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ドラマ「M 愛すべき人がいて」

【衝撃の事実も!?】最終回目前! ドラマ「M 愛すべき人がいて」エイベックス社員座談会!

2020.07.03
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小説を元にしつつも衝撃の展開が続くストーリー、個性的すぎる登場人物の数々が評判を呼び、大人気を博しているドラマ「M 愛すべき人がいて」。ドラマの中で描かれている出来事や当時の状況が、どこまで「リアル」なのかも物議を醸しています。ドラマの最終回を前に、「あの当時」を知る元スタッフと、毎週楽しみに見ているというエイベックスの新入社員3人に、「M 愛すべき人がいて」の気になる部分を大いに語ってもらいました。元スタッフの口から飛び出す衝撃の事実とは? これを読んで、最終回に備えましょう!


気になる登場人物のモデルは!?


──本日はお集まりいただき、ありがとうございます。まずは自己紹介からお願いできますか?
 
 ドラマで言うと1話~3話ぐらいまでの頃に関わっていた者です。
 
──まさに「あの頃を知る」方代表ですね。他のお三方は4月に入社されたばかりの新入社員ということで、同じく自己紹介をお願いします。
 

(左から 大木沙希さん、豊田安莉さん、松下紗季さん)

大木 Avex(エイベックス株式会社)経営管理本部 ITシステムグループ 第3サービスユニットの大木沙希です。エイベックス・グループの様々な会社のシステムについて、設計や運用を行っている部署です。配属後も今はまだ配属先の業務に関連する内容についての研修中で、いろいろと吸収している時期です。

豊田 API(エイベックス・ピクチャーズ株式会社)企画制作本部 マネジメント&プロデュースグループ 第1マネジメントユニットの豊田安莉と申します。今は声優やアイドル関連のマネジメントを担当しています。
 
松下 AEI(エイベックス・エンタテインメント株式会社) ビジネスアライアンス本部 第1アライアンス営業&プランニンググループ アライアンスプランニングユニットの松下紗季です。配属されてから最近関わった企画は、「本格焼酎いいちこ」とコラボした「Chiaki’s iichichiko Bar」という企画です。
 
 
──Xさんと新入社員組では、「M 愛すべき人がいて」の見え方って全然違うと思うんですが、まずは5話まで見た時点での感想を伺えますか?
 
豊田 話の流れが飽きないですよね。ひとりの少女から歌姫として成長していくにつれて、濃いエピソードがどんどん出てくるので、興味深く見ています。あと浜崎あゆみさんが個人的にすごく好きなので、見入ってしまっています。
 
松下 本当に大好きなドラマで、友達と一緒に見る作品だなと思っています。展開がすごく早いし、10代の子がクラブで踊ったりとか、今だとあり得ないシーンばかりなので、友達とZOOM飲みしながら「ヤバくない?」って話してます。
 
 全てがバブルっぽいからね。君たちのような今の世代の子たちはバブルを知らないわけで、「見て通じるのかな?」とは思いますよね(笑)。だから、別の意味で面白いんだろうなと。
 
大木 私は何度か、豊田さんと一緒に見たりもしていて、確かに感想を共有したくなるドラマだなと思います。出てくる音楽も聴いたことのあるものばかりなので、ノリノリで見てますね。それに、まだ入社したばかりなので、「エンタメ企業ってこんな感じなんだ!」と思ったりしてます。
 
 今は全然違うと思うけどね(笑)。マサさんは常に「業界の常識はエイベックスの非常識だ」とよくおっしゃってた。結局当時のエイベックスは音楽業界では新参者だったから、音楽業界やマネジメント業界で正しいと言われていたやり方だけではなく、今までそんなやり方しなかったよねという新しい発想で進めていた。ドラマは当時の空気感はけっこうリアルに描かれていると思います。今の子たちが、それをノンフィクションとして見ているのか、あくまでドラマとして見ているのかっていうのは興味あるけど、どう?
 
大木 私は「エイベックスの歴史を知りたい」という視点で見始めていたので、リアルなものと思って見てますね。
 
松下 私もそうですね。セリフとかはフィクションだろうと思うんですけど、クラブの様子とかはリアルなんだろうなと思ってます。
 
豊田 構成はフィクションだけど、一つ一つの小さなエピソードはリアルなのかなと思って見てます。
 


 一番のフィクションはの姫野礼香(田中みな実)だよね(笑)。マサさんの秘書は確かにちょっと面白い人ではあったけど、さすがにあの演出は、毎回すげえなと思って見てるけど(笑)。あんなキャラも今のドラマではなかなか出てこないと思うけど、どう?
 
豊田 SNSでバズってますね。インパクトは強烈ですから。
 
 あっ、やっぱりそうなんだ! 「あんなのあり得ないよ!」みたいな反応はないの?
 
松下 あり得なさ過ぎて、一周回ってみんな楽しんでると思います(笑)。あの眼帯に似てるっていうので、おまんじゅうが売れたりね。
 
大木 「博多通りもん」ね(笑)。
 
 ああ、CMやってたよね。キャラと言えば、水野美紀さんがやってたニューヨークのボイス・トレーナー天馬まゆみ。あれは、本当にニューヨークにまゆみさんっていう凄いボイストレーナーがいたんだよ。
 
──天馬まゆみのキャラクターも強烈でしたけど、実際あんな人だったんですか?
 
X いや、あんな人だったら大変だよ(笑)。ただ日本のボイストレーナーと全然違うとても厳しい教え方をしていた。あとメンタル面(気持ち)のケアも凄かった。キャラ付けはともかく登場人物はけっこうリアルなんだよ。そこが面白くて。
 
 ドラマの中では「輝楽天明(新納慎也)」って出てくるけど ああいうのは、皆さんは見てて実際は誰だと見ているの?
 
松下 最初は分からなかったんですけど、検索しながら見てます。でも、アユさんの同級生の「玉木理沙(久保田紗友)」のモデルが誰なのか分からなくて。検索すると「理沙 誰」って候補が出てくるんですよ。
 
 理沙は僕も分からない。あれは誰なんだろうね。理沙が入ってる、流川がプロデュースした「AXEL'S」も分からないんだよな。
 
 
どこがフィクションで、どこがリアル?



松下 Xさんは誰かのモデルになってないんですか?
 
 自分のFacebookに「『M』ってドラマやってるな」って書いたら、当時のスタッフから「Xさんって流川翔(白濱亜嵐)のモデルですよね?」って言われて、「えっ、そうなの?」って思ったんだけど(笑)。出来事とかはけっこうリアルに描かれてるところもある。だから、ドラマでマサ専務が「渋谷ジャックしろ!」って言ってるシーンを見て、「ああ、ホントにあったな……」って思い出したよね(笑)。
 
豊田 第5話で出てきましたね。
 
 会議なんかでも、マサ専務がバーン!って登場して、スタッフに気合を入れたりとかあった。ドラマを見ていると当時を思い出しちゃって、妙な汗をかきながら見てるよ(笑)。
 
──多少大げさにはなってるけど、おおむねリアルなんですね。
 
松下 ヴェルファーレって実際はどんな感じだったんですか?
 
 実際はドラマより豪華で大きくて、当時所属の名だたるアーティストがライブをやってたよ。
 
松下 SEL OCTAGON TOKYOみたいな感じですか?
 
 SEL OCTAGON TOKYOもちょっとだけドラマに使われてたね。でもヴェルファーレのが全然大きかった。マサさんもよく来ていて、ドラマみたいにVIPルームで面接をしてたこともあったなと思って。
 
松下 そうなんですね(笑)。ヴェルファーレ行ってみたかったです。
 
──Xさんご自身はヴェルファーレでスカウトしたりはしなかったんですか?
 
 僕はしてない。マサさんから「他社が追随できないような開発の仕方を考えろ」って言われて、全国オーディションを始めたんだよね。あと、都内の女の子は全員知ってるんじゃないかというくらい街でのスカウト活動には力を入れていました。
 
大木 それはすごいですね!(笑)
 
松下 ドラマで合宿のシーンがありましたけど、あれはあったんですか?
 
 合宿は、あの頃はないね。合宿って2002年以降にやり始めて、実は僕が育成方法として効果が高いと思って始めた。
 
松下 そうなんですか!
 
 都内のスカウトだけでなく、地方も行こうと。でも地方の子をどうやって育成したらいいんだって話になって、当時から若手の育成に力を入れていたフィギュアスケートの育成方法をものすごく研究して、参考にしたんだよね。だから僕の新人育成の基礎はフィギュアスケートなの、実は。
 
──では、合宿自体は後に実際にあったものだけど、アユは参加してないと。
 
 そうだね。アユは東京にいたので東京で毎日レッスンをしていました。
 
 
最終回、ドラマの行方はどうなる?
 

 
大木 マサさんのセリフは、「絶対負けねえ!」とか、実際の口癖だったものが生かされていると聞いたんですけど、本当ですか?
 
 それはよく言ってましたね。
 
豊田 ドラマでは、最初はイモっぽいのに、だんだんヒョウ柄とかタイトスカートを着たりしてギャルっぽくなっていくんですけど、それはブランディングの途中だったのかなとか思ったりしたんですけど。
 
 うーん……そもそも、最初からイモっぽいと思ったことはなかったな。
 
松下 当時のアユさんの印象を教えてください
 
 すごく真面目だったね。友達と遊びに行くとかも全然なかったし、デビューに向けて集中してた。あと、詞はすごく書いてた。マサさんも詞を書かせることに力を入れていた。アユに限らず新人には詞を書くっていう課題を必ず出してたね。
 
──マサさんが彼女の手紙から詞の才能を見出したという話が、TVの副音声解説で出てましたが。
 
 ああ、当時はまだメールとかなかったので手紙は書いてたね。
 
松下 ただの個人的なイメージなんですが、ちょっと距離感が遠い存在というイメージ感じがあったんですけど。
 
 全然そんなことはないよ。むしろ、どこからそういうイメージが出たんだろうって感じ。特に、売れる前から力になってくれた人のことは「チーム」としてすごく大事にしてたよね。
 
大木 ドラマは恋愛ストーリーが強調されてますよね(笑)。
 
 そうなんだよな、あの流れでどう終わるんだろう?
 
豊田 ラストがどうなるのかはすごく楽しみです!
 
松下 私も(笑)。
 
──Xさんの話を聞いて、余計に最終回が楽しみになってきましたね。何より、あのドラマで描かれている内容が、かなり現実に即しているということが衝撃でした(笑)。
 
 僕も最終回が楽しみだな(笑)。
 


テレビ朝日系土曜ナイトドラマ+ABEMA独占配信 
「M 愛すべき人がいて」

 
毎週土曜夜11:15‐0:05 
 
原作:小松成美『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎刊)
脚本:鈴木おさむ
企画:藤田 晋(AMEBA)
演出:木下高男 / 麻生 学
出演:安斉かれん / 三浦翔平 / 白濱亜嵐 / 田中みな実
/ 高嶋政伸 / 高橋克典 他
 
ドラマオフィシャルサイト:
https://www.tv-asahi.co.jp/m-ayumasa/



テレビ朝日×ABEMA共同制作ドラマ「M 愛すべき人がいて」
Sound Collection+A VICTORY Special Sampler


AVCD-96527~8
3,000円(税抜)




CAN’T STOP THIS!! -Steve Aoki Remix-




 
高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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