【アネス】インドネシアの17歳!全編日本語の泣けるバラードをリリース!!
全編日本語で歌う「Wish You Were Here」を全世界で配信リリースしたインドネシアのシンガーソングライター、アネスさん。現在17歳の彼女は、5年前の2018年にインドネシア最大のオーディション番組「Indonesian Idol Junior」で優勝して一躍注目され、2020年にリリースされた2ndシングル「Mungkin Hari Ini Esok Atau Nanti」はMVがYouTubeで1.1億再生を超え、インドネシアだけでなく世界最大級のK-POP音楽授賞式「Mnet Asian Music Awards」など多数の音楽賞を受賞しました。「Wish You Were Here」は、この曲を日本語でセルフカバーしたもので、日本のアニメが大好きという彼女にとっても大きなチャレンジ。そんなアネスさんに、楽曲のこと、日本語のこと、これからのことなどをお聞きしました!
「Wish You Were Here」のテーマは、大事な人を亡くした悲しみ
──アネスさんは現在17歳。5年前にオーディション番組で優勝し、デビューは14歳の時だったわけですが、若くして世界的に評価されるというのはどういう気持ちでしたか?
アネス まず、こういう活動ができるということがとても光栄でした。最初はとてもビックリして、こんなことになるとは思わなかったですけどね。今はとてもうれしい気持ちと、今まで応援してくれた家族やファンの皆さんへの感謝の気持ちしかないです。
──その活動の一環として、今回、日本語で歌っている「Wish You Were Here」が世界でリリースされます。3年前に原曲の「Mungkin Hari Ini Esok Atau Nanti(今日かもしれない、明日か、もっと後かも)」を作った時はどういうモチーフから作詞したのでしょう?
アネス 最初のインスピレーションは、当時大好きだった映画から得ました。私の好きな登場人物が劇中で死んでしまって、それがすごく悲しかったんです。その時に「もし私の大切な人が亡くなったら、もっと悲しいんだろうな」と思って、その気持ちからこの曲が生まれました。とても悲しい気持ちの曲ですね。
──では、ご自分の体験が反映されているというわけではないんですね。
アネス そうですね。小さい頃におじいちゃんを亡くしたことはあるんですが、その時のことは覚えていなくて。この曲は、頭の中で想像した気持ちを詞にしたものです。
──最初に「Wish You Were Here」を聴いて歌詞を読んだ時に、ラブソングなのかと思ったんです。でも原曲のMVを見ると、姉妹が事故で死別する様子が描かれていますよね。それで、「ああ、ラブソングというわけではないんだな」と思ったんですが。
アネス はい、もっと広く捉えてもらえるように意識して作りました。「大事な人」という中には家族もいれば恋人、親友、いろんな存在がいますよね。だからその人によって、いろんな捉え方をしてもらえればいいと思っています。恋人や好きな人をイメージしてラブソングと捉える人もいるだろうなというのは、作っている時に考えていました。
──他の楽曲のMVも見ていくと、「家族の絆」や「支え合い」というテーマの曲が多いように感じます。そういったテーマが創作のテーマになることが多いんでしょうか?
アネス 今までの作品は基本的に14歳~16歳の時に書いた曲なので、家族や親子など、普遍的な愛情についてのものが多いですね。ただ、今私は17歳で、今年18歳になるので、最近は恋の曲も作っています。これからは曲のテーマも変わってくると思います。
──曲を作る時に、最もインスピレーションの元になるのはどういうものですか?
アネス 基本的には、何かの物語からインスピレーションを得ることがほとんどです。映画だったり、友達の話だったり、自分の体験談だったりから得ることが多いですね。そこから思いついたフレーズやメロディーなどをスマホに記録して、曲の元にしたりしています。
日本に行ってライブもしたいし、お寿司も食べたい!
──セルフカバーである「Wish You Were Here」は、原曲の「Mungkin Hari Ini Esok Atau Nanti」と比べると、イントロのピアノなど、サウンドも少し変わっていますよね。
アネス そうですね。「Wish You Were Here」のバージョンはメロディーがきれいに聞こえるし、日本語の響きに合っているので、すごく気に入っています。このバージョンを聴くと、まるで新曲のようにフレッシュで、ワクワクさせてもらえます。レコーディングの時は、慣れない日本語で歌うのが少し大変だったんですが、原曲よりも悲しい気持ちを多く入れようと努力しました。
──やはり日本語の詞を覚えて歌うのは大変だったのでは?
アネス 大変でしたね(笑)。歌詞の意味と発音を丁寧に教えてもらって、1週間ぐらいかけて練習しました。日本のアニメが好きで昔から見ているので、日本語を聞くのには慣れているんです。でも聞くのと歌うのは違うので、一生懸命頑張りました。この歌詞と私の歌が日本の皆さんにも伝わることを願っています。
──この歌詞以外で知っている日本語は?
アネス 「おはよう」と「ごめんなさい」は知ってます(笑)。
──大事な言葉ですね(笑)。ところで、これまでの活動にはインドネシアでは有名なプロデューサーのラフィ・アフマドさんが重要な役割を果たされていますよね。ラフィさんは、アネスさんにとってどういう存在ですか?
アネス 私はラフィさんが持っている「RANS MUSIC」というレーベルに所属していて、私にとって彼はとても大事な人です。彼がいなければ、私の人生は今のようになっていないと思います。優しい人ですし、彼には感謝の気持ちしかないです。
──この「Wish You Were Here」を機に、日本での活動も予定されていますか?
アネス まだ具体的な予定はないんですが、できるだけ早く日本に行ってレコーディンもしたいし、日本のアーティストとコラボもしたいし、そして日本でライブ・パフォーマンスができたら最高だと思います。同時に楽しみなのが、日本の食べ物なんです(笑)。お寿司と刺身が食べたいです!
──早く実現するといいですね! この先について、一番大きな夢や目標は?
アネス インターナショナルなアーティストになりたいです。いろんな言語で歌った曲を出していきたいと思っていて、今回の日本語はその夢に近づく一歩になったので、とてもうれしいです。
──分かりました。次は日本でお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました!
「Wish You Were Here」
2023.06.28 デジタルリリース
Anneth/アネス
2005年10月生まれ、17歳のシンガーソングライター兼女優。
2018年インドネシア最大のオーディション番組「Indonesian Idol Junior」の勝者
2020年リリースの「MungkinHariIniEsokAtauNanti」はMusic VideoがYouTubeで1.1億再生を超え、Spotify Indonesiaのバイラルチャートで1位を獲得
数多くの賞を受賞
2021年 2ndシングルは多数の音楽賞を受賞
インドネシアの音楽賞 AMI Awards
アジア最大のストリーミングサービスの音楽賞
JOOX Indonesia Music Awards
世界最大級のK-POP音楽授賞式 Mnet Asian Music Awards
インドネシアの音楽賞 Indonesian Music Awards
【アネス Instagram】
https://www.instagram.com/anneth.dlc/
【アネス Twitter】
https://twitter.com/annethdlc
【アネス YouTube】
https://www.youtube.com/AnnethDelliecia
「Wish You Were Here」のテーマは、大事な人を亡くした悲しみ
──アネスさんは現在17歳。5年前にオーディション番組で優勝し、デビューは14歳の時だったわけですが、若くして世界的に評価されるというのはどういう気持ちでしたか?
アネス まず、こういう活動ができるということがとても光栄でした。最初はとてもビックリして、こんなことになるとは思わなかったですけどね。今はとてもうれしい気持ちと、今まで応援してくれた家族やファンの皆さんへの感謝の気持ちしかないです。
──その活動の一環として、今回、日本語で歌っている「Wish You Were Here」が世界でリリースされます。3年前に原曲の「Mungkin Hari Ini Esok Atau Nanti(今日かもしれない、明日か、もっと後かも)」を作った時はどういうモチーフから作詞したのでしょう?
アネス 最初のインスピレーションは、当時大好きだった映画から得ました。私の好きな登場人物が劇中で死んでしまって、それがすごく悲しかったんです。その時に「もし私の大切な人が亡くなったら、もっと悲しいんだろうな」と思って、その気持ちからこの曲が生まれました。とても悲しい気持ちの曲ですね。
──では、ご自分の体験が反映されているというわけではないんですね。
アネス そうですね。小さい頃におじいちゃんを亡くしたことはあるんですが、その時のことは覚えていなくて。この曲は、頭の中で想像した気持ちを詞にしたものです。
──最初に「Wish You Were Here」を聴いて歌詞を読んだ時に、ラブソングなのかと思ったんです。でも原曲のMVを見ると、姉妹が事故で死別する様子が描かれていますよね。それで、「ああ、ラブソングというわけではないんだな」と思ったんですが。
アネス はい、もっと広く捉えてもらえるように意識して作りました。「大事な人」という中には家族もいれば恋人、親友、いろんな存在がいますよね。だからその人によって、いろんな捉え方をしてもらえればいいと思っています。恋人や好きな人をイメージしてラブソングと捉える人もいるだろうなというのは、作っている時に考えていました。
──他の楽曲のMVも見ていくと、「家族の絆」や「支え合い」というテーマの曲が多いように感じます。そういったテーマが創作のテーマになることが多いんでしょうか?
アネス 今までの作品は基本的に14歳~16歳の時に書いた曲なので、家族や親子など、普遍的な愛情についてのものが多いですね。ただ、今私は17歳で、今年18歳になるので、最近は恋の曲も作っています。これからは曲のテーマも変わってくると思います。
──曲を作る時に、最もインスピレーションの元になるのはどういうものですか?
アネス 基本的には、何かの物語からインスピレーションを得ることがほとんどです。映画だったり、友達の話だったり、自分の体験談だったりから得ることが多いですね。そこから思いついたフレーズやメロディーなどをスマホに記録して、曲の元にしたりしています。
日本に行ってライブもしたいし、お寿司も食べたい!
──セルフカバーである「Wish You Were Here」は、原曲の「Mungkin Hari Ini Esok Atau Nanti」と比べると、イントロのピアノなど、サウンドも少し変わっていますよね。
アネス そうですね。「Wish You Were Here」のバージョンはメロディーがきれいに聞こえるし、日本語の響きに合っているので、すごく気に入っています。このバージョンを聴くと、まるで新曲のようにフレッシュで、ワクワクさせてもらえます。レコーディングの時は、慣れない日本語で歌うのが少し大変だったんですが、原曲よりも悲しい気持ちを多く入れようと努力しました。
──やはり日本語の詞を覚えて歌うのは大変だったのでは?
アネス 大変でしたね(笑)。歌詞の意味と発音を丁寧に教えてもらって、1週間ぐらいかけて練習しました。日本のアニメが好きで昔から見ているので、日本語を聞くのには慣れているんです。でも聞くのと歌うのは違うので、一生懸命頑張りました。この歌詞と私の歌が日本の皆さんにも伝わることを願っています。
──この歌詞以外で知っている日本語は?
アネス 「おはよう」と「ごめんなさい」は知ってます(笑)。
──大事な言葉ですね(笑)。ところで、これまでの活動にはインドネシアでは有名なプロデューサーのラフィ・アフマドさんが重要な役割を果たされていますよね。ラフィさんは、アネスさんにとってどういう存在ですか?
アネス 私はラフィさんが持っている「RANS MUSIC」というレーベルに所属していて、私にとって彼はとても大事な人です。彼がいなければ、私の人生は今のようになっていないと思います。優しい人ですし、彼には感謝の気持ちしかないです。
──この「Wish You Were Here」を機に、日本での活動も予定されていますか?
アネス まだ具体的な予定はないんですが、できるだけ早く日本に行ってレコーディンもしたいし、日本のアーティストとコラボもしたいし、そして日本でライブ・パフォーマンスができたら最高だと思います。同時に楽しみなのが、日本の食べ物なんです(笑)。お寿司と刺身が食べたいです!
──早く実現するといいですね! この先について、一番大きな夢や目標は?
アネス インターナショナルなアーティストになりたいです。いろんな言語で歌った曲を出していきたいと思っていて、今回の日本語はその夢に近づく一歩になったので、とてもうれしいです。
──分かりました。次は日本でお会いできるのを楽しみにしています。ありがとうございました!
「Wish You Were Here」
2023.06.28 デジタルリリース
Anneth/アネス
2005年10月生まれ、17歳のシンガーソングライター兼女優。
2018年インドネシア最大のオーディション番組「Indonesian Idol Junior」の勝者
2020年リリースの「MungkinHariIniEsokAtauNanti」はMusic VideoがYouTubeで1.1億再生を超え、Spotify Indonesiaのバイラルチャートで1位を獲得
数多くの賞を受賞
2021年 2ndシングルは多数の音楽賞を受賞
インドネシアの音楽賞 AMI Awards
アジア最大のストリーミングサービスの音楽賞
JOOX Indonesia Music Awards
世界最大級のK-POP音楽授賞式 Mnet Asian Music Awards
インドネシアの音楽賞 Indonesian Music Awards
【アネス Instagram】
https://www.instagram.com/anneth.dlc/
【アネス Twitter】
https://twitter.com/annethdlc
【アネス YouTube】
https://www.youtube.com/AnnethDelliecia
- WRITTEN BY高崎計三
- 1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。