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【TAEKO】ポジティブがすべての原動力!人間できないことはない!

2023.03.17
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インタビュー
3月15日に1年ぶりのシングル「Love Myself」を配信リリースしたTAEKOさん。この曲はミズノバドミントンアンバサダーを務める奥原希望選手のブランドムービーのテーマソングにもなっています。楽曲のことだけでなく、過去にはニューヨークのアポロシアターでオーディションを勝ち抜いた経験もあるなど、かなりいろいろと破天荒な彼女の経歴などについても伺いました!「時代を変えるハイブリッドディーバ」の正体とは?


アポロシアター挑戦の結果はキムチチゲとともに!



──「avex portal」には初登場ということで、デビュー前からの経歴から話していただきたいと思います。まず、2017年の秋、TAEKOさんはニューヨークのアポロシアターで行われている名物イベント「アマチュアナイト」のオーディションに参加したそうですね。
 
TAEKO 「アマチュアナイト」は、本選の前にオーディションがあるんですよ。私は一時期、フィリピンのセブ島にいて、そのときに「アマチュアナイト」のホームページを見ながら「受けたいなあ」とずっと思っていたんですけど、オーディションの募集すらなくて。でもある日、またホームページ見てみたら「オーディション、やります」と。それでニューヨークまで受けに行ったんですけど、朝5時半から並んだのにもう、すっごい人の数なんですよ。
 
──何人ぐらいいたんですか?

TAEKO 数え切れません! 事前に過去にオーディションを受けたことがある人のブログを見たら、「人の数がヤバくて、受付スタートは10時だけどみんな朝6時ぐらいから並びます」みたいなことが書いてあったんですけど、先着何名とかまでは書いてないから「これで受けられなかったら行った意味がない!これはもう5時半だ!」と。アポロシアターがあるエリアは治安があまりよくなくて、私はひとりだったしちょっと怖かったんですけど、そこはもう根性丸出しでUberで行って。そうしたら整理番号がすでに63番だったんです。
 
──えー!
 
TAEKO そこからただひたすら待つんですけど、ふと後ろを見るともう最後尾が見えないんです。列が角を曲がってて、もう果てしない。で、私は63番だったからけっこう早めに入れたんですけど、普段は入れない通路から入るんですよ。
 
──アポロシアターは僕も行ったことがありますけど、あのメインエントランスではなく。

TAEKO そう。階段にマイケル・ジャクソンとかスティービー・ワンダーとかの手形とかサインとか写真がブワーッと飾ってあって、もう私はそこから鳥肌で「やっば!」みたいな。で、オーディション室みたいな部屋に30名ずつ入れられて
 
──30人も!

TAEKO はい。中に入ると目の前には審査員が数名バーッと並んでいて、そこで90秒の間に歌ったり、ダンスをしたり、お笑いをしたり、思い思いのパフォーマンスを一人ずつするんです。自分の出番を待っている間に皆さんのパフォーマンスを観るんですけど、みんな相当上手い。
 
──そうでしょうねえ。
 
TAEKO それで内心、「うまっ!」とか「やばっ!」とかなるんですけど、気持ちで負けたら本当に負けてしまうから、「いや、絶対私が一番上手いわ!」って超ポジティブな気持ちで待って、自分の番では名前と番号を言って歌いました。で、「後日連絡します」と言われて終わり。
 
──それでもう終わり。
 
TAEKO 合格通知は受かった人にだけメールで送りますと。
 
──なるほど。

TAEKO それが9月ぐらいの出来事で、本当は11月ぐらいに合格通知が来ていたんですよ。でも、私はそれを迷惑メールだと思って、全然スルーしてたんです。そうしたらある日、韓国の仁川空港でキムチチゲ食べてたら、Instagramにコメントが来たんです。でも、アイコンには見覚えがないし、「アメリカの方なのかな?」っていう感じ。で、メッセージを開いてみたら、「Hey, Tae!」と。「あなたのステージ、○月○日に決まってるよ!」って書いてあって。それを見てもうビックリして。それでもう一度過去のメールを見直して、迷惑メールだと思ってたのが合格通知だったことを知ったんです。
 
──映画みたいですね!
 
TAEKO このとき、鯖とキムチチゲとご飯っていう私がめっちゃ大好きな定食を食べてたんですけど、あれが「食事が喉を通らない」っていうんですね、本当に喉を通らなくて全部残しちゃって。それで「絶対行きます!」と返信して、後日再びニューヨークへ行ったんです。
 
──そもそも何で「アマチュアナイト」に出たいと思ったんですか?
 
TAEKO YouTubeか何かでアポロシアターの存在を知って、「うわ、このステージで歌いたい!」って。シンプルにそれだけです。
 
──「アマチュアナイト」が有名だからとか、そういうことじゃなくて。
 
TAEKO はい。で、本番ではステージに出る前に、ステージの端に置いてある<Tree of Hope>と呼ばれている切り株を触るんですよ。それからステージに出ていって、バンドの生演奏で歌うんです。
 
──アポロシアターのステージは本当に特徴的だし、すごく素敵ですよね。
 
TAEKO すごかった! オーディションの時には立たせてもらえなかったので、実際に上がったときは鳥肌が立ちましたね。3階まで満席だったし、すごい経験でした。
 
  
ストリートライブの動画が目に留まり……独特すぎるプロまでの道のり!
 

 
──でも、TAEKOさんはもともとダンスをしていたんですよね?

TAEKO はい、ダンサー志望でした。小学校の卒業文集には「MISIAさんのバックダンサーになりたいです」って書いてたぐらい。人前で歌うのなんて恥ずかしいけど、ダンスは喋らなくていいしって思ってたんですよね。
 
──何に憧れてダンスを始めたんですか?
 
TAEKO モーニング娘。に憧れて、家の近くのダンススタジオに通うようになりました。

──で、そこからMISIAさんにシフトチェンジ。
 
TAEKO お母さんがMISIAさんのファンで、家でずっとMISIAさんが流れてたんです。それに影響されて私もすごく好きになったんですけど、私は歌じゃなくてダンスが好きだったから、MISIAさんのバックダンサーになるのが夢だったんです。
 
──そこからどうやって歌手志望に変わっていくんですか?
 
TAEKO もともとカラオケは好きだったんですよ。高校生のときとか、学校が終わってから友だちとみんなでカラオケに行くじゃないですか。そのときからみんなに「何で歌やらないの?」って言われ続けてて。
 
──やっぱり、上手かったんだ。
 
TAEKO 高校を卒業したあとにアルバイトをしてたカラオケでも「歌をやったほうがいいよ」って言っていただいて、それがきっかけで作家さんたちのスタジオに行って遊びで歌わせてもらうことになったんです。それで歌ってみたら、みんなが「えっ?」みたいな。そこから「ちょっと仮歌やってくんない?」みたいな感じで仮歌を歌うようになりました。
 
──作家さんが自分の作った曲をレコード会社とかに提出するとき用の歌を歌う人ってことですね! そんな裏方仕事からはじまっていたとは。てことは、そこからだんだん……?
 
TAEKO そう! 「やっぱ、歌楽しいな!」ってなって。
 
──裏方としてではなく、表舞台に立ちたいという気持ちになっていくんですね。
 
TAEKO そうですね。でも、仮歌の意味とかもあんまりよくわかってなかったし、ただ楽しくて歌ってるだけだったから、裏方っていうイメージもなかったんですよね。
 
──たしかに、音楽業界のことなんて分からないし。
 
TAEKO そう、「ヘッドホンして歌える!」みたいな。カラオケの個室バージョンみたいな感覚です。そこから本格的に歌をやるようになって、大阪のインディーズイベントで小さなライブハウスで歌う機会をもらったり。お客さんは2人とかでしたけど、思いっきり歌ってました(笑)。
 
──でも、カラオケとかスタジオでひとりで歌ってるよりも、2人でもお客さんがいるだけ違いますよね。
 
TAEKO そう、人前に立って歌うというのが楽しかったんですよね。ストリートライブもしてましたし、めっちゃ楽しかったです。そうしたら、いつも観に来てくれていたファンの方がストリートライブの様子を動画に撮って、YouTubeに勝手に載せてくれたんです(笑)。

──そうなんだ!
 
TAEKO その動画をプロダクションの方が見て、電話がかかってくるという。
 
──すごい! その電話はどんな感じだったんですか?
 
TAEKO 「明日、東京来れる? 旅費も全部出すからちょっと来てくれない?」「あ、はい! 行きます!」って。それで大阪から東京へ行って、社長の前で英語の曲1曲と日本語の曲1曲を歌って、即契約が決定。次の日からレッスンになりました。

──令和の時代にそんな夢みたいな話があるんですね。
 
TAEKO ね。びっくりしました。でも実は、東京に行った日に本当は沖縄へ行く予定だったんです(笑)。
 
──反対方向じゃないですか(笑)。
 
TAEKO 友だちと行く予定だったんですけど、急きょキャンセルしました。
 
──ちなみに、社長の前で歌った2曲というのは?
 
TAEKO 中西保志さんの「最後の雨」とビヨンセの「Listen」だった気がします。
 
──「アマチュアナイト」で歌ったのもビヨンセなんですよね? 今のTAEKOさんを支えているのはMISIAさんとビヨンセですか?
 
TAEKO あとは玉置浩二さんですね。めっちゃ好きで、大ファンなんです。
 
──玉置さんのどんなところが好きなんですか?
 
TAEKO 素晴らしい歌唱力を持っていらっしゃるところです。今年、安全地帯さんのライブに2回行きましたし、ソロライブもあれば必ず行きます。
 
──好きになったきっかけは?
 
TAEKO これも母からの影響なんですけど、「1回だけでいいからさ、一緒にライブ観に行かない?」って誘われて行ったら、もう号泣! そこからもう大ファンです。なので、今の夢はNHKの「玉置浩二ショー」に出ることです。
 
 
マインドは完全に体育会系! そしてバドミントンとの縁も!
 
 


──TAEKOさんは「アマチュアナイト」のほかに、「アメリカズ・ゴット・タレント」にも挑戦されていますよね。そこまでTAEKOさんを駆り立てるものは何なんですか?
 
TAEKO 多分、私はこういう生き物として生まれてきたんだと思います。ビビるぐらいポジティブなんですよね。知らないものにチャレンジすることが怖くないと言ったら嘘になりますけど、そういったものが全て今の自信に繋がってるんだと思います。
 
──怖いからこそ挑戦する意味があるというか。
 
TAEKO そう。怖いんだけど、これを経験する意味は自分にとってすごく大きいんだろうなって思うんですよね。
 
──デビューしてからの1年半はいかがですか?
 
TAEKO 何も変わんないです。私は昔から何も変わってないし、今後も変わりたくない。それに、変わりたくても変われないんですよね。
 
──でも歌に関してはどうですか? トレーニングとかを重ねると変わってきますよね。
 
TAEKO そうですね。事務所に入るまでは一切歌を習ったことがなくて自己流だったので。
 
──それもすごいですけどね。
 
TAEKO なので、コーチングを受けてから声の出し方とかに関して「あ、なるほどな」って思えたし、すごく楽しいです。でもそれだけじゃなくて、プロになったことによって責任も感じているので、歌の自主練習をしたり、持久力とか心肺能力を上げたり、プロ意識は0から100になったかも。
 
──で、それもまた楽しいと。
 
TAEKO 楽しい! めっちゃ楽しい。自分を追い込むのが好きなんですよ。
 
──体育会系?
 
TAEKO 体育会系です、完全に。小学生のときはバドミントン部でした。
 
──そうなんですね! じゃあ、今回の新曲「Love Myself」がミズノバドミントンアンバサダーを務める奥原希望選手のメモリアルムービーのテーマソングになるという話があったときはもう……。
 
TAEKO 「うわ! バドミントンだ!」みたいな。
 
──たまたまなんですよね?
 
TAEKO そうなんです。びっくりでした。スポーツ選手だったり、アーティストさんだったり、ダンサーさんだったり、ジャンルは違いますけど、みんなアスリートだと私は思ってるんですよ。だから、幼い頃からオリンピック選手になるまでを描いた奥原希望選手のムービーを観たときに共感できることがたくさんありました。ステップアップするためにはいろんな壁があって、それを乗り越えていく姿に感動しましたね。
 


──ご自身とも重なる部分が。
 
TAEKO ありました。
 
──そうなると歌に込める気持ちもまた違ってきますね。
 
TAEKO 「Love Myself」の最初のフレーズ<あの頃の自分に語りかけた>も<まばゆい未来は遠い>も<それでもあなたが歩むならば/いつだって未来は示す>もすごく共感します。
 
──僕は<悲しみ、喜び、もどかしいと/迷えば迷うほど、私は私になる>という歌詞がすごくいいなと思って。
 
TAEKO 自主練習でこの曲を歌うとき、私もそこはすごく力が入っちゃう。最後のサビで終わりに向けて盛り上がっていく部分でもあるし、これは私もすごく共感するフレーズです。
 
──歌詞もそうですけど、歌自体にも力強さを感じるのは、TAEKOさんが歌詞に共鳴していることも大きいんでしょうね。
 
TAEKO そうですね。この曲はどんな方が聴いてもすごくパワーになる曲だと思います。自分のこれまでの経験が歌に変換されるので、この曲を歌っているときはすごく気持ちが入ります。
 
──奥原選手もTAEKOさんもこれまでの経歴が華々しすぎて、一般の人からすると「自分とは違う」って思うかもしれないけど、全然そんなことはないというか。
 
TAEKO 人間誰しも何か目指しているものがあるはずだし、スポーツとかジャンルに囚われず、多くの方に聴いてもらいたいですね。
 
 
日本の方々に愛される曲を歌いたい!
 

 
──TAEKOさんの楽曲は「Love Myself」を含めてまだ3曲ですよね。どういうテイストの楽曲が得意なんですか?
 
TAEKO カラオケではアップテンポの曲はほぼ歌わないし、バラードみたいな聴かせる系の曲を選んじゃいますね。でも、ダンスも好きなので二刀流でいきたいです。歌って踊れるし、バラードでも聴かせられるっていう。

──今後、どんな歌を歌っていきたいですか。
 
TAEKO 日本の方に愛される曲ですね。
 
──「アマチュアナイト」のエピソードが強烈なので、ソウルやR&Bの色が濃いのかなと思っていましたけど、そうではない。
 
TAEKO そういう音楽もめっちゃ好きです。めっちゃ好きなんですけど、昭和のヒット曲とかも聴くんですよ。中山美穂さんの「ただ泣きたくなるの」とか。あのメロがもうたまらなく好きで!
 
──あの頃の女性ソロ歌手はいい曲をたくさん歌ってますからね。
 
TAEKO そうなんです! そういう曲も私、大好きです。だから絶対R&Bじゃないと嫌だってことは全然なくて、こういうバラードも歌いたい。
 
──そうやってうまい具合に音楽性を融合できたら、新しい形が生まれそうですね。
 
TAEKO ですよね。なので、私は日本人から愛される名曲でヒットを出せたらいいなって思ってます。
 
──でも、せっかくなので踊ってももらいたいです。
 
TAEKO ダンスはめっちゃ好きなので、ライブの途中でダンスセクションとか作りたいですもん。ダンスだけでもバリバリ魅せる自信があります。バラードもやれるし、歌いながら踊れるし、いろんなことをやりたいです、本当に。
 
──コロナ禍で満足に活動できないなかで、そういう想像や妄想が膨れ上がりますね。
 
TAEKO そうですね。この間はラスベガスまでアデルのライブを観に行ったんですけど、最強でした。
 
──ラスベガスでアデルはいいですね!
 
TAEKO ヤバかったです。その前はシルク・ソニックをベガスで見たんですけどそれも最高だったし、東京ドームのブルーノ・マーズも行ったし、5月にはニーヨも行きます。今はちょっと病気で休んでますけど、前にセリーヌ・ディオンを見たときなんてもう「ポッカーン」ですね。「これぞディーバじゃん!」って。そういうものを見て刺激をもらうことが自分にとってはすごく大事で、「うわ、すごい!」とか「カッコいい!」って思えるものがないとモチベーションを保てないんですよね。でもだからと言って、映画とかドラマはマジで見ないんです。
 
──「見るんです」じゃなくて「見ない」(笑)。
 
TAEKO でも、ジェニファー・ハドソンが演じたアレサ・フランクリンの映画は見ました。そういうのは絶対見に行く。あと、ホイットニー・ヒューストンのホログラムのショーも見に行って、その次の日にホイットニー・ヒューストンの映画も見に行きました。
 
──音楽ものだったら、映画でも舞台でも……
 
TAEKO 絶対見に行く。


早くライブがしたい! ステージからみんなにビームしたい!
 
 

──TAEKOさんは自分の意思で全てを掴み取っていますね。でも、デビューしてからは環境が変わるわけで。
 
TAEKO そうですね。しかもコロナ禍でのデビューだったので、まだ人前で歌ったことがないんです。レコード大賞に出演したときも無観客だったので、ライブがしたいですね。
 
──人前で歌いたくて頑張ったのに皮肉なものですね。
 
TAEKO そうですよ。だから、今年は本当に人前で歌いたいなって思ってます。
 
──コロナ禍は本当にキツかったでしょうね。
 
TAEKO そうですね……でも、私は基本、マジでポジティブなので。落ち込まないんです。

──最悪な状況でも、その中でできるベストを探していくと。
 
TAEKO そう、本当に。何かできなくなったら、その分できることを探すんですよね。落ち込んでる時間が本当にもったいない。
 
──生まれた時からそのやり方。
 
TAEKO 生まれた時から、多分これ。よく親友とかに聞かれるんですよ。「何でそんなポジティブなの?」って。自分でも分からないから「生まれつき」とか言って。
 
──友だちからよく相談されそうですね。
 
TAEKO されるんですけど、私がいつも言うことは「●●だったら絶対できるよ」とか、めっちゃプラスなんです。「できないことないから! 絶対できるから!」って。だって、私がそうだったから。
 
──そうですよね。
 
TAEKO 人間って、できないことはないんですよ。どれだけ自分を追い込めるか。走るときってめっちゃキツいじゃないですか。めっちゃキツいけど、「これを超えなきゃステップアップできない!」っていうマインドで走るのと「もう今日はこれぐらいでいいや」と思うのとでは全然違う。
 
──よく「夢は叶う」とか、「努力は必ず報われる」とかって言いますけど、それに異を唱える人たちがいるじゃないですか。「いや、努力したってできないものはできないよ」みたいな。
 
TAEKO 私はそういう人に365日ついてあげて、何でできないのか調査してあげたい。きっと「今日はいいや」っていうことを絶対にしてるから。本来、人間はすごい生き物なんです。だから、絶対にできます。
 
──そういう気持ちは確実に歌に乗りますよね。
 
TAEKO 乗りますね。うん、本当に。
 
──TAEKOさんにはネガティブだったりクヨクヨしている曲は合わないかもしれない。

TAEKO 合わないですね。多分そういう曲は来ないかも(笑)。ライブとかでもパワーを届けたいというか、みんなにビームしたいです。
 
──(笑)。届けるじゃなくて、貫くぐらいの勢いで。
 
TAEKO 私、努力が好きなんです。でも、最近思うんです。スポーツ選手と一緒で試合(ライブ)がないとって。試合があったら絶対にもっと自分を追い込めるんですよ。人間、ダラーッとする日ももちろんある。でも、何月何日に何々があるとしたら、それに向かって自分を100パーセントの状態に持っていくにはどうすればいいかっていうことを絶対に考えるんですよね。スポーツ選手もそうじゃないですか。だから常に試合が欲しい。

──歌も届けていきたいし、試合も重ねたい。それは今年の目標かもしれないですね。
 
TAEKO いやもう、試合がたくさん欲しい。
 
──「監督、試合に出させてください!」みたいな。
 
TAEKO ホントそれ! 試合すればするほどもっとよくなると思うんですよ。
 
──これだけ熱い話をされたら、ライブがあるときは絶対見に行きたくなります。
 
TAEKO めっちゃ来てほしいです!
 
 
撮影 長谷英史

ベアトップオールインワン¥29,700-(MAISON SPECIAL/ MAISON SPECIAL AOYAMA)、その他スタイリスト私物
スタイリスト 根本 秋彦
ヘア・メイク 高松れい



「Love Myself」
2023.3.15 デジタルリリース


 
ミズノバドミントンブランドムービー テーマソング
https://youtu.be/deCjuoe5vEs


【TAEKO Twitter】
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【TAEKO Instagram】
https://www.instagram.com/taeko.official/

 
阿刀“DA”大志
WRITTEN BY阿刀“DA”大志
1975年東京都生まれ。学生時代、アメリカ留学中にHi-STANDARDのメンバーと出会ったことが縁で1999年にPIZZA OF DEATH RECORDSに入社。現在は、フリーランスとしてBRAHMAN/OAU/the LOW-ATUSのPRや音楽ライターなど雑多に活動中。

Twitter:@DA_chang
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