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バレンタイン前夜の2月13日、「第一生命D.LEAGUE21-22」ROUND.7が開催された。前ラウンドではメンバーにコロナウィルス陽性者が出たため無念の欠場となってしまったavex ROYALBRATS（以下aRB）。この日はその悔しさを晴らすべくこれまで以上に特別なラウンドであったに違いない。
それはサプライズゲストの登場からも感じ取ることができた。なんと初代aRBのリーダーであるKAITAがSPダンサーとして参戦したのだ。こんな衝撃的な展開を誰が想像できただろうか。KAITAの代名詞とも言えるキラーワード「RED VIBES」を引っさげ、再びD.LEAGUEの地に降臨。テーマはズバリ「KING IS BACK」。これはもう、とんでもないことが起こる予感しかしない。
 
この日2番目に登場したaRBは各々が赤い衣装に身を包み、ヘアもメイクも「RED VIBES」ムード全開。巨大ギフトボックスから現れたKAITAを中心にステージ上で円陣を組む光景に、早くも泣きそうになる。
ショーでは前シーズンでKAITAが主役を張ったラウンドのネタを彷彿させる構成や振りが見られた。初代aRBそしてKAITAへのオマージュと解釈できる。
これまでいくつもの色を見せながらも「コレオグラフィ」というスタイルの中で、独自のスキルフルかつスタイリッシュな振り付けで魅了してきた現aRB。そんな彼らがKAITAとの化学反応でまた新たな一面を見せてくれたのだ。
KAITAが放つ“ILL”な世界観にaRBが染まった。しかもそれが全く違和感を感じさせないから不思議だ。もちろん強烈なインパクトと新鮮さはあるのだが、しっかり自分たちのものとして成立、確立させている。言うまでもないが振り付けの難易度は超上級で、それをあの世界観の中で崩さずに揃えるというのも容易なことではない。
終盤に見せた4人で前宙（ウェブスター）を繰り出すというアクロバットな展開でも沸かせた。
赤い照明も怪しい世界観を盛り上げていたし、KAITAお得意の白目やぶっ飛んだ表情が他のメンバーにも伝染し、この日のaRBは表情も抜群によかった。ラストはKAITAとJUMPEIの前リーダーと現リーダー2人のツーショットでフィニッシュという、なんともエモい演出。
 
「コレオグラフィー」と「RHT」の融合で魅せてきた今回の作品は、ジャッジ8人の目にはどう映ったのかーー。
結果は合計68ポイント。レギュラージャッジで9ポイントをつけたテリー伊藤氏は「楽しかった、もっと観たかった。これはすごく大切なことで、そう思わせるすごさがあった。そしてこのダンスはどの街が似合うんだろう？と想像させることも素敵。みんなの表情もすごく生き生きしていてよかった。前回欠場したけれどそれを補うだけのパワーがあった」と賞賛した。
この結果を受け、ディレクターのYuta Nakamuraがコメント。「KAITAが出てきた時にすごくテンションが上がって、泣きそうになった。昔から仲良くしているKAITAと新たな化学反応を見せることができて本当に嬉しい。ただ結果に関してはかなり悔しくて、まだまだ行けたと思っている。でもみんなが踊っている姿がめちゃめちゃかっこよくて、みんなのことを愛しているんだなと思った」。
 
この時点では暫定2位につけたが、その後全11チームが出場してのランキングは7位という結果に。しかし運命を握るオーディエンスポイントでは満点の20ポイントを獲得し、合計88ポイントで3位までランクアップを遂げた。
またチャンピオンシップ出場を賭けたトータルランキングは、3ラウンド続けて5位をキープした。1ラウンド欠場してこの順位は大健闘と言えるのではないだろうか。4位以内に食い込む可能性は充分にある。
 
次戦ROUUND.8は2月28日（月）に開催される。シーズン2後半戦、ここからどう巻き返していくか。次はどんな秘策で挑んでくるのか。aRBの熱い戦いを見守ろう。
 
 
※ROUND.7の様子は下記よりご覧頂けます。



■「avex ROYALBRATS」 概要
チーム名：「avex ROYALBRATS（読み：エイベックス ロイヤルブラッツ）」
ディレクター：Yuta Nakamura（読み：ユウタ ナカムラ）
公式サイト：https://home.dleague.co.jp/teams/tah0/
Instagram：https://www.instagram.com/avex_royalbrats/
Twitter：https://twitter.com/avex_ROYALBRATS
YouTube：https://www.youtube.com/c/aRB_JAPAN
TikTok：https://vt.tiktok.com/ZSwtKkkv/