NEWSニュース

新企画始動! 貴水博之×ats-,清水武仁&渡辺徹 Feat.AXL21座談会 第五回

2018.07.16
仮面ライダー



次世代ユニットX21から選抜されボーカルを務めたAXL21と、ats-、清水武仁、渡辺徹の“スーパークリエイター”3人が手掛ける『仮面ライダービルド』の挿入歌。
その裏側に迫るavex management web(以下 AMG Web)での週刊連載だが、この度、新たな座談会企画がスタート。ゲストに迎えるのは、『仮面ライダーエグゼイド』で、仮面ライダークロノス/檀正宗役を演じ、歌手&俳優としても活躍するaccessの貴水博之!

第5回目は、いよいよ『仮面ライダービルド』の話題をお届けしたい。話題のメインは新たな挿入歌「Evolution」! 既にオンエアを通じて耳にしている人も少なくないと思うが、楽曲制作並びにレコーディングなどビハインドエピソードを語ってもらった。そして貴水がスペシャルユニット「ats-,清水武仁&渡辺徹 Feat.AXL21」をどう見るのかにも注目! さぁ、座談会を始めようか!!

テキスト:トヨタトモヒサ
写真:阿部薫

●最近の『ビルド』は?
ーー第5回からは『仮面ライダービルド』の話題へ入りたいと思います。放送もいよいよ佳境に差し掛かってきましたね。

渡辺:ここしばらくは怒涛の展開の連続ですね。ゴールが近づきつつあるだけに、ホントに見逃せない感じです。

清水:いや、本当にそうですね。

ats-:まさに終盤戦って感じ。特にローグが味方になる辺りはグッときました。

末永:ついにエボルトが出てきましたね。

ats-:宇宙生命体が人間に憑依していた展開は「まさか!」でしたよ。

渡辺:ですよねぇ。

末永:めっちゃ近くにいたマスターに憑依していたなんて。

ats-:石動惣一本人は実は悪い人間じゃなかったのかな? とか色々考えてしまいますね。もう、「これからどうなっちゃうの!?」って。

清水:『ビルド』は作品自体が謎解きメインで、そこがまた引き込まれるんだよね。

末永:けっこう複雑で、どういう展開になって行くのか予想がつきません。

清水:もう、見逃すと大変(笑)。

田中:「戦争」っていうテーマ自体、とても考えさせられるものがありますね。しかも、ただ、戦っているわけじゃなく、それぞれに動機や事情が描かれているんですよね。

ats-:それも今や宇宙規模の物語に。

清水:ひとつひとつの小さな伏線を拾っていくことで面白さに繋がっているでしょう。そういう意味では、我々大人が観ても楽しめますね。

末永:見返すと、細かい部分も分かるので、一度、最初から通して観てみたいなぁと思っているんですよ。

ats-:ああ、その気持ち分かる!

ーー貴水さんは『ビルド』をご覧になっていかがですか?
貴水:そうですね。『エグゼイド』は、キャラのデザインも突き抜けていたじゃないですか。

渡辺:ああ、レベル1(笑)。

貴水:それを思うと、ビルドは割と僕らの世代でもスンナリ馴染めるフォルムに戻った感じだけど、それも逆に新鮮でカッコいいなと思えるんですよね。

清水:我々はどうしても『エグゼイド』と比べてしまうけど、『ビルド』は、全く違う面白さがありますね。

貴水:僕としては、主題歌「Be The One」に大ちゃん(浅倉大介さん)が関わっていることにも注目ですね。それこそ僕も歌ってみたかったと思うくらい。

清水:「featuring」で?

貴水:いいね!(笑)。年明けに参加した「超英雄祭」で「PANDORA feat.Beverly」とご一緒させてもらったでしょ。「Be The One」も生で聴かせてもらったけど、Beverlyちゃんは、人柄はもちろん、抜群の歌唱力でしたよ。楽曲も素晴らしいし、歴史ある「仮面ライダー」の中でも、また新たな名曲が生まれたのではないでしょうか。

やっぱり、楽曲を通じて浅倉さんの匂いを感じる部分も?
貴水:ええ。実際にどういう割合で作っているかは分からないけど、感じるところはありますね。もちろん、しーちゃんの曲も素晴らしいからね!(一同笑)。

●「Evolution」への拘り
ーーここからは「Evolution」についてうかがえればと思います。「ats-、清水武仁&渡辺徹 feat.AXL21」としては、「Ready Go!!」に続く、2曲目の挿入歌ですね。 

ats-:ちょっと洋楽っぽさを意識しつつ、怪しさと重さは、全員で意識したところです。 

渡辺:後半の明るくなる部分は、何か二面性とかそういった部分を表現したつもりですが、今のところエボルは悪でしかないので、そこがどうハマるかは楽しみです。 

ats-:前半はリフで押し切り、後半は暗い世界から抜けたような、明るくもどこか切なくなるような曲調をイメージしました。 

清水:劇中ではまだ悪い部分を表現した前半しか使われてないんですよね。 

貴水:そうなると、是非、サビまで含めて聴いてもらいたいところですね。 

清水:ええ。我々が作り上げた全貌は、是非、聴けるタイミングになったら!

ーーファイルを共有して作り上げる作業は、今回も踏襲しているそうですが、前作との違いなどはありますか? 
ats-:機材的な話ですが、今回どうしても使いたい機材があったのですが、制作直前に電源が飛んでしまって(苦笑)。それも古い機材なので、もう手に入らないんですよ。メーカーに電話しても部品がなくて。それで急いでメルカリで探し出して(笑)。 

田中:そこまでして! 

ats-:いや、どうにか間に合わせることができたので(笑)、僕個人としても、大変に満足してます。 

渡辺:その機材って、たまたま同じのを持っていたんですよ。でも、知ったのは、その出来事の後だったので、「あー言ってくれたら」と(笑)。 

清水:さらに僕も持っていて。ats-さんがやるつもりだったことを補えたのに! 

ats-:二人から話を聞いて「マジっすか!?」って(一同笑)。普通なら持ってないような機材を二人とも持っているなんてすごいっす! 

清水:まぁ、そこは深くは追及しない(笑)。 

貴水:それはどんな機材なの? 

ats-: ROLANDのJV-2080ってモジュールシンセで、単純にカッコ良さで言えばアナログが上なんでしょうが、デジタルならではの良さがすごくあるんですよね。最近のソフトシンセでは出せない奥行きがある。JV-2080の後継機もあるにはあるんだけど……。 

渡辺:INTEGRA-7。 

ats-:そうそう。でも、実は音が全然違う。とても貴重なので、現物を所持しているお二人とも大事にしてください(笑)。 

渡辺:清水さんはギターを終始、弾きっぱなしですごかったですね。 

清水:入れましたねぇ。僕はギタリストで、当然メインの楽器になるんだけど、普段、アレンジャーとして参加す場合、意外と使ってないんですよ。ただ、「仮面ライダー」の場合、ギターありきの表現力を求められることが多く、またそれがストレートに出しやすくもある。そういうネイティブな部分、ギタリストとして認識してもらえるのは嬉しい限りですね。

ーー貴水さんは楽曲を聴かれてみていかがでしたか?
貴水:前作の「Ready Go!!」と「Evolution」 と聴かせてもらいましたが、若いコたちが力強く、スピリチュアルなメッセージソングを歌いこなしていることに驚きました。 とても逞しくて、思わず付いて行ってしまいそうになるくらい(笑)。 

田中&末永:!?(笑)。 

貴水:大丈夫、大丈夫。実際に付いて行くわけじゃないからね!(一同笑)。



【X21 avexオフィシャルホームページ】http://avex.jp/x21/
【X21 公式Twitter】https://twitter.com/x21jp?lang=ja
【貴水博之オフィシャルホームページ】http://www.guanbarl.jp/LINKS/takami/

【仮面ライダーavex SOUND WEB】http://mv.avex.jp/rider_sound/
【仮面ライダービルド公式HP】http://www.tv-asahi.co.jp/build/
http://www.toei.co.jp/tv/build/
もどる