【WOLF HOWL HARMONY】すぐに「台本ください!」って言ってました(笑)【テレビ朝日土曜ナイトドラマ『離婚しない男ーサレ夫と悪嫁の騙し愛ー』主題歌】
昨年8月のデビューシングル「Sweet Rain」に続く2ndシングル「Frozen Butterfly」をリリースするWOLF HOWL HARMONY。この楽曲は話題沸騰中のドラマ『離婚しない男ーサレ夫と悪嫁の騙し愛ー』の主題歌としてオンエアもされています。さらに「EXILE TRIBE初の踊らないグループ」としてスタートした彼らですが、この曲では待望のダンスも披露!そんな話題てんこ盛りの皆さんに、いろいろお聞きしました!
「Frozen Butterfly」が主題歌のドラマ『離婚しない男ーサレ夫と悪嫁の騙し愛ー』にはいろいろビックリ!
──今回の新曲「Frozen Butterfly」はドラマ『離婚しない男ーサレ夫と悪嫁の騙し愛ー』の主題歌としてオンエアされていますが、まず最初、楽曲に触れた時はどう思いましたか?
SUZUKI 最初に楽曲を聴いたのは試聴会みたいな形で、この何曲かデモがある中の1曲だったんですけど、その中でもちょっと異質な空気感だなっていう印象があったんですよ。どのデモも全部、すごくカッコいい感じではあったんですけど、その時のお話から今回のテーマにハマるのはこの曲なんだろうなと思いました。その時点ではまだメロディーラインしかない状態で、歌詞はまだだったんですけど、その段階で2000年代初期の、僕がちょうど音楽にハマり始めた頃の洋楽のテイストというか、*NSYNCあたりとかのテイストをすごく感じて、しかもそれとまた新しいものの融合という感じで、すごくエモい気持ちになりました。
──2000年代初期に洋楽にハマり始めたというのは、年齢からすると早いですよね。
SUZUKI 僕が本格的に洋楽とかを聞き始めたのは小学校6年生ぐらいからなんですけど、そこからちょっと前の作品をさかのぼったりして、そのへんのものを聴いてた感じですね。僕は地元が沖縄で、アメリカのカルチャーが近くにあったので、触れやすい環境だったので、何か知ってたからすぐ好きになったという感じでした。だから、曲を聴いてるだけで映像まで頭の中でイメージできるというか、当時のMVみたいな雰囲気がすごく頭の中でイメージできました。
HIROTO 初めてこの楽曲をいただいた時は、素直にカッコいいなって思いました。僕たちの今までの楽曲は、アップテンポというよりはミドルバラードでラブソングが多かったんですが、4人で話し合った中で、誰かの背中を押したりとか、テンションを上げていくような楽曲が欲しいなという話をちょうどしていた時にこの曲を聴かせていただいて、「これだ!」みたいな感じになって。この楽曲は誰かの背中を押せるような力を持っているし、僕自身も朝とかテンションを上げたい時に必ず聴いて、めちゃくちゃモチベ上げたりしてるので、皆さんも落ち込んだ時とかに聴いていただきたいなとすごく思います。
GHEE 僕も最初に聴いた時は、カッコいいなと思いました。自分たちが今までやりたかったというか、今までとは違うような感じの楽曲だったので、すごく気合いが入りましたね。こういうビートだったらダンスもやるんだろうなっていうのも、その時に想像できたので、いざ「やる」って言われた時は、ものすごく気合いが入りましたし、2024年一発目の楽曲なので、絶対にカマしてやろうという思いになったのをすごく覚えてます。
RYOJI 僕も最初に聴いた時には2000年代初期のバイブスをすごく感じましたし、僕自身もブラック・カルチャーやブラック・ミュージックがすごく好きで、音楽とかファッションとかも好きなジャンルでもあったので、すごく耳も残りました。同時にかなりWOLFらしいなというか、WOLFのありのままを存分に引き出せる楽曲だなと思ったし、2000年代と今の融合というか、全く新しい音楽の形だなとも思えたので、すごくお気に入りになりました。本当に今年一発目に出させていただく初っ端のシングルということで、もうメチャクチャ自信もありますし、この楽曲をきっかけに、もっともっとWOLFがたくさんの方々に知っていただけるきっかけになると思ってます。
──曲の制作とドラマのタイミングって、どんな感じだったんですか?
RYOJI たぶん、同時進行だったんじゃないですかね。僕らが知らされた時はまだリリックができてなかったんですけど、でも「主題歌に決まりました」っていうのはお聞きしてたので、そこからリリックという状況でした。ただ、ドラマに寄せるというよりかは、やっぱり僕たちの等身大の体験やメッセージを表現した楽曲になっていて、だからそこも今回のドラマとすごく合っているというか、本当にバッチリとハマった楽曲になったんじゃないかと思います。
──ドラマの内容もその段階で知ったわけですね。
RYOJI そうですね。ただ、原作の漫画があるというのは知ってはいたんですよ。それがドラマ化されると聞いて、しかも鈴木おさむさんの最後の地上波ドラマということで、そこですぐに「台本ください!」って言ってましたね(笑)。台本をしっかり読ませていただいて、その世界観をちゃんと知った上で楽曲を制作したいと思ったので。
GHEE 僕は漫画の方も読ませていただいて、今、ドラマの方ではブラック・ジョークというか、すごくコメディな感じになってるんですけど、最初の印象では全くジョークがない感じの印象だったんです。本当にドロドロな感じだなという印象で。でも実際ドラマを見てみると、鈴木おさむさんならではの……笑いもあるんだけど、「でも笑っていいのかな?」みたいな部分があって、すごく面白くて、見続けたいなって思うドラマになってると思います。
HIROTO 僕は、本当にすごく考えさせられるようなドラマだなって感じました。こういうネット社会になってきて、いろんな意見が飛び交う中で、『離婚しない男』のテーマである、「子供の親権を勝ち獲るために戦う」みたいなことっていろんな人の耳にも届くだろうし、まだ序盤ですけど、世間の反応もすごく楽しみです。
──HIROTOさんは最年少で22歳になったばかりですよね。この内容は、だいぶ遠い世界と感じるのでは?
HIROTO そうですね、だいぶ遠いとは思います。実際、僕の同級生もまだあんまり結婚してる人とかあんまりいなかったりするので。でも、身近には親という存在もいて、あり得ない話ではないっていうのも分かりますし、遠いようで意外と近いような感じもします。
SUZUKI 台本と同時に漫画も読ませていただいていて、僕は漫画やアニメも好きなので、「これをドラマにしていく時にどうなるんだろう?」って思いながら目を通させていただいてました。やっぱり歌う前にしっかりとその感情を込めておきたいというのがあったので、自分たちの想いが乗ったリリックにはなってるんですけれども、その他にもドラマでの感情みたいなところもしっかりと自分の中に落とし込んでおきたいなと思って、そこを考えていきました。例えばドラマの中だったら、自分の子供の親権を勝ち獲るために、どんな形でもいいから頑張っていくみたいな……夢に向かって努力するっていうところは変わらないんですけど、その方向は違いますよね。それをどうやって表現していこうかとか考えながら、見させていただきました。
──ただ実際の映像になったドラマを見て、ビックリしませんでしたか? 過激な表現が、放送開始からすごく話題になってますよね。
SUZUKI いやあ、びっくりしましたね(笑)。
GHEE 僕もビックリしました。
RYOJI もう、率直に面白かったですね。常識をぶち壊すというか、当たり前と言われていることを壊しにいってるなと思いましたし、見る人も受け入れ方がどんどん変わってきてると思いますし、ネットでも話題になったじゃないですか。やっぱり話題になるということは、みんなそれなりに受け止めて、あの時間まで起きて見てる方がたくさんいるっていうことで、世の中がまた変わり始めてるんだなっていうふうに思いますし。それにリアルタイムの「X」とかでの反応は、すごく温かい、素敵な空間だったんですよね。「篠田麻里子さんの演技がメチャクチャいい!」とか。すごく喜ばれてる方も多かったのでこのままこの『離婚しない男』という作品を通じて、この優しい空間がもっともっと広がっていけば、すごく素敵だなと思います。
MVではD.LEAGUEのKADOKAWA DREAMSと一緒にダンスを披露!
──楽曲の話に戻りますが、レコーディングで意識した点というと?
SUZUKI 僕はサビ前のパート、Bメロの後半を歌わせていただいてるんですけど、そこでこの楽曲ならではのノリだったりグルーブだったりとか、音の細かさやリズムの細かさとか、そういうところがかなり大事になってくるパートだなと思ったので、やっぱりそこでサビ前にグルーブを消したり崩したりしたくないですし、何ならもっと加速させていきたいというところで。そこはHIROTOからのバトンで歌うところなんですけど、そこでより世界を広げて加速していけるように、リズム感だったりをすごく意識しながら、Recさせていただきました。
HIROTO 僕はBメロ前半でRYOJI君からのバトンを受け取ってるんですけど、ちょうどシーンの変わり目というか、すごく雰囲気を変える必要があるパートなので、最初のフレーズを歌うニュアンスだったり、息の使い方だったりをすごく意識して歌わせていただきました。
GHEE 僕はラップパートで、今まで僕たちが出してきた楽曲のラップとはすごく表現が違って、自分がオーディションの時にしていたようなラップの表現をさせていただいていて。プロデューサーの方々だったり、ディレクションしてくださるChaki Zuluさん、T.Kuraさん、JAY’EDさんに、わりと好きなようにやらせていただいたラップで、自分の表現や個性をすごく折り混ぜながらも、その感情が凝縮しきれなくてはみ出すぎた、音源としてはちょっと汚い部分はディレクションしてもらって、感情を凝縮させて乗せた状態でアウトプットしたところが、僕の中ではすごくこだわった部分ですね。ライブだったら感情を爆発させてもいいかもしれないですけど、音源だと聴き心地とかも悪くなるので、感情の凝縮をすごく意識しました。
──もともと得意なラップの幅を、さらに広げられた感じですか?
GHEE そうですね。今まではメローラップをさせていただいてたんですけど、その時に自分の幅が広がったと思います。YouTubeで僕たちのカバー動画とかを上げさせていただいてるんですけど、そこでもいろんなラップをしてるんですね。オーディションでの自分のラップのやり方は、個性が固まっていて「これ!」って感じだったんですけど、こっちもできる、これもできるみたいな感じで、表現方法もレコーディングを経て、すごく学びました。
RYOJI 僕は今回最初の、1Aの部分を担当してるんですけど、Aメロって楽曲の世界観を作るということに関して、すごく大事になってくると思うんですね。やっぱり今回の2000年代風な、すごくオールドスクールのグルーブ感、それから自分の声の特徴としてロー成分がすごく強いので、そのローとか倍音を使って、聴いてくださる皆さんの耳を惹きつけようかなと、ちょっと工夫してチャレンジしてみました。
──昨年から、もうリリイベが始まってますよね。
RYOJI 始まってますね。今年に入ってからのリリイベでは解禁になったので、この曲と、「Sugar Honey」と「Sweet Rain」を歌わせていただいています。リリース後はまたお楽しみということで、いろいろ構成とか変えながらやらせていただく予定です。
──リリイベの反響はいかがですか?
RYOJI 直接会えるっていうことが本当に嬉しいですし、「Frozen Butterfly」のダンスのところとかもかなり定着してきて、皆さんもそこを楽しみにしてくださってますね。楽曲が浸透してきたので、皆さんも曲が分かってきた分、一緒に体を動かしてくれるようになってきたので、この調子でどんどん広げていければと思います。
──ドラマの主題歌としてオンエアされているので、TVからはドラマと融合した形で聞こえてくるわけですが、そこはいかがですか?
SUZUKI また聞こえ方が全然変わってくるんだなって思ってます。タイアップは何度かやらせていただいてるんですけど、前回も『キス×kiss×キス』というドラマの主題歌で「Sugar Honey」を使っていただいたんですけど、その時も聞こえ方がまた変わってきてたんですね。「Frozen Butterfly」に関しても、また全然違う聞こえ方だったなという印象がすごくあって。より鬼気迫る、人を応援する気持ちだったり、より熱い心の揺れみたいなものがすごく表現されてるなという感じがして、感情の幅がすごいく広がったように聞こえました。
──先ほど少し話が出ましたが、MVもカッコいい仕上がりですね。
4人 ありがとうございます!
RYOJI 今回はD.LEAGUEのKADOKAWA DREAMSというチームのメンバー8人と一緒にやっていて、「バックダンサー」というのではなく「コラボ」「フィーチャリング」という認識で出演していただいてます。
──場面場面で皆さん4人の場面もあり、総勢12人が揃ったり、8人になったり、その転換が面白いなと思ったんですが、撮影はいかがでしたか?
SUZUKI すごく楽しかったです。僕ら、いつもはこの4人で撮影するんですけど、人数的には多くはないですし、やっぱり4人が静かになったら、静かになるじゃないですか。それが10人だと、4人静かになっても、残りがまだワチャワチャしてたりして。そういうのもあったりするんですけど、やっぱりダンサーならではのバイブスというか、ノリの良さとかもあったりして。みんなすごく明るい人たちですし、すごく盛り上げてくれましたね。僕たちだけの撮りの時も、KADOKAWAさんたちから僕らに向けて「イエーイ!」「フゥー!」みたいな声も上がったりして。そういうのも一緒に感じながら撮影することができて終始楽しい撮影でしたし、何より今回は今までで一番踊ってるので、そういった部分でもすごく思い出に残ってますね。
「踊らないグループ」だったWOLF HOWL HARMONYにとってダンスとは?
──これまでは「EXILE TRIBE初の踊らないグループ」というキャッチフレーズがついていたと思うんですが、これからはどんどん踊っていくんですか?
RYOJI 踊る時は踊ると思いますし、全く踊らない楽曲もあったりすると思います。それはちょっと、これからのお楽しみということで(笑)。
SUZUKI やっぱり、何でもできるグループになっていければ、僕らとしても一番いいんじゃないかなと思っているので、「踊れるけど踊らない」という選択を取るパターンもあると思いますし。
RYOJI 僕たちも日々精進して、まずは踊れるようになりたいですね。
GHEE 踊ることは4人とも全員大好きですし、踊りたいとはいつも思ってます。踊れることによってダンス曲とか、僕たちの表現の幅も実際に増えてくと思いますし、今もちゃんとやりたい音楽をやらせてもらってるんですけど、完全に持ち味を出せる音楽っていう部分で、ダンスミュージックとかラップ曲というのが僕らの武器になると思うんですけど、ラップ曲にしてもダンスがやれた方が映えると思いますし、ダンスをすることによって僕たち自身の表現の幅だったり、ライブ演出とかも変わってきたり、メリットしかないので、積極的に考えてます。
HIROTO やっぱり踊るのは楽しいですね。今回、本当に制作からMV撮影にかけての期間ってすごくタイトで、その期間もダンスレッスンはやってるんですけど、実際の撮影ではプロのダンサーさんたちと一緒にやらせていただくことで僕たちも引っ張られて、レッスン何百回分っていうぐらいいろんなものが吸収できて、得られたものがすごく大きかったんです。だから今回、KADOKAWAさんとコラボさせていただいたことは本当に作品にとってもありがたいですし、僕たち自身のダンスレベルの向上をすごく助けていただいたと思います。これからもっともっと自分たちの活動の幅を広げていく中で、ダンスの見せ方という部分でも日々精進していきたいと思います。
──先ほども言ったように、WOLFは「踊らないグループ」という打ち出しがありました。EXILE TRIBEは先輩グループたちにしても、みんなダンスで繋がっている部分がすごくあると思うんですが、その中での立ち位置というか存在感は、これまでどう感じていたんですか?
RYOJI 最初から「ダンスが踊れるようになる」というのが僕たちの目標でしたし、僕自身も、パフォーマンスとしてダンスで魅せていくということもいずれやっていきたいですし、その中で僕たちが成長していく過程だったりも、応援してる方には見ていただきたいんですよね。僕たちがどういった姿でダンスに立ち向かっているのか、精進しているのかというのを、僕らの活動のストーリーの中で見ていってほしいなと。だからこそ最初は踊らなかったりしたんですが……僕たちもすごくダンススキルが低かったし、見せられない部分もあったりしたので、最初は「踊らないグループ」と思ってた方もすごく多かったと思うんですけど、僕たちはその影で毎日ダンスレッスンを受けさせていただいたり、そういったことをしっかりとやってるので、今回こうやってたどり着けたんだと思います。だからこそ今思えば、ダンスよりも歌唱が強いイメージを持っていただいているおかげで、今こうしてまた「初のダンス」というこのトピックスを作ることができましたし、僕たち自身が今のダンススキルだったら皆さんに絶対見せつけられると信じて去年から練習をしてきているので、すごくいい流れだなと思います。
──さて、カップリングが2曲あって、まずは先ほども出た「Sugar Honey」ですね。
SUZUKI この楽曲は「好きすぎてつらい」という思いをテーマにした楽曲で、本当に男女の歯がゆい関係性を描いています。最初バラードで始まって、進んでいくとお客さんと一緒に楽しめるような、一緒に乗れるようなパートもあって、途中から疾走感が出てくる展開になっています。音もすごく遊び心があって、「ズッチャズッチャ」っていうのが今まで聴いたこともない音感だったりして、今はTikTokでもすごくたくさんの方に使っていただいたりとかもしてるんですよね。本当に自分たちにとってもとても大事で、これからもずっと歌い続けたい楽曲になっています。
──バラードだなと思って始まったら、どんどんテンポが変わっていきますよね。もう1曲のカップリングは「You &I」ですが。
GHEE この曲は「Sweet Rain」の時からデモ曲としてあった曲なんですよ。ずっと1番ぐらいまでしか完成していなくて、曲名も決まってなくて。皆さんと一緒に歌う賛美歌みたいな感じで、大きいステージでみんなに歌ってもらえるような曲にしようというテーマに決まって、自分たちのストックというか、手札にしてたんです。それを今回、このタイミングで出すということをプロデューサーや制作陣の方々に教えていただいて、歌詞が来て仕上げて、みんなでタイトルとかも話し合いました。
──では、大きいステージに行けたときに一番本領発揮する曲ということですね。
RYOJI ドライブとかでかけても、すごく気持ちいい曲だと思うんですよね。僕らは今リリースイベントとかで回らせていただいてて、他のイベントにゲストとして出演したりという経験もたくさんさせていただいてるんですけど、そういう時にライブとしてカマせるし、WOLFには今この四つ打ちの、タオルを回せるような曲って今までなかったので、僕らとしてはまた新しいタイプの楽曲になってるなと思います。バースのところでも、サウンド感がすごく新しいところもあるけど、ポップスなところもあったり、ベースがすごく自由に動くところもあったりとか、いろいろとサウンドでのアプローチも新しいので、カップリングにするのがもったいないと思ってしまうぐらいなんですけど、逆に「Frozen Butterfly」のフリとしてはかなり効いてて、この3曲の並びはかなり強いなと思ってます。
──最初に聴いた時に、ビート感がすごくあるけど、歌はすごく壮大なんだなと思ったんです。それが「賛美歌」と聞いて、なるほどと思いました。そこが両立してるのがすごく面白いですよね。
RYOJI 確かに、両立できちゃうんだなっていうのは新しい発見でしたね。
SUZUKI 何しろ制作陣の方々が天才揃いというか、すごい方たちなので(笑)。すごく恵まれてるなと思います。
──そこをうまく引き出してもらってるというのも大きいんでしょうね。
SUZUKI それは本当に大きいと思います。
RYOJI あとは自分たちの持ってる運だったり。ライブする時は晴れたり、でも「Sweet Rain」を歌う時にはちょうどいいぐらいの雨が降ったりとか(笑)。
GHEE 小雨ね(笑)。歌ってる時だけ。
RYOJI 雨予報でも晴れちゃったりとかっていうのは、けっこうWOLFの持ってるところだと思いますね。そういうのも味方につければいいなと。
──運は大事ですからね。グループとしてはスタートの、今の時期から運があるのはいいですね。
RYOJI 勝手にそうだって思い込んじゃってますからね(笑)。僕たちを支えて応援してくださってる「LOVERED(ラブレッド=WOLF HOWL HARMONYのファンネーム)の皆さんも、思いが強くて熱い方々が多いので、「これ、もしかしてWOLFが来たから晴れたんじゃない?」って言ってくれるんですよ。そういうふうに思い込んじゃえば、運を味方につけられちゃうんじゃないかとも思ってて。
WOLF HOWL HARMONYとして、これからもっともっと大きなステージに立ちたい!
──さて、前回この「avex portal」に登場していただいたのが昨年8月、「Sweet Rain」の時だったんですが、デビューからここまでの日々は、ザックリどうですか?
RYOJI もう、あっという間ですね。でも、あの時に掲げた「大きなステージ」、スタジアムだったり世界だったりという目標は変わらなくて。あと、自分が近くで肌で感じて、いろいろ活動していく中で、今足りないもの、今しなければいけない、目の前の壁だったりもすごくよく見えてきているので、それを一つ一つクリアしていって、いろんな目標を達成した先の夢を叶えていければいいなと、今はそこに向けて突き進むのみかなと思っています。
GHEE デビューしてから半年経ったんですけど、その半年が濃すぎて。遠くの目標を達成するために、今自分たちが何をすればいいかっていうのが、最初の頃は漠然としてたんですよね。その頃はただ大きい夢しか見えてなくて、そのために何をすればいいんだろうって考える中で、もしかしたら時間の使い方も、ちょっと無駄な使い方をしてたかもしれないんですけど、今はわりと「自分たちがこのステージに立つために、まずはどのステージに立って、どういう曲を出して、どういう賞を狙っていかなきゃいけないかとか、自分たちの認知度をどのくらい欲しいかとか、そういう細かいところまで気にして、毎日を過ごせるようになりました。
HIROTO デビューしてから数ヶ月経って、本当に毎日が充実してるので、すごく楽しい毎日を送らせていただいてます。それもやっぱり自分が憧れてた職業に就けたからだということもありますし、ちょっと田舎くさいというか……こういう仕事に憧れてた頃の気持ちを思い出す場面が、1日の中でもたくさんあって。例えば、LDHの事務所に入った時に「これ、LDHなんだな」みたいな。撮影とかしてる中でも「何か、すごい雑誌で撮影してるな」みたいなことを、日々生活してる中で改めて感じる部分がすごくあるんですね。そういう日々の生活の中で、一つ一つに対しての感謝の気持ちを自分の中で感じる部分が多くて、今いる環境に対してもありがたい気持ちでいっぱいだなあと思います。今やっていることを当たり前だと思わずに、オーディションを受けさせてもらったことも、合格させてもらったのもありがたいことだし、自分を拾ったことを後悔させないためにも、応援してくださる方のためにも、これからもっともっと頑張っていきたいなっていう気持ちですね。
SUZUKI デビューしてからこれまでで、本当にリリースイベントだったり武者修行だったり、あといろんなイベントに参加させていただいたり、本当にすごくたくさんいろんな経験をさせていただいて。まだデビューして全然間もないんですけど、そんな中でも本当にたくさんの経験をさせていただいてて。最初の頃よりは確実にステージ慣れというか、舞台慣れもしてますし、こういう取材とかに対しても最初の頃よりすごく成長を感じるんですよね。デビュー曲では、ビルボードのウィークリーチャートで3位にランクインさせていただいたり、VMAJの「Rising Star Award」っていう賞を受賞させていただいたりとか、応援してくださるファンの皆さんのおかげで達成することができました。ただ、ビルボードのウィークリーチャートに関しても、まだ3位ですし、本当に全然まだまだこれから上がありますし、3位というのはメチャクチャ嬉しいことですし本当にすごいことなんですけど、次の週にはもう僕たちの名前はなかったりんですよね。でも次の週も、残ってる人たちは残ってるし。僕らもそういったグループになっていかなきゃいけないと思ってて。VMAJも、もちろん表彰されて本当に嬉しかったですし、感謝の気持ちでいっぱいだったんですけど、もっとデカい賞……賞がデカければいいっていう話でもないんですけど、やっぱり、しっかり結果を出していきたいなと思うし、応援してくださる皆さんに対しての一番の恩返しは、こうやって僕たちがしっかり結果を出したり、僕たちの音楽をたくさんの方に届けて、皆さんが喜んでくださるということだと思うので、そういうところを考えると、本当にまだまだここからだなと思ってるところなんですよね。何なら、ここからがスタート地点ぐらいの感じで思ってるので、もっとギアを上げて頑張っていきたいと思いますし、僕たちのことを見てくださる皆さんにも、もっとたくさん喜んでいただけるように、そして僕たちのことを知らない人たちにも、もっともっと知ってもらえるように、頑張っていきたいなと思っているところです。
──ちなみに、今も共同生活をされているということですが、もう慣れて、変なことは怒らなくなってきた頃ですかね?
RYOJI 変なことは起こってないんですけど……今、ちょうど風呂の電気が切れてます(笑)。誰かが買わないといけないです。
SUZUKI ジャンケンですね。
RYOJI 今日、買いに行かないと。「あー、忘れた!」が、二日続いてるところなので。「明日は絶対買うぞ!」みたいな。
──では、今は真っ暗な中で?
SUZUKI 外の電気をつけて、漏れてくる明かりの中で(笑)。
RYOJI 薄暗闇で。
──それはそれで味がありそうですけどね(笑)。
RYOJI それに、ちょうど階段のところも切れてるんですよ。忘れる前に、今言っとこうと思いました(笑)。
SUZUKI 今言ったことによって、また忘れるリスクが減るからね。
──では最後に、ここからどうしたいかをお1人ずつ伺えれば。
SUZUKI さっきも言わせていただいたことではあるんですけど、やっぱりしっかり結果を出せるアーティストになりたいなと思っていて。結果が全てではないですし、やってきた過程だったりとか、他にもすごく大事なところはあるんですけど、やっぱり何を見て判断されるかっていったら結果ですし、ずっと残っているアーティスト、カッコいいなって思うアーティストの皆さんは、もれなく結果を残してるんですよね。だからしっかり結果を出して、ファンの皆さんも胸張って「私/僕はLOVEREDです」って言っていただきたいですし、僕たちのことを応援してくださる皆さんのためにも、誇りに思える、胸を張れる推しになりたいです。そういった意味でも、しっかり結果を出したいなと思っていますね、今年は。賞を取ったり、目に見える結果を。何となく「頑張ったね」みたいなのは嫌なので。
RYOJI 今SUZUKIが言ってくれた「結果」って何かっていうと、たぶん、自分たちWOLFらしい楽曲がたくさん出せることだったり、パフォーマンスでしっかりカマせるもの、歌唱力だったり、アーティストとしての強みみたいなものを、今年はカマしまくって、さらにWOLFの輪だったりLOVEREDの輪をもっともっと日本中に広げていけるような活動を、今年はさらにギアを上げてやっていきたいと思います。今回は2月にリリースさせていただきましたけど、まだ夏だったり、秋とか冬だったりもあるので。リリースはきっと今後もあるんですけど、その時に、いかに自分たちがその楽曲だったりビジュアルだったり、作品を通していかにカマせるかだと思うので、いつでもカマせる準備は日々やっていかなければいけないですし、英会話レッスンや英語歌唱レッスン、ダンスレッスン、そういった日常の中でもかなり意識して、僕たちWOLFとは何なのかっていうのを、どんどん証明していきたいなと思っています。
SUZUKI あ、もう一ついいですか? 音楽ももちろんなんですけど、僕らは2月の9日と10日に朗読劇を初めてやらせていただいたんですよ。僕らWOLFとしては、こういうお芝居だったりに挑戦するのは初めてだったんですけど、やっぱり挑戦してみて、僕たち自身もまた表現の方が広がった部分がありましたし、すごく成長できました。これからもいろんな角度から攻めていきたいですし、僕たちも本当にいろんなことに挑戦していきたいたいと思っているので、そういった部分でもその表現の幅を広げていく年にしたいなと思ってます。
HIROTO 今年は、まずはWOLF HOWL HARMONYをより多くの人に知ってもらうというのが目標なんですけど、ただ人気の番組に出て、ただ知られても、興味を持たれなかったらスルーされるので、興味を持ってもらえるぐらい、僕らの良さだったりとか、今あるようなボーカル・グループの概念も壊していけるような、常に新しいスタイルを作り上げていくようなグループになるなと、僕は思ってるんです。今までにない4人組のボーカル・ラップグループの姿を、日本中に見せつけていきたいなと思ってます。
GHEE 曲をたくさんリリースしてアルバムとかも出して、自分たちがまず一歩目の単独ツアーを回れるように、自分たちからいろんなことをやって、どんどん発信していきたいなと思ってます。
──これからの活動にも期待が高まりますね。ありがとうございました!
「Frozen Butterfly」
2024.2.14 ON SALE
■主題歌情報
テレビ朝日土曜ナイトドラマ
『離婚しない男ーサレ夫と悪嫁の騙し愛ー』(1月20日スタート 毎週土曜夜11時30分放送)
(原作)大竹玲二「離婚しない男」(講談社ヤングマガジンKC)
(脚本)鈴木おさむ
(ゼネラルプロデューサー)服部宣之(テレビ朝日)
(プロデューサー)浜田壮瑛(テレビ朝日)長谷川晴彦(KADOKAWA)
平体雄二(スタジオブルー)
(演出)木村ひさし 吉川祐太 竹園 元(テレビ朝日)
(制作協力)スタジオブルー
(制作著作)テレビ朝日
【WOLF HOWL HARMONY WEBSITE】
https://wolfhowlharmony.jp/
【WOLF HOWL HARMONY X】
https://twitter.com/WOLFHOWLHARMONY(@WOLFHOWLHARMONY)
【WOLF HOWL HARMONY Instagram】
https://www.instagram.com/wolf_howl_harmony/(@wolf_howl_harmony)
【WOLF HOWL HARMONY TikTok】
https://www.tiktok.com/@wolf_howl_harmony(@wolf_howl_harmony)
【WOLF HOWL HARMONY YouTube】
https://www.youtube.com/@wolfhowlharmony(@wolfhowlharmony)
「Frozen Butterfly」が主題歌のドラマ『離婚しない男ーサレ夫と悪嫁の騙し愛ー』にはいろいろビックリ!
──今回の新曲「Frozen Butterfly」はドラマ『離婚しない男ーサレ夫と悪嫁の騙し愛ー』の主題歌としてオンエアされていますが、まず最初、楽曲に触れた時はどう思いましたか?
SUZUKI 最初に楽曲を聴いたのは試聴会みたいな形で、この何曲かデモがある中の1曲だったんですけど、その中でもちょっと異質な空気感だなっていう印象があったんですよ。どのデモも全部、すごくカッコいい感じではあったんですけど、その時のお話から今回のテーマにハマるのはこの曲なんだろうなと思いました。その時点ではまだメロディーラインしかない状態で、歌詞はまだだったんですけど、その段階で2000年代初期の、僕がちょうど音楽にハマり始めた頃の洋楽のテイストというか、*NSYNCあたりとかのテイストをすごく感じて、しかもそれとまた新しいものの融合という感じで、すごくエモい気持ちになりました。
──2000年代初期に洋楽にハマり始めたというのは、年齢からすると早いですよね。
SUZUKI 僕が本格的に洋楽とかを聞き始めたのは小学校6年生ぐらいからなんですけど、そこからちょっと前の作品をさかのぼったりして、そのへんのものを聴いてた感じですね。僕は地元が沖縄で、アメリカのカルチャーが近くにあったので、触れやすい環境だったので、何か知ってたからすぐ好きになったという感じでした。だから、曲を聴いてるだけで映像まで頭の中でイメージできるというか、当時のMVみたいな雰囲気がすごく頭の中でイメージできました。
HIROTO 初めてこの楽曲をいただいた時は、素直にカッコいいなって思いました。僕たちの今までの楽曲は、アップテンポというよりはミドルバラードでラブソングが多かったんですが、4人で話し合った中で、誰かの背中を押したりとか、テンションを上げていくような楽曲が欲しいなという話をちょうどしていた時にこの曲を聴かせていただいて、「これだ!」みたいな感じになって。この楽曲は誰かの背中を押せるような力を持っているし、僕自身も朝とかテンションを上げたい時に必ず聴いて、めちゃくちゃモチベ上げたりしてるので、皆さんも落ち込んだ時とかに聴いていただきたいなとすごく思います。
GHEE 僕も最初に聴いた時は、カッコいいなと思いました。自分たちが今までやりたかったというか、今までとは違うような感じの楽曲だったので、すごく気合いが入りましたね。こういうビートだったらダンスもやるんだろうなっていうのも、その時に想像できたので、いざ「やる」って言われた時は、ものすごく気合いが入りましたし、2024年一発目の楽曲なので、絶対にカマしてやろうという思いになったのをすごく覚えてます。
RYOJI 僕も最初に聴いた時には2000年代初期のバイブスをすごく感じましたし、僕自身もブラック・カルチャーやブラック・ミュージックがすごく好きで、音楽とかファッションとかも好きなジャンルでもあったので、すごく耳も残りました。同時にかなりWOLFらしいなというか、WOLFのありのままを存分に引き出せる楽曲だなと思ったし、2000年代と今の融合というか、全く新しい音楽の形だなとも思えたので、すごくお気に入りになりました。本当に今年一発目に出させていただく初っ端のシングルということで、もうメチャクチャ自信もありますし、この楽曲をきっかけに、もっともっとWOLFがたくさんの方々に知っていただけるきっかけになると思ってます。
──曲の制作とドラマのタイミングって、どんな感じだったんですか?
RYOJI たぶん、同時進行だったんじゃないですかね。僕らが知らされた時はまだリリックができてなかったんですけど、でも「主題歌に決まりました」っていうのはお聞きしてたので、そこからリリックという状況でした。ただ、ドラマに寄せるというよりかは、やっぱり僕たちの等身大の体験やメッセージを表現した楽曲になっていて、だからそこも今回のドラマとすごく合っているというか、本当にバッチリとハマった楽曲になったんじゃないかと思います。
──ドラマの内容もその段階で知ったわけですね。
RYOJI そうですね。ただ、原作の漫画があるというのは知ってはいたんですよ。それがドラマ化されると聞いて、しかも鈴木おさむさんの最後の地上波ドラマということで、そこですぐに「台本ください!」って言ってましたね(笑)。台本をしっかり読ませていただいて、その世界観をちゃんと知った上で楽曲を制作したいと思ったので。
GHEE 僕は漫画の方も読ませていただいて、今、ドラマの方ではブラック・ジョークというか、すごくコメディな感じになってるんですけど、最初の印象では全くジョークがない感じの印象だったんです。本当にドロドロな感じだなという印象で。でも実際ドラマを見てみると、鈴木おさむさんならではの……笑いもあるんだけど、「でも笑っていいのかな?」みたいな部分があって、すごく面白くて、見続けたいなって思うドラマになってると思います。
HIROTO 僕は、本当にすごく考えさせられるようなドラマだなって感じました。こういうネット社会になってきて、いろんな意見が飛び交う中で、『離婚しない男』のテーマである、「子供の親権を勝ち獲るために戦う」みたいなことっていろんな人の耳にも届くだろうし、まだ序盤ですけど、世間の反応もすごく楽しみです。
──HIROTOさんは最年少で22歳になったばかりですよね。この内容は、だいぶ遠い世界と感じるのでは?
HIROTO そうですね、だいぶ遠いとは思います。実際、僕の同級生もまだあんまり結婚してる人とかあんまりいなかったりするので。でも、身近には親という存在もいて、あり得ない話ではないっていうのも分かりますし、遠いようで意外と近いような感じもします。
SUZUKI 台本と同時に漫画も読ませていただいていて、僕は漫画やアニメも好きなので、「これをドラマにしていく時にどうなるんだろう?」って思いながら目を通させていただいてました。やっぱり歌う前にしっかりとその感情を込めておきたいというのがあったので、自分たちの想いが乗ったリリックにはなってるんですけれども、その他にもドラマでの感情みたいなところもしっかりと自分の中に落とし込んでおきたいなと思って、そこを考えていきました。例えばドラマの中だったら、自分の子供の親権を勝ち獲るために、どんな形でもいいから頑張っていくみたいな……夢に向かって努力するっていうところは変わらないんですけど、その方向は違いますよね。それをどうやって表現していこうかとか考えながら、見させていただきました。
──ただ実際の映像になったドラマを見て、ビックリしませんでしたか? 過激な表現が、放送開始からすごく話題になってますよね。
SUZUKI いやあ、びっくりしましたね(笑)。
GHEE 僕もビックリしました。
RYOJI もう、率直に面白かったですね。常識をぶち壊すというか、当たり前と言われていることを壊しにいってるなと思いましたし、見る人も受け入れ方がどんどん変わってきてると思いますし、ネットでも話題になったじゃないですか。やっぱり話題になるということは、みんなそれなりに受け止めて、あの時間まで起きて見てる方がたくさんいるっていうことで、世の中がまた変わり始めてるんだなっていうふうに思いますし。それにリアルタイムの「X」とかでの反応は、すごく温かい、素敵な空間だったんですよね。「篠田麻里子さんの演技がメチャクチャいい!」とか。すごく喜ばれてる方も多かったのでこのままこの『離婚しない男』という作品を通じて、この優しい空間がもっともっと広がっていけば、すごく素敵だなと思います。
MVではD.LEAGUEのKADOKAWA DREAMSと一緒にダンスを披露!
──楽曲の話に戻りますが、レコーディングで意識した点というと?
SUZUKI 僕はサビ前のパート、Bメロの後半を歌わせていただいてるんですけど、そこでこの楽曲ならではのノリだったりグルーブだったりとか、音の細かさやリズムの細かさとか、そういうところがかなり大事になってくるパートだなと思ったので、やっぱりそこでサビ前にグルーブを消したり崩したりしたくないですし、何ならもっと加速させていきたいというところで。そこはHIROTOからのバトンで歌うところなんですけど、そこでより世界を広げて加速していけるように、リズム感だったりをすごく意識しながら、Recさせていただきました。
HIROTO 僕はBメロ前半でRYOJI君からのバトンを受け取ってるんですけど、ちょうどシーンの変わり目というか、すごく雰囲気を変える必要があるパートなので、最初のフレーズを歌うニュアンスだったり、息の使い方だったりをすごく意識して歌わせていただきました。
GHEE 僕はラップパートで、今まで僕たちが出してきた楽曲のラップとはすごく表現が違って、自分がオーディションの時にしていたようなラップの表現をさせていただいていて。プロデューサーの方々だったり、ディレクションしてくださるChaki Zuluさん、T.Kuraさん、JAY’EDさんに、わりと好きなようにやらせていただいたラップで、自分の表現や個性をすごく折り混ぜながらも、その感情が凝縮しきれなくてはみ出すぎた、音源としてはちょっと汚い部分はディレクションしてもらって、感情を凝縮させて乗せた状態でアウトプットしたところが、僕の中ではすごくこだわった部分ですね。ライブだったら感情を爆発させてもいいかもしれないですけど、音源だと聴き心地とかも悪くなるので、感情の凝縮をすごく意識しました。
──もともと得意なラップの幅を、さらに広げられた感じですか?
GHEE そうですね。今まではメローラップをさせていただいてたんですけど、その時に自分の幅が広がったと思います。YouTubeで僕たちのカバー動画とかを上げさせていただいてるんですけど、そこでもいろんなラップをしてるんですね。オーディションでの自分のラップのやり方は、個性が固まっていて「これ!」って感じだったんですけど、こっちもできる、これもできるみたいな感じで、表現方法もレコーディングを経て、すごく学びました。
RYOJI 僕は今回最初の、1Aの部分を担当してるんですけど、Aメロって楽曲の世界観を作るということに関して、すごく大事になってくると思うんですね。やっぱり今回の2000年代風な、すごくオールドスクールのグルーブ感、それから自分の声の特徴としてロー成分がすごく強いので、そのローとか倍音を使って、聴いてくださる皆さんの耳を惹きつけようかなと、ちょっと工夫してチャレンジしてみました。
──昨年から、もうリリイベが始まってますよね。
RYOJI 始まってますね。今年に入ってからのリリイベでは解禁になったので、この曲と、「Sugar Honey」と「Sweet Rain」を歌わせていただいています。リリース後はまたお楽しみということで、いろいろ構成とか変えながらやらせていただく予定です。
──リリイベの反響はいかがですか?
RYOJI 直接会えるっていうことが本当に嬉しいですし、「Frozen Butterfly」のダンスのところとかもかなり定着してきて、皆さんもそこを楽しみにしてくださってますね。楽曲が浸透してきたので、皆さんも曲が分かってきた分、一緒に体を動かしてくれるようになってきたので、この調子でどんどん広げていければと思います。
──ドラマの主題歌としてオンエアされているので、TVからはドラマと融合した形で聞こえてくるわけですが、そこはいかがですか?
SUZUKI また聞こえ方が全然変わってくるんだなって思ってます。タイアップは何度かやらせていただいてるんですけど、前回も『キス×kiss×キス』というドラマの主題歌で「Sugar Honey」を使っていただいたんですけど、その時も聞こえ方がまた変わってきてたんですね。「Frozen Butterfly」に関しても、また全然違う聞こえ方だったなという印象がすごくあって。より鬼気迫る、人を応援する気持ちだったり、より熱い心の揺れみたいなものがすごく表現されてるなという感じがして、感情の幅がすごいく広がったように聞こえました。
──先ほど少し話が出ましたが、MVもカッコいい仕上がりですね。
4人 ありがとうございます!
RYOJI 今回はD.LEAGUEのKADOKAWA DREAMSというチームのメンバー8人と一緒にやっていて、「バックダンサー」というのではなく「コラボ」「フィーチャリング」という認識で出演していただいてます。
──場面場面で皆さん4人の場面もあり、総勢12人が揃ったり、8人になったり、その転換が面白いなと思ったんですが、撮影はいかがでしたか?
SUZUKI すごく楽しかったです。僕ら、いつもはこの4人で撮影するんですけど、人数的には多くはないですし、やっぱり4人が静かになったら、静かになるじゃないですか。それが10人だと、4人静かになっても、残りがまだワチャワチャしてたりして。そういうのもあったりするんですけど、やっぱりダンサーならではのバイブスというか、ノリの良さとかもあったりして。みんなすごく明るい人たちですし、すごく盛り上げてくれましたね。僕たちだけの撮りの時も、KADOKAWAさんたちから僕らに向けて「イエーイ!」「フゥー!」みたいな声も上がったりして。そういうのも一緒に感じながら撮影することができて終始楽しい撮影でしたし、何より今回は今までで一番踊ってるので、そういった部分でもすごく思い出に残ってますね。
「踊らないグループ」だったWOLF HOWL HARMONYにとってダンスとは?
──これまでは「EXILE TRIBE初の踊らないグループ」というキャッチフレーズがついていたと思うんですが、これからはどんどん踊っていくんですか?
RYOJI 踊る時は踊ると思いますし、全く踊らない楽曲もあったりすると思います。それはちょっと、これからのお楽しみということで(笑)。
SUZUKI やっぱり、何でもできるグループになっていければ、僕らとしても一番いいんじゃないかなと思っているので、「踊れるけど踊らない」という選択を取るパターンもあると思いますし。
RYOJI 僕たちも日々精進して、まずは踊れるようになりたいですね。
GHEE 踊ることは4人とも全員大好きですし、踊りたいとはいつも思ってます。踊れることによってダンス曲とか、僕たちの表現の幅も実際に増えてくと思いますし、今もちゃんとやりたい音楽をやらせてもらってるんですけど、完全に持ち味を出せる音楽っていう部分で、ダンスミュージックとかラップ曲というのが僕らの武器になると思うんですけど、ラップ曲にしてもダンスがやれた方が映えると思いますし、ダンスをすることによって僕たち自身の表現の幅だったり、ライブ演出とかも変わってきたり、メリットしかないので、積極的に考えてます。
HIROTO やっぱり踊るのは楽しいですね。今回、本当に制作からMV撮影にかけての期間ってすごくタイトで、その期間もダンスレッスンはやってるんですけど、実際の撮影ではプロのダンサーさんたちと一緒にやらせていただくことで僕たちも引っ張られて、レッスン何百回分っていうぐらいいろんなものが吸収できて、得られたものがすごく大きかったんです。だから今回、KADOKAWAさんとコラボさせていただいたことは本当に作品にとってもありがたいですし、僕たち自身のダンスレベルの向上をすごく助けていただいたと思います。これからもっともっと自分たちの活動の幅を広げていく中で、ダンスの見せ方という部分でも日々精進していきたいと思います。
──先ほども言ったように、WOLFは「踊らないグループ」という打ち出しがありました。EXILE TRIBEは先輩グループたちにしても、みんなダンスで繋がっている部分がすごくあると思うんですが、その中での立ち位置というか存在感は、これまでどう感じていたんですか?
RYOJI 最初から「ダンスが踊れるようになる」というのが僕たちの目標でしたし、僕自身も、パフォーマンスとしてダンスで魅せていくということもいずれやっていきたいですし、その中で僕たちが成長していく過程だったりも、応援してる方には見ていただきたいんですよね。僕たちがどういった姿でダンスに立ち向かっているのか、精進しているのかというのを、僕らの活動のストーリーの中で見ていってほしいなと。だからこそ最初は踊らなかったりしたんですが……僕たちもすごくダンススキルが低かったし、見せられない部分もあったりしたので、最初は「踊らないグループ」と思ってた方もすごく多かったと思うんですけど、僕たちはその影で毎日ダンスレッスンを受けさせていただいたり、そういったことをしっかりとやってるので、今回こうやってたどり着けたんだと思います。だからこそ今思えば、ダンスよりも歌唱が強いイメージを持っていただいているおかげで、今こうしてまた「初のダンス」というこのトピックスを作ることができましたし、僕たち自身が今のダンススキルだったら皆さんに絶対見せつけられると信じて去年から練習をしてきているので、すごくいい流れだなと思います。
──さて、カップリングが2曲あって、まずは先ほども出た「Sugar Honey」ですね。
SUZUKI この楽曲は「好きすぎてつらい」という思いをテーマにした楽曲で、本当に男女の歯がゆい関係性を描いています。最初バラードで始まって、進んでいくとお客さんと一緒に楽しめるような、一緒に乗れるようなパートもあって、途中から疾走感が出てくる展開になっています。音もすごく遊び心があって、「ズッチャズッチャ」っていうのが今まで聴いたこともない音感だったりして、今はTikTokでもすごくたくさんの方に使っていただいたりとかもしてるんですよね。本当に自分たちにとってもとても大事で、これからもずっと歌い続けたい楽曲になっています。
──バラードだなと思って始まったら、どんどんテンポが変わっていきますよね。もう1曲のカップリングは「You &I」ですが。
GHEE この曲は「Sweet Rain」の時からデモ曲としてあった曲なんですよ。ずっと1番ぐらいまでしか完成していなくて、曲名も決まってなくて。皆さんと一緒に歌う賛美歌みたいな感じで、大きいステージでみんなに歌ってもらえるような曲にしようというテーマに決まって、自分たちのストックというか、手札にしてたんです。それを今回、このタイミングで出すということをプロデューサーや制作陣の方々に教えていただいて、歌詞が来て仕上げて、みんなでタイトルとかも話し合いました。
──では、大きいステージに行けたときに一番本領発揮する曲ということですね。
RYOJI ドライブとかでかけても、すごく気持ちいい曲だと思うんですよね。僕らは今リリースイベントとかで回らせていただいてて、他のイベントにゲストとして出演したりという経験もたくさんさせていただいてるんですけど、そういう時にライブとしてカマせるし、WOLFには今この四つ打ちの、タオルを回せるような曲って今までなかったので、僕らとしてはまた新しいタイプの楽曲になってるなと思います。バースのところでも、サウンド感がすごく新しいところもあるけど、ポップスなところもあったり、ベースがすごく自由に動くところもあったりとか、いろいろとサウンドでのアプローチも新しいので、カップリングにするのがもったいないと思ってしまうぐらいなんですけど、逆に「Frozen Butterfly」のフリとしてはかなり効いてて、この3曲の並びはかなり強いなと思ってます。
──最初に聴いた時に、ビート感がすごくあるけど、歌はすごく壮大なんだなと思ったんです。それが「賛美歌」と聞いて、なるほどと思いました。そこが両立してるのがすごく面白いですよね。
RYOJI 確かに、両立できちゃうんだなっていうのは新しい発見でしたね。
SUZUKI 何しろ制作陣の方々が天才揃いというか、すごい方たちなので(笑)。すごく恵まれてるなと思います。
──そこをうまく引き出してもらってるというのも大きいんでしょうね。
SUZUKI それは本当に大きいと思います。
RYOJI あとは自分たちの持ってる運だったり。ライブする時は晴れたり、でも「Sweet Rain」を歌う時にはちょうどいいぐらいの雨が降ったりとか(笑)。
GHEE 小雨ね(笑)。歌ってる時だけ。
RYOJI 雨予報でも晴れちゃったりとかっていうのは、けっこうWOLFの持ってるところだと思いますね。そういうのも味方につければいいなと。
──運は大事ですからね。グループとしてはスタートの、今の時期から運があるのはいいですね。
RYOJI 勝手にそうだって思い込んじゃってますからね(笑)。僕たちを支えて応援してくださってる「LOVERED(ラブレッド=WOLF HOWL HARMONYのファンネーム)の皆さんも、思いが強くて熱い方々が多いので、「これ、もしかしてWOLFが来たから晴れたんじゃない?」って言ってくれるんですよ。そういうふうに思い込んじゃえば、運を味方につけられちゃうんじゃないかとも思ってて。
WOLF HOWL HARMONYとして、これからもっともっと大きなステージに立ちたい!
──さて、前回この「avex portal」に登場していただいたのが昨年8月、「Sweet Rain」の時だったんですが、デビューからここまでの日々は、ザックリどうですか?
RYOJI もう、あっという間ですね。でも、あの時に掲げた「大きなステージ」、スタジアムだったり世界だったりという目標は変わらなくて。あと、自分が近くで肌で感じて、いろいろ活動していく中で、今足りないもの、今しなければいけない、目の前の壁だったりもすごくよく見えてきているので、それを一つ一つクリアしていって、いろんな目標を達成した先の夢を叶えていければいいなと、今はそこに向けて突き進むのみかなと思っています。
GHEE デビューしてから半年経ったんですけど、その半年が濃すぎて。遠くの目標を達成するために、今自分たちが何をすればいいかっていうのが、最初の頃は漠然としてたんですよね。その頃はただ大きい夢しか見えてなくて、そのために何をすればいいんだろうって考える中で、もしかしたら時間の使い方も、ちょっと無駄な使い方をしてたかもしれないんですけど、今はわりと「自分たちがこのステージに立つために、まずはどのステージに立って、どういう曲を出して、どういう賞を狙っていかなきゃいけないかとか、自分たちの認知度をどのくらい欲しいかとか、そういう細かいところまで気にして、毎日を過ごせるようになりました。
HIROTO デビューしてから数ヶ月経って、本当に毎日が充実してるので、すごく楽しい毎日を送らせていただいてます。それもやっぱり自分が憧れてた職業に就けたからだということもありますし、ちょっと田舎くさいというか……こういう仕事に憧れてた頃の気持ちを思い出す場面が、1日の中でもたくさんあって。例えば、LDHの事務所に入った時に「これ、LDHなんだな」みたいな。撮影とかしてる中でも「何か、すごい雑誌で撮影してるな」みたいなことを、日々生活してる中で改めて感じる部分がすごくあるんですね。そういう日々の生活の中で、一つ一つに対しての感謝の気持ちを自分の中で感じる部分が多くて、今いる環境に対してもありがたい気持ちでいっぱいだなあと思います。今やっていることを当たり前だと思わずに、オーディションを受けさせてもらったことも、合格させてもらったのもありがたいことだし、自分を拾ったことを後悔させないためにも、応援してくださる方のためにも、これからもっともっと頑張っていきたいなっていう気持ちですね。
SUZUKI デビューしてからこれまでで、本当にリリースイベントだったり武者修行だったり、あといろんなイベントに参加させていただいたり、本当にすごくたくさんいろんな経験をさせていただいて。まだデビューして全然間もないんですけど、そんな中でも本当にたくさんの経験をさせていただいてて。最初の頃よりは確実にステージ慣れというか、舞台慣れもしてますし、こういう取材とかに対しても最初の頃よりすごく成長を感じるんですよね。デビュー曲では、ビルボードのウィークリーチャートで3位にランクインさせていただいたり、VMAJの「Rising Star Award」っていう賞を受賞させていただいたりとか、応援してくださるファンの皆さんのおかげで達成することができました。ただ、ビルボードのウィークリーチャートに関しても、まだ3位ですし、本当に全然まだまだこれから上がありますし、3位というのはメチャクチャ嬉しいことですし本当にすごいことなんですけど、次の週にはもう僕たちの名前はなかったりんですよね。でも次の週も、残ってる人たちは残ってるし。僕らもそういったグループになっていかなきゃいけないと思ってて。VMAJも、もちろん表彰されて本当に嬉しかったですし、感謝の気持ちでいっぱいだったんですけど、もっとデカい賞……賞がデカければいいっていう話でもないんですけど、やっぱり、しっかり結果を出していきたいなと思うし、応援してくださる皆さんに対しての一番の恩返しは、こうやって僕たちがしっかり結果を出したり、僕たちの音楽をたくさんの方に届けて、皆さんが喜んでくださるということだと思うので、そういうところを考えると、本当にまだまだここからだなと思ってるところなんですよね。何なら、ここからがスタート地点ぐらいの感じで思ってるので、もっとギアを上げて頑張っていきたいと思いますし、僕たちのことを見てくださる皆さんにも、もっとたくさん喜んでいただけるように、そして僕たちのことを知らない人たちにも、もっともっと知ってもらえるように、頑張っていきたいなと思っているところです。
──ちなみに、今も共同生活をされているということですが、もう慣れて、変なことは怒らなくなってきた頃ですかね?
RYOJI 変なことは起こってないんですけど……今、ちょうど風呂の電気が切れてます(笑)。誰かが買わないといけないです。
SUZUKI ジャンケンですね。
RYOJI 今日、買いに行かないと。「あー、忘れた!」が、二日続いてるところなので。「明日は絶対買うぞ!」みたいな。
──では、今は真っ暗な中で?
SUZUKI 外の電気をつけて、漏れてくる明かりの中で(笑)。
RYOJI 薄暗闇で。
──それはそれで味がありそうですけどね(笑)。
RYOJI それに、ちょうど階段のところも切れてるんですよ。忘れる前に、今言っとこうと思いました(笑)。
SUZUKI 今言ったことによって、また忘れるリスクが減るからね。
──では最後に、ここからどうしたいかをお1人ずつ伺えれば。
SUZUKI さっきも言わせていただいたことではあるんですけど、やっぱりしっかり結果を出せるアーティストになりたいなと思っていて。結果が全てではないですし、やってきた過程だったりとか、他にもすごく大事なところはあるんですけど、やっぱり何を見て判断されるかっていったら結果ですし、ずっと残っているアーティスト、カッコいいなって思うアーティストの皆さんは、もれなく結果を残してるんですよね。だからしっかり結果を出して、ファンの皆さんも胸張って「私/僕はLOVEREDです」って言っていただきたいですし、僕たちのことを応援してくださる皆さんのためにも、誇りに思える、胸を張れる推しになりたいです。そういった意味でも、しっかり結果を出したいなと思っていますね、今年は。賞を取ったり、目に見える結果を。何となく「頑張ったね」みたいなのは嫌なので。
RYOJI 今SUZUKIが言ってくれた「結果」って何かっていうと、たぶん、自分たちWOLFらしい楽曲がたくさん出せることだったり、パフォーマンスでしっかりカマせるもの、歌唱力だったり、アーティストとしての強みみたいなものを、今年はカマしまくって、さらにWOLFの輪だったりLOVEREDの輪をもっともっと日本中に広げていけるような活動を、今年はさらにギアを上げてやっていきたいと思います。今回は2月にリリースさせていただきましたけど、まだ夏だったり、秋とか冬だったりもあるので。リリースはきっと今後もあるんですけど、その時に、いかに自分たちがその楽曲だったりビジュアルだったり、作品を通していかにカマせるかだと思うので、いつでもカマせる準備は日々やっていかなければいけないですし、英会話レッスンや英語歌唱レッスン、ダンスレッスン、そういった日常の中でもかなり意識して、僕たちWOLFとは何なのかっていうのを、どんどん証明していきたいなと思っています。
SUZUKI あ、もう一ついいですか? 音楽ももちろんなんですけど、僕らは2月の9日と10日に朗読劇を初めてやらせていただいたんですよ。僕らWOLFとしては、こういうお芝居だったりに挑戦するのは初めてだったんですけど、やっぱり挑戦してみて、僕たち自身もまた表現の方が広がった部分がありましたし、すごく成長できました。これからもいろんな角度から攻めていきたいですし、僕たちも本当にいろんなことに挑戦していきたいたいと思っているので、そういった部分でもその表現の幅を広げていく年にしたいなと思ってます。
HIROTO 今年は、まずはWOLF HOWL HARMONYをより多くの人に知ってもらうというのが目標なんですけど、ただ人気の番組に出て、ただ知られても、興味を持たれなかったらスルーされるので、興味を持ってもらえるぐらい、僕らの良さだったりとか、今あるようなボーカル・グループの概念も壊していけるような、常に新しいスタイルを作り上げていくようなグループになるなと、僕は思ってるんです。今までにない4人組のボーカル・ラップグループの姿を、日本中に見せつけていきたいなと思ってます。
GHEE 曲をたくさんリリースしてアルバムとかも出して、自分たちがまず一歩目の単独ツアーを回れるように、自分たちからいろんなことをやって、どんどん発信していきたいなと思ってます。
──これからの活動にも期待が高まりますね。ありがとうございました!
撮影 長谷英史
「Frozen Butterfly」
2024.2.14 ON SALE
■主題歌情報
テレビ朝日土曜ナイトドラマ
『離婚しない男ーサレ夫と悪嫁の騙し愛ー』(1月20日スタート 毎週土曜夜11時30分放送)
(原作)大竹玲二「離婚しない男」(講談社ヤングマガジンKC)
(脚本)鈴木おさむ
(ゼネラルプロデューサー)服部宣之(テレビ朝日)
(プロデューサー)浜田壮瑛(テレビ朝日)長谷川晴彦(KADOKAWA)
平体雄二(スタジオブルー)
(演出)木村ひさし 吉川祐太 竹園 元(テレビ朝日)
(制作協力)スタジオブルー
(制作著作)テレビ朝日
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- WRITTEN BY高崎計三
- 1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。