【夏といえばスパガ!】SUPER☆GiRLS 13年目の夏曲「Summer Lemon」
7月6日、ニューシングル「Summer Lemon」をリリースするSUPER☆GiRLS。スパガの代名詞とも言える「夏曲」らしさ満点、さらに韻を多用した歌詞が耳に残る1曲となっています。今回は阿部夢梨さん、坂林佳奈さん、門林有羽さん、萩田帆風さんの4名に、カップリングの「STORY」を含む楽曲とMVのこと、夏について、それから12周年にちなんだ質問などを伺ってみました!
「もんもんもんもん」が印象的な「Summer Lemon」!
──「Summer Lemon」はタイトルも曲調も「夏曲!」という感じですよね。「スパガと言えば夏曲」とも言われますが、皆さんは夏曲についてどういう思いがありますか?
門林有羽 夏曲は、特に勝負の曲なのかなと思っています。夏と言えば、アイドルは野外フェスだったり大きなイベントに出演させていただくことが多いので、普段の活動よりも見ていただく機会がすごく増えるんですよね。その時に、一人でも多くの方の耳に残ったり、印象に残る楽曲を引っさげて挑むことによって覚えていただける機会が増えるんじゃないかなと思っているので、そういう意味で勝負の曲なのかなと思ってます。
坂林佳奈 やっぱりスパガと言えば夏曲と思っていただいていて、一番ライブが多い時期も夏なんですよね。なのでその分、夏曲を皆さんで育て上げられる回数だったり期間は、本当に濃い時間だと思っていますし、私自身も夏曲への思いは強いものになっています。
阿部夢梨 SUPER☆GiRLSは、夏曲が特に人気で、毎回リリースされるたびに、「この曲も皆さんに愛される楽曲にならないといけないな」というプレッシャーもちょっと感じながら夏を過ごしています。そういった意味も込めて、夏に対する思いというのはほかのアイドルさんに比べても強いのかなあと思います。
萩田帆風 私は6月12日で加入して1年になるんですけど、加入する前から、スパガの曲を見たり聞いたりしていて。YouTubeのトップに出てくるのも夏曲だったりと、やっぱりスパガは夏曲が人気という印象でした。入ってからも、夏にたくさんの楽曲を披露することによって、ファンの方から「スパガと言ったら夏だね」「夏と言えばスパガだね」と言ってもらえることも多くて、スパガにとって夏は本当に勝負の季節なんだなというのはすごく感じています。
──今皆さんが言われたような、「勝負の曲」「印象の強い曲」ということで言うと、今回の「Summer Lemon」はすごく強いですよね。イントロから弾けてるし、歌詞はどれだけ「もんもん」言うんだという感じで(笑)。
坂林 そうなんですよ! 「こんなにたくさん言っていて大丈夫かな?」と思うぐらいなんですけど(笑)、キャッチーなので覚えていただきやすいメロディーとダンスになってるかなと思います。
──歌詞の中で韻を踏むことはもちろんありますが、ここまで終始踏み続けてる曲も少ないですよね。歌う時に気をつけたことは?
坂林 歌詞の中で、「~だもん」と続くところで「カルダモン」っていうスパイスが出てくるんですけど、それを今回初めて、この歌詞で知りまして、その時に、「この『カルダモン』ってどういう気持ちで歌ったらいいんだろう?」って思ったんですよね(笑)。YouTubeのスパガ公式チャンネルにソロリップバージョンも上がると思うので、注目していただきたいです。あと、「カルダモン」って言ってる時のメンバーの表情が好きで、MVを見ています。
阿部 私もカルダモンは知りませんでした。
──「これはもうレモンすら関係なくなっているのでは?」と思って調べたら、レモネードとかレモンケーキなんかにも入れるスパイスなんですね。ちゃんと関係ありました(笑)。他の方は「もん」については?
門林 「もん」ってかわいいイメージじゃないですか。かわいらしい女の子たちがよく使うのかなと思うので、かわいく歌うように気をつけました。ドスが効いた「もん」はかわいくないので(笑)少しでもかわいく聞こえるようにと思いながらレコーディングしました。
──門林さんは「かどばやし」ですけど、この曲を歌ってるうちに「もんばやし」かな?と思えてきたりして(笑)。
門林 そうなんですよ! ファンの方でも「もんもんもんもんもんばやし」っていう、不思議なツイートをしてくださってた方がいて(笑)。本当に小学生の頃から「もんばやしさん」とよく間違えられていたので、ちょっと親近感がありました(笑)。
──萩田さんは昨年6月の加入だったので、夏曲はこれで2曲目ですよね。
萩田 はい。今年もすごく楽しみにレコーディングや撮影に参加しました。あと、かき氷だったらレモン味を選んだりとか、レモンもけっこう好きなので、個人的にも「かわいくていい曲だな」と思いました。一度聴いたらすごく耳に残るので、2曲目の夏曲がこの曲で、すごくうれしいです。
──阿部さんはリーダーとして、この曲にどう臨みましたか?
阿部 スパガにとって1年ぶりのシングルにもなりますし、ファンの皆さんにもずっとお待たせしてたという部分もあったので、「待っていてよかったな」と思ってもらえるようなクォリティの楽曲をお届けしたいなと思っていました。それにふさわしい楽曲をいただいたし、私たちもパフォーマンスで期待に応えられるような形で皆さんにお届けできたと思うので、私たちとしてはとてもよかったなと思ってます。
──冒頭から入る「Lemon! Come on!」というかけ声もいいですよね。
阿部 ライブで声が出せるようになったら、みんなで言ってほしいですよね。ファンの皆さんも一緒に歌ってほしいということを想定してのものですし。今は(手でレモンの形を作って)レモンポーズをしながら踊ってるんですけど、声が出せるようになったり、夏フェスならではのジャンプができるようになった時は、一緒にクルクル回ってほしいなと思いますね。メンバーも回っていたりするので。
──歌詞の内容は、積極的にいきたいけど、なかなかいけないという女の子の思いが歌われていますね。
坂林 サビの冒頭から「だって好きだもん」という熱い気持ちを歌ってるんですけど、この女の子の主人公はすごくツンデレで、「好き!好き!好き!」とすごく思ってるのに「好きなんて言えない!」っていう感じなんですね。「友達のままでいいよ」という切なさもありつつ、好きという気持ちがレモンのように甘酸っぱく表現されていて、揺れ動く気持ちを強く感じる歌詞だなと思います。
──「ツンデレ」ですよね。ただ内気なだけじゃないという。
坂林 グイグイいきたいんだけど、自信がないから「友達のままでもいい」と言っちゃうっていう。でも本当に付き合いたいという熱い気持ちはすごく持ってるんですよね。
「Summer Lemon」MV撮影に使われたレモンは、さて何個?
──この曲のMVも6月12日のイベントで公開されました。夏曲らしく今回も水着全開で、カッチョイイカンパニーさんの振り付けも楽しいですね。
阿部 ホントにかわいく撮影していただきました。水着の私たちだとか、レモンと一緒のところだとか、プールではしゃいでいる姿だったりとか、本当にいろんなスパガの表情を見ていただけると思います。あと他のMVに比べても、メンバー1人1人を重点的に見ることができるような映像になっていると思うので、メンバーの顔と名前を一致させやすいというか。このMVをきっかけにスパガにハマってくださる方が増えるんじゃないかなと思うような作品に仕上がりました。
萩田 私はMV撮影が2回目だったんですけど、すごく楽しくて、あっという間でした。水着のデザインは1人1人違うんですけど、黄色と白で統一感があって、すごくかわいいんですよ。ソロリップバージョンがYouTubeに上がるんですけど、レモンを持って踊るというのは新鮮で、ちょっと緊張もしたんですけど、それも含めてすごく楽しい撮影でした。
門林 5章になってからすごく変わったなと思うところがあって。今までも個人サビバージョンをYouTubeに上げていただいてるんですけど、4章の頃はみんなキメキメでいくよりは、ナチュラルに感じたものを出すという感じだったんですね。でも5章になって、新メンバーのアイドル性が高い子たちが入ってきてくれたのもあって、みんなめちゃめちゃキメていくので、そういうところでいい刺激になっています。より一層アイドルらしさが底上げされたんじゃないかと思うので、リップシーンは特に注目して見ていただけたらなと思います。
──レモンがすごくたくさん出てきてましたよね。撮影現場には全部で何個ぐらいあったんですか?
阿部 30は軽く越えてたんじゃないですか?
坂林 30どころじゃないよ!
萩田 100個はありましたよ!
阿部 100? 100個って何個か知ってる?
坂林 プールのそばにブワーッとたくさん置いてあったんだよ。
(スタッフより「150個です」という声)
阿部 150個!?(手を口に当てて驚きの表情)
萩田 お風呂のところにもメチャクチャあったじゃないですか。
阿部 えーっ、あれ全部で30個ぐらいかと思ってた!
──認識に5倍の開きがあるんですけど(笑)。ちなみに本物のレモンだったんですか?
坂林 本物です! というのはウソで、作り物でした。私たちが落書きしたのを、プレゼントに使うんですよ。多分!(笑)
──なるほど。撮影現場でのエピソードはありますか?
阿部 天候があまり良くなかったんですよ。完成版を見た人は「すごく晴れた日に撮影したんだろうな」と思うでしょうけど、晴れとはほど遠くて。
門林 ずっと曇ってたよね。
坂林 屋外のシーンは、雨がチラチラ降る中での撮影だったんです。
萩田 雨が弱くなった時に、急いで撮りました。
──そうだったんですか! 映像を見る限りはピーカンみたいですけどね。
坂林 プロの技で何とかしていただきました。
──振り付けについては?
阿部 両手でレモンの形を作って踊る「レモンダンス」というのをやってます。本当に簡単で、レモンポーズを作って横に揺れるという感じなので、ステージではイントロのところをファンの皆さんと一緒に踊っています。あとサビの部分はけっこうテンポが速いので、真似するには少し難しいダンスなんですけど、カッコいいフォーメーションなんですよ。カッチョイイカンパニーさんはフォーメーションダンスが面白くて、見ていて飽きないようなものになっているので、何回見ても新鮮な気持ちで楽しめるような振り付けになってると思います。
メンバーそれぞれが、この夏積極的にやりたいこととは?
──では「Summer Lemon」にちなんでお聞きしたいと思います。Lemonの味わい方っていろいろあると思うんですが、皆さんが一番好きなのは何ですか?
萩田 2個あるんですけど、
坂林 え?
阿部 欲張るなよ~!(笑)
萩田 決められないんですよ!(笑)トップバッターなのにすみません。1個目は、レモンを輪切りにしてタッパーに入れておく、朝に飲むレモン水です。ナチュラルに飲んだり、そこにはちみつを入れてはちみつレモンみたいにして飲むのが、私の夏のルーティンになっているんです。あとかき氷のレモン味も好きで。ごめんなさい、2個言っちゃって(笑)。
坂林 かき氷は着色だけだけどね。
萩田 そんなこと言わないでくださいよ!(笑)
阿部 じゃあ私も2個言いますね(笑)。1つは、輪切りしたレモンをドライフルーツにして、砂糖をまぶして食べる輪切りレモンがすごく好きで。夏になるとコンビニとかでも売られてるんですけどね。あとグミとかはいつもレモン味を選んでます。
坂林 いつも?
阿部 はい、いつもです! まあグレープも食べますけど。
坂林 私はお酒を飲むのが好きなので、レモンサワーが大好きです。あと、レモンをワインの中に漬け込んで作るサングリアがおいしくて好きです。
門林 私は炭酸が好きなので、レモネードよりレモンスカッシュの方を最近よく飲みます。あとは唐揚げにかけるレモンが好きです。
──ではもう一つ。歌詞の内容にちなんで、この夏、「積極的に」やりたいことは?
萩田 去年はスパガに入りたての頃で、毎日いっぱいいっぱいでプライベートがそんなに充実してなかったので、今年はメンバーと「バーベキューしよう!」という話もしてて、ライブとかももちろんですけど、夏らしいことを積極的にやっていきたいです。
阿部 私は、今年の夏は本当にいろんなところに行きたいなと思っていて。スパガとしても、今年はいろんな地方に行かせていただく機会も実はあったりするんですけど、プライベートでも1日家にいるっていう時間をなくしたいなと思っているんです。毎日、必ずどこかには行く、みたいな。行きたいところがたくさんあるので、それを全部消化していきたいと思っています。
──ちなみに一番行きたいところは?
阿部 熱海です!
──また渋い(笑)。坂林さんは?
坂林 私は立ち泳ぎをクリアできる夏にしたいです。これはずっと目標にしてることなんですけど、浮き輪なしで深いところに行って立ち泳ぎをする友達が周りに多くて、その中に浮き輪を持って行くのはどうなのかな?という思いがずっとありまして。なので、今年は深いところに行って立ちながら泳ぎたいです。わりと好奇心いっぱいなので、自分の足がつかないところに行っちゃうという性質もあるので、この夏は積極的に泳げるようになりたいなと思ってます。
──立ち泳ぎって、そんなに身近なものですか?
坂林 身近ではないからこそ、というのもあるんですけど、絶対使い途はあると思うんですよ。クロールとか平泳ぎよりは需要があると思っていて、例えば溺れそうな時に、クロールとかだとまっすぐしか進めないじゃないですか。でも立ち泳ぎはその場で、ずっと顔を上げた状態で保てるって、すごくないですか? だから今年の夏は……
阿部 有羽ちゃんは今年の夏、何したいの?
門林 私はですね(笑)、日焼け対策をちゃんとしたいなっていうのがありまして。あんまり大きな声で言えないんですけど、普段夏フェスとか野外ライブに出演させていただく時に、周りのメンバーはしっかり日焼け止めを塗ってるんですけど、私は手がベトベトするのがイヤで、サボっちゃうことがよくあったんですね。それに日傘を持ってるのになぜかささない時も多くて。今年こそはちゃんと日焼け止めも塗って、日傘もさして美白を目指していきたいなと思っております。
──では今まではけっこう痛い目に遭ったことも?
門林 でも、塗ってても私より焼けちゃった子もいたりするので、バレてなかったんですけど、(覗き込んできた阿部の方を指さして)「そろそろ黒いよ」って顔で見られてるので(笑)。
阿部 そんな顔してないよ!
この夏はスパガと「Summer Lemon」とともに!
──さて、カップリングが「STORY」という曲ですが、デジタルビートが印象的ですね。
阿部 こちらは、今までのスパガになかったような、新しいスパガをお見せできるような1曲になったかなと思っています。スパガは今年で13年目になるんですけど、これまでの12年の思いが入っていたりとか、私たちが普段から思っているような気持ちがこの曲には込められているので、そういう部分に注目していただきたいなと思います。あと、私たちの中ではちょっとK-POP寄りという印象があったので、K-POPが好きな方にも届いて、刺さってほしい楽曲になってます。
──この曲の振り付けももう完成してるんですか?
阿部 はい!既にイベントでも披露しています!こちらは「Summer Lemon」とは雰囲気も全然違って、個々のダンススキルがより問われるような振り付けになっています。
──後半にラップパートがありますね。ここはいかがでしたか?
坂林 鬼楽しかったです!(ガッツポーズ) ラップを録る時ってユニゾンになってる部分も多いので、他のメンバーがそれぞれどんなテンションで来るのかなっていう、本当に細かい調整になるんですよね。一人一人、「この子はどう歌ったのかな」とか、テンションとか声の明るさがどうだろうとか、それが合わさった時にどうなるんだろうという感じで、スタッフの方と一緒に足し算引き算をしながらレコーディングをさせてもらいました。
──それは細かい作業ですね。
坂林 ラップ調の曲がスパガにはあんまりなくて。
阿部 ユニット曲とかではあったんですけど、全体でというのはなかったんですよね。
──確かに、スパガの曲としては珍しいタイプですよね。
坂林 そうなんです。新しい経験をさせてもらった楽曲だったと思います。手応えもメチャメチャあって、そもそも曲の内容が一本の映画みたいな感じなんですよ。歌詞がすごくいいし、落ちサビがメチャメチャしんみりして、踊っててもジーンとするんですけど、そこからのラップ!みたいな(笑)。いろんな感情をジェットコースターみたいに連れていってくれる、映画みたいな曲です。すごく詰め込んじゃった(笑)。
──6月11日と12日には12周年記念ライブとイベントも開催されましたよね。12周年というとけっこうな時間ですが……12年前って、皆さんは何をしてましたか?
萩田 私は家がスポーツ一家でけっこうスパルタで、1日に2つ以上は必ず習い事に行っていましたし、ほぼ毎日詰めてやっていました。小4の時は空手をやっていて、空手の大会で骨折してしまったんですけど、学校のマラソン大会はギブスをつけて走ったという思い出があります。その頃はかなりスポーツ漬けで、アイドルとはほど遠い毎日でしたね(笑)。
阿部 私はわんぱく少女で、習い事とかもたくさんやっていたんですけど、私も12年前の小2の時に骨折した思い出があって。骨折したままテニスしたりとか、運動してました(笑)。あと本を読むのもすごく好きで、いろんなことにチャレンジしていた時期だったなと思います。
門林 私は小5だったんですけど、塾に通ってた記憶しかなくて。あんまり頭がよくなかったので、塾に連れていかれて週3~4で勉強してました。お家でもおじいちゃんの見ているところで宿題をして、「それは違うぞ!」って怒られたり、でもごほうびにおいしいお菓子を買ってきてくれたりして。とにかく勉強してた記憶がありますね。
坂林 私は中1だったかな。けっこう田舎に住んでいまして、裏山の崖っぷちににハイジに出てくるみたいなブランコを作ってもらうような環境だったんですよ。なので、中学生とは言っても都会を知らない子だったので、やることはスポーツぐらいしかなくて。虫を捕まえたり、走ったり、道のそばになっているイチゴを食べながら帰ったりとか、田舎でできることは全部やってたって感じです。勉強は……あの頃、ちゃんとやっておけばよかったなと思うんですけど、当時は全く興味がなかったですね。
萩田 花の蜜を吸ったりもしたんですか?
坂林 蜜も吸うし、どの葉っぱが食べられるかとかも全部知っているんですよ。そういう思い出ですね。
──実は阿部さんには、10周年の時のインタビューで、同じ質問をさせてもらってるんです。同じ時代についての話なので同じ答えになるか、ちょっとだけドキドキしてたんですが(笑)。
阿部 えっ!? そうか! その時、私は何て言ってました?
──安心してください、やっぱり骨折の話でした(笑)。
阿部 そうですよね! 小2の時に2回も骨折したので、すごく覚えているんですよ。でも2年前と同じことを言っているなんて、引き出しがなさ過ぎますよね!
──いえいえ、それだけ強烈な思い出ということですよ。同じ答えでよかったと思います(笑)。
坂林 夢梨の歴史に「骨折」って刻まれているんだね(笑)。
──では最後なんですが、この夏曲とともに、この夏はファンの皆さんにどう過ごしてほしいですか?
坂林 毎日、日課のように「Summer Lemon」を聴いてほしいです。「俺(私)の人生とこの曲!」ぐらいの熱量を持って聴いてもらえればと思います!(笑) あとはレモンを好きになってほしいです。
萩田 夏らしい曲なので、ドライブとかバーベキューとか日常的に、スパガの「Summer Lemon」が聴きたいなと思ってもらえるようになりたいです。個人的には、自転車を漕ぎながら聴いたらメッチャ気持ちいいと思うので、自転車通勤とかの方は朝から聴いて気分を上げていただけたらと思います。イヤホンはダメなので、ネックスピーカーか何かで周りの人にも聴かせて宣伝してもらえたら(笑)。
門林 「Summer Lemon」なので、1回聴いたらレモンのことが忘れられなくなるのかなって思うんですよ。日常生活の中でレモンを見つけた時とかに「あ、スパガやん!」って思ってもらえるような形で日常に入り込めたらいいなと思います。実際、ファンの方からも「リリイベの後にレモンサワーを飲みに行ったよ」とかも聞くので、レモンもですけど私たちのことも普段から考えて、もっともっと好きになってもらえたらと思います。
阿部 今年のスパガは13年目の夏になります。いろんなアーティストさんがいらっしゃいますけど、「12年を越えると何かが起きる」というアーティストさんが多いと聞いたことがあるんですよ。だから今年のスパガも何かわくわくすることがおきるように頑張りたいなと思いますし、またこれからどんなことがあってもファンの皆さんは私たちと一緒に乗り越えていただきたいなと思います。「Summer Lemon」とともに、これからもずっとそばにいたいと思ってもらえるようなグループであり続けられるように、今年の夏もスパガは成長できればいいなと思っているので、スパガと一緒にたくさん思い出を作ってもらえたらいいなと思ってます。
──暑さもスパガと一緒に乗り切ろう!ですね。ありがとうございました!
「Summer Lemon」
2022.7.6 ON SALE
【SUPER☆GiRLS(スパガ) Official Website】
https://supergirls.jp/
【SUPER☆GiRLS twitter】
https://twitter.com/SUPERGiRLS_AMG
【SUPER☆GiRLS Instagram】
https://www.instagram.com/insupergram/
【スパガちゃんねる】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLoytJErGJPvdyYCMmc3BR5rHF-BkpX9YJ
「もんもんもんもん」が印象的な「Summer Lemon」!
──「Summer Lemon」はタイトルも曲調も「夏曲!」という感じですよね。「スパガと言えば夏曲」とも言われますが、皆さんは夏曲についてどういう思いがありますか?
門林有羽 夏曲は、特に勝負の曲なのかなと思っています。夏と言えば、アイドルは野外フェスだったり大きなイベントに出演させていただくことが多いので、普段の活動よりも見ていただく機会がすごく増えるんですよね。その時に、一人でも多くの方の耳に残ったり、印象に残る楽曲を引っさげて挑むことによって覚えていただける機会が増えるんじゃないかなと思っているので、そういう意味で勝負の曲なのかなと思ってます。
坂林佳奈 やっぱりスパガと言えば夏曲と思っていただいていて、一番ライブが多い時期も夏なんですよね。なのでその分、夏曲を皆さんで育て上げられる回数だったり期間は、本当に濃い時間だと思っていますし、私自身も夏曲への思いは強いものになっています。
阿部夢梨 SUPER☆GiRLSは、夏曲が特に人気で、毎回リリースされるたびに、「この曲も皆さんに愛される楽曲にならないといけないな」というプレッシャーもちょっと感じながら夏を過ごしています。そういった意味も込めて、夏に対する思いというのはほかのアイドルさんに比べても強いのかなあと思います。
萩田帆風 私は6月12日で加入して1年になるんですけど、加入する前から、スパガの曲を見たり聞いたりしていて。YouTubeのトップに出てくるのも夏曲だったりと、やっぱりスパガは夏曲が人気という印象でした。入ってからも、夏にたくさんの楽曲を披露することによって、ファンの方から「スパガと言ったら夏だね」「夏と言えばスパガだね」と言ってもらえることも多くて、スパガにとって夏は本当に勝負の季節なんだなというのはすごく感じています。
──今皆さんが言われたような、「勝負の曲」「印象の強い曲」ということで言うと、今回の「Summer Lemon」はすごく強いですよね。イントロから弾けてるし、歌詞はどれだけ「もんもん」言うんだという感じで(笑)。
坂林 そうなんですよ! 「こんなにたくさん言っていて大丈夫かな?」と思うぐらいなんですけど(笑)、キャッチーなので覚えていただきやすいメロディーとダンスになってるかなと思います。
──歌詞の中で韻を踏むことはもちろんありますが、ここまで終始踏み続けてる曲も少ないですよね。歌う時に気をつけたことは?
坂林 歌詞の中で、「~だもん」と続くところで「カルダモン」っていうスパイスが出てくるんですけど、それを今回初めて、この歌詞で知りまして、その時に、「この『カルダモン』ってどういう気持ちで歌ったらいいんだろう?」って思ったんですよね(笑)。YouTubeのスパガ公式チャンネルにソロリップバージョンも上がると思うので、注目していただきたいです。あと、「カルダモン」って言ってる時のメンバーの表情が好きで、MVを見ています。
阿部 私もカルダモンは知りませんでした。
──「これはもうレモンすら関係なくなっているのでは?」と思って調べたら、レモネードとかレモンケーキなんかにも入れるスパイスなんですね。ちゃんと関係ありました(笑)。他の方は「もん」については?
門林 「もん」ってかわいいイメージじゃないですか。かわいらしい女の子たちがよく使うのかなと思うので、かわいく歌うように気をつけました。ドスが効いた「もん」はかわいくないので(笑)少しでもかわいく聞こえるようにと思いながらレコーディングしました。
──門林さんは「かどばやし」ですけど、この曲を歌ってるうちに「もんばやし」かな?と思えてきたりして(笑)。
門林 そうなんですよ! ファンの方でも「もんもんもんもんもんばやし」っていう、不思議なツイートをしてくださってた方がいて(笑)。本当に小学生の頃から「もんばやしさん」とよく間違えられていたので、ちょっと親近感がありました(笑)。
──萩田さんは昨年6月の加入だったので、夏曲はこれで2曲目ですよね。
萩田 はい。今年もすごく楽しみにレコーディングや撮影に参加しました。あと、かき氷だったらレモン味を選んだりとか、レモンもけっこう好きなので、個人的にも「かわいくていい曲だな」と思いました。一度聴いたらすごく耳に残るので、2曲目の夏曲がこの曲で、すごくうれしいです。
──阿部さんはリーダーとして、この曲にどう臨みましたか?
阿部 スパガにとって1年ぶりのシングルにもなりますし、ファンの皆さんにもずっとお待たせしてたという部分もあったので、「待っていてよかったな」と思ってもらえるようなクォリティの楽曲をお届けしたいなと思っていました。それにふさわしい楽曲をいただいたし、私たちもパフォーマンスで期待に応えられるような形で皆さんにお届けできたと思うので、私たちとしてはとてもよかったなと思ってます。
──冒頭から入る「Lemon! Come on!」というかけ声もいいですよね。
阿部 ライブで声が出せるようになったら、みんなで言ってほしいですよね。ファンの皆さんも一緒に歌ってほしいということを想定してのものですし。今は(手でレモンの形を作って)レモンポーズをしながら踊ってるんですけど、声が出せるようになったり、夏フェスならではのジャンプができるようになった時は、一緒にクルクル回ってほしいなと思いますね。メンバーも回っていたりするので。
──歌詞の内容は、積極的にいきたいけど、なかなかいけないという女の子の思いが歌われていますね。
坂林 サビの冒頭から「だって好きだもん」という熱い気持ちを歌ってるんですけど、この女の子の主人公はすごくツンデレで、「好き!好き!好き!」とすごく思ってるのに「好きなんて言えない!」っていう感じなんですね。「友達のままでいいよ」という切なさもありつつ、好きという気持ちがレモンのように甘酸っぱく表現されていて、揺れ動く気持ちを強く感じる歌詞だなと思います。
──「ツンデレ」ですよね。ただ内気なだけじゃないという。
坂林 グイグイいきたいんだけど、自信がないから「友達のままでもいい」と言っちゃうっていう。でも本当に付き合いたいという熱い気持ちはすごく持ってるんですよね。
「Summer Lemon」MV撮影に使われたレモンは、さて何個?
──この曲のMVも6月12日のイベントで公開されました。夏曲らしく今回も水着全開で、カッチョイイカンパニーさんの振り付けも楽しいですね。
阿部 ホントにかわいく撮影していただきました。水着の私たちだとか、レモンと一緒のところだとか、プールではしゃいでいる姿だったりとか、本当にいろんなスパガの表情を見ていただけると思います。あと他のMVに比べても、メンバー1人1人を重点的に見ることができるような映像になっていると思うので、メンバーの顔と名前を一致させやすいというか。このMVをきっかけにスパガにハマってくださる方が増えるんじゃないかなと思うような作品に仕上がりました。
萩田 私はMV撮影が2回目だったんですけど、すごく楽しくて、あっという間でした。水着のデザインは1人1人違うんですけど、黄色と白で統一感があって、すごくかわいいんですよ。ソロリップバージョンがYouTubeに上がるんですけど、レモンを持って踊るというのは新鮮で、ちょっと緊張もしたんですけど、それも含めてすごく楽しい撮影でした。
門林 5章になってからすごく変わったなと思うところがあって。今までも個人サビバージョンをYouTubeに上げていただいてるんですけど、4章の頃はみんなキメキメでいくよりは、ナチュラルに感じたものを出すという感じだったんですね。でも5章になって、新メンバーのアイドル性が高い子たちが入ってきてくれたのもあって、みんなめちゃめちゃキメていくので、そういうところでいい刺激になっています。より一層アイドルらしさが底上げされたんじゃないかと思うので、リップシーンは特に注目して見ていただけたらなと思います。
──レモンがすごくたくさん出てきてましたよね。撮影現場には全部で何個ぐらいあったんですか?
阿部 30は軽く越えてたんじゃないですか?
坂林 30どころじゃないよ!
萩田 100個はありましたよ!
阿部 100? 100個って何個か知ってる?
坂林 プールのそばにブワーッとたくさん置いてあったんだよ。
(スタッフより「150個です」という声)
阿部 150個!?(手を口に当てて驚きの表情)
萩田 お風呂のところにもメチャクチャあったじゃないですか。
阿部 えーっ、あれ全部で30個ぐらいかと思ってた!
──認識に5倍の開きがあるんですけど(笑)。ちなみに本物のレモンだったんですか?
坂林 本物です! というのはウソで、作り物でした。私たちが落書きしたのを、プレゼントに使うんですよ。多分!(笑)
──なるほど。撮影現場でのエピソードはありますか?
阿部 天候があまり良くなかったんですよ。完成版を見た人は「すごく晴れた日に撮影したんだろうな」と思うでしょうけど、晴れとはほど遠くて。
門林 ずっと曇ってたよね。
坂林 屋外のシーンは、雨がチラチラ降る中での撮影だったんです。
萩田 雨が弱くなった時に、急いで撮りました。
──そうだったんですか! 映像を見る限りはピーカンみたいですけどね。
坂林 プロの技で何とかしていただきました。
──振り付けについては?
阿部 両手でレモンの形を作って踊る「レモンダンス」というのをやってます。本当に簡単で、レモンポーズを作って横に揺れるという感じなので、ステージではイントロのところをファンの皆さんと一緒に踊っています。あとサビの部分はけっこうテンポが速いので、真似するには少し難しいダンスなんですけど、カッコいいフォーメーションなんですよ。カッチョイイカンパニーさんはフォーメーションダンスが面白くて、見ていて飽きないようなものになっているので、何回見ても新鮮な気持ちで楽しめるような振り付けになってると思います。
メンバーそれぞれが、この夏積極的にやりたいこととは?
──では「Summer Lemon」にちなんでお聞きしたいと思います。Lemonの味わい方っていろいろあると思うんですが、皆さんが一番好きなのは何ですか?
萩田 2個あるんですけど、
坂林 え?
阿部 欲張るなよ~!(笑)
萩田 決められないんですよ!(笑)トップバッターなのにすみません。1個目は、レモンを輪切りにしてタッパーに入れておく、朝に飲むレモン水です。ナチュラルに飲んだり、そこにはちみつを入れてはちみつレモンみたいにして飲むのが、私の夏のルーティンになっているんです。あとかき氷のレモン味も好きで。ごめんなさい、2個言っちゃって(笑)。
坂林 かき氷は着色だけだけどね。
萩田 そんなこと言わないでくださいよ!(笑)
阿部 じゃあ私も2個言いますね(笑)。1つは、輪切りしたレモンをドライフルーツにして、砂糖をまぶして食べる輪切りレモンがすごく好きで。夏になるとコンビニとかでも売られてるんですけどね。あとグミとかはいつもレモン味を選んでます。
坂林 いつも?
阿部 はい、いつもです! まあグレープも食べますけど。
坂林 私はお酒を飲むのが好きなので、レモンサワーが大好きです。あと、レモンをワインの中に漬け込んで作るサングリアがおいしくて好きです。
門林 私は炭酸が好きなので、レモネードよりレモンスカッシュの方を最近よく飲みます。あとは唐揚げにかけるレモンが好きです。
──ではもう一つ。歌詞の内容にちなんで、この夏、「積極的に」やりたいことは?
萩田 去年はスパガに入りたての頃で、毎日いっぱいいっぱいでプライベートがそんなに充実してなかったので、今年はメンバーと「バーベキューしよう!」という話もしてて、ライブとかももちろんですけど、夏らしいことを積極的にやっていきたいです。
阿部 私は、今年の夏は本当にいろんなところに行きたいなと思っていて。スパガとしても、今年はいろんな地方に行かせていただく機会も実はあったりするんですけど、プライベートでも1日家にいるっていう時間をなくしたいなと思っているんです。毎日、必ずどこかには行く、みたいな。行きたいところがたくさんあるので、それを全部消化していきたいと思っています。
──ちなみに一番行きたいところは?
阿部 熱海です!
──また渋い(笑)。坂林さんは?
坂林 私は立ち泳ぎをクリアできる夏にしたいです。これはずっと目標にしてることなんですけど、浮き輪なしで深いところに行って立ち泳ぎをする友達が周りに多くて、その中に浮き輪を持って行くのはどうなのかな?という思いがずっとありまして。なので、今年は深いところに行って立ちながら泳ぎたいです。わりと好奇心いっぱいなので、自分の足がつかないところに行っちゃうという性質もあるので、この夏は積極的に泳げるようになりたいなと思ってます。
──立ち泳ぎって、そんなに身近なものですか?
坂林 身近ではないからこそ、というのもあるんですけど、絶対使い途はあると思うんですよ。クロールとか平泳ぎよりは需要があると思っていて、例えば溺れそうな時に、クロールとかだとまっすぐしか進めないじゃないですか。でも立ち泳ぎはその場で、ずっと顔を上げた状態で保てるって、すごくないですか? だから今年の夏は……
阿部 有羽ちゃんは今年の夏、何したいの?
門林 私はですね(笑)、日焼け対策をちゃんとしたいなっていうのがありまして。あんまり大きな声で言えないんですけど、普段夏フェスとか野外ライブに出演させていただく時に、周りのメンバーはしっかり日焼け止めを塗ってるんですけど、私は手がベトベトするのがイヤで、サボっちゃうことがよくあったんですね。それに日傘を持ってるのになぜかささない時も多くて。今年こそはちゃんと日焼け止めも塗って、日傘もさして美白を目指していきたいなと思っております。
──では今まではけっこう痛い目に遭ったことも?
門林 でも、塗ってても私より焼けちゃった子もいたりするので、バレてなかったんですけど、(覗き込んできた阿部の方を指さして)「そろそろ黒いよ」って顔で見られてるので(笑)。
阿部 そんな顔してないよ!
この夏はスパガと「Summer Lemon」とともに!
──さて、カップリングが「STORY」という曲ですが、デジタルビートが印象的ですね。
阿部 こちらは、今までのスパガになかったような、新しいスパガをお見せできるような1曲になったかなと思っています。スパガは今年で13年目になるんですけど、これまでの12年の思いが入っていたりとか、私たちが普段から思っているような気持ちがこの曲には込められているので、そういう部分に注目していただきたいなと思います。あと、私たちの中ではちょっとK-POP寄りという印象があったので、K-POPが好きな方にも届いて、刺さってほしい楽曲になってます。
──この曲の振り付けももう完成してるんですか?
阿部 はい!既にイベントでも披露しています!こちらは「Summer Lemon」とは雰囲気も全然違って、個々のダンススキルがより問われるような振り付けになっています。
──後半にラップパートがありますね。ここはいかがでしたか?
坂林 鬼楽しかったです!(ガッツポーズ) ラップを録る時ってユニゾンになってる部分も多いので、他のメンバーがそれぞれどんなテンションで来るのかなっていう、本当に細かい調整になるんですよね。一人一人、「この子はどう歌ったのかな」とか、テンションとか声の明るさがどうだろうとか、それが合わさった時にどうなるんだろうという感じで、スタッフの方と一緒に足し算引き算をしながらレコーディングをさせてもらいました。
──それは細かい作業ですね。
坂林 ラップ調の曲がスパガにはあんまりなくて。
阿部 ユニット曲とかではあったんですけど、全体でというのはなかったんですよね。
──確かに、スパガの曲としては珍しいタイプですよね。
坂林 そうなんです。新しい経験をさせてもらった楽曲だったと思います。手応えもメチャメチャあって、そもそも曲の内容が一本の映画みたいな感じなんですよ。歌詞がすごくいいし、落ちサビがメチャメチャしんみりして、踊っててもジーンとするんですけど、そこからのラップ!みたいな(笑)。いろんな感情をジェットコースターみたいに連れていってくれる、映画みたいな曲です。すごく詰め込んじゃった(笑)。
──6月11日と12日には12周年記念ライブとイベントも開催されましたよね。12周年というとけっこうな時間ですが……12年前って、皆さんは何をしてましたか?
萩田 私は家がスポーツ一家でけっこうスパルタで、1日に2つ以上は必ず習い事に行っていましたし、ほぼ毎日詰めてやっていました。小4の時は空手をやっていて、空手の大会で骨折してしまったんですけど、学校のマラソン大会はギブスをつけて走ったという思い出があります。その頃はかなりスポーツ漬けで、アイドルとはほど遠い毎日でしたね(笑)。
阿部 私はわんぱく少女で、習い事とかもたくさんやっていたんですけど、私も12年前の小2の時に骨折した思い出があって。骨折したままテニスしたりとか、運動してました(笑)。あと本を読むのもすごく好きで、いろんなことにチャレンジしていた時期だったなと思います。
門林 私は小5だったんですけど、塾に通ってた記憶しかなくて。あんまり頭がよくなかったので、塾に連れていかれて週3~4で勉強してました。お家でもおじいちゃんの見ているところで宿題をして、「それは違うぞ!」って怒られたり、でもごほうびにおいしいお菓子を買ってきてくれたりして。とにかく勉強してた記憶がありますね。
坂林 私は中1だったかな。けっこう田舎に住んでいまして、裏山の崖っぷちににハイジに出てくるみたいなブランコを作ってもらうような環境だったんですよ。なので、中学生とは言っても都会を知らない子だったので、やることはスポーツぐらいしかなくて。虫を捕まえたり、走ったり、道のそばになっているイチゴを食べながら帰ったりとか、田舎でできることは全部やってたって感じです。勉強は……あの頃、ちゃんとやっておけばよかったなと思うんですけど、当時は全く興味がなかったですね。
萩田 花の蜜を吸ったりもしたんですか?
坂林 蜜も吸うし、どの葉っぱが食べられるかとかも全部知っているんですよ。そういう思い出ですね。
──実は阿部さんには、10周年の時のインタビューで、同じ質問をさせてもらってるんです。同じ時代についての話なので同じ答えになるか、ちょっとだけドキドキしてたんですが(笑)。
阿部 えっ!? そうか! その時、私は何て言ってました?
──安心してください、やっぱり骨折の話でした(笑)。
阿部 そうですよね! 小2の時に2回も骨折したので、すごく覚えているんですよ。でも2年前と同じことを言っているなんて、引き出しがなさ過ぎますよね!
──いえいえ、それだけ強烈な思い出ということですよ。同じ答えでよかったと思います(笑)。
坂林 夢梨の歴史に「骨折」って刻まれているんだね(笑)。
──では最後なんですが、この夏曲とともに、この夏はファンの皆さんにどう過ごしてほしいですか?
坂林 毎日、日課のように「Summer Lemon」を聴いてほしいです。「俺(私)の人生とこの曲!」ぐらいの熱量を持って聴いてもらえればと思います!(笑) あとはレモンを好きになってほしいです。
萩田 夏らしい曲なので、ドライブとかバーベキューとか日常的に、スパガの「Summer Lemon」が聴きたいなと思ってもらえるようになりたいです。個人的には、自転車を漕ぎながら聴いたらメッチャ気持ちいいと思うので、自転車通勤とかの方は朝から聴いて気分を上げていただけたらと思います。イヤホンはダメなので、ネックスピーカーか何かで周りの人にも聴かせて宣伝してもらえたら(笑)。
門林 「Summer Lemon」なので、1回聴いたらレモンのことが忘れられなくなるのかなって思うんですよ。日常生活の中でレモンを見つけた時とかに「あ、スパガやん!」って思ってもらえるような形で日常に入り込めたらいいなと思います。実際、ファンの方からも「リリイベの後にレモンサワーを飲みに行ったよ」とかも聞くので、レモンもですけど私たちのことも普段から考えて、もっともっと好きになってもらえたらと思います。
阿部 今年のスパガは13年目の夏になります。いろんなアーティストさんがいらっしゃいますけど、「12年を越えると何かが起きる」というアーティストさんが多いと聞いたことがあるんですよ。だから今年のスパガも何かわくわくすることがおきるように頑張りたいなと思いますし、またこれからどんなことがあってもファンの皆さんは私たちと一緒に乗り越えていただきたいなと思います。「Summer Lemon」とともに、これからもずっとそばにいたいと思ってもらえるようなグループであり続けられるように、今年の夏もスパガは成長できればいいなと思っているので、スパガと一緒にたくさん思い出を作ってもらえたらいいなと思ってます。
──暑さもスパガと一緒に乗り切ろう!ですね。ありがとうございました!
撮影 長谷英史
「Summer Lemon」
2022.7.6 ON SALE
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- WRITTEN BY高崎計三
- 1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。