【FAKY】ドラマ「悪魔とラブソング」の世界観に寄り添い、絆が生まれる楽曲
コンスタントに作品リリースを続けるFAKYが、6月16日(水)に新曲「Take my hand」をリリースした。今回の楽曲は6月19日(土)に全話配信されたHuluオリジナル「悪魔とラブソング」の主題歌として制作されたもので、作詞はメンバーのLil’ Fangが手掛けている。メンバーはこの曲をどう捉え、どのように自分に重ね合わせたのか。今回のインタビューでは5月に行った今年2回目のオンラインライブを振り返りつつ、新曲の制作背景や、怒濤のリリースラッシュをみせた2021年上半期の動きについて語ってもらった。
ドラマ「悪魔とラブソング」をメンバーはどう見た?
――5月5日に行ったオンラインライブ「HappyEverAfter Release Party」の感想から教えてください
Taki 久しぶりにロングセットのライブをやれて本当に楽しかったです。あと、BFF(ベストフレンドフォーエバーの略)のちょこくんに来てもらえて。「HappyEverAfter」はライブで初めて振付を披露する曲だったから、間違えたらどうしよう?って緊張してたんですけど、「BFFがいるから大丈夫」と思えて。緊張せずに、幸せというか、自然な感じでパフォーマンスができました。
Hina 私は去年、「オオカミ」シリーズに出させてもらって、自分の思いをみんなに歌ってもらうという立場だったので、今回は新鮮だったというか、こういう感覚になんだっていう新しい発見がありました。それと、今回のライブは、今年1月以来のワンマンだったし、それよりもレベルが下がらないように気合いを入れて臨んだので、それが見ている人たちに届いていれば良いなと思います。
Akina 今回はオンラインライブでお客さんと直接会えなかったですが、ステージにコメントが写っていて。いつもと違う雰囲気でやれたのが楽しかったし、みんなが側にいる感じでやれたのが、とにかく嬉しかったです。
Mikako 今回はTakiとちょこくんのトークパートがあって、イベントっぽい感じもあったから最初はどうなるかな?と思ってたんです。だけど、アーカイブを見直してみたら、良い意味でみんな肩の力が抜けてて。楽しそうな表情が素直に出ていたし、次のライブではもっとこういうことをしたいなと、楽しみが増えました。
Lil’ Fang 1月のワンマンは久々のライブだったので、準備に時間をかけたし、私たちの意気込みも強かったし、そこにお客さんの期待も乗っかって作れたライブだったので、それを超えられるのか?っていうプレッシャーをそれぞれに感じていたんです。なので、セットリストも今までやったことのないようなものにこだわりましたし、MCも1曲1曲への思いやテンション感を大事に考えていったんです。いざやってみたら、気合いの入りすぎていないFAKYというか、がっちり決めすぎなくても息の合ったパフォーマンスができるようになったなぁっということを感じられたライブでした。
――トークもたっぷりありつつ、魅せるところはビシッと魅せるという、緩急のついたライブでした。
Lil’ Fang そうですね。今回はそういうバランスが実になりました。ワンマンを超えなきゃっていうプレッシャーが良い緊張感になって、越えたというよりも、FAKYの新しい側面が見えたなっていうところが良かったですね。
――新曲「Take my hand」は、Huluオリジナル「悪魔とラブソング」の主題歌となりましたが、まずはドラマを観た感想から教えてください。
Akina 「あ、嘘!? そっち行ったかー!」みたいな感じの、なかなかうまく行かない系のラブストーリーで、ずっとドキドキしながら観てました。
Taki 私もハマりました。「どっちを選ぶの?」とか「なんでそっち行くの?」とか「なんでそういうこと言うの?」とか思いながら、幸せになって欲しいなぁってキュンキュンしながら観てました。
――ドラマで特に印象に残った登場人物は?
Mikako 私は完全に(可愛)マリアです。昔の自分を観ているようなんです。まっすぐで、人を傷つけてるかもしれないけど、誰よりも情が深いというか。私も正直そういうタイプだから、観ていて「わかるー」とか「そういう言葉使っちゃダメだよ」とか思いながら、実はこう言いたいんだろうな、だけど不器用だからそう言っちゃうよねとか、ずっと共感してました。
Hina 私は、めぐ(目黒 伸)。めぐはピアノが上手いんですけど、トラウマを超えられないときのマリアとの会話が印象的でした。私もずっとピアノをやってたからわかるんですけど、ピアノは基本ひとりで演奏する楽器だから、自分の気持ちを相手に共有できなかったり、思っていることを演奏に乗せられなかったりするんです。そういう葛藤を抱えるめぐにマリアがストレートに物を言う。裏目に出ることもあるけど、そのストレートさが人を助けることもあるんだっていうことが、二人の会話から見えたので、二人の絡みが好きでした。
Lil’ Fang 私は今回の話を頂く前に、原作が好きで読んでいたので、「マジか、うれしい」って感じだったんですけど、ファンであるからこそ、逆にどこにフォーカスしようかと悩んで。私は(神田)優介が大好きなので、優介にフォーカスして歌詞を書いたんです。
――優介はどんなキャラなんですか?
Lil’ Fang 器用貧乏なんです。ちょっと自分とリンクしちゃって(笑)。
Mikako 私もそう思った(笑)。
Lil’ Fang 人のためにワーッとやり過ぎちゃって「どうした?」みたいな。
――面倒見が良いんですね。
Mikako 気も利くし。
Lil’ Fang そう。気が利くけど、それで疲れてるところもありつつ。ドラマではどうしても主役のマリアとめぐが目立つんですけど、優介がいなかったら物語は進んでないんです。その感じもいいなと思って。
「“頑張っていけるよ”っていう気持ちになれる曲」
――優介にフォーカスしつつ、どんなところにポイント置いて歌詞を書いたんですか?
Lil’ Fang 作品の世界観に寄り添いながらも、メンバー5人がどれだけ共感できるかっていうところにポイントを置きました。優介が人のために何かをするのは、自分の喜びだからやっている。その自己犠牲の精神って、切なくて、優しくて、奥ゆかしくて、もどかしくて、繊細だなと思ったので、そこを描きたいなと考えたんです。そこからまずは「ねぇ笑って? 僕にだけみせて? 重ねて 離さないで」っていうフレーズが浮かんで。この部分のメロディーはここしか出てこないので、そのフレーズから物語を展開させていきました。
――歌詞には、「take my hand」と「take your hand」という言葉が交互に出てきます。ここがポイントかなと思ったんですが。
Lil’ Fang 最初は全部「take my hand」=「僕の手を取って」にしようと思ったんですけど、そうすると、一人よがりになっちゃうなと思って。原作もドラマも、最初はひとりずつ頑張っているところから始まって、だんだん仲間が増えていって、最終的に絆が生まれるっていう物語だし、FAKYは5人のメンバーで結ばれているというところもあるので、「take your hand」=「君の手も取るよ」っていう言葉を入れようと。
――お互いに手を差し伸べたり、手を取り合ったりする関係性を表現したかった。
Lil’ Fang ですね。お互い求め合ってるからこそ、手が繋げると思うんで。
――完成した楽曲を聴いて、4人はどんな印象を受けましたか?
Taki 落ち込んでる時に聞くと元気になる曲だなって思いました。「んー!」って力が出てくる。FAKYの5人は、みんなオープンな性格ですけど、言えないこともある。歌詞を読んでたら、そういうところがマッチしてギュンときて。これまでメンバーにたくさん助けられてきたけど、この曲を聴いてると、ここからは自分ひとりでも進めるよ、頑張っていけるよっていう気持ちになれるんです。
Akina 私も最初は結構パーソナルに捉えたんです。今、アメリカにいる大事な人が辛い時期だったから、その人に対して「側にいられないけど、頑張って欲しい」っていう気持ちで歌ってて。そのあとドラマを観たら、キュッときたリリックがあって。「優しさだって 形さえなくて」っていう歌詞があるんですけど、ドラマを観てると、ひとりずつ優しさの伝え方が全然違うんです。マリアは正直に言うタイプだけど本当はピュアで人を助けたい優しさがあるとか。いろんな人間性を見ることができて、この歌詞の印象が変わって、Lilのストーリーテリングが素晴らしいなと思いました。ドラマに本当ぴったりだったから。
Lil’ Fang ありがとうございます(笑)。
――Hinaさんは、どうですか?
Hina 去年はコロナ禍でいろんなことができなくて、今年は去年より良くなるかなと思ったら、半年経ってもそんなことはなくて……という状況のときに、手を取り合ってという内容の曲を出せたことが嬉しいし、それで自分も救われた部分がありました。
――なるほど。
Hina あと、Lilが作ってくれる歌詞って、もう一声、本当に欲しい声をいつもくれるんです。心の表面くらいにグッと来るのと、奥の奥までグッと刺さるのは全然違う感覚じゃないですか。さっきの「take my hand」と「take your hand」もそうだし、最後の「声枯れても」「声枯れるまで」も、「声枯れても」だけでもいいんだけど、それだとまだ余力があるというか。その次に「声枯れるまで」が来ることで、もう一線超えて欲しいというところをいつも書いてくれる。今回その要素がたくさんあって、いい意味でずっと苦しかったです。
Mikako 私はいつも、兄とか妹とか、伝えたい誰かを思い浮かべてレコーディングすることが多いんですけど、今回は自分が言われている感覚がありました。「たった1人で闘うなら せめて側にいられないかな」という歌詞があるんですけど、こういうことを実際言われたことがあるんです。「別にそんな、ひとりでやらなくていいよ。何かあるなら言ってきなよ」って友達に言われたこともあったし、FAKYの活動の中でLilに言われたこともありました。
――頼ってくれていいよ、みたいな。
Mikako そう。もっと力抜けばいいじゃんとか。これまで生きてきて「なんで?」って思う場面はたくさんあったし、FAKYの活動の中でも「これ、本当の自分じゃないのになぁ」って思ってた時期もあったんですね。でも、人生の大事な節目でいろんな人が手を差し伸べてくれて、そうやって声を掛けてくれた友達やメンバーがいたから、今の私がいるんだって。そういう人を大事にしていきたいし、気持ちというより、今回は今までの自分の魂を歌った感じです。
歌割りとボーカル・ディレクションのポイントとは?
――今回の楽曲は、最近のFAKY楽曲と比べて、展開がシンプルでテンポもゆったりしていますよね。
Lil’ Fang 「Take my hand」は今までのFAKYの曲の中でも結構キーが低いんです。デモの仮歌は男性が歌っていたし、もともとは男性キーの歌。だけど、よりたくさんの方に口ずさんでもらえるような楽曲にしたいという思いから、こういうキーとか、こういうビートの曲を選んだんです。繰り返しが多いし、メロディーもストレートでパッと聞いたときにわかりやすいというか。曲の雰囲気をすぐ掴めると思ったので、このトラックにしたんです。
――でも、シンプルなぶん、ボーカルの表現力が求められる。歌声で物語の流れを作っていくことが大事になってきますよね。
Lil’ Fang その通りで、今回のヴァースは書いてるときから歌う人を決めてました。同じ歌詞がたくさん出てくるから、1曲の中で同じ歌詞を同じ人が歌うと物語にならないなと思って、細かく変えていったんです。
――「ここは切ない take my hand」「ここは力強い take your hand」とか、声の表情も細かくディレクションしていったんですか?
Lil’ Fang そこはメンバーに任せてました。だんだん闘う力が沸いてきて、仲間が増えてきて、やっとみんなが揃って、頑張ろう!みたいな。そういう物語の流れだということは、それぞれ認識できていたので、私が言わなくても共有できてました。ただ、ここまでバトンを渡していくような歌割りは久々でしたけど。
――今回、サビのコーラスをユニゾンにした理由は?
Lil’ Fang FAKYの曲って、わりと聞いてもらう曲だと思っていて。カラオケで一緒にワイワイ歌えるような曲ではないと思ってるんですけど、この曲に関してはみんなで歌えるなと思って。ライブができるような状況になったら、「Just take my hand」のところをファンのみんなと歌えたら素敵だなという願いもあったんで、メンバー全員でユニゾンしたいなと思ったんです。
――歌い分けでポイントを置いたメンバーは?
Lil’ Fang 今回、Takiはヴァースで英語を歌ってないっていうところがポイントです。Takiが歌いやすい日本語ってあるんですよ。
――「せめて傍にいられないかな?」の部分ですね。
Lil’ Fang そう。Takiが言うと可愛く聞こえる日本語っていうのがあって。それを意識して書いてるんで、どうしてもここはTakiに歌って欲しいなって。
――声質を含めて、今回はHinaさんが肝になっている印象もありました。
Lil’ Fang Hinaもポイントですね。切なめのギューッと来るところはHinaだなと思って書いていたので。「ねぇ笑って? 僕にだけ見せて?」のところは絶対Hinaだなと思って書いていたし。
――最後の「声枯れるまで」もHinaさんだし。
Hina ブースに入る前に、Lilに「最後行ってもらうよ」って言われて。でも、私が歌うパートは、自分で聴いていても胸が苦しくなる部分だったんで、レコーディングのときは暗くなりすぎるというか、感情のままに行き過ぎちゃったところもあったんですけど、そういうときにLilが的確にディレクションしてくれて。自分的にもすごく刺さるパートを歌えたのが嬉しかったし、そういうパートを歌わせてもらえたのがプレッシャーでもあったけど、またひとつ自信や糧になりました。
――Hinaさんをラストに持ってきた理由は?
Lil’ Fang 本当、歌詞ですね。最近、歌割りを考えたり、ディレクションをやらせてもらってる中で、どれだけ歌詞に共感してるかで上手く歌えるかどうかが決まるなと気付き始めて。
――感情移入がどれくらいできるかっていう。
Lil’ Fang そう。そこは歌う人間の経験値とか共感度によって千差万別なので、それぞれに合った言葉にしていこうと。「声枯れても」はMikakoが言いそうだし、「声枯れるまで」はHinaが言いそうだしって。
――それに、Hinaさんの歌声には、哀愁成分もありながら、キラキラ感もあるので、それが最後に見事にハマってるなと思ったんです。
Lil’ Fang うんうん。わかります。切なさが残りつつ、ライトに終わるっていう。
――そう。最後がMikokoさんとHinaさんだから、キラキラキラ☆って輝いて終わる。少女漫画感が最後に出た!と思ったから(笑)。
Lil’ Fang 本当そうですね(笑)。二人はキラキラ成分が多めなので。もっと言うとAkinaとTakiのキラキラ感でも良かったのかもしれないけど、最後は日本語でちゃんと歌いたかったんですよね。真に迫るというか、しっかり言葉を伝えたかったので、HinaとMikakoって決めてました。
たくさんリリースして、守備範囲が広がった上半期。ここからもさらに!
――リリースと同時にMVも公開されましたが、ずばり見どころは?
Lil’ Fang 今回、初めてコンテンポラリーダンスをやったんです。だから、いつもしない動きとか表情をすごくしてます。めちゃくちゃ抱き合ったりしてるんで(笑)。
Hina あと、裸足で踊ってるし。
Lil’ Fang そう。裸足で踊って、走り回って、床ゴロンゴロンして(笑)。
――撮影はどうでしたか?
Lil’ Fang コンテンポラリーダンスは一発録りなんです。すれ違いながらも、みんながちょっとずつ触れあうのも一発録りだったし。そのときの私たちの感情をすごく大切にして撮影してもらえたので、一発録りには見えないというか、作り込まれてるんですけど、余白や余韻がある作品になったなと思ってます。
――ところで、2021年も半年が過ぎようとしていますが、FAKYにとって2021年上半期はどんな期間でしたか?
Mikako 今年に入ってからは、ペースを崩すことなく、たくさんリリースさせてもらって、それぞれが忙しかったと思うんですね、FAKYだけじゃなくソロ活動でも。だけど、このタイミングで「Take my hand」を出せたことに意味があるなと思っています。タイミングが違えば、多分、この曲は上手く歌えなかったと思うし、MVでも手を繋いでみんなで回るシーンがあるんですけど、それも説得力が出なかったんじゃないかなって。この上半期の怒濤の時間を過ごして、5人で同じところを見れるようになったというか、5人で目指す場所が見れるようになったのかなって、MVを撮ってるときに私は感じました。
Hina Mikakoが言ってくれたこととも重なるけど、世の中がこういう状況でも、自分たちが今できることとか、どうやったらみんなに届けられるかっていうことを探りながら常に戦闘態勢だったと思うんです。そういう中で、年が明けた1月に、1個ワンマンを超えたっていうのが大きかったと思うし、振り返ると、この半年間でやり残したことはないというか、常に今できるベストをやってたと思います。あと、個人的な思いですけど、この半年でよりメンバーのことが大好きになりました。一緒に過ごす時間も多かったし、去年1年を超えて、いろんなことをざっくばらんに話せるようになったし、みんなのやりたいこととか思いが話さなくてもわかるようになったし。本当に団結して、FAKYとして、一歩一歩進めている感じがします。
――グループのまとめ役でもあるLilさんはどう思っていますか?
Lil’ Fang 難しい質問だけど、FAKYが寛容になった半年だったかもしれないです。全員、良い意味で我が強いんで受け入れる範囲が狭くなるときもあるんですよ。“絶対これだけは!”みたいなこだわりは必要だし、今もそれぞれにあるんですけど、その周りも受け入れられるようになってきたなと。
――守備範囲が広がった?
Lil’ Fang うん、守備範囲と言った方がいいかもしれないです。でも、それが広がっても、とっちらかってるわけじゃないっていう。自分というものを持ちつつ他のモノを受け入れられるようになったところが、ここ半年の成長だと思います。尖っているところはもっと尖らせられるようになったし、ここはこれでいいんじゃない?って許容できる部分も広がったし、この5人がわかっていれば、自分たちなりにOKして進めるだろうなって。
――この半年でテレビ番組やドラマなどのタイアップが増えたことも、成長に繋がったのかもしれないですね。
Lil’ Fang そうですね。何が来てもじゃないけど、どんな作品に寄り添ったとしてもFAKYはFAKYってなれるようになりました。
――なにせ曲調の振り幅もすごいから。
Lil’ Fang 「The light」から「99」に行って「HappyEverAfter」「Take my hand」ですからね。いろんな方向に振ってる。そうやって先方の意向に沿った曲を作りつつ、やっぱFAKYだよねっていうのを自分たちでも認識できたというか。これまでは自分たちで「いや、何やってもFAKYですから」って言ってても説得力がなかったかもしれないけど、この半年を振り返ると、いろんなことをやったけど結局ウチらだったね、って思うから。FAKYというものが揺るがなくなりました。
――それを踏まえて、2021年下半期への意気込みを最後にお願いします。
Mikako いろんなことをやってきたけど、個々もそうだし、グループとしても、もっと行けるなって5人全員信じてるし、ファンのみんなも信じてくれてると思うんです。それこそ、もっとお客さんと手を繋ぎたいし、もっとFAKYとして大きくなって、いろんなものを届けていきたいです。やっぱり積み重ねって大事だから。ここまで積み重ねてきたものに偽りはないから、それをみなさんとシェアしていきたいなって思ってます。
「Take my hand」NOW ON SALE
「Take my hand」Music Video
https://youtu.be/RbvnQiPFyL0
【Huluオリジナル「悪魔とラブソング」公式サイト 】
https://www.hulu.jp/static/akulove/
【FAKY 公式サイト】
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ドラマ「悪魔とラブソング」をメンバーはどう見た?
――5月5日に行ったオンラインライブ「HappyEverAfter Release Party」の感想から教えてください
Taki 久しぶりにロングセットのライブをやれて本当に楽しかったです。あと、BFF(ベストフレンドフォーエバーの略)のちょこくんに来てもらえて。「HappyEverAfter」はライブで初めて振付を披露する曲だったから、間違えたらどうしよう?って緊張してたんですけど、「BFFがいるから大丈夫」と思えて。緊張せずに、幸せというか、自然な感じでパフォーマンスができました。
Hina 私は去年、「オオカミ」シリーズに出させてもらって、自分の思いをみんなに歌ってもらうという立場だったので、今回は新鮮だったというか、こういう感覚になんだっていう新しい発見がありました。それと、今回のライブは、今年1月以来のワンマンだったし、それよりもレベルが下がらないように気合いを入れて臨んだので、それが見ている人たちに届いていれば良いなと思います。
Akina 今回はオンラインライブでお客さんと直接会えなかったですが、ステージにコメントが写っていて。いつもと違う雰囲気でやれたのが楽しかったし、みんなが側にいる感じでやれたのが、とにかく嬉しかったです。
Mikako 今回はTakiとちょこくんのトークパートがあって、イベントっぽい感じもあったから最初はどうなるかな?と思ってたんです。だけど、アーカイブを見直してみたら、良い意味でみんな肩の力が抜けてて。楽しそうな表情が素直に出ていたし、次のライブではもっとこういうことをしたいなと、楽しみが増えました。
Lil’ Fang 1月のワンマンは久々のライブだったので、準備に時間をかけたし、私たちの意気込みも強かったし、そこにお客さんの期待も乗っかって作れたライブだったので、それを超えられるのか?っていうプレッシャーをそれぞれに感じていたんです。なので、セットリストも今までやったことのないようなものにこだわりましたし、MCも1曲1曲への思いやテンション感を大事に考えていったんです。いざやってみたら、気合いの入りすぎていないFAKYというか、がっちり決めすぎなくても息の合ったパフォーマンスができるようになったなぁっということを感じられたライブでした。
――トークもたっぷりありつつ、魅せるところはビシッと魅せるという、緩急のついたライブでした。
Lil’ Fang そうですね。今回はそういうバランスが実になりました。ワンマンを超えなきゃっていうプレッシャーが良い緊張感になって、越えたというよりも、FAKYの新しい側面が見えたなっていうところが良かったですね。
――新曲「Take my hand」は、Huluオリジナル「悪魔とラブソング」の主題歌となりましたが、まずはドラマを観た感想から教えてください。
Akina 「あ、嘘!? そっち行ったかー!」みたいな感じの、なかなかうまく行かない系のラブストーリーで、ずっとドキドキしながら観てました。
Taki 私もハマりました。「どっちを選ぶの?」とか「なんでそっち行くの?」とか「なんでそういうこと言うの?」とか思いながら、幸せになって欲しいなぁってキュンキュンしながら観てました。
――ドラマで特に印象に残った登場人物は?
Mikako 私は完全に(可愛)マリアです。昔の自分を観ているようなんです。まっすぐで、人を傷つけてるかもしれないけど、誰よりも情が深いというか。私も正直そういうタイプだから、観ていて「わかるー」とか「そういう言葉使っちゃダメだよ」とか思いながら、実はこう言いたいんだろうな、だけど不器用だからそう言っちゃうよねとか、ずっと共感してました。
Hina 私は、めぐ(目黒 伸)。めぐはピアノが上手いんですけど、トラウマを超えられないときのマリアとの会話が印象的でした。私もずっとピアノをやってたからわかるんですけど、ピアノは基本ひとりで演奏する楽器だから、自分の気持ちを相手に共有できなかったり、思っていることを演奏に乗せられなかったりするんです。そういう葛藤を抱えるめぐにマリアがストレートに物を言う。裏目に出ることもあるけど、そのストレートさが人を助けることもあるんだっていうことが、二人の会話から見えたので、二人の絡みが好きでした。
Lil’ Fang 私は今回の話を頂く前に、原作が好きで読んでいたので、「マジか、うれしい」って感じだったんですけど、ファンであるからこそ、逆にどこにフォーカスしようかと悩んで。私は(神田)優介が大好きなので、優介にフォーカスして歌詞を書いたんです。
――優介はどんなキャラなんですか?
Lil’ Fang 器用貧乏なんです。ちょっと自分とリンクしちゃって(笑)。
Mikako 私もそう思った(笑)。
Lil’ Fang 人のためにワーッとやり過ぎちゃって「どうした?」みたいな。
――面倒見が良いんですね。
Mikako 気も利くし。
Lil’ Fang そう。気が利くけど、それで疲れてるところもありつつ。ドラマではどうしても主役のマリアとめぐが目立つんですけど、優介がいなかったら物語は進んでないんです。その感じもいいなと思って。
「“頑張っていけるよ”っていう気持ちになれる曲」
――優介にフォーカスしつつ、どんなところにポイント置いて歌詞を書いたんですか?
Lil’ Fang 作品の世界観に寄り添いながらも、メンバー5人がどれだけ共感できるかっていうところにポイントを置きました。優介が人のために何かをするのは、自分の喜びだからやっている。その自己犠牲の精神って、切なくて、優しくて、奥ゆかしくて、もどかしくて、繊細だなと思ったので、そこを描きたいなと考えたんです。そこからまずは「ねぇ笑って? 僕にだけみせて? 重ねて 離さないで」っていうフレーズが浮かんで。この部分のメロディーはここしか出てこないので、そのフレーズから物語を展開させていきました。
――歌詞には、「take my hand」と「take your hand」という言葉が交互に出てきます。ここがポイントかなと思ったんですが。
Lil’ Fang 最初は全部「take my hand」=「僕の手を取って」にしようと思ったんですけど、そうすると、一人よがりになっちゃうなと思って。原作もドラマも、最初はひとりずつ頑張っているところから始まって、だんだん仲間が増えていって、最終的に絆が生まれるっていう物語だし、FAKYは5人のメンバーで結ばれているというところもあるので、「take your hand」=「君の手も取るよ」っていう言葉を入れようと。
――お互いに手を差し伸べたり、手を取り合ったりする関係性を表現したかった。
Lil’ Fang ですね。お互い求め合ってるからこそ、手が繋げると思うんで。
――完成した楽曲を聴いて、4人はどんな印象を受けましたか?
Taki 落ち込んでる時に聞くと元気になる曲だなって思いました。「んー!」って力が出てくる。FAKYの5人は、みんなオープンな性格ですけど、言えないこともある。歌詞を読んでたら、そういうところがマッチしてギュンときて。これまでメンバーにたくさん助けられてきたけど、この曲を聴いてると、ここからは自分ひとりでも進めるよ、頑張っていけるよっていう気持ちになれるんです。
Akina 私も最初は結構パーソナルに捉えたんです。今、アメリカにいる大事な人が辛い時期だったから、その人に対して「側にいられないけど、頑張って欲しい」っていう気持ちで歌ってて。そのあとドラマを観たら、キュッときたリリックがあって。「優しさだって 形さえなくて」っていう歌詞があるんですけど、ドラマを観てると、ひとりずつ優しさの伝え方が全然違うんです。マリアは正直に言うタイプだけど本当はピュアで人を助けたい優しさがあるとか。いろんな人間性を見ることができて、この歌詞の印象が変わって、Lilのストーリーテリングが素晴らしいなと思いました。ドラマに本当ぴったりだったから。
Lil’ Fang ありがとうございます(笑)。
――Hinaさんは、どうですか?
Hina 去年はコロナ禍でいろんなことができなくて、今年は去年より良くなるかなと思ったら、半年経ってもそんなことはなくて……という状況のときに、手を取り合ってという内容の曲を出せたことが嬉しいし、それで自分も救われた部分がありました。
――なるほど。
Hina あと、Lilが作ってくれる歌詞って、もう一声、本当に欲しい声をいつもくれるんです。心の表面くらいにグッと来るのと、奥の奥までグッと刺さるのは全然違う感覚じゃないですか。さっきの「take my hand」と「take your hand」もそうだし、最後の「声枯れても」「声枯れるまで」も、「声枯れても」だけでもいいんだけど、それだとまだ余力があるというか。その次に「声枯れるまで」が来ることで、もう一線超えて欲しいというところをいつも書いてくれる。今回その要素がたくさんあって、いい意味でずっと苦しかったです。
Mikako 私はいつも、兄とか妹とか、伝えたい誰かを思い浮かべてレコーディングすることが多いんですけど、今回は自分が言われている感覚がありました。「たった1人で闘うなら せめて側にいられないかな」という歌詞があるんですけど、こういうことを実際言われたことがあるんです。「別にそんな、ひとりでやらなくていいよ。何かあるなら言ってきなよ」って友達に言われたこともあったし、FAKYの活動の中でLilに言われたこともありました。
――頼ってくれていいよ、みたいな。
Mikako そう。もっと力抜けばいいじゃんとか。これまで生きてきて「なんで?」って思う場面はたくさんあったし、FAKYの活動の中でも「これ、本当の自分じゃないのになぁ」って思ってた時期もあったんですね。でも、人生の大事な節目でいろんな人が手を差し伸べてくれて、そうやって声を掛けてくれた友達やメンバーがいたから、今の私がいるんだって。そういう人を大事にしていきたいし、気持ちというより、今回は今までの自分の魂を歌った感じです。
歌割りとボーカル・ディレクションのポイントとは?
――今回の楽曲は、最近のFAKY楽曲と比べて、展開がシンプルでテンポもゆったりしていますよね。
Lil’ Fang 「Take my hand」は今までのFAKYの曲の中でも結構キーが低いんです。デモの仮歌は男性が歌っていたし、もともとは男性キーの歌。だけど、よりたくさんの方に口ずさんでもらえるような楽曲にしたいという思いから、こういうキーとか、こういうビートの曲を選んだんです。繰り返しが多いし、メロディーもストレートでパッと聞いたときにわかりやすいというか。曲の雰囲気をすぐ掴めると思ったので、このトラックにしたんです。
――でも、シンプルなぶん、ボーカルの表現力が求められる。歌声で物語の流れを作っていくことが大事になってきますよね。
Lil’ Fang その通りで、今回のヴァースは書いてるときから歌う人を決めてました。同じ歌詞がたくさん出てくるから、1曲の中で同じ歌詞を同じ人が歌うと物語にならないなと思って、細かく変えていったんです。
――「ここは切ない take my hand」「ここは力強い take your hand」とか、声の表情も細かくディレクションしていったんですか?
Lil’ Fang そこはメンバーに任せてました。だんだん闘う力が沸いてきて、仲間が増えてきて、やっとみんなが揃って、頑張ろう!みたいな。そういう物語の流れだということは、それぞれ認識できていたので、私が言わなくても共有できてました。ただ、ここまでバトンを渡していくような歌割りは久々でしたけど。
――今回、サビのコーラスをユニゾンにした理由は?
Lil’ Fang FAKYの曲って、わりと聞いてもらう曲だと思っていて。カラオケで一緒にワイワイ歌えるような曲ではないと思ってるんですけど、この曲に関してはみんなで歌えるなと思って。ライブができるような状況になったら、「Just take my hand」のところをファンのみんなと歌えたら素敵だなという願いもあったんで、メンバー全員でユニゾンしたいなと思ったんです。
――歌い分けでポイントを置いたメンバーは?
Lil’ Fang 今回、Takiはヴァースで英語を歌ってないっていうところがポイントです。Takiが歌いやすい日本語ってあるんですよ。
――「せめて傍にいられないかな?」の部分ですね。
Lil’ Fang そう。Takiが言うと可愛く聞こえる日本語っていうのがあって。それを意識して書いてるんで、どうしてもここはTakiに歌って欲しいなって。
――声質を含めて、今回はHinaさんが肝になっている印象もありました。
Lil’ Fang Hinaもポイントですね。切なめのギューッと来るところはHinaだなと思って書いていたので。「ねぇ笑って? 僕にだけ見せて?」のところは絶対Hinaだなと思って書いていたし。
――最後の「声枯れるまで」もHinaさんだし。
Hina ブースに入る前に、Lilに「最後行ってもらうよ」って言われて。でも、私が歌うパートは、自分で聴いていても胸が苦しくなる部分だったんで、レコーディングのときは暗くなりすぎるというか、感情のままに行き過ぎちゃったところもあったんですけど、そういうときにLilが的確にディレクションしてくれて。自分的にもすごく刺さるパートを歌えたのが嬉しかったし、そういうパートを歌わせてもらえたのがプレッシャーでもあったけど、またひとつ自信や糧になりました。
――Hinaさんをラストに持ってきた理由は?
Lil’ Fang 本当、歌詞ですね。最近、歌割りを考えたり、ディレクションをやらせてもらってる中で、どれだけ歌詞に共感してるかで上手く歌えるかどうかが決まるなと気付き始めて。
――感情移入がどれくらいできるかっていう。
Lil’ Fang そう。そこは歌う人間の経験値とか共感度によって千差万別なので、それぞれに合った言葉にしていこうと。「声枯れても」はMikakoが言いそうだし、「声枯れるまで」はHinaが言いそうだしって。
――それに、Hinaさんの歌声には、哀愁成分もありながら、キラキラ感もあるので、それが最後に見事にハマってるなと思ったんです。
Lil’ Fang うんうん。わかります。切なさが残りつつ、ライトに終わるっていう。
――そう。最後がMikokoさんとHinaさんだから、キラキラキラ☆って輝いて終わる。少女漫画感が最後に出た!と思ったから(笑)。
Lil’ Fang 本当そうですね(笑)。二人はキラキラ成分が多めなので。もっと言うとAkinaとTakiのキラキラ感でも良かったのかもしれないけど、最後は日本語でちゃんと歌いたかったんですよね。真に迫るというか、しっかり言葉を伝えたかったので、HinaとMikakoって決めてました。
たくさんリリースして、守備範囲が広がった上半期。ここからもさらに!
――リリースと同時にMVも公開されましたが、ずばり見どころは?
Lil’ Fang 今回、初めてコンテンポラリーダンスをやったんです。だから、いつもしない動きとか表情をすごくしてます。めちゃくちゃ抱き合ったりしてるんで(笑)。
Hina あと、裸足で踊ってるし。
Lil’ Fang そう。裸足で踊って、走り回って、床ゴロンゴロンして(笑)。
――撮影はどうでしたか?
Lil’ Fang コンテンポラリーダンスは一発録りなんです。すれ違いながらも、みんながちょっとずつ触れあうのも一発録りだったし。そのときの私たちの感情をすごく大切にして撮影してもらえたので、一発録りには見えないというか、作り込まれてるんですけど、余白や余韻がある作品になったなと思ってます。
――ところで、2021年も半年が過ぎようとしていますが、FAKYにとって2021年上半期はどんな期間でしたか?
Mikako 今年に入ってからは、ペースを崩すことなく、たくさんリリースさせてもらって、それぞれが忙しかったと思うんですね、FAKYだけじゃなくソロ活動でも。だけど、このタイミングで「Take my hand」を出せたことに意味があるなと思っています。タイミングが違えば、多分、この曲は上手く歌えなかったと思うし、MVでも手を繋いでみんなで回るシーンがあるんですけど、それも説得力が出なかったんじゃないかなって。この上半期の怒濤の時間を過ごして、5人で同じところを見れるようになったというか、5人で目指す場所が見れるようになったのかなって、MVを撮ってるときに私は感じました。
Hina Mikakoが言ってくれたこととも重なるけど、世の中がこういう状況でも、自分たちが今できることとか、どうやったらみんなに届けられるかっていうことを探りながら常に戦闘態勢だったと思うんです。そういう中で、年が明けた1月に、1個ワンマンを超えたっていうのが大きかったと思うし、振り返ると、この半年間でやり残したことはないというか、常に今できるベストをやってたと思います。あと、個人的な思いですけど、この半年でよりメンバーのことが大好きになりました。一緒に過ごす時間も多かったし、去年1年を超えて、いろんなことをざっくばらんに話せるようになったし、みんなのやりたいこととか思いが話さなくてもわかるようになったし。本当に団結して、FAKYとして、一歩一歩進めている感じがします。
――グループのまとめ役でもあるLilさんはどう思っていますか?
Lil’ Fang 難しい質問だけど、FAKYが寛容になった半年だったかもしれないです。全員、良い意味で我が強いんで受け入れる範囲が狭くなるときもあるんですよ。“絶対これだけは!”みたいなこだわりは必要だし、今もそれぞれにあるんですけど、その周りも受け入れられるようになってきたなと。
――守備範囲が広がった?
Lil’ Fang うん、守備範囲と言った方がいいかもしれないです。でも、それが広がっても、とっちらかってるわけじゃないっていう。自分というものを持ちつつ他のモノを受け入れられるようになったところが、ここ半年の成長だと思います。尖っているところはもっと尖らせられるようになったし、ここはこれでいいんじゃない?って許容できる部分も広がったし、この5人がわかっていれば、自分たちなりにOKして進めるだろうなって。
――この半年でテレビ番組やドラマなどのタイアップが増えたことも、成長に繋がったのかもしれないですね。
Lil’ Fang そうですね。何が来てもじゃないけど、どんな作品に寄り添ったとしてもFAKYはFAKYってなれるようになりました。
――なにせ曲調の振り幅もすごいから。
Lil’ Fang 「The light」から「99」に行って「HappyEverAfter」「Take my hand」ですからね。いろんな方向に振ってる。そうやって先方の意向に沿った曲を作りつつ、やっぱFAKYだよねっていうのを自分たちでも認識できたというか。これまでは自分たちで「いや、何やってもFAKYですから」って言ってても説得力がなかったかもしれないけど、この半年を振り返ると、いろんなことをやったけど結局ウチらだったね、って思うから。FAKYというものが揺るがなくなりました。
――それを踏まえて、2021年下半期への意気込みを最後にお願いします。
Mikako いろんなことをやってきたけど、個々もそうだし、グループとしても、もっと行けるなって5人全員信じてるし、ファンのみんなも信じてくれてると思うんです。それこそ、もっとお客さんと手を繋ぎたいし、もっとFAKYとして大きくなって、いろんなものを届けていきたいです。やっぱり積み重ねって大事だから。ここまで積み重ねてきたものに偽りはないから、それをみなさんとシェアしていきたいなって思ってます。
撮影 長谷英史
「Take my hand」NOW ON SALE
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- WRITTEN BY猪又 孝
- 1970年、新潟生まれ。音楽ライターとして国産のR&B/
HIP-HOP/歌モノを中心に執筆。 24時間HIPHOP専門ラジオ局「WREP」に放送作家/ ディレクターとして参加中。 共著に15人の著名ラッパーが歌詞の書き方を語る「 ラップのことば」「同2」(SPACE SHOWER BOOKs)。