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新曲リリースにBLITZワンマン即日ソールド アウト! 勢いに乗るEMPiREメンバーに本音を聞いた!

2019.07.10
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音楽
インタビュー
WACK
昨年4月のファーストアルバム発売時に、インタビューで登場してくれたEMPiRE(https://avexnet.jp/column/detail.php?id=1000219)その直後にYUiNA EMPiREがBiS2ndに完全移籍し、WACKオーディション合宿から選ばれたMAHO EMPiRE 、MiKiNA EMPiREが加入。さらにYUKA EMPiREが脱退しNOW EMPiREが加入と、この1年で目まぐるしい変化を遂げています。
7月11日には3回目となるマイナビBLITZ赤坂でのライブ。そして7月17日に、ターニングポイントともいえる新曲「SUCCESS STORY」がリリースされます。 
そんな中、MAHO EMPiRE 、MiKiNA EMPiRE、NOW EMPiREの“後から加入組”3人に、EMPiREというグループや、新曲に込められた思い、MV撮影時の裏話など聞いてみました。


EMPiREのメンバーはクールで笑わない?! 加入後に感じたギャップとは?



──2018年3月に行われたWACKオーディション合宿でMAHO EMPiREさん、MiKiNA EMPiREさん、今年3月のオーディション合宿でNOW EMPiREさんが加入されましたが、EMPiREに加入して、自分にとってどのような変化がありましたか?
 
MAHO EMPiRE(以下MAHO) はじめはEMPiREという、もともとあった箱に入ったという感覚でした。EMPiREに染まるつもりで、一生懸命だったんです。でも、最近は受け身のままではだめだって考えるようになってきて。自発的に行かなきゃって思ってます。
 
MiKiNA EMPiRE(以下MiKiNA) オーディションでは、自分を変えたい、自分の好きな姿で生きたいっていう意識でした。でも、今は見てくれるファンやメンバーによって、(グループが)成り立っているって感じています。周りを見ることが大事かなって。
最初の頃は、自分から話したりするのが、苦手だったけれど変わりました。以前は、ネガティブで人と壁を作っていたんです。でも今は受け入れることができるようになって、すべて前向きに思えてきてますね。

NOW EMPiRE(以下NOW) 私は、昔からダンスを習っていたんで自信があったんです。だから最初は、“自分だけ目立てればいいや”って考えがあって、周りの人と協力するのが得意ではなかった。でも、EMPiREでは自分だけではなくて6人として一つのものを作り上げるのが大事って気づきました。
今は、周りの人と協力することができる。そこが成長した部分だと思う。

──EMPiREというグループに対するイメージは、加入前と加入後で変わりましたか?

MAHO 入る前はクールなイメージで、人を寄せ付けない人たちなのかなって思っていました(笑)。でも、もともとのメンバーと、一緒に成長していくという部分があったので、すぐ溶け込めました。

MiKiNA 私もEMPiREのメンバーはクールなイメージで、冷たい感じかと思っていたんです。でも実際は柔らかい人たちでした。みんな面白いし、打ち解ければすごくしゃべるんです!

NOW 私も、加入前はあんまり笑わないイメージがありました。でもMAHOちゃんが言っていた通り、メンバーにはギャップがあるんです。かわいい曲では満面の笑み、でもクールな曲は笑わない。表現のふり幅がすごいグループなんだなって。

──グループ内での、自分の立ち位置ってどんな感じだと思いますか?


MAHO 普段の自分とあまり変わらず、いじられキャラです。グループに入ってすぐにいじられ始めました(笑)。年齢非公開なのに、年齢をいじられています!

MiKiNA 入る前は自分をきれいに見せたくて、かっこつけている部分があったんです。でもメンバーとすごく距離が近いから、素を出さずにいられない(笑)。いい意味で、自分のユルい部分が出せるようになってきました。
メンバーは、自分が何を言っても受け入れてくれる。拒否しないで受け止めてくれる人たちだなってわかってきた。段々、自分から発信できるようになってきましたね。

NOW 最初は遠慮してしまった部分とかありました。でも今はダンスリーダーを担当しているので(笑) 、ダンスの面など含めて、自分の意見を出しています。

──オリジナルメンバーを見て、何か意識していることはありますか?

MAHO
 周りから見た印象だと、EMPiREはすぐデビューが決まったという感じだったと思うのですが、私が入った時は、まだライブもしていない時だったんです。だから、メンバーが不安がっている部分を見て、頑張ろうって思いました。
 
MiKiNA みんな内に秘めている思いが熱いんです。そういう空気を同じ立場で共有できるところは、見習いたいって思いました。
 
NOW 私はクールな表情を作り出すのが苦手だったんです。だから、ずっと笑っていればいいやって思ってた。でも、メンバーがみんな曲に合わせて表情を変えていたんです。それを見て、自分も家で研究しました。今はクールとか、笑顔とか曲に合わせて雰囲気づくりできるようになってきました。


今のEMPiREを体現した新曲「SUCCESS STORY」に込められた思い

──NOW EMPiREさんが加入後、初の新体制でレコーディングされた2nd Single「SUCCESS STORY」。この曲は、どのような曲ですか?

MAHO 「SUCCESS STORY」は、強い意志のある曲ですね。歌詞とかも強めな感じ。まさに今のEMPiREの心情に合っている曲です。歌っていても気持ちが入ります!

NOW 歌詞に「止まらない 止まってられない」っていうフレーズがあって、この歌詞みたいに、止まらないし、進み続けたいっていう気持ちを込めて歌っています。疾走感がある曲で、大好きです。


MiKiNA 今までのシングルは、苦しくてもがいたりとか、壁がある状態から抜け出したいっていう歌詞が多かったと思うんです。今回は、スタートを切った後、自分たちに勢いをつける曲。今までを打破していきたいという強い曲かな。
 
──今回、「SUCCESS STORY」は、PlayStation®4/STEAM®/Nintendo Switch™ 「SDガンダム ジージェネレーション クロスレイズ」のオープニングテーマになっています。自分たちの曲がガンダムのテーマ曲に使われるというのはどういう気持ちですか?
 
MAHO すごすぎて現実味がないんです(笑)。ガンダムって幅広い世代の人たちに愛されているので、アイドルに興味がない人でも曲から入ってくれるかもしれないって思うと嬉しいです。
 
──レコーディングでの苦労とかありましたか?
 
MAHO レコーディングでは、最初に歌った後に「もうちょっとアニメっぽい感じで歌って」って、リクエストされたんです。自分の中のアニメ系ってなんだろうって考えちゃいましたね。最初はかっこつけて歌ってたんですよ。家で練習した時も「かっこよくいこう」って思って。でも「マホはアニメっぽい感じで」って言われて(笑)。
 
MiKiNA でもいつもと違うっていうか。ちょっと感じが違うよね。
 
NOW 私は滑舌が悪くて、早口の部分とか最初は言えなかったんですけど、何回もレコーディングしていくうちに、言えるようになって。楽しいレコーディングでした。

MiKiNA レコーディングでは、大事な曲って聞いていたので気合が入りました。私は下のパートのハモリも担当したんです。今までやったことがなくて、そこは苦戦しました。
普段歌割が多い方ではないので、新曲で新しいチャレンジができたのは、嬉しかったんです。グループの力になっているのが感じることができましたね。
 
──この曲のMVはお城みたいなところで歌っていますよね。撮影はどうでしたか?
 

MAHO MVは、ハンガリーの宮殿での撮影でした。私は、海外が初めてだったので、ワクワクもしたんですけど、海外で撮るので良いものにしたいって、気合が入りました。
 
──加入して初の曲だとは思えないくらい、NOWさん目立っていましたね。
 
NOW 目立たせていただきました(笑)。ソロの部分もあったので、責任を強く感じました。
 
MiKiNA 私も、めちゃくちゃかっこつけましたね(笑)。大事な作品だし、海外での撮影なので、映っている自分がダサいといけないのでかっこつけました。でもみんな、楽しんで撮影しましたね。
 
──ハンガリーでは自由時間はあったんですか?
 
MiKiNA オフではないですが、初回盤についてくる写真集のために、いろんな場所に行って写真を撮るという一日があって、雰囲気を楽しめました。
ハンガリー語はわからなかったんですが、メニューとかちょっと英語に似ていて。メニューに料理写真がないので想像して、注文しました(笑)。
 
MAHO ガーリックオニオンスープが、すごく美味しかったです。
 
MiKiNA あとハンバーガーとかも本物の肉って感じで、パテがすごく分厚かったんですよ!
 
NOW 肉が凄かったです(笑)。
 
MiKiNA ここでしか食べられないんだろうなって
 
──なにか思い出に残るようなエピソードってありましたか?
 

NOW メンバー内でゲームをしたんですよ。コミュニケーション能力を高めるために、じゃんけんで負けた人が、ハンガリー人の女性にハンガリー語で「写真を一緒に撮りましょう」って声をかけるっていう罰ゲームで。そこで、私がじゃんけんに負けちゃったんです!
通訳の人にハンガリー語も教えてもらって練習したのに、声をかけようとしたら怖くなって、できなくて……。自分が情けなくなって大泣きしてしまいました(笑)。


ステージでも24時間イベントでも、素の自分たちを見てもらいたい


──EMPiREの魅力の一つにライブでのパフォーマンスが挙げられると思うのですが、歌やパフォーマンスで心掛けていることはありますか?
 

MAHO EMPiREに加入して一年間やってきて、去年までは音程とか、決まったことばかり気にしていました。正解みたいなものと戦っていたんです。
でも最近は、感情や気持ちを歌に乗せないとライブでは伝わらない、ライブの醍醐味ってそういう部分かなって。ステージ上では、自分の気持ちを全部出せたらいいなって意識しています。
エージェント(注:EMPiREファンの総称)から反応があると嬉しいです。エージェントの方ってすごく見ていてくださっていて「今日はちょっと粗削りな部分があった」とか。
 
一同 (笑)。
 
MAHO 「でも気合が伝わってきてすごかったよ」とか。

MiKiNA 細かいんですよね(笑)。

MAHO 自分たちも終わった後に反省会をした時に、エージェントからの反応と重なる瞬間とかあって。伝わるものって伝わるんだなって感じています。
 

NOW 私は、最初の時は自分のことだけで精一杯だったんです。今は歌とダンスを意識しつつ、エージェントの一人一人の目を見て歌ったり、歌詞の意味を思いながら歌うことで喜怒哀楽をちゃんと表現できているようになったと思います。今は、ライブを楽しめる余裕が出てきています。
 
──大物ですね!(笑)
 
MiKiNA 最初の頃は、自分の出来だけでライブのことを考えていたんです。今は、お客さんとどれだけ気持ちを共有できたか意識しつつ、伝わった部分があればその分返してくれるのを実感しています。ライブは、熱気があって嬉しいですね。エージェントと同じ空間にいる意味が持てるように、もっと頑張ります。

──1stシングル「ピアス」発売を記念して行われた24時間イベント「EMPiRE presente TWENTY FOUR HOUR PARTY PEOPLE」や、オーディションのニコ生配信など、素の部分がどうしても映し出されてしまうと思うのですが、その部分をどう考えていますか?

MAHO そうですね。24時間にしても、WACKというものではそういうものなんだろうなって思って、こういう世界に入ってきたので(笑)WACKのそういう部分に魅力を感じています。24時間イベントの時は、本当に未知の領域だったんです。イベントでは、普段のライブでは出せないところや、他のメンバーのこともよく知ることができたので、すごくよかったなって思います。

NOW 素を見せれるのがWACKの魅力だと思います。ステージに立っているNOW EMPiREを好きになってもらいたいけれど、素の部分も愛してほしい。なので、素の部分を見ていただけるのは嬉しいです。
 
MiKiNA キレイな表面だけで評価されるのって、自分を見せられていないんじゃないかという感じがあって。24時間イベントは、素の自分を強化できたと思うのでよかったです。自信にもなるし、その分頑張れるんです。
 
──では、みなさま、もう一度オーディション合宿にはいきたいですか?
 
一同 (うつむきがちに苦笑い……)

MiKiNA (合宿に参加しなければならないという通達が)いつ来るかってドキドキはしています。行くとしたら、自分にとっては絶対にいい機会だって思っています。強くなれるし、考え方もより先を見ることができる。いいことに変わりはないですけど……(苦笑)。
 
──では話題を変えて、「EMPiREらしさ」ってどういう部分だと思いますか?
 
MAHO ダンスは、最近はNOWが入ってきたことによって、際立ってきているのでそこは頑張っていきたいなって思っています。曲もオシャレなサウンドで、横乗りのグルーヴ感が強い曲も多いので、それがEMPiREらしさかなって思ってますね。早くそういう部分を、もっと自分たちのものにしたいです。
 
NOW EMPiREは、ダンスがかっこいい! 迫力のあるダンスをしていけるグループになっていきたいです。
 
MiKiNA 曲によってギャップを見せられるところ。いろんな可能性を見せられるのがEMPiREの魅力です。

──EMPiREのメンバーとしての課題ってありますか?
 
MAHO 今回の「SUCCESS STORY」のカップリング曲が、MAYU EMPiREの作詞なんです。歌詞を見て、「MAYUちゃんだな~」って思いました。言葉のチョイスとか、MAYUちゃんらしいなっていつも思うんです。
MAYUちゃんが、今回は「前向きな暗さだ」って言ってて。MAYUちゃんの心情の変化とかも、作詞で知れるので。メンバーといえども、自分のマイナスの部分って、出したくないじゃないですか。それを作詞で知られてしまうというのは、いろいろ考えますね。
実はMAYUちゃんだけではなくて、今も全員で作詞はしています。作詞は今、課題でありまして……(笑)。
 
MiKiNA 「みんな、作詞を頑張ろう」みたいな空気がありますね。でも、難しい。自分らしさも出したいし、でも私情が入りすぎてもいけないし。それでいて、響くものでいたいし。いろんな課題があるんです。
 
一同 (顔を見合わせて)頑張り中ですね。


赤坂BLITZも秋ツアーも気合い満々! そしてEMPiREの野望とは……?


──MAHOさんと、MiKiNAさんはお披露目が去年5月のBLITZでのワンマン公演でしたよね。この公演では、その時の現体制のメンバーによる前半パートと、お二人が参加した新体制メンバーによる後半パートのセットリストが、全部同じ曲という演出でした。この時はプレッシャーを感じたりしなかったですか?
 

MiKiNA お披露目っていう意味合いが、自分の中で強かったので、それだけでいっぱいいっぱいでした。
新しく始まる6人だったし、後半パートではその6人でしかできないライブをしようって気持ちが強かったんです。お披露目の不安はあったんですが、ネガティブではなかったですね。
 
MAHO 私はその構成はむちゃくちゃ怖かったですね。正直、そんな比べられるとか考えられるほどの余裕はないだろうって思っていましたが、怖かった。
同じ曲を二回やったのに、エージェントの方がすごく歓声を上げてくれたんです。それが嬉しくて、始まってからはその怖さはなくなりました。
 
──7月11日には、同じマイナビBLITZ赤坂での3度目となるワンマン公演も控えていますが、意気込みを教えてください。

MAHO 即日ソールドアウトしているんですよね。満員のエージェントが来てくれるということで、それが自信につながっています。来てくれるからこそ絶対に返したいってすごく思っています
秋ツアーがどれだけ良いものにできるかが、このBLITZでのライブにかかっている部分もあるので、これからのEMPiREのターニングポイントになるようなライブにしたいと思っています。
 
NOW 私は、これからも目が離せなくなるようなパフォーマンスにしたいと思っています。この6人で、迫力のあるステージにしたい。そして、秋ツアーにも繋がっていくステージにしていきたいです。
 
MiKiNA EMPiREの大事な時期に、いつもBLITZでの公演があるんです。だから、メンバーにとっても、エージェントにとっても特別な場所。そういう場所だからこそ、感じることができる気持ちを共有できたらいいなって思ってます。
 
──いつも以上に気合が入ってますね。「ここが見どころ!」という点を教えてください。
 
MAHO 演出負けしないよう頑張ります! 過去二回のBLITZ公演の映像を見返してみたら、(未熟で)自分でも見てられないんです……。今回は、今までで一番のBLITZ公演を見せられるよう頑張ります。
 
NOW 演出の輝きを超える私たちで行きたいって思っています!

MiKiNA BLITZだからできるもの。演出が凝っているので、そこを楽しみにしていただけたら。
 
MAHO セットリストも、今のEMPiREが持てるすべてを見ていただけたらと思っています。
 
MiKiNA 出せるものすべて出します!
 
──その後には、秋から全国ツアーが始まりますが、そちらの意気込みを聞かせてください。



NOW ワクワクしかないです。

MiKiNA 秋ツアーにむけて勢いをつけたいと思っています。ツアーファイナルがEMPiREの目標の1つにしてきたZepp DiverCityなので、BLITZもツアーも絶対に最高なものにしたいです。

──ライブでの課題ってありますか?
 
MAHO ライブが終わったらすぐに、「あの時の曲の感じがよかったね」とか、メンバーで反省会をしています。そのあとも、別の機会に集まって一曲ずつ反省会をしています。
 
MiKiNA 前のツアーの反省で毎回出ているのが、調子がすごくいい時と悪い時の差がすごくて、安定していないというところですね……。
次のツアーは安定感を前提にして、もっと先の可能性を見ることができるものにしたいです。
 
──EMPiREというグループでの野望ってありますか?
 
MAHO あります! YU-Kiちゃん(YU-Ki EMPiRE)が、「さいたまスーパーアリーナに立ちたい」って言ってるんです。埼玉はYU-Kiちゃんの地元なので、凱旋ライブをEMPiREでやりたいんです!

──それが実現できる日が楽しみです。ありがとうございました!


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撮影 長谷英史
池守りぜね
WRITTEN BY池守りぜね
趣味は子供と一緒にプロレス観戦。ライブハウスに通い続けて四半世紀以上。家族で音楽フェスに行くのが幸せ。Twitter@rizeneration
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