【梶原岳人】いつ死んでも後悔しないように今しか出来ないことをやりたい
アニメ『ブラッククローバー』『炎炎ノ消防隊』などの主役を務め、最近は映画『THE FIRST SLAM DUNK』で宮城リョータの兄・宮城ソータという重要な新キャラクターを演じるなど、声優としても常に注目を集めている梶原岳人。そんな彼がリアルな自分自身を表現するべく続けている音楽活動の中で、3rdミニアルバム『人生のライフ』をリリースすることが決定した。
Galileo Galileiの尾崎雄貴書き下ろし楽曲「はじめちまったんだ」や、TRIPLANEの江畑兵衛が手掛けた「そこに恋が落ちていた」。自ら作詞作曲している「灯りと妄想」に、あたらよ・ひとみの提供楽曲「夢現、夏風薫る」。そして、セカイイチの岩崎慧によるリード曲「アメノチハレ」と、敬愛するアーティストたちと完成させた今作には、梶原岳人のリアルが込められている。
作品名に“人生”を掲げ、ありのままの自分自身を音楽に投影。その背景にはどんな想いがあったのか。赤裸々に語る模様を作品と合わせてぜひご覧頂きたい。
『人生のライフ』は聴く人にも前向きな気持ちになってもらえるような、ポジティブなアルバム
──自身では、梶原岳人をどんな表現者だと思っていますか?
梶原 表向きはあんまり主張がないように思われがちなんですけど、実際は主張がしっかりあるタイプではあるので、思ったことは絶対に言いたいし、「これをやらなきゃ」ということは絶対にやる。逆に興味がないことに対しては全く興味を示さない。そういう意味では、すごくハッキリしている表現者だと思います。なので、自分自身が持っているイメージを隠さずに出していきたいんですよ。生き方も格好付けたいタイプではないので、そのままでいたいと思っていますし。
──そんな梶原さんの3rdミニアルバム『人生のライフ』は、どんな作品を目指して制作されたものなんでしょうか?
梶原 今回は「全体的にポジティブなイメージを持ってつくろう」と制作前から話していて。今までの曲はどちらかと言うと、自分の内側に語り掛けたり、過去を振り返ったりする内容が多かったんですけど、今回は僕自身のマインドが「もっと明るくいたいな」とか「楽しく過ごしたいな」という方向に向かっていきたいと思っていたので、聴いている人にも前向きな気持ちになってもらえるようなイメージが湧きやすいものを制作していきました。
──その作品のタイトルを『人生のライフ』にしたのは?
梶原 ライフはライフポイントとかのライフで、一見どういう意味か分かりにくかったり、考えても分からないようなタイトルにしてみたいなと思って『人生のライフ』にしました。実は今作には収録されていないんですけど、元々「人生のライフ」という曲をつくっていたんですよ。自分の人生の時間がどれぐらいあるか分からないし、それをゲームみたいにライフポイントとして見ることも出来ないじゃないですか。だからこそ、いつ死んでしまっても後悔しないように今しか出来ないことをやりたい。そうやって生きていきたい。という想いで「人生のライフ」という楽曲をつくっていたんですけど、今回のアルバムもそれに通ずるものがあるなと思って。
──ちなみに、その「人生のライフ」という曲自体はなぜ今回のアルバムに入らなかったんですか?
梶原 アルバムタイトルを決める前にその曲をつくっていたんですけど、今作は全体的にポジティブな方向で曲を揃えたかったんですよね。そうなると「人生のライフ」という曲はそれに見合う内容ではなかったので、他の曲と並べたときに浮いちゃう感じがしたんです。なので、今回のアルバムに無理やり入れるんじゃなくて、また別の機会に発表するのが良いんじゃないかと。で、タイトルだけがこのアルバムに残ったっていう(笑)。
──「いつ死んでしまっても後悔しないように今しか出来ないことをやりたい」と先ほど仰っていましたが、そういうマインドになるきっかけは何だったんですか?
梶原 だんだんと……っていう感じではあります。気分としては、まだまだ高校生ぐらいの感じから抜け出せていないなと思うんですけど、気付けば僕よりもっと若い子たちがどんどん出てきていて。自分はまだまだ若いつもりでいたけど、10代や20代前半の子たちを見ていると、自分とは違うところがあるなと。感覚として絶対的に離れている現実を知る機会もあったりして。
──自分がその世代の感覚ではないことに気付いてきたと。
梶原 あとは、年末に久しぶりに実家に帰って親の姿を見たら「ちょっとおじいちゃんになったな、おばあちゃんになってきたな」と感じたり。そうやってどうしても時間の経過を認識してしまうことが増えてきたんですよね。そうなってくると「あと何回、実家に帰れるんだろう」とか「あと何回、この人たちに会えるんだろう」とか考えるようになって、なんか悲しくなったり、切なくなったりして。でも、だからこそ「自分の時間をもっと大事に生きなきゃいけない」と思えるようになったんです。
──その経験があったうえでのアルバム『人生のライフ』なんですね。ちなみに、梶原さんは自分の人生を投影するべく音楽活動をしているところも大きいんでしょうか?
梶原 自分にない、空想のモノを描くのは苦手なタイプで、自分の経験してきたことや今想っていること。それを投影している楽曲がほとんどなんです。
──アーティストが“人生”を銘打つときは、よりリアルな自分自身を描いていくものだと思うのですが、それをファンやリスナーに知ってもらいたい気持ちも強い?
梶原 そうですね。こういう仕事をしているとどうしても「こういう人なんでしょ?」と決められてしまって、「いや、そうじゃないんだけどな」と思うことがたくさんあって。
──常にキラキラした存在であることを求められがちですよね。
梶原 でも、実際は全然そんなことなくて、良い面もあれば悪い面もあるので、なるべくリアルな自分を隠さずに表現するように心がけてます。音楽でもそこは一貫したいと思っているんですよね。むしろ、よりリアルな自分を出していきたいし、それを理解してもらえたら嬉しいので、今回のアルバムをぜひ聴いてもらいたいですね。
バンド結成も視野に!?「ロックフェスは目指し続けたい!」
──それでも自分らしく活動していくのが梶原さんの魅力だと思うんですが、どんな歌手やミュージシャンを目指していきたいと思っていますか?
梶原 自分が好きなアーティストは、みんなで一緒になって音楽を楽しんでいる人たちが多いんですよ。だから、これからはひとりじゃない音楽活動をしていきたいなと思っていて。今回のアルバムリード曲「アメノチハレ」のMVは高校時代のバンドメンバーと演奏しているんですけど、あんな感じでみんなと音楽がやりたいんですよね。どうしても「ひとりでやってる」と思うとノリきれない部分があるから。ワンマン体制の「この人がいるから」という音楽じゃなくて、今後は「みんながいるから」の音楽がやりたい。いろいろ難しいところもあるんですけど、そこは目指していきたいと思っています。
──声優と音楽活動を兼業されている方で、今お話しされたようなアプローチをしているケースって珍しいですよね。そういう意味では、革命的で個性的ですし、梶原岳人のソロプロジェクトでなくバンドとして活動しても面白いかもしれない。
梶原 今すぐに形にすることは難しいんですけど、おかげで「じゃあ、もっと頑張ろう」と思えました。個人的には「声優だから」とか「アーティストだから」みたいな型に捕らわれるのはイヤなんですよね。その枠組みを超えたところで、それこそ「いつ死んでも後悔しないように今しか出来ないことをやりたい」じゃないですけど、やりたいことをどんどん実現していきたいんですよね。
──それぐらいの意気込みで活動していった結果、梶原さんが大型ロックフェスに出たりする未来があるかもしれない。例えば、LiSAさんはアニソンシンガーとして成功しながら、その枠組みを超えたアプローチで老若男女に愛される国民的スターになったわけで。
梶原 そうですよね。実際、ロックフェスはずっと目指し続けたいと思っているんですよ。僕は声優を目指してこの業界に入ってきたわけで、今後も声優としての活動が自分の主軸であることは変えずにいたいし、まだまだ勉強させてもらっている最中だと思っているんですけど。でも、声優という枠組みに捕らわれず、役者として顔を出してのお芝居もやりたいし、演技の幅も広げたいし、音楽ももちろん続けていきたいし、そのすべてで上辺だけじゃないものを頑張って表現していきたいんです。もちろん簡単なことではないと分かっているんですけど、そういう生き方を目指していきたいんですよね。
──それもまた夢を見せることに繋がりますからね。そんな梶原さんのワンマンライブの開催が決定しています。2023年11月25日(土)SHIBUYA PLEASURE PLEASUREでの【人生のライブ~今年もみんなが祝ってくれると聞いて~】、2024年1月28日(日)浅草花劇場での【人生のライブ~アニソンもやるらしいよ~】。どんな公演にしたいと思っていますか?
梶原 どっちにも共通して言えることは……自分が観てきたライブってペンライト振りながら観るライブじゃないんですよね。ロックバンドのライブが好きなこともあって、やっぱりステージも客席もアグレッシヴだし、お客さんも与えられる側じゃないというか、なんなら与える側にもなっている。どのライブもそうかもしれないんですけど、ロックバンドのライブはよりその要素が強い。互いに与え合うことで熱量も凄いことになったり、「もうこれ以上前に来れないよ?」って思うぐらい前のめりだったり……。僕のライブでそこまでの激しさを求めているわけじゃないんですけど(笑)、みんなで一緒になって「普段の自分はこんなんじゃないけど、この場では何もかもさらけ出してしまえる!」と思えるようなライブを目指したいんです。なので、その地盤をまず今回のライブからつくっていきたいなと思っています。
──では、最後に、ファンやリスナーの皆さんにメッセージをお願いします。
梶原 今回のアルバム『人生のライフ』は、インタビューでお話しした通り、先々を見据えたうえで制作した作品なのですが、聴いてくれる皆さんにとっても、今だからやりたいこと。今じゃないとできないもの。これから目指したもの。それらを意識するきっかけになってくれたら嬉しいと思っています。僕もやりたいことをどんどん実現できるように楽しく頑張っていくので、みんなも楽しい生き方を見つけて一緒に進んでいきましょう。
3rdミニアルバム
『人生のライフ』
2023.10.25 ON SALE
【3rd ONE MAN LIVE「人生のライブ」】
人生のライブ~今年もみんなが祝ってくれると聞いて~
2023年11月25日(土) SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
(昼公演) 開場14:30/開演15:00 予定
(夜公演) 開場18:00/開演18:30 予定
人生のライブ~アニソンもやるらしいよ~
2024年1月28日(日) 浅草花劇場
(昼公演) 開場14:30/開演15:00 予定
(夜公演) 開場18:00/開演18:30 予定
【チケット代金】
全席指定 7,800円(税込)
※別途ドリンク代が必要となります。
▶ライブの詳細はこちら:https://avex.jp/kajiwaragakuto/news/detail.php?id=1110594
【梶原岳人 Official Website】
https://avex.jp/kajiwaragakuto/
【梶原岳人 Twitter】
https://twitter.com/gaku_kajiwara
【梶原岳人 YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCqDQNKhiPGxEYaJ8MN3_VGg
【梶原岳人 Instagram】
https://www.instagram.com/kajiwaragakuto_official/
【梶原岳人 TikTok】
https://www.tiktok.com/@kajiwaragakuto_official
Galileo Galileiの尾崎雄貴書き下ろし楽曲「はじめちまったんだ」や、TRIPLANEの江畑兵衛が手掛けた「そこに恋が落ちていた」。自ら作詞作曲している「灯りと妄想」に、あたらよ・ひとみの提供楽曲「夢現、夏風薫る」。そして、セカイイチの岩崎慧によるリード曲「アメノチハレ」と、敬愛するアーティストたちと完成させた今作には、梶原岳人のリアルが込められている。
作品名に“人生”を掲げ、ありのままの自分自身を音楽に投影。その背景にはどんな想いがあったのか。赤裸々に語る模様を作品と合わせてぜひご覧頂きたい。
『人生のライフ』は聴く人にも前向きな気持ちになってもらえるような、ポジティブなアルバム
──自身では、梶原岳人をどんな表現者だと思っていますか?
梶原 表向きはあんまり主張がないように思われがちなんですけど、実際は主張がしっかりあるタイプではあるので、思ったことは絶対に言いたいし、「これをやらなきゃ」ということは絶対にやる。逆に興味がないことに対しては全く興味を示さない。そういう意味では、すごくハッキリしている表現者だと思います。なので、自分自身が持っているイメージを隠さずに出していきたいんですよ。生き方も格好付けたいタイプではないので、そのままでいたいと思っていますし。
──そんな梶原さんの3rdミニアルバム『人生のライフ』は、どんな作品を目指して制作されたものなんでしょうか?
梶原 今回は「全体的にポジティブなイメージを持ってつくろう」と制作前から話していて。今までの曲はどちらかと言うと、自分の内側に語り掛けたり、過去を振り返ったりする内容が多かったんですけど、今回は僕自身のマインドが「もっと明るくいたいな」とか「楽しく過ごしたいな」という方向に向かっていきたいと思っていたので、聴いている人にも前向きな気持ちになってもらえるようなイメージが湧きやすいものを制作していきました。
──その作品のタイトルを『人生のライフ』にしたのは?
梶原 ライフはライフポイントとかのライフで、一見どういう意味か分かりにくかったり、考えても分からないようなタイトルにしてみたいなと思って『人生のライフ』にしました。実は今作には収録されていないんですけど、元々「人生のライフ」という曲をつくっていたんですよ。自分の人生の時間がどれぐらいあるか分からないし、それをゲームみたいにライフポイントとして見ることも出来ないじゃないですか。だからこそ、いつ死んでしまっても後悔しないように今しか出来ないことをやりたい。そうやって生きていきたい。という想いで「人生のライフ」という楽曲をつくっていたんですけど、今回のアルバムもそれに通ずるものがあるなと思って。
──ちなみに、その「人生のライフ」という曲自体はなぜ今回のアルバムに入らなかったんですか?
梶原 アルバムタイトルを決める前にその曲をつくっていたんですけど、今作は全体的にポジティブな方向で曲を揃えたかったんですよね。そうなると「人生のライフ」という曲はそれに見合う内容ではなかったので、他の曲と並べたときに浮いちゃう感じがしたんです。なので、今回のアルバムに無理やり入れるんじゃなくて、また別の機会に発表するのが良いんじゃないかと。で、タイトルだけがこのアルバムに残ったっていう(笑)。
──「いつ死んでしまっても後悔しないように今しか出来ないことをやりたい」と先ほど仰っていましたが、そういうマインドになるきっかけは何だったんですか?
梶原 だんだんと……っていう感じではあります。気分としては、まだまだ高校生ぐらいの感じから抜け出せていないなと思うんですけど、気付けば僕よりもっと若い子たちがどんどん出てきていて。自分はまだまだ若いつもりでいたけど、10代や20代前半の子たちを見ていると、自分とは違うところがあるなと。感覚として絶対的に離れている現実を知る機会もあったりして。
──自分がその世代の感覚ではないことに気付いてきたと。
梶原 あとは、年末に久しぶりに実家に帰って親の姿を見たら「ちょっとおじいちゃんになったな、おばあちゃんになってきたな」と感じたり。そうやってどうしても時間の経過を認識してしまうことが増えてきたんですよね。そうなってくると「あと何回、実家に帰れるんだろう」とか「あと何回、この人たちに会えるんだろう」とか考えるようになって、なんか悲しくなったり、切なくなったりして。でも、だからこそ「自分の時間をもっと大事に生きなきゃいけない」と思えるようになったんです。
──その経験があったうえでのアルバム『人生のライフ』なんですね。ちなみに、梶原さんは自分の人生を投影するべく音楽活動をしているところも大きいんでしょうか?
梶原 自分にない、空想のモノを描くのは苦手なタイプで、自分の経験してきたことや今想っていること。それを投影している楽曲がほとんどなんです。
──アーティストが“人生”を銘打つときは、よりリアルな自分自身を描いていくものだと思うのですが、それをファンやリスナーに知ってもらいたい気持ちも強い?
梶原 そうですね。こういう仕事をしているとどうしても「こういう人なんでしょ?」と決められてしまって、「いや、そうじゃないんだけどな」と思うことがたくさんあって。
──常にキラキラした存在であることを求められがちですよね。
梶原 でも、実際は全然そんなことなくて、良い面もあれば悪い面もあるので、なるべくリアルな自分を隠さずに表現するように心がけてます。音楽でもそこは一貫したいと思っているんですよね。むしろ、よりリアルな自分を出していきたいし、それを理解してもらえたら嬉しいので、今回のアルバムをぜひ聴いてもらいたいですね。
バンド結成も視野に!?「ロックフェスは目指し続けたい!」
──それでも自分らしく活動していくのが梶原さんの魅力だと思うんですが、どんな歌手やミュージシャンを目指していきたいと思っていますか?
梶原 自分が好きなアーティストは、みんなで一緒になって音楽を楽しんでいる人たちが多いんですよ。だから、これからはひとりじゃない音楽活動をしていきたいなと思っていて。今回のアルバムリード曲「アメノチハレ」のMVは高校時代のバンドメンバーと演奏しているんですけど、あんな感じでみんなと音楽がやりたいんですよね。どうしても「ひとりでやってる」と思うとノリきれない部分があるから。ワンマン体制の「この人がいるから」という音楽じゃなくて、今後は「みんながいるから」の音楽がやりたい。いろいろ難しいところもあるんですけど、そこは目指していきたいと思っています。
──声優と音楽活動を兼業されている方で、今お話しされたようなアプローチをしているケースって珍しいですよね。そういう意味では、革命的で個性的ですし、梶原岳人のソロプロジェクトでなくバンドとして活動しても面白いかもしれない。
梶原 今すぐに形にすることは難しいんですけど、おかげで「じゃあ、もっと頑張ろう」と思えました。個人的には「声優だから」とか「アーティストだから」みたいな型に捕らわれるのはイヤなんですよね。その枠組みを超えたところで、それこそ「いつ死んでも後悔しないように今しか出来ないことをやりたい」じゃないですけど、やりたいことをどんどん実現していきたいんですよね。
──それぐらいの意気込みで活動していった結果、梶原さんが大型ロックフェスに出たりする未来があるかもしれない。例えば、LiSAさんはアニソンシンガーとして成功しながら、その枠組みを超えたアプローチで老若男女に愛される国民的スターになったわけで。
梶原 そうですよね。実際、ロックフェスはずっと目指し続けたいと思っているんですよ。僕は声優を目指してこの業界に入ってきたわけで、今後も声優としての活動が自分の主軸であることは変えずにいたいし、まだまだ勉強させてもらっている最中だと思っているんですけど。でも、声優という枠組みに捕らわれず、役者として顔を出してのお芝居もやりたいし、演技の幅も広げたいし、音楽ももちろん続けていきたいし、そのすべてで上辺だけじゃないものを頑張って表現していきたいんです。もちろん簡単なことではないと分かっているんですけど、そういう生き方を目指していきたいんですよね。
──それもまた夢を見せることに繋がりますからね。そんな梶原さんのワンマンライブの開催が決定しています。2023年11月25日(土)SHIBUYA PLEASURE PLEASUREでの【人生のライブ~今年もみんなが祝ってくれると聞いて~】、2024年1月28日(日)浅草花劇場での【人生のライブ~アニソンもやるらしいよ~】。どんな公演にしたいと思っていますか?
梶原 どっちにも共通して言えることは……自分が観てきたライブってペンライト振りながら観るライブじゃないんですよね。ロックバンドのライブが好きなこともあって、やっぱりステージも客席もアグレッシヴだし、お客さんも与えられる側じゃないというか、なんなら与える側にもなっている。どのライブもそうかもしれないんですけど、ロックバンドのライブはよりその要素が強い。互いに与え合うことで熱量も凄いことになったり、「もうこれ以上前に来れないよ?」って思うぐらい前のめりだったり……。僕のライブでそこまでの激しさを求めているわけじゃないんですけど(笑)、みんなで一緒になって「普段の自分はこんなんじゃないけど、この場では何もかもさらけ出してしまえる!」と思えるようなライブを目指したいんです。なので、その地盤をまず今回のライブからつくっていきたいなと思っています。
──では、最後に、ファンやリスナーの皆さんにメッセージをお願いします。
梶原 今回のアルバム『人生のライフ』は、インタビューでお話しした通り、先々を見据えたうえで制作した作品なのですが、聴いてくれる皆さんにとっても、今だからやりたいこと。今じゃないとできないもの。これから目指したもの。それらを意識するきっかけになってくれたら嬉しいと思っています。僕もやりたいことをどんどん実現できるように楽しく頑張っていくので、みんなも楽しい生き方を見つけて一緒に進んでいきましょう。
撮影 長谷英史
3rdミニアルバム
『人生のライフ』
2023.10.25 ON SALE
【3rd ONE MAN LIVE「人生のライブ」】
人生のライブ~今年もみんなが祝ってくれると聞いて~
2023年11月25日(土) SHIBUYA PLEASURE PLEASURE
(昼公演) 開場14:30/開演15:00 予定
(夜公演) 開場18:00/開演18:30 予定
人生のライブ~アニソンもやるらしいよ~
2024年1月28日(日) 浅草花劇場
(昼公演) 開場14:30/開演15:00 予定
(夜公演) 開場18:00/開演18:30 予定
【チケット代金】
全席指定 7,800円(税込)
※別途ドリンク代が必要となります。
▶ライブの詳細はこちら:https://avex.jp/kajiwaragakuto/news/detail.php?id=1110594
【梶原岳人 Official Website】
https://avex.jp/kajiwaragakuto/
【梶原岳人 Twitter】
https://twitter.com/gaku_kajiwara
【梶原岳人 YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCqDQNKhiPGxEYaJ8MN3_VGg
【梶原岳人 Instagram】
https://www.instagram.com/kajiwaragakuto_official/
【梶原岳人 TikTok】
https://www.tiktok.com/@kajiwaragakuto_official
- WRITTEN BY平賀哲雄
- インタビュアー、ライター、MC、コメンテーター。1999年に音楽情報WEBサイト「hotexpress」を立ち上げ、2012年より「Billboard JAPAN.com」の編集長として活動。現在は様々なメディアで活躍している。ジャンルレスにこれまで1000組以上のアーティストを取材。小室哲哉、安室奈美恵、TM NETWORK、中島美嘉、倖田來未、大塚 愛、Do As Infinity、MINMI、モーニング娘。、BiS、BiSHなど様々なアーティストのイベントや番組の司会、解説も担当している。