2NE1 is BACK! 伝説のK-POPガールズグループが待望の復活
7月22日、SNSに投稿された1枚の写真と1行の文章が彼女たちの復活を告げた。
「WELCOME BACK, #2NE1」
ヤン・ヒョンソク総括プロデューサーからの突然の発表に、世界中が狂喜した。そしてその後、今年の10月5、6日にソウルオリンピック公園オリンピックホールにて「2024 2NE1 CONCERT WELCOME BACK IN SEOUL」の開催が決定すると、チケット発売当日に40万人以上が販売サイトに殺到。メンバーのMINZYとDARAがチケットを購入しようとして失敗した様子をCLがInstagramのストーリーにアップしたことも話題になった。もちろんチケットは即ソールドアウト。このような状況を受けて、10月4日同会場での追加公演が発表された。日本では11月、12月に神戸と東京での公演も控えている。ジャパンツアーを前に、2NE1の足跡をあらためて振り返ってみたい。
2009年 鮮烈なデビュー!!
2NE1は2009年に韓国のYG ENTERTAINMENTからデビューした4人組ガールズグループ。デビュー前から「BIGBANGの妹分」として大いに期待されていた彼女たちだが、そのデビューは鮮烈だった。デビュー曲「FIRE」では両手を高く掲げて左右に振る振り付けとグループ名である「2NE1」を連呼するイントロに始まり、レゲエとヒップホップ、さらにワールドミュージックまでサンプリングしつつ破綻のないメロディに仕上げた楽曲。
「Fire」では強いイメージを印象づけた彼女たちだったが、同年にリリースした「I Don't Care」では浮気男にNOを突きつけつつもやさしいメロディがどこか切なさを感じさせ、デビュー年にして懐の深さを感じさせた。
正式デビュー直前にはBIGBANGとのコラボ曲「Lollipop」がCMソングに起用されるなど、デビューするなり一気にスターダムを駆け上った1年となった。
ガールクラッシュという言葉じゃ収まらない魅力
それ以降、リリースする曲はほぼヒット間違いなしのモンスター級ガールズグループへと成長。「Can't Nobody」、「I AM THE BEST」、「HATE YOU」、「UGLY」など、2NE1を知る人ならば曲のタイトルを並べただけでもメロディが即座に思い浮かぶという人も多いのでは。彼女たちの人気は韓国に留まらず、日本、アジアを超えてアメリカまで飛び火。ワールドツアーの一環でアメリカ公演を行うというのもまだ珍しかった当時、2012年のワールドツアー『NEW EVOLUTION』では韓国、日本、台湾、インドネシア、シンガポール、マレーシア、アメリカの7か国11都市をまわり、約20万人の観客を動員した。これは後にCLがソロでアメリカデビューを果たすことにもつながっていく。
圧倒的なライブパフォーマンスで世の中を魅了してきた4人が再びステージに立ったのが、2022年の「コーチェラ・フェスティバル」。ソロシンガーとしてコーチェラに招聘されたCLのステージで、2NE1がサプライズで登場。6年ぶりに4人が揃ってパフォーマンスした「I AM THE BEST」の一夜限りのステージに世界中が熱狂した。今もまだ2NE1を待ち望む人がこんなにもいるということを、たった1回のステージで証明してみせた。この日以降、2NE1の復活を期待する声が大きくなり、ついに今年、その夢が現実となった。
2NE1と言えばガールクラッシュというイメージが根強いけれど、これほどまでにカリスマ的な人気を誇っているのは彼女たちがただ強い女性だからというだけではない。強さに隠された本音や弱さすらもさらけ出す歌詞は深く心に突き刺さり、多くの人の共感を呼んだ。2NE1の楽曲はどの曲を聴いてもその当時のことが鮮明に思い出されるくらいの時代性を持ちながらも、今あらためて聴いてもまったく古さを感じない。それは衣装を含めた2NE1のアートワーク全般にも言えることで、これはアーティストの個性を大事にするYG ENTERTAINMENTならではのよさでもある。
カリスマ的なラップで観客をしびれさせるCL、圧倒的なボーカル力とずばぬけた表現力を持つBOM、奇抜なヘアスタイルで毎回驚かせてくれるチャーミングなDARA、そして弾けるようなダンスでファンを魅了する末っ子のMINZY。才能の塊のような4人がめぐりあって生まれた2NE1。デビュー15周年を迎える2024年に、彼女たちが再び2NE1としてステージに立つ。その瞬間をぜひその目で見届けてほしい。
「2024 2NE1 CONCERT WELCOME BACK IN SEOUL」
韓国 ソウルオリンピック公園オリンピックホール
10月5日(土) (SOLD OUT)
10月6日(日) (SOLD OUT)
追加公演
10月4日(金) 韓国 ソウルオリンピック公園オリンピックホール
「2024 2NE1 CONCERT [WELCOME BACK] IN JAPAN」
神戸ワールド記念ホール
11月30日(土)開場16:00 開演17:00
12月1日(日)開場14:00 開演15:00
有明アリーナ
12月14日(土)開場16:00 開演17:00
12月15日(日)開場14:00 開演15:00
【「2NE1」15周年特設サイト】
https://2ne1.jp/15th-anniv/
【JAPAN OFFICIAL FANCLUB "BLACKJACK NOLZA"】
https://2ne1.fc.avex.jp/
【YG JAPAN OFFICIAL X】
https://x.com/YGJAPANofficial
【YG JAPAN OFFICIAL Instagram】
https://www.instagram.com/ygentertainment_jp/
「WELCOME BACK, #2NE1」
ヤン・ヒョンソク総括プロデューサーからの突然の発表に、世界中が狂喜した。そしてその後、今年の10月5、6日にソウルオリンピック公園オリンピックホールにて「2024 2NE1 CONCERT WELCOME BACK IN SEOUL」の開催が決定すると、チケット発売当日に40万人以上が販売サイトに殺到。メンバーのMINZYとDARAがチケットを購入しようとして失敗した様子をCLがInstagramのストーリーにアップしたことも話題になった。もちろんチケットは即ソールドアウト。このような状況を受けて、10月4日同会場での追加公演が発表された。日本では11月、12月に神戸と東京での公演も控えている。ジャパンツアーを前に、2NE1の足跡をあらためて振り返ってみたい。
2009年 鮮烈なデビュー!!
2NE1は2009年に韓国のYG ENTERTAINMENTからデビューした4人組ガールズグループ。デビュー前から「BIGBANGの妹分」として大いに期待されていた彼女たちだが、そのデビューは鮮烈だった。デビュー曲「FIRE」では両手を高く掲げて左右に振る振り付けとグループ名である「2NE1」を連呼するイントロに始まり、レゲエとヒップホップ、さらにワールドミュージックまでサンプリングしつつ破綻のないメロディに仕上げた楽曲。
「Fire」では強いイメージを印象づけた彼女たちだったが、同年にリリースした「I Don't Care」では浮気男にNOを突きつけつつもやさしいメロディがどこか切なさを感じさせ、デビュー年にして懐の深さを感じさせた。
正式デビュー直前にはBIGBANGとのコラボ曲「Lollipop」がCMソングに起用されるなど、デビューするなり一気にスターダムを駆け上った1年となった。
ガールクラッシュという言葉じゃ収まらない魅力
それ以降、リリースする曲はほぼヒット間違いなしのモンスター級ガールズグループへと成長。「Can't Nobody」、「I AM THE BEST」、「HATE YOU」、「UGLY」など、2NE1を知る人ならば曲のタイトルを並べただけでもメロディが即座に思い浮かぶという人も多いのでは。彼女たちの人気は韓国に留まらず、日本、アジアを超えてアメリカまで飛び火。ワールドツアーの一環でアメリカ公演を行うというのもまだ珍しかった当時、2012年のワールドツアー『NEW EVOLUTION』では韓国、日本、台湾、インドネシア、シンガポール、マレーシア、アメリカの7か国11都市をまわり、約20万人の観客を動員した。これは後にCLがソロでアメリカデビューを果たすことにもつながっていく。
圧倒的なライブパフォーマンスで世の中を魅了してきた4人が再びステージに立ったのが、2022年の「コーチェラ・フェスティバル」。ソロシンガーとしてコーチェラに招聘されたCLのステージで、2NE1がサプライズで登場。6年ぶりに4人が揃ってパフォーマンスした「I AM THE BEST」の一夜限りのステージに世界中が熱狂した。今もまだ2NE1を待ち望む人がこんなにもいるということを、たった1回のステージで証明してみせた。この日以降、2NE1の復活を期待する声が大きくなり、ついに今年、その夢が現実となった。
2NE1と言えばガールクラッシュというイメージが根強いけれど、これほどまでにカリスマ的な人気を誇っているのは彼女たちがただ強い女性だからというだけではない。強さに隠された本音や弱さすらもさらけ出す歌詞は深く心に突き刺さり、多くの人の共感を呼んだ。2NE1の楽曲はどの曲を聴いてもその当時のことが鮮明に思い出されるくらいの時代性を持ちながらも、今あらためて聴いてもまったく古さを感じない。それは衣装を含めた2NE1のアートワーク全般にも言えることで、これはアーティストの個性を大事にするYG ENTERTAINMENTならではのよさでもある。
カリスマ的なラップで観客をしびれさせるCL、圧倒的なボーカル力とずばぬけた表現力を持つBOM、奇抜なヘアスタイルで毎回驚かせてくれるチャーミングなDARA、そして弾けるようなダンスでファンを魅了する末っ子のMINZY。才能の塊のような4人がめぐりあって生まれた2NE1。デビュー15周年を迎える2024年に、彼女たちが再び2NE1としてステージに立つ。その瞬間をぜひその目で見届けてほしい。
「2024 2NE1 CONCERT WELCOME BACK IN SEOUL」
韓国 ソウルオリンピック公園オリンピックホール
10月5日(土) (SOLD OUT)
10月6日(日) (SOLD OUT)
追加公演
10月4日(金) 韓国 ソウルオリンピック公園オリンピックホール
「2024 2NE1 CONCERT [WELCOME BACK] IN JAPAN」
神戸ワールド記念ホール
11月30日(土)開場16:00 開演17:00
12月1日(日)開場14:00 開演15:00
有明アリーナ
12月14日(土)開場16:00 開演17:00
12月15日(日)開場14:00 開演15:00
【「2NE1」15周年特設サイト】
https://2ne1.jp/15th-anniv/
【JAPAN OFFICIAL FANCLUB "BLACKJACK NOLZA"】
https://2ne1.fc.avex.jp/
【YG JAPAN OFFICIAL X】
https://x.com/YGJAPANofficial
【YG JAPAN OFFICIAL Instagram】
https://www.instagram.com/ygentertainment_jp/
- WRITTEN BY尹秀姫(ゆんすひ)
- 出版社勤務を経て、現在はフリーの編集・ライター。
たまに韓国語の通訳・翻訳も。K- POPを中心にさまざまなアーティスト・ 俳優にインタビューしています。