J-WAVE『Ryuichi Sakamoto Special ~12 Sketches~』 今夜1月6日より、毎週金曜日22時より4週連続放送決定!
2023.01.06
坂本龍一

J-WAVE MONTHLY SELECTION『Ryuichi Sakamoto Special ~12 Sketches~』1月6日より毎週金曜日22時より4週連続放送決定!
1月17日に発売される坂本龍一6年ぶりのオリジナルアルバム『12』は、坂本が日記を書くように日々をスケッチして作られた曲が集められました。
坂本はこう言います。
2021年3月初旬、大きな手術をして長い入院の末、新しい仮住まいの家に「帰って」きた。少し体が回復してきた3月末のこと、ふとシンセサイザーに手を触れてみた。何を作ろうなどという意識はなく、ただ「音」を浴びたかった。それによって体と心のダメージが少し癒される気がしたのだ。
それまでは音を出すどころか音楽を聴く体力もなかったが、その日以降、折々に、何とはなしにシンセサイザーやピアノの鍵盤に触れ、日記を書くようにスケッチを録音していった。そこから気に入った12スケッチを選びアルバムとしてみた。何も施さず、あえて生のまま提示してみる。今後も体力が尽きるまで、このような「日記」を続けていくだろう。
今回のJ-WAVE MONTHLY SELECTION 『Ryuichi Sakamoto Special ~12 Sketches~』では、日々をものづくりに生きるアーティストの方々に“ある日”を語っていただくプログラムです。
オリジナルアルバム『12』の曲タイトルは全て日付になっています。その日付の日(近辺)に何をやっていたかをお聞きして、そこから日々のものづくりのお話をお聞きしたいと思います。
聞き手は、編集者の鈴木正文さんです。鈴木さんは坂本と長きに渡り交流があり、この闘病期間中も多くの時間を過ごして来られました。坂本の日々を知っておられる鈴木さんに、ゲストのみなさまからのお話をお聞きいただきます。
ゲストには、美術家の毛利悠子さん、音楽家の牛尾憲輔さん、Mame Kurogouchiデザイナーの黒河内真衣子さん、音楽家の坂東祐大さんをお迎えします。
坂本の音楽性やアルバムの解説をする番組ではありません。
日々の営みを大事にする坂本が日々をスケッチしたように、日々の営みのお話を4人のゲストのかたに、週替わりでしていただく番組です。
J-WAVE MONTHLY SELECTION 『Ryuichi Sakamoto Special ~12 Sketches~』
放送日 :2023年1月6日(金)、1月13日(金)、1月20日(金)、1月27日(金) *全4回
放送時間:22:00~22:30
ナビゲーター:鈴木正文(編集者/ジャーナリスト)
ゲスト:
毛利悠子(美術家) 1月6日放送ゲスト
牛尾憲輔(音楽家) 1月13日放送ゲスト
黒河内真衣子(Mame Kurogouchiデザイナー) 1月20日放送ゲスト
坂東祐大(作曲家/音楽家) 1月27日放送ゲスト
【出演者プロフィール】
◆ナビゲーター
鈴木正文(編集者/ジャーナリスト)
1949年東京生まれ。慶應義塾大学文学部中退。
海運造船の英字紙記者を経て、自動車雑誌『NAVI』(二玄社)の編集に携わる。
1989年、同誌編集長。政治・社会・文化的な観点に立った独自の編集方針を貫く。
2000年、『ENGINE』(新潮社)創刊。2011年まで同誌編集長。
2012年から2021年まで『GQ JAPAN』編集長。
著書に『◯✕(まるくす)』(二玄社 1995年)、『走れ! ヨコグルマ』(小学館文庫 1998年)、 『スズキさんの生活と意見』(新潮社 2012年)などがある。
Photo by Kazumi Kurigami
◆ゲスト:
毛利悠子(美術家)
構築へのアプローチではなく、環境などの諸条件によって変化してゆく「事象」にフォーカスするインスタレーションや彫刻を制作。近年の個展に「Parade(a Drip, a Drop, the End of the Tale)」(ジャパンハウス サンパウロ、2021年)、「SP. by yuko mohri」(Ginza Sony Park、東京、2020年)、「Voluta」(カムデン・アーツ・センター、ロンドン、2018年)、「毛利悠子:ただし抵抗はあるものとする」(十和田市現代美術館、青森、2018年)など。また「第23回シドニー・ビエンナーレ」(シドニー、2022年)、「アジア・アート・ビエンナーレ2021」(台中、2021年)、「第34回サンパウロ・ビエンナーレ」(サンパウロ、2021年)、「グラスゴー・インターナショナル2021」(グラスゴー)、「第14回リヨン・ビエンナーレ」(リヨン、2017年)など国内外の展覧会に参加。2017年に第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。
https://www.mohrizm.net/ Photo © Kenshu Shintsubo
牛尾憲輔(音楽家)
ソロアーティストとして、2007年に石野卓球のレーベル"PLATIK"よりリリースしたコンビレーションアルバム『GATHERING TRAXX VOL.1』に参加。
2008年12月にソロユニット"agraph"としてデビューアルバム『a day, phases』をリリース。石野卓球をして「デビュー作にしてマスターピース」と言わしめたほどクオリティの高いチルアウトミュージックとして各方面に評価を得る。2010年11月3日、前作で高く評価された静謐な響きそのままに、より深く緻密に進化したセカンドアルバム『equal』をリリース。同年のUNDERWORLDの来日公演(10/7 Zepp Tokyo)でオープニングアクトに抜擢され、翌2011年には国内最大の屋内テクノフェスティバル「WIRE11」、2013年には「SonarSound Tokyo 2013」にライブアクトとして出演を果たした。
一方、2011年にはagraphと並行して、ナカコー(iLL/ex.supercar)、フルカワミキ(ex.supercar)、田渕ひさ子(bloodthirsty butchers/toddle)との新バンド、LAMAを結成。
2003年からテクニカルエンジニア、プロダクションアシスタントとして電気グルーヴ、石野卓球をはじめ、様々なアーティストの制作、ライブをサポートしてきたが、2012年以降は電気グルーヴのライブサポートメンバーとしても活動する。
2014年TVアニメ「ピンポン」ではじめて劇伴を担当した。
2016年2月には3rdアルバムとなる『the shader』〈BEAT RECORDS〉を完成させ、同年9月に公開された京都アニメーション制作、山田尚子監督による映画『聲の形』の劇伴を担当。映画公開に合わせて楽曲群をコンパイルしたオリジナル・サウンドトラック 『a shape of light』がリリースされた。
2018年初春、NETFLIXにて全世界配信された「DEVILMAN crybaby」の劇伴、2018年に公開された白石和彌監督による映画「サニー/32」の劇伴、同年公開の山田尚子監督による映画『リズと青い鳥』の劇伴、沖田修一監督による映画「モリのいる場所」の劇伴を担当。
2019年には白石和彌監督による映画「麻雀放浪記2020」の劇伴を担当している。
2020年にはNETFLIXで世界配信された湯浅政明監督による「日本沈没2020」の劇伴が大きな反響を呼び全米でもCD発売、配信される。「DEVILMAN crybaby」の劇伴などのサブスクが8月に解禁。以来全世界で3000万におよぶストリーミング再生数を稼ぐ。
2021年は7月公開劇場版アニメ「サイダーのように言葉沸き上がる」、8月公開沖田修一監督劇場映画「子供はわかってあげない」、NHKEテレ「ワルイコあつまれ」の音楽を担当。2022年TVアニメ山田尚子監督「平家物語」の音楽担当。さらにはTVアニメ「チェンソーマン」の音楽担当。2023年1月にはサントラCDもリリース。2023年にはNetflixシリーズ「MAKE MY DAY」、TVアニメ「天国大魔境」、「僕の心のヤバイやつ」、劇場アニメ「きみの色」と音楽担当作品がひかえる。その他、REMIX、プロデュースワークをはじめ、CM音楽も多数手掛けるなど多岐にわたる活動を行っている。
http://www.agraph.jp
黒河内真衣子(Mame Kurogouchi ファッションデザイナー)
2010年に黒河内デザイン事務所を設立
2014年 毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。
2017年 Fashion Prize of Tokyo受賞。
2018年秋冬コレクションよりパリで発表を行う
2020年 Mame Kurogouchi Hanegi オープン
2021年 Mame Kurogouchi Basicsをスタート
2023年 Mame Kurogouchi Aoyama オープン予定
https://www.mamekurogouchi.com/
坂東祐大(作曲家/音楽家)
1991年生まれ。多様なスタイルを横断し、異化や脱構築による刺激と知覚の可能性などをテーマに、幅広い創作活動を行う。作品はオーケストラ、室内楽から立体音響を駆使したサウンドデザイン、シアター・パフォーマンスなど多岐に渡る。東京藝術大学作曲科及び同大学院修了。第25回芥川作曲賞受賞(2015年)。主要作品に「花火-ピアノとオーケストラのための協奏曲」(サントリー芸術財団委嘱作品)、「TRANCE (京都芸術センターCo-program 2018)」、「声の現場」(テキスト:文月悠光、OPENSITE 6 TOKAS推奨プログラム)など。2022年、初の作品集「TRANCE /花火」を日本コロムビアよりリリース。2016年、Ensemble FOVEを創立。代表として気鋭のメンバーと共にジャンルの枠を拡張する、様々な新しいアートプロジェクトを多方面に展開している。2021年、最新作となる「ドレミのうた」をリリース。また上記のメインワークに加え、ジャンルを横断した活動も多方面に展開する。映像作品の音楽に、ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(坂元裕二脚本)、映画『竜とそばかすの姫』(細田守監督、音楽:岩崎太整、Ludvig Forssellと共に)等。米津玄師との共同編曲、宇多田ヒカルの編曲及び指揮、嵐「カイト」オーケストラアレンジメント等。作曲を野田暉行、安良岡章夫、野平一郎、ピアノを中井正子各氏に師事。https://www.yutabandoh.com/ Photo ©takeshi Shinto
【坂本龍一ニューアルバム「12」情報】
オリジナルアルバム「12」( ヨミ:トゥエルブ)
発売日:2023年1月17日
形態:CD、アナログ盤2枚組 (初回生産限定盤)、デジタル
2017年発売「async」以来、約6年ぶりのオリジナルアルバム。
いまだ続く闘病生活の中、日記を書くように制作した音楽のスケッチから、12曲を選び1枚のアルバムにまとめた作品集。アートワークは美術家・李禹煥氏。氏が本作のためにドローイングを制作。
https://shop.mu-mo.net/st/special/ryuichisakamoto_12
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