★KOJIさん、普段のトレーニングのメニュー教えてください(コールド事務)
KOJI 1週間のスケジュールをザックリ言うと、1日目に胸と肩をトレーニングして、次の日は足。その次の日は背中と腕。1日休んで、さっきの3日のサイクルをもう一度繰り返すんです。だから、同じ部位を1週間に2回ずつトレーニングするんです。もっと細かくもできるんですけど、今はそれでやってます。昔は、各部位に時間を割けなかったから、1週間に2回「全身」をやってました。今はもっと増えました。
YUICHI 活動休止後にやりたいことが見えてきましたね。「大会に出る」、これだ!
──そうこうしているうちに、締めのうな重が来ました!
★今好きな人がいるのですが、告白できずに悩んでます。どうやったら告白できるか教えてください。(諏訪木段区)
KOJI こういう質問、いいな!
KO-TA いいね!(笑)
──ではご回答を!
KOJI ……。
──アレ?(笑)
KOJI こういう質問がほしかったけど、実際に考えてみると回答が思い浮かばないという(笑)。
YUICHI 告白したいけど、できない? そんなもん、ただ勇気出せばいいだけでしょ!
KO-TA 関係性が分かんないからね。
KOJI そうそう。なぜ告白できないのか、何らかの事情があるのか、とか。
YUICHI 兄妹とかってこと?
KOJI いやいや(笑)。相手には彼氏がいるとかさあ。どうしても勇気が出ないとか。
YUICHI 勇気が出ないんだったら、出せばいいんだって!
KO-TA まあでも、言わないと後悔すると思うんで、それぐらいなら言ってスッキリした方がいいと思いますけどね。
YUICHI そうだよ! N・Aちゃんと同じだよ。俺は言ったのに後味スッキリしないまま、俺は38にまでなってんだよ!? どうせ、勇気出して言ったところで、自分が思ってるほどには、自分も相手も傷つかないから! だって、「好き」って言って「ごめんなさい」って言われたところで、時間が解決するでしょ? みんな経験していくことで、言わないで後悔するか、言って後悔するかの違いじゃん! 言って成功したらラッキーだし、言っちゃえばいいんだよ!
KOJI 絶対やっちゃいけないのは、駆け引きはしちゃいけないですね。駆け引きはせずに、素直に「好き」という気持ちを出した方がいいんじゃないかなあ。
YUICHI 少女漫画みたいな展開なんか訪れないからね!
KOJI でも訪れるかもしれないじゃん。
YUICHI あるよ! あるけど、そういうのって自分から動かないと訪れないじゃん。待ってても訪れないから、勇気を出して行かないといけないって! ……こういうことを言っちゃうから、ラブソングが書けないんだよな(笑)。ラブソングなんて書いたことないよ(笑)。
──結果的には3人とも同じような結論なんですけど、特に女性にとっては「誰に相談したいか」がすごくよく出た感じになってます(笑)。
YUICHI まあ俺にはしたくねえだろうな(笑)。
★「今だから言えるけど、実は共演したかったアーティスト」とかいますか?(コラボ愛)
KOJI どんな人でもいいってことですよね? だったら俺は椎名林檎かな。音楽をどういう風に組み立てていくのかっていうのは見てみたいなあ。哲学がありそうな気がするから、興味があるなあ。
KO-TA 具体的な人名というよりは、ホーンとかストリングスとかと、バンドで一緒にやってみたかったなというのはありますね。それはちょっと世界が広がって面白いかなと。
YUICHI リッチー・サンボラですかね。
KOJI リッチーは、すげえ後ろからすげえコーラス入れてくるからね(笑)。
YUICHI 何でリッチーが出てきたかっていうと、もともとSWANKYの初期はガチガチのツインボーカルで、KOJIが歌わないで俺がメインっていう曲もあったんですよ。俺が初めて自分の意志で「このライブ見に行きてえ!」って行ったのが、渋谷公会堂でのリッチー・サンボラのアコースティック・ソロライブだったんですよ。それを見た時に、「アレ? ジョン・ボンジョヴィよりうまくね?」って思ったというのがあって。でもボンジョヴィのメインボーカルはジョンだし、ジョンがカッコいいから聴いてるんだけど、ちょいちょい聞こえてくる声が、メチャメチャいいわけ。「これになりたい!」っていうのがあって、だからギターも弾きつつ、コーラス部分で自分の歌を生かせればということで、今みたいな形にしたんだよね。(声真似?で)「♪フォエバー●☆#$~」
KOJI 長いこと話してたけど、最後がよく分からなかったな(笑)。
YUICHI クソ! 最後の歌がクッソ滑った!(笑)
★SWANKYに出会えて私の人生本当に楽しく過ごせました! 1人きりで初めてライブハウス行ってたのが、今ではSWANKYのライブ行くと沢山の友達と会えて、本当にかけがえのない場所、大切な人たちと出会うことができました。SWANKYのことになると自分でもビックリするくらいの行動力がうまれてましたw 本当に出会えて感謝してます! いつも気さくに話もしてくれてありがとうございました! 活動休止になってSWANKYのライブに行けないし、メンバーにも会えなくて寂しくてどうしようもないですが、SWANKYの音楽はちゃんと残ってる。これからもいっぱいいっぱい聴きます! 私のこれからの人生でもきっと支えになってくれる音楽に間違いないです! またいつか戻ってきてくださいね! ずっとずっと待ってます! SWANKYの音楽本当に大好き! いい音楽を残してくれてありがとうございました。最後のリクエストライブのメンバーのすごい楽しそうな顔、本当忘れません。いい顔してた! またその笑顔で会えますように!(三重のさおりん)
YUICHI 質問じゃなかった(笑)。でもメッセージありがとうございます!
KOJI でもこれ読んでると、俺らの音楽に出会ってくれたことももちろんうれしいんですけど、それをきっかけに友達を作れたっていうのが、すごくいいことだと思うんですよね。隣にいる人が、もしかしたら自分を変えてくれる人間になるかもしれないっていう出会いを作れたことは、すごく大切なことだなと思いますね。すごくいいことを言ってくれてると思います。
★気になる事ばっかり聞きまー!!「story begins」のMV、コージ君、何で怒ってるの? 最後に女に何て言ってるの? 衣装のボーダータンク、「music」と被ってる!? 二本撮り??ライブ中、みんな何処見てる?? 後ろ? 前? 目合う場所に行きたいねん!!とにかくスワンキーダンクの歌が好き! もっと早くに知りたかったです。ライブで出会ったのが遅すぎました。アタシは10年前何してたんだー!!って後悔してます。ババァになる前にカムバック、お願いしますっ!!(「music」のMVが一番好き)
★メンバー皆さんに聞きたい、ライブ中どこを見てる事が多いですか? ちなみに私はスワンキーのライブの時は前から2、3列目にいることが多く、メンバーとあまり眼線が合いません。残念…(mo mo)
YUICHI 被ってたっけ?
KOJI いや、要は「music」からつながってるっていうテイで作ったんですけど、それがちょっと伝わり切れてないんですよね。「music」でフラれてるから、「Story Begins」では俺がフる、みたいな流れがあって。
YUICHI SWANKYの2面性みたいなところを表現したんですよね。明るくてメジャーコード感のある曲と、対照的にダークな部分、エモい部分っていうところで。「music」に関しては、ちょっとチョケたいなっていうのがあって、わざとスーツを着てビシッとしてるんだけど振られて、そこからスーツを脱いだ時にカッコいい姿を見せる、っていうのがコンセプトで。で、それとは真逆なものって何だろう?となった時に「Story Begins」だったから、片や女性が優位に立って俺たちが下、一方ではその逆、みたいなものを作りたかったんです。で、最後は何て言ってたの?
KOJI いや、アドリブだったから、とりあえずヒドい言葉を言ってたと思う(笑)。
──「ライブ中、みんなどこ見てる?」という質問もありますが。
YUICHI オマエだよ!(笑) 目が合う場所とかじゃなくて、オマエのことだけ見てるから大丈夫だよ!
──mo moさんの方は男性ですが……。
YUICHI オマエだよ!(笑)
★YUICHI君のソロはどのへんで決まるの? ここは俺がぁーってなるの??MVの衣装は自分のセンス? スタイリスト? スーツヤバイ! 痺れます!!(「for you」が一番好き)
YUICHI ギターソロのことなら、基本的にKO-TAが入る前に書いた曲のソロは俺が弾いてます。KO-TAが入って以降のギターソロはKO-TAが弾いてる。以上! 歌に関しては、重なる部分は俺が歌ってるし、「ここはKOJIが歌うより俺の方が力強く歌った方がいいのかな」ってところは、「俺が歌うね」って感じですかね? その振り分けで揉めることは全然ないですね。「このパート被ってるから、ここはお前歌って!」って言われたら「オッケー!」って感じだし。あと「人が聴いた時にSWANKYの声って何だろう?」って考えたら、やっぱKOJIの声なんですよ。だからKOJIの声がバシッと入って、その後にちょっと雰囲気を変えたい場所があったら、あえて俺が歌うことによってちょっとだけニュアンスを変えることができるっていう、そういう時には俺が歌いますけどね。
──MVの衣装については?
KOJI 事務所のチョイスもちょっとあったよね。
YUICHI まあでも、だいたい自分のセンスだよね。「Smokes」に関してはKOJIの友達のスタイリストさんが入ったこともありましたけど。その時にもよるかな。
KOJI まあでも、基本的にDeviluseが好きなんで。
YUICHI Deviluseの中で、自分たちの好きなものを着ると。
★「Life is Full of Choices」を掲げたきっかけは?(waiting for you)
YUICHI SWANKY DANKのテーマって、そこだと思うんですよね。特に歌詞のテーマは。さっきも言ったようにラブソングをなかなか書けないとか、書いてないとか、それより哲学的な部分が好きっていうのもあるんですけど、俺のタトゥーにもその言葉が入ってて。要は、意図して選択しなくても、必ず何かで人生のチョイスをしてるんですよね。誰かの意志かもしれないし、自分の意志かもしれないけど、結局は、全部自分がチョイスしてる人生なんですよ。だから今回、活動休止ってなった時に、発信はKOJIからだったかもしれないけど、俺もKO-TAもチョイスしてるんです。ということは、今後のSWANKY DANKにつながるためにどういうチョイスをしていくのかっていうことで俺たちの人生だったりバンドの進む道が決まっていくから、それで「Life is Full of Choices」と掲げてます。11月に出たベスト盤もそれをタイトルにして、ジャケットも過去に俺たちが選択してきた一つ一つのライブの写真をバーッと並べて。
──「Life is Full of Choices」というフレーズ自体は元ネタがあったんですか?
KOJI 確か、2011年に俺がTシャツを作るとなった時、その言葉を前面に入れたのが最初なんですけど、その時になぜそれにしたかというと、その頃外国人の友達と遊ぶ機会がけっこうあって、ある時深い話の中でその言葉が出てきたんですよ。それで、「すごくいい言葉だよね」ってみんなで話してて、俺自身もすごくいいなって思って引っ張ってきたんです。そこから自分たちの指針みたいになっていったという感じです。
YUICHI さらにその時に震災もあったりして、「人生って、自分たちで選択していくものだ」と。誰か、何かに決められるんじゃなくて、あくまで自分たちでチョイスしていくんだ、っていう意味合いも含まれてます。
★SWANKYは音源はもちろんライブがめちゃくちゃカッコよくて、衝動に駆られてダイブしたのは「Remenber me」が初めてでした。メンバーの人柄の良さもひとしお。大好きにならないはずがなかった。今まで1人で行ってたライブハウスも気づけばいつも友達がいる場所になりました。今までSWANKYからもらったものは計り知れないほど大きいです。どれだけ感謝してもしきれません。本当にありがとうございます。皆さんのSWANKYの活動の中で得たもの、逆にバンド活動の上で手放さなければならなかったこと、簡単には話せないかもしれませんが教えてほしいです。SWANKY DANKの帰りをずっとずっと待ってます。(YAYOI)
YUICHI 活動の中で得たものと、手放さなければならなかったもの。……うわっ、超難しいよ!(笑) 具体的に話せないこともあるけど……。
KOJI 俺に関して先に言うと、俺にとってはSWANKY DANKが初めてやったバンドで、挑戦をしていく中で、俺は充実感みたいなものを得たなと思います。正直に言えば学校にもあんまり行ってないし、団体行動っていうものをあんまりしてこなかったけど、一人じゃできないことをみんなでやっていった中で、そういう感情を得たなと。手放さなければいけなかったものは、個人として動くことかな。「SWANKY DANKの名前があるから、これはやらない」っていうことは、もちろんたくさんあったし。
YUICHI 確かに、「手放したもの」という意味では、それが一番デカいですよね。個人の時間。「個人の時間があったら、きっとこれをやってたんだろうな」っていうことはたくさんあるし。ツアーをやってなければ、これをやっていたかったなっていうこともあるし。得たもので言うと、苦しみも、悲しみも、つらかったこと、楽しかったこと、全部を分かち合える仲間、ですよね。
KO-TA 得たものはメンバーとか仲間といたことによる、自分への自信ですかね。存在意義というか。ここが居場所なんだなっていうポジションを得たこともそうですね。手放さなければいけなかったもの……言われてみると自分の時間というのは気付かないうちに手放してたんでしょうけど、その分得たものが大きかったので、僕にとってはすごく充実した時間でしたね。
YUICHI 誰もネガティブには捉えてないよね。
★SWANKY DANKは活動休止だけど、SWANKY OCEAN ACOUSTIXは何も発表されてません!!「Mar y sol」でavex traxからメジャーデビューしてますし、来年の夏、待ってますね!!!(Acoustic聴きたい)
KO-TA バレたか!(笑)
KOJI アレは……解散ですね(笑)。
YUICHI ここで発表しとくか。すみません、SWANKY OCEAN ACOUSTIXは、解散です!(笑)
KOJI SWANKY OCEAN ACOUSTIXはavex traxで、SWANKY DANKはcutting edgeだからレーベルが違うなんて、誰も分かんないもんね(笑)。
YUICHI まあ、何も言ってないからまたやってもいいと思うし、やらなくてもいいと思うし(笑)。それは乞うご期待で!
KOJI いやぁ……休止でしょ(笑)。本社が休止なのに、子会社だけやってるなんて意味が分かんない(笑)。
★今後、音楽活動は続けていかないのでしょうか?(諏訪団吉)
KO-TA まあ、「NO」ですよね。何かしら続けていくので。
KOJI やりたくなったらやるし、やりたくなければやらないというだけでね。期間とか関係なく、そう思ってます。
YUICHI だって、カラオケで歌ってもそれは「音楽活動」だもんな!
KOJI いや、それは違うでしょ! カラオケで歌うのは「趣味」だよ(笑)。
★一番思い入れのある曲は何ですか?SWANKYに出会ったことで、パンクロックの素晴しさに気付いて、パンクロックが好きになりました!自分のパンクロックの原点がSWANKYです。またいつか、別の形でもいいので会えることを楽しみに待っています! 自分も成長して会えるように頑張ります!!(ウィングス)
YUICHI 思い入れのある曲は、いろんなところで言ってるけど、俺の場合は「Nightmare」と「Stay With Me」。すごく時間をかけて作った曲だから、自分の中ではすごく思い入れがあります。とにかく1年以上かけて作った曲なんで。
KO-TA 僕は、「Circles」に入ってる曲たちは、僕がバンドに入って初めて楽曲制作に関わって発表されたものなので、どれもすごく思い入れがありますね。
KOJI 俺は「Sink Like a Stone」ですね。「BONEDS」ツアーの時にその曲がある程度までできてたんですけど、それをMY FIRST STORYのボーカルのHiroとコラボレーションしたいと思って、アイツの部屋のドアをコンコンってノックして口説いたっていう。「コンコン」「何?」「ちょっと話があるんだけど……」「シャワー浴びてるからちょっと待って!」って(笑)。それで、「やべえ曲を作ったんで、参加してほしい」って言ったのがすごく思い出深いですね。
★活動休止をするにあたり、今後必ず活動を再開してくれるのか、活動休止後のメンバーそれぞれが何をしていく予定かの2点が知りたいです。(にゃあ)
★絶対に戻って来てくれると信じてます! 約束してくれますよね?(waiting for you)
KOJI 気持ちは分かるんですけど、「絶対」なんかないじゃないですか。
YUICHI とりあえず、休ませてくれや!って(笑)。いろんなことをリセットするために休止を選んだわけだから。
KO-TA いったんね。いったん、先のことをリセットしようと。
YUICHI 待っててくれるのはありがたいし、投げやりにはできないけど、「必ず戻ってきます」とは言えない。ただ、やりたくなったらやるから。
KOJI 俺は、待っててほしいなんて1ミリも思わないんですよ。俺は、ね。1ミリも思わない。俺らが勝手に復活した時に、もしその曲がよかったら、帰ってくればいいじゃん。待ってくれなくていい。俺らは「休止」を選択したし、必ず戻ってくる保証もないし、何しろまだ休止前だからそこについては話せないし。期間を決めて休止するわけでもないしね。
YUICHI 「2年限定活動休止です」とか、意味分かんないしな(笑)。
KOJI 俺らが本当にやりたくなった時、全員が100%、120%の思いでSWANKY DANKをやりたくなった時には帰ってくるわけで。「待つ」とかじゃなくて、俺らがまった何かを発信した時に気付いてくれれば、それでいいです。
──好きなバンドの活動が見られなくなった時のファンの気持ちも、本当に分かるんですよ。でも、皆さんの「今」の気持ちもよく分かります。とりあえず今は、12月17日、渋谷クラブクアトロでのライブを楽しみにしたいと思います。ここまで8回、ありがとうございました!
全員 ありがとうございました!
というわけで、何とか(笑)最後までたどり着いた質問大会。熱心なファンの方でも初めて聞くという話もけっこうあったのでは? メンバーが言う通り、この先については今はまだ何も決まっていないようですが、とりあえず「いったんお別れ」となる12・17渋谷クラブクアトロでのワンマンを全力で楽しみましょう! ここまで8回取材に応えてくださったメンバーの皆さん、座談会に参加してくれた対バン・メンバーの皆さん、そして最後までお読みいただいたファンの皆さん、本当にありがとうございました!
茅場町 鳥 徳
東京都中央区日本橋 茅場町2丁目5番地6号
03-3661-0962
http://www.toritoku.com/
撮影 長谷英史
2019.12.17(火)
SWANKY PLAYGROUND ONEMAN SHOW
会場:渋谷 CLUB QUATTRO(ONE MAN)
開場/開演 18:00 / 19:00
チケット代 ¥3,300
INFO:渋谷 CLUB QUATTRO
http://www.club-quattro.com/shibuya/
2019/11/6 ON SALE
『Life is Full of Choices-Greatest Songs-』
CTCR-14975/B
¥3,000(税抜)
【SWANKY DANK OFFICIAL WEBSITE】
https://www.swankydank.net/
【SWANKY DANK Twitter】
https://twitter.com/SDANKofficial
- WRITTEN BY高崎計三
- 1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。