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【佐藤颯人】自分とは真逆のキャラクター。普段は、寝る時間の1時間前ぐらいから携帯は触りません【ACTORS STAND】

2024.03.23
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エイベックスに所属する俳優陣の集い場「ACTORS STAND」の第1弾作品として、4月17日~21日、赤坂レッドシアターで上演される『無垢ども』(大野大輔/脚本・演出)のキャスト連続インタビュー。7人目は、「井岡」とともにいじめっ子コンビの一員、「井本」役の佐藤颯人さんです。演技の仕事自体が初めてという佐藤さん、「井本」は自分とまるっきり逆のキャラのようですが……。


全く共感できない「井本」に、頑張って心を染めていきたい!
 

 
──今回の「ACTORS STAND」への参加が決まって、どう思いましたか?
 
佐藤 最初に感じたのはワクワク感でしたね。今まで僕は、一人で舞台に出演するということがなかったので、ファンの皆さんやお客さんに今までと違った僕を見ていただけるんじゃないかというドキドキ感がありました。
 
──演技の仕事自体が初めて?
 
佐藤 そうですね、ほぼ初めてです。今回、「井本」といういじめっ子の役をやらせてもらうんですけど、本当に自分とは真逆なので、初めてでそこをちゃんと演じられるのかという不安もありつつ、これから俳優活動をしていく上で、大きな成長に繋がるんじゃないかと思っています。
 
──その「井本」のキャラクターに関しては「いじめっ子」「筋肉バカ」「京子との壮絶アクションに乞うご期待!」という3つの説明があるんですが、ご自分ではどう捉えていますか?
 
佐藤 高校にいたような、いわゆる「不良」なんですけど、精神的にお子ちゃまで、パートナーの「井岡」に劣る部分もありつつ、その下でペコペコしてる感じなんですよね。コンビなんですけど、「井岡」に頼っちゃってるところも若干感じます。僕はアクロバットが得意だったりするので、アクションシーンとかでも、少しでもお客さんの心を動かせるようなやられ方だったり、ちょっとしたアクションを見せられればなと思っています。
 
──「井本」は佐藤さん自身にとっては共感できないタイプ?
 
佐藤 そうですね、全く共感できないです。まだ時間はあるので、いろんな動画とかを参考にさせていただいたりして、心を「井本」に染めていこうかなと思います。
 
──日常生活に悪影響が出ませんか?(笑)
 
佐藤 ちょっと出ちゃったら申し訳ないですけど(笑)。でも本当に慣れない役なので、楽しみですね。人の良さとか全くない……のかな? まあ難しいんですけど、今回の舞台、それとこの役柄は僕にとってもすごく大きなチャレンジなので、「挑戦」という思いを胸に強く持って挑みたいと思っています。
 
──「筋肉バカ」という部分は、劇中でも強調されるようなシーンがあるんですか?
 


佐藤 どんな感じになるのかは、現時点ではまだ分からないんですけど、僕も腹筋は割れてますし、筋肉も多少はついてるので、腕まくりだったり腹チラだったりで、筋肉も見せてアピールしたいですね(笑)。
 
──稽古期間に、心がけようと思っていることは何かありますか?
 
佐藤 こういう機会をいただけて、エイベックスの先輩方ともご一緒できるので、その方々のいろんなところを吸収していきたいというのが一番ですね。自分が演じることもそうですけど、今回の「ACTORS STAND Vol.1」を通して舞台というものがどういうものなのかを学んで、今後の俳優人生に生かしていきたいです。
 
──稽古や本番の舞台について、どういうイメージがありますか?
 
佐藤 約1ヵ月ぐらいの長い期間をかけて、みんなで一つの作品を作り上げていくものなので、チームとしての大きな絆というか、つながりが大切なんだろうなと思うので、「ACTORS STAND」のメンバーもそうですし、キャストの方、スタッフの方たちとしっかり信頼関係を築きながら、みんなでいい作品を作っていけたらなと思っています。
 
──そういうところも、「井本」のキャラクターとは真逆っぽいですよね。
 
佐藤 そうなんですよね……(笑)。「井本」は「自分だけ目立てばいい」というようなヤツなので、演じる上ではそういう気持ちも前面に出していけたらと思っています。舞台では「井本」のイヤなところをガッチリ出して、裏ではみんなと協力し合って、というオン・オフをしっかり出していきたいですね。
 
 
将来的には映画の主演を張りたい! 共感できる役で!(笑)
 

 
──先ほども言われたように、稽古も含めると長丁場になりますが、体調管理とかも気をつけないとですね。
 
佐藤 はい、体調を崩したりするとチーム全部に迷惑をかけてしまうことになると思うので、そういった部分も意識しつつ、みんなでしっかり支え合いながらやっていきたいです。
 
──普段、そういう面で気をつけていることはありますか?
 
佐藤 食事と運動と睡眠は心がけてますね。週3~4回、6キロから多い時は10キロ走るようにしてますし、バランスの取れた食事、ちょっとでいいから野菜も摂るとかも心がけてます。睡眠も、基本的に夜は携帯を見たくない派で、寝る時間の1時間前ぐらいからは触らないようにして、しっかり睡眠を取れるように意識しています。
 
──うっ、耳が痛いです(笑)。聞けば聞くほど、「井本」と真逆のような気が(笑)。
 
佐藤 ホントにそう思います。最初に台本を読んだ時には「この役、ホントに俺にできるのか?」と思ったりもしたんですけど、いざ舞台を終えてみたら「ああ、俺ってこういう役、こういう表現もできるんだ!」と感じられると思うので、みんなで舞台を完走できた時が今から楽しみです。
 
──そんな大チャレンジが、最初から来たわけですね。
 


佐藤 そうですね。でもこれをこなせたら、ホントにいろんな役に繋がっていくと思うので、ぜひ頑張りたいです。
 
──今は緊張、不安、楽しみと、いろんな思いがあると思いますが、一番強いのはどういう感情ですか?
 
佐藤 今はやっぱり「楽しみ」が一番ですね。「不安」は一番少なくて、みんなとやれることへの「楽しみ」が強いです。
 
──共演者の方々とは、面識は?
 
佐藤 僕は全然ないんですよ。他の方々はそれぞれに面識があったりするみたいですけど。メンバーの方の舞台を見に行かせていただいたことがあって、ご挨拶はさせていただいたことがあるぐらいですね。そこでもいろんな方と関係を築いていければ。
 
──グループ内で溶け込んだり、初対面の人と仲良くなるのは得意な方ですか?
 
佐藤 いえ、苦手です(笑)。
 
──それは大変だ(笑)。
 
佐藤 稽古場に入ったら「井本」になるようにして、そしたらみんなと仲良くなれるかなと(笑)。
 
──桑畑亨成さん演じる「井岡」とコンビの役柄で、出番もずっと一緒ですよね。そこに関しては?
 
佐藤 「井岡」と「井本」はホントに出る時は2人一緒で、2人で他の人にちょっかいをかけたりするので、桑畑さんと息を合わせることも大事ですし、「井岡」がしゃべっていて自分がセリフがない時にも見られていることになるので、そういった部分でのお芝居も大事にしていきたいなと思います。気持ちを強くして、「井岡」に食らいついていきたいです。
 
──この作品を完走した時に、自分はどうなっていたいですか?
 
佐藤 「顔つきが変わったね」って言われればうれしいですけど、内面的にも自分の新しい引き出しが増えたと思えるようになりたいですし、俳優活動をしていく上での「俳優・佐藤颯人」が少しでも確立できたらなと思ってます。
 
──その上で、俳優としての一番大きな夢というと?
 


佐藤 舞台も頑張りたいですけど、映像作品にも興味があるので、一番大きな夢は映画で主演を張ることですね。
 
──その時はいじめっ子役じゃないですよね?(笑)
 
佐藤 そうですね(笑)。僕がこういう性格なので、そういう部分も受け入れてもらえるように自分に合った役をやらせていただいて、評価していただきたいなと思います。
 
──今回のお話でも、どうやら「井本」とは真逆らしい真面目な性格はすごく伝わってきました(笑)。
 
佐藤 はい、それだけにこの「井本」の役は自分の殻を破る大チャンスだとも思っているので、意気込みはすごく強いです。「ACTORS STAND」メンバーの一人としても、いい存在になれるように頑張りたいと思います。
 
──見に来てくれるお客さんには、作品をどう楽しんでほしいですか?
 
佐藤 ところどころでユーモアのあるかけ合いとかもあるので、ストーリーを追いながらも「あの場面が面白かったよね」とかというところも見逃さずに、楽しんでいただけたらなと思います。
 
──その中で、特に「井本」のここを見てくれ!というポイントはどこでしょう?
 
佐藤 ダサいんですよ、「井本」は。なので、普段の僕からは見えないようなダサさを見てもらえたらなと思います。ダサくて不格好という部分をお客さんに見てもらって、笑ってもらえたらうれしいです。
 
──ありがとうございました!
 
撮影 沼田 学





ACTORS STAND Vol.1 『無垢ども』
 


日程:2024年4月17日(水)~21日(日)
場所:赤坂RED/THEATER

脚本・演出:大野大輔(AOI biotope)

出演
平美乃理
花音、福山絢水/中山優貴
松村優、桑畑亨成、佐藤颯人
瀬尾タクヤ(ゲスト出演)
高柳明音/砂川脩弥

制作:AOI Pro.
主催:エイベックス・マネジメント・エージェンシー株式会社


【ACTORS STAND WEBSITE】
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高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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