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【ヒミツ大公開!】東京女子流 気になるガールズトークの内容は?

2021.08.13
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8月18日にニューシングル「ストロベリーフロート」をリリースする東京女子流。「夏の失恋ソング」となった表題曲、そしてまさに女子会トークの雰囲気を彼女たちらしいシティポップ調のサウンドに乗せたカップリング曲「ガールズトーク」の2曲を通して、女の子のヒミツに触れる気分にさせてくれる一作に仕上がっています。今回は新井ひとみさん、中江友梨のお二人に、楽曲のこと、それぞれのテーマに関すること、そして彼女たちの「ヒミツ」についてもお聞きしました!


メンバーの経験も歌に生きている新曲「ストロベリーフロート」



──新曲のタイトルが「ストロベリーフロート」。おいしくてかわいらしい……のかと思いきや……
 
新井 甘く切ない、混ざり合わない失恋の歌になってます。
 
──ですよね。曲調の方も、夏らしい爽やかさもありつつ、その中で力強さを感じる部分もありつつ、今言われた内容のように切なさもあるという感じで。曲を受け取った時の印象は?
 
新井 最初、歌詞を聴かずに楽曲だけ聴いたらすごくポップだし、「これが夏に発売されるんだ!」っていうことで、女子流にはいろんな楽曲がある中で、また新しい感じになるなと思いました。そして歌詞がとても切なくて、でも切ない中にも理解しやすいフレーズがたくさんあって。私は歌詞の中に入り込むことが大好きなので、「もう~、何で男の人、来ないのッ!?」っていう感情になりました。
 
──感情移入ができたんですね。
 
新井 はい、主人公になっちゃう感じで。レコーディングの時とかも、感情を露わに!って感じでした。
 
中江 歌詞を見るとすごく切ないし、情景が想像しやすくて。特にラストサビで、主人公の女性が決意をして、彼に向けての気持ちから離れようとしている瞬間が見えるんですね。「どんなカタチでも飲み込めば続きはするでしょう」、でも主人公が求めてるのはそんな愛のカタチじゃないから、「だからもう席を立とう “キミ”をぜんぶ残して」っていう歌詞なんです。ホントに、こんなに夏らしくてポップな曲調に、こんなに切ないストーリーが分かりやすく描かれていて、すごく入り込んでしまうというか。夏らしさはすごくあるんですけど、「夏の失恋ソング」という形でリリースさせていただくので、いろんな方に共感していただいたり、この夏、いろんな方の心に刺さったらうれしいなあと思います。
 
──言われる通り、感情と情景が想像しやすい歌詞ですが、感情を露わにした歌い方というわけではないですよね。
 
中江 歌い方はどこか脱力している感じもあって、少し諦めているような気持ちも見えつつ、「でも女性って強いんだな」というのを感じ取って歌いました。前向きに立ち直るのも自分だし、決意するのも自分となると、その気持ちも曲調に表れていて、失恋ソングなんだけどすごく元気に、前向きになれるなあと思いました。
 
──そういう意味では女性らしさがすごく表現されていますよね。
 
新井 この曲のダンスも、「ストロベリーフロート」というだけあってアイスをかき混ぜてる動作とかがあるんですけど、ところどころ曲線美を活かした動きもあるので、そこらへんに私たちの得意分野というか、女性らしい部分が溢れてるんじゃないかなと思います。
 
──レコーディングでの表現で特に考えたことは?
 
新井 メンバーそれぞれ、歌い方をけっこう変えて臨んでたんじゃないかなと思ってて。レコーディング前に、「ここはこういう風に」「ここはこういう感情で歌ってみよう」という風に練習する時間をいただいて、そこで自分の中で何となく感覚を掴んでレコーディングに臨むことができたんですよ。だからより一層、感情の部分とか脱力感を事前に理解した上で臨めたので、心構えもできましたし、練習じゃなくて本番の部分で、それらをドッと出せたんじゃないかなと思います。
 


中江 今回、それぞれソロパートがあったりとか、頭のパートに全員で歌う英語の歌詞があったりするんですけど、「夏ソング、だけど失恋ソング」というのもあるので、あんまり力みすぎず、少し抜いた声で歌うというのが、最初は少し難しくて。だからそれぞれのパートを少し集中的に練習したりしたんですね。今までの女子流の曲って、その時々の等身大の曲が多いんですけど、今回の「ストロベリーフロート」とかカップリングの「ガールズトーク」とかも、今、23歳から25歳の私たちにとって等身大の曲になっているので、歌い方も昔とは全然違ってますね。「抜いて歌う」とかも、昔は全然できなくて。
 
新井 そうだよね。
 
中江 前までは、「歌う」っていうと全力で、本気で声を張って歌うということしかなかったんですけど、「ストロベリーフロート」は「この時はこういう感情だから、それに乗せるとしたらこういう声になるよね」というのを考えさせられる一曲になりました。
 
──それだけ、皆さんの女子流としてのアーティスト経験が曲の解釈にも乗っかっているんですね。
 
中江 私たち自身が、女子流の楽曲から学んだことはすごく多いんですよ。感情とか、表現とか。デビュー当時は、中学生の私たちがちょっと大人な楽曲を頑張って理解して、「ここはどういう意味なんですか?」とか質問しながら、ちょっと背伸びして歌う感じだったんですよ。それがだんだん、歌に年齢が追いついてきて、以前は分からなかった感情とか表現を、女子流の楽曲によって学ぶというか。女子流の楽曲とともに、私たち自身が大人になっていったという感じです。
 
新井 楽曲と一緒にどんどん成長していけますね。それに「先生に恋しちゃう」みたいな、「こういうことってあり得るんだ!?」っていう歌詞の世界観だったりとかも、実際に歌ってみると「そういうことがありました!」って、実際に経験した女の子から共感のコメントをもらったりするんですよ。「実際にそういうことって起きてるんだな」ということで、そういう時の恋愛感情とか気持ちというのが、自分の中でも経験として積み重なっていくというか。


「ガールズトーク」は今までの女子流になかった「お姉さん目線」


──今回の「ストロベリーフロート」も、そしてカップリングの「ガールズトーク」も、女性に共感してもらいたいというところではつながってるんですね。
 
中江 そうですね。両方とも女性からの目線の曲だし、特に「ガールズトーク」の方は、男性は私たちの会話を盗み聞きしたみたいな気持ちになるというか……
 
新井 「聞いちゃっていいのかな?」みたいな。
 
中江 そうそう。女子会で愚痴ってる様子が描かれているんですよね。女子流にとっても初挑戦の曲になっているんです。今までは先生に対しての禁断の恋とか、叶わぬ恋とか、私たちが年上の人に対して恋をしているという恋愛の曲が多かったんですけど、ここでは私たちが年下の男性からアプローチを受けているという立場で、「あなたに私たちの努力なんて分からないでしょ」とちょっと上から目線なんですよ。そういうのって女子流ではちょっと初めてで、年齢が上がったからそういうのもあり得るようになったんですよね。年下の方からのアプローチ、年下の方との恋愛というのも、「ああ、確かに出てくる年なんだ!」と思って、それがすごく新鮮でした。

新井 確かに新鮮でしたし、「ガールズトーク」は歌詞の口調も「ストロベリーフロート」とまた違った感じなんですよ。「分かってる?」とかお姉さん感漂う感じで、そこに私自身すごくシビれるところがあって、「あ、こういうの好き!」みたいな。
 
中江 (笑)
 
新井 そういう風に言う機会ってなかなかないじゃないですか。私はどうしても実年齢より下に見られがちなのもあって、もともと年下の人にこういう言い方しないんですけど、歌詞として歌ってると気持ちいいですね。
 
──そうですか(笑)。
 
新井 なかなかない経験なので。実際に言ったら「何様?」みたいな感じになると思いますけど、こういう世界観の中で、歌詞だから自分の中に取り込んで歌えるというのも新鮮で楽しさがありました。今回、2曲ともガヤがちょっと入ってたりして、「ガールズトーク」では本当に女子会みたいな雰囲気で愚痴を言う感じになってるんです。
 
──イントロの頭から入ってますよね。
 
新井 はい。私たち、ダンスを踊る時はけっこう真剣な、カッコいい感じなんですけど、私たちの中でのトークはこんな感じだよ、っていうのが味わえると思います(笑)。
 
中江 7月のワンマンライブで初披露させていただいたんですけど、ファンの方もイントロのガヤは気になったみたいで「何を話してるんだろ?」「愚痴ってる? 女子会みたいな話をしてる?」みたいな反応だったんです。私たちも完全にその世界観に入って、女子会みたいな感じで「こないださあ、すっぽかされてさあ……」とか話をしてたので、「えっ、誰にすっぽかされたの?」みたいな。皆さんに妄想を広げて楽しんでいただけたらいいなってことで、レコーディングの時もみんな一緒にブースに入って録ったんですけど、すごく楽しかったです(笑)。
 
新井 みんなでブースに入るってことがあまりなかったりするので、最初は「何を話せばいいんだろう?」みたいな戸惑いもあったんですけど、その雰囲気に近づけたトークが繰り広げられて、「あ、ここが使われたんだな」って。
 
──じゃああの部分は本当にフリートークだったんですね。
 
中江 はい、中身はフリーでした(笑)。ただ、「この前すっぽかされて……」というのは、実は「ストロベリーフロート」の歌詞で起きていることなんですよ。
 
──あ、そこで2曲がつながってるんですね。「ストロベリーフロート」の話に戻るんですが、今回は「夏の失恋ソング」ですよね。「夏」と「失恋」の組み合わせって、何気に珍しい気がするんですが。
 
中江 確かに失恋ソングは冬の歌の方が多いですよね。でもそのミスマッチ感がいいというか。夏って、当たり前ですけど暑いじゃないですか。だからサッパリしたいし、楽しいことを考えたり好きなことをしたくなりますよね。そこに失恋が来ても、女性だったら立ち直りやすいんじゃないかと思うんです。「でも、せっかく今は楽しい夏なんだよ。1年に一度しか来ない夏なんだよ。前向きにキラキラしてなきゃ!」って強く思える人が多いんじゃないかって。
 
新井 分かる!
 
中江 そういう女性にも、逆にそういう考えになれなくて落ち込んじゃうという人にも、この曲が刺さってほしいですね。「そうだ! 私、今落ち込んでるけど、夏じゃん! 楽しいことしないと!」って前向きになってもらえたらうれしいので、「夏の失恋ソング」としてリリースさせていただくのは、すごく素敵なきっかけなんじゃないかと思います。
 
──お二人は、そう思える方ですか?
 
中江 そうですね。私は夏は好きですし、私たちはライブが好きなので、いろんなライブに出たり、そこでいろんな方に会ったりとか、元気いっぱいに表に出たいタイプなんですよね。気持ちも明るく持っていたいので、落ち込むことがあったとしても、夏もすぐ終わっちゃうから落ち込んでる時間がもったいないじゃないですか。だから明るく生きるタイプです。
 


新井 確かに秋とか冬は人肌恋しくなって、失恋とかしたら寂しさが増すかもしれないですけど、夏は暑いし、楽しいことが盛りだくさんだし、「こんなクヨクヨしてられないな」って思うと思います。それに、夏にそういうことが起きたとしても、何人かの親友と女子会で話せばアドバイスももらえるし、「何とかなるでしょ!」って思えるようになるんですよね。そこも「ストロベリーフロート」と「ガールズトーク」がつながってるところなんです。
 
──なるほど!
 
中江 女性が集まると強いですからね(笑)。男性はこの2曲を聴いていただいて、私たちの会話を盗み聞きした気分になっていただいたり、「ちょっと待って! 自分、ここで言われてるようなことに当てはまってるかも!」ってソワソワしていただけたら楽しめるんじゃないかって思います。
 

女子流メンバーの「ガールズトーク」はどんな内容?


──「ガールズトーク」の曲調なんですが、ド頭から「シティポップ!」という感じなのに加えて、途中でラップが入ったりという変化もありますね。
 
新井 ラップは初めて挑戦させていただいたメンバーもいて、これまた新鮮な感じでした。私はこの曲を聴きながら夜の街を想像しちゃうんですけど、サビにも「光る街のネオン」という言葉もあったりして、東京の街にすごくピッタリだなって思います。冒頭の歌詞も「東京光るこの街」ですからね。
 
中江 ラップの部分は大変でした(笑)。言葉もたくさん詰め込まれているし、この曲ってサビで大きく盛り上がる感じでもないので、テンションが平坦になってしまいがちなんですよね。だからAメロやラップの部分は余計に大変で、だから「歌う」というよりも、本当に「愚痴る」感じでやってみたんです。「頭ポンポンとかしちゃってさ」とかも、本当にセリフを言ってるような感じで。それも感覚を掴むまで、たくさん録りました。
 
新井 「ストロベリーフロート」から「ガールズトーク」って、主人公が同じ女性だとしたら、この2曲の間でかなり成長してると思うんですよ。「ストロベリーフロート」で、少女漫画みたいな恋を想像してたけど、そうじゃなかった!という経験をした人が「これを吹っ切らなきゃ!」と思って吹っ切ったんだとしたら、かなりの成長を遂げた女性像が浮かぶんです。その女の子の像が私にとっても刺さるというか、「カッコよく生きなきゃ! 芯の強い女性にならなきゃ!」と思わせてもらいました。
 
──ちなみにお2人は、年下の男性についてはどういう印象ですか?
 


中江 私たちも20歳を超えて、大人の女性になっていってる真っ最中ではあるんですけど、私たち自身もまだ未熟なところもありますし、まだ知らない未知の感情があったりするなと思うんですよね。だから年下の男性の方が心に余裕があったり、私の知らない感情を知ってたり包容力があったりするので、自分がまだ未熟な分、年下の男の子に対して「あなた、こうでしょ」って指摘したりできるのかな?って考えると、リアルに不安なんです。年下の男性から憧れられる女性になれてるのかな?とか。ただ、曲の世界観に入ればそれを演じられるので、すごく楽しいです。「分からないでしょ? 陰ではめっちゃファッションもチェックしたり頑張ってることを、知らないでしょ?」みたいな。それを歌詞の世界観で言えるのは楽しいんですけど、リアルではちょっとビビってしまう気がします(笑)。
 
──新井さんはそういう歌詞を歌えるのが楽しいというお話をされていましたが、リアルではどうですか?

新井 リアルでは考えられないし(笑)、一緒になってはしゃいじゃう気がします。私もはしゃぐのが好きなので、“ザ・青春”って感じの子たちが「イエーイ!」ってやってたら「私も入ってもバレなそう」って思って入っちゃいそうだなって(笑)。ただ年下の男性って、かわいい感じはするのかなとも思います。遠目では「あ、かわいいな」って思うんですけど、それを言う機会はないと思いますけど(笑)。
 
中江 デビューした頃は、なんせ私たちが幼くて、その感覚から大きくなっていってるので、想像できないんですよね。いつまでも自分たちが後輩みたいな感じが強すぎて。スタッフさんとか、今お仕事に関わってくださってる方にも、最近は私たちより年下の方が増えてきてるんですよ。「20歳になりました」みたいな方がいる時点で戸惑いを隠せなくて。
 
新井 精神年齢が幼いままなんですよね。
 
中江 そう、ピーター・パンみたいな感じで(笑)。いい意味で気持ちが変わってなくて、「変わらない目標を持って」みたいな気持ちがありすぎて、追いついてないんですよね。年下のスタッフさんを見ても「私たちよりしっかりしてる……」みたいな。
 
新井 「大人っぽい!」って思います。
 
中江 確かに! 今の若い子って、大人っぽいんですよ!(笑)
 
新井 女子流メンバーの中でも引っ張ってくれるタイプがいるので、「ひとみ、それは外でやったらヤバいよ!」とか、私は特に言われるんですよ(笑)。でもメンバー内で話してる時は、やっぱり甘えちゃいますね。
 
──女子流メンバーの普段のガールズトークの中では、どんなことが話題になるんですか?
 
中江 断然、食べ物ですね(笑)。色気も何もないんですけど。
 
新井 食べ物だよね(笑)。
 
中江 あ、でも最近は、インスタグラムとかSNSがすごく大事だからみんな研究したりいろいろチェックしたりしてるんですけど、4人のことは4人がお互いに一番見てるので、「ひとみ、こういうの絶対似合うと思うよ。やってみたら?」っていうようなアドバイスは増えてきたなと思いますね。それは、私たちが大人になってきたからかなとも思うんですけど。
 
──自分では気付かないけど、外からはよく見えることもありますからね。
 


新井 そういうのをメンバーは深く知ってくれてるんですよね。最近言われたのは、「インスタのこの子の雰囲気、ひとみに似合うと思うよ」って。自分ではそう思ってなかったので、そういう見方もあるんだなと気付きました。いい刺激をもらってます。
 
──ガールズトークって、「男子は聞かない方がいいよ」と言われることもありますよね。女子流の「ガールズトーク」は男子禁制なものだったりしますか?

中江 「今から女子会だから、男子は立ち入り禁止!」みたいなのって、昔からあるじゃないですか。でも私は、どこか男性に分かってほしいところがあるから女子会をするという気がするんですよ。じゃないと、「そういうことを考えてたんだ」とか、一生気付かない男性もいるわけなので。男性のことを愚痴ってるんだとしたら、ちょっとは気付いてほしい、聞いておいてほしいという気持ちはある気がするんです。それで聞いちゃって焦ったり、ソワソワしたりする感覚は、男性にも持っててほしいなって思いますね。
 
──ああ、なるほど。
 
中江 女子流のガールズトークは秘密とかはそんなにないですけど、「聞いちゃいけない」って言われると聞きたくなるというのは人間の心理だし、どこかで盗み聞きしててね、っていう感覚は私にはあります。気にはしていてほしいというか。
 
新井 そんなに聞かれてマズいこともないので、「別に聞いててもいいよ」みたいな(笑)。「いいけど、どうする?」って委ねるみたいな感じが、ちょっとガールズトークっぽいかなと思います。それを言われた時のキュンポイントもあると思うんですよね。「え、いいの?」みたいな。「別にどっちでもいいけど、聞く? 聞かない? どっち?」って言われたら、「えーっ、どうしよう(汗)」っていう。
 

2人の「インタビューで言えるレベルのヒミツ」とは?
 

 
──ファンの人たちとかだったら、余計に悩んじゃう気がしますね(笑)。さて、今回の2曲には「ヒミツ」という共通テーマがあるということですが、お2人の「ここで言えるレベルのヒミツ」を教えていただけますか?
 
新井 これはヒミツかなあ……? ずっとやりたかったまつげパーマをしたこと(笑)。
 
中江 ああ~! かわいいな(笑)。
 
新井 やった翌朝、起きたら視界が開けてたし、ビューラーをしなくてもまつげがフワッとなることに、「え、女子力上がったかも!」って思っちゃいました(笑)。あれから「起きるの楽しい!」ってなって、すごくウキウキしてます。

中江 私は……大したことないのにすごく恥ずかしいんですけど、つい2~3ヵ月前まで、太っちゃって過去最高に体重が重くなってしまったんですよ。もちろん、見た目にドーン!ってなったとかはないんですけど、体重計からしばらく目を背けてて、久しぶりに乗ってみたら絶望的になっちゃって。「確かに、食べる時間帯とか気にしてなかったかも」と思って、そこから自分なりの方法で体重を落として、何とか以前の体重に戻しました。メンバーにも「体重増えちゃった!」とか言うのが恥ずかしくて内緒にしてたんです(笑)。
 
──実は言わなかったけど気付いてたとか?
 
新井 いえ、気付きませんでした(笑)。
 
中江 いやもうホントに、コソコソ地道に頑張ってました。今はまたたくさん食べてるんですけど(笑)。体重が以前に戻ったのでこうして言えるんですけどね(笑)。
 
──いいヒミツが伺えました(笑)。さて、このインタビューの掲載日にはUSEN STUDIO COASTでイベント出演。(https://tokyogirlsstyle.jp/schedule/detail.php?id=1090313)そこから9月にかけてイベントやワンマンが続きますね。ここからのライブについてはどういう意気込みですか?
 
中江 イベントも増えてきて、夏が始まってきたなと思っていたところだったんですよ。この1年ぐらいコロナでライブもなかなかできなくて、今も中止になってしまうイベントもあったり、その中で開催されるものもあって、こういう状況の中でお声をかけていただけることもすごくうれしいですし、この夏、皆さんが元気がなくて落ち込んでる中、私たちのライブを楽しんでもらったりとか、元気づけたりできればいいなと思っています。アスタライト(東京女子流のファンの呼称)の仲間を一人でも多く増やせたらいいなと思っていて、元から応援してくださってる方たちも「夏を盛り上げよう! 一緒に頑張ろう!」という感じで来てくださっているので、私たちも「ストロベリーフロート」とともにアピールできるように、頑張りたいと思います。
 
新井 今年の夏はすごくうれしいことに、たくさんのイベントやフェスに参加できてるんですけど、そこでまたうれしいことに、初めて女子流のイベントに参加したという方のツイートもちらほら見てたりもして、そんな風に「女子流ってどんなグループなんだろう?」って興味を持って見ていただく機会があれば、たくさんアプローチしていきたいなと思ってます。初めて見た方の心に爪痕を残していきたいなと思うので、女子流にしか見せられないパフォーマンスとかを全面に出していけたらいいなと思ってます。
 
──初めて女子流のライブに接する方にメッセージお願いします。
 
中江 最初の方にも言ったように、私たち自身も女子流の楽曲で学んできた感情というのがすごくあるし、長く活動させてもらってることもあるので、皆さんの中の女子流のイメージってけっこういろいろあると思うんですよ。私たちは楽曲ごとにいろんな主人公になりきってパフォーマンスしているので、見ていただくと「またシーンが変わった」「あ、また情景が変わった」というのを楽しんでいただけると思います。私たち自身も、ライブで楽しいなと思うことの一つなので。やっと生でライブを楽しんでいただける機会が増えてきたので、その目で見てほしいなと思います。
 
新井 MCも成長中なので是非みていただけると嬉しいです。定期ライブだと話せる時間も長くあってメンバーそれぞれの個性も出るんですけど、フェスとかだとMCも短めになってしまうので、フェスやイベントでパフォーマンスの部分を気になってもらって、定期ライブやワンマンで私たちのトークなどの面白い部分も楽しんでもらいたいなと思います。
 
中江 そういう部分も含めて楽しんでもらえたらいいなって。この夏から秋にかけて、私たちも楽しみなので頑張ります。「ストロベリーフロート」も「ガールズトーク」も、これからもっと形にしていきたいと思ってるので、楽しみにしてください。
 
──ありがとうございました!
 
撮影 長谷英史
 

 「ストロベリーフロート」
2021.8.18 ON SALE


 

 
 
【東京女子流 OFFICIAL WEBSITE】
https://tokyogirlsstyle.jp/
【東京女子流 Twitter】
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【東京女子流 Instagram】
https://www.instagram.com/tokyogirlsstyle/
【東京女子流 TikTok】
https://vt.tiktok.com/ZSoh7vqb/  
   
高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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