エイベックスのクリエイティヴ・レーベル『2nd Function』が、 MUTEK.JP 2018で最新AR作品『I\III\IIE feat. FAMM'IN』を発表。意味不明のティザー映像を公開
2018.10.30
FAMM'IN

多くの世界的なイベントで、世界的なテクノロジー企業やブランドとコラボレーションし、
メディアアートを発表してきたエイベックス内のクリエイティヴ・レーベル『2nd Function』。
この夏には、自身初となる大規模な個展『ADIRECTOR』を開催し、高い評価を得たばかりだ。
そんな彼らが、KDDIとのコラボレーションで次に仕掛けるのが、二脚の椅子を用いた
ARコンテンツ『I\III\IIE feat. FAMM'IN』だ。
エイベックスのVR専門チームが独自開発した『360°の立体VR技術』を有効活用するため、
2年前、山梨県の富士山の麓に専用のキューブ型撮影スタジオ『I\III\IIE cube』を建設。
幅・奥行・高さ共に約5メートルのおおよそ立方体の中で、繰り広げられる異世界へと体験者を
誘う。いや、正しくは、時空を超えてMUTEK.JP 2018の会場に、その異世界が登場することで、
体験者の現実を拡張する。
『2nd Function』によると、今回の作品は、前後左右だけでなく、天井や足元にもコンテンツを
散りばめ、意図的に、一度の体験では全容が把握できない “つくり” になっており、今後、様々な
形で継続的に『I\III\IIE feat. FAMM'IN』としてARコンテンツを発表していくと言う。
ティザー映像でも、今回の作品の将来像を示唆したと言う子供のシーンがあり、その今後にも
期待だ。
【I\III\IIE feat. FAMM'IN - Teaser Movie -】
MUTEK.JP 2018では、まずは、体験型のエキシビジョンとして先行公開される。
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『I\III\IIE feat. FAMM'IN』
確実性のない曖昧な世界で「自分の小さな世界の外」を想像し、多くの視点を持つ事と、
限りあるスペースを物理的にも心理的にもシェアする体験・変化を恐れない心の、
2つをコンセプトにしたARコンテンツ。
仮装空間に現れる約5メートル四方のキューブ。その内部は、タイトル通り9つに区切られて
いるように見える。ゲストは、案内役に椅子ごと押される形でキューブ内を進んでいく。
ジャスト9分の間、前後左右上下に現れる9名の主要キャラクターによるパフォーマンス。
最後に、ゲストが目にする光景は・・・。
現実と虚構の境目が曖昧になる世界観をお楽しみ下さい。
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『FAMM'IN』
大人にもならず、でも、子供ではない、未だ底を見せないストリート・カルチャーが更新され
続けている街、それが『TYO(東京)』。常に新しいカルチャーを求めて、細分化・再深化しようと
躍起のTYOシーンの中で、軽やかに街を彩る一翼がFAKY・FEMM・Yup’inからなるフィメール・
ラップ・クルーだ。リアルを追求するFAKY、バーチャルを体現するFEMM、ストリートを代弁する
Yup’in。競演という真剣な遊びの中で、刺激し合い、擦れ合って、膨らみ続けた"熱"に名前が付く
のは自然な流れだった。それぞれのアーティスト・ネームから2文字をとって『FAMM’IN
(フェイミン)』。意味はない。あるとすれば、この3組のユニティーだということ。
雅楽を取り入れたヒップホップ (トラッパニーズやジャパランタ)の先駆けとして独自の存在感を放つ。
今作のためにつくられた楽曲『circle』のMusic Video:
official web site : https://fammin.jp/