【祝・Da-iCE10周年!】新曲「Bubble Love」そして「THE FIRST TAKE」挑戦の裏側とは!?
Da-iCE×LINE MUSICのタッグで「みんなで作る楽曲キャンペーン」から誕生した新曲「Bubble Love」は、花村想太が実際にLINE MUSIC JK部や新入社員に直接インタビューし、様々なエピソードを聞いた中でインスピレーションを受けた言葉から生まれた曲。泡のように触れれば消えてしまうような恋をテーマにした曲で、ドラマ「絶対BLになる世界 vs 絶対BLになりたくない男」の主題歌にもなっている。しかもドラマにはメンバーの和田颯も特別出演! 今回は新曲「Bubble Love」にまつわる話とともに、今年で結成10周年を迎えた彼らにこれまでを振り返って印象に残っている思い出を語ってもらった。さらに、今話題の一発撮りパフォーマンス「THE FIRST TAKE」撮影時の裏話も!
意外に気づかない!? タイトルの「Bubble Love」に隠された秘密とは?
──3月27日にLINE MUSIC先行配信リリースで新曲「Bubble Love」がリリースされます。今回の曲は「みんなで作る楽曲キャンペーン」で作られた曲ということで、ご紹介をお願いします。
花村 僕が作詞させてもらったんですけど、実際にLINE MUSIC JK部の方やavex若手社員の方、10人くらいとお話させていただいて、その時に聞いたエピソードを元にして歌詞を書きました。その中で一番印象的だったのが、とある女子校生が「優しくするぐらいだったら幸せにしてほしい」という言葉で、そのエピソードを元に「Bubble Love」の歌詞を完成させていきました。
──「Bubble Love」はドラマ「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」の主題歌です。ドラマには和田さんも特別出演されたそうですね。
和田 はい、僕は主人公のモブの同級生役で登場します。この作品では、BLになるやつらはみんなイケメンなんですよ。主人公は、この世界はBL漫画の中だということに気づいちゃって、自分だけは絶対にBLにならないぞと決意して、すべてのフラグを回避するっていう役どころなんです。僕の役はBL漫画家で、主人公を見ていたら絶対に何か面白いネタが起きるだろうと彼をずっと観察している真山という男です。主人公をずっと尾行して、双眼鏡でネタを探しているちょっと気持ち悪いキャラですね(笑)。なかなか演じることのないキャラだと思うので、撮影は新鮮で楽しかったです。
──ある意味、特殊な世界観のこの原作をどう曲に落としこんでいったのか、気をつけたポイントなどはありますか?
花村 「好きになりたくない気持ち」というのがテーマになっています。例えば、「この人を好きになっちゃダメなのに」とか、「ホントは好きになりたくないのになぜか惹かれてしまう」とか、そういう恋愛を書きたいと思って。それでJK部の子たちに、例えば「先生のことを好きになったことはある?」とか、「この人を好きになっちゃダメだなと思っているのに好きになっちゃったことはある?」とか、いろんな話を聞いていたら、そういう恋愛ってなんだかシャボン玉みたいだなと思ったんですよね。見ているだけならすごくきれいなんだけど、手に入れたと思って手を開いてみたら跡形もなく消えてしまっている、みたいな。そういう恋愛を泡にたとえて「Bubble Love」というタイトルにしました。実はこのタイトル、イニシャルを取るとBLになるんですよ。
和田 意外とみんな気づかないんですよね。この前もラジオ番組で「イニシャルを取ると?」って言ったら、リスナーから「気づかなかった!」っていう声がたくさん届きました。
──曲の中に登場する「思わせぶりな相手」というのは現実世界にもたくさんいますが、みなさんはどんな人のどんな行動が思わせぶりだなと思いますか?
花村 JK部の子たちの話を聞いていると、「かわいい」は言うけど「好き」とか「付き合って」とハッキリ言わないっていうのは思わせぶりなのかな、と思いましたね。明確な言葉を言ってくれないっていうのは卑怯だなと。
岩岡 でも、「思わせぶり」っていうのも難しいですよね。思わせぶりな行動をしてる人って、ちょうどいい関係を保ちたくて回避してるんだと思うんですよ。その回避が「好き」とか「付き合って」という言葉を言わないことだと思うんですよね。言ってしまうことによってその関係が終わってしまったり、離れてしまったりするのが怖いというか。
花村 人によっては笑顔を向けられただけで「この人好きかも」って思う人もいると思うので、そのハードルを越えちゃったら全部思わせぶりってなっちゃうかも。
大野 逆に、恋愛感情ナシでかわいいと思ったら「かわいい!」って言っちゃいますしね。それを恋愛的な意味で取られるのは違うというか……。
工藤 恋愛経験の少ない人ほどそういう飛躍をしがちな傾向があると思うんですよ。恋愛の場数を踏んできた人って「この人、自分のこと好きだな」っていうのはなんとなく察しがつくし、そういう時のかわし方もわかってる。でも経験がない人は防御の仕方がわからないから、来るもの全部受け入れたり、拒絶したり……。だから「思わせぶり」と言っても一概にはなんとも言えない気はしますね。そもそも、自分が好きな人にやられるから「思わせぶり」と思うわけで、同じことを違う人にやられても「思わせぶり」とは思わないですからね。
岩岡 それはそうかもね。
大野 男の思わせぶりはやさしさだと思うけどな。
工藤 それが相手からすると……ってことなんじゃない?
大野 そうなのかあ。
和田 でも、誰にでもやさしい奴はモテないですよね。
大野 え、誰にでもやさしくあってほしいっていう理想ない?
工藤 あるある。でもそのやさしさがしんどいって思われちゃうのよ。
岩岡 どうせみんなにやさしいんでしょって思われちゃうのかな。
──前回のインタビュー時は「Da-iCEのヂカン」の収録にお邪魔させていただきました。その後、全13話の収録が終わってあらためて振り返ってみて楽しかったこと、印象に残っていることはありますか?
岩岡 楽しかった!
大野 またやりたいですね。
花村 終わってしまってさみしいですね。
和田 最終回で、MCの小沢さんから「思い出に残ってる回はある?」って聞かれたんですけど、全部小沢さんがいなかった回で(笑)。マジックの回だったり。
花村 最終回の1個前は雄大くん1人の回で、すごく特殊だったよね(笑)。
大野 僕が1人でキャンプをする回でした。
工藤 バイキングの西村さんといっしょにね(笑)。その西村さんが調合されたスパイスがめちゃくちゃおいしくて、クラウドファウンディングで買ったんですよ。自腹で!
大野 肉でも魚でも野菜でもなんでもおいしくなったもんな。
花村 焼きそばもおいしかったけど、魚がほんとにおいしかった! 雄大くんが釣った魚だったしね。
工藤 ニジマスおいしかったね。
花村 雄大くんが釣って、さばいてくれてね。しかも、雄大くんが串を刺した魚は最後まで串から落ちずに食べられたのがすごいと思った!
話題のオンラインライブの感想は?
──釣りといえば大野さんは釣り番組「J-LAND」のMCに抜擢されましたが、どんな番組ですか?
大野 僕は基本的にスタジオにいて、釣り初心者の女子大生の方に密着した映像だったり、プロアングラー(釣り人)のダウザー俺達。さんの釣り道具のこだわりを伺ったり、初心者の方から玄人の方まで楽しめるような番組になっています。いずれは僕もロケとして釣行したいんですよね。やっぱり釣りが好きなので、スタジオでVTRを見ているだけだと釣りに行きたくて行きたくて……。マグロ釣りに挑戦してみたいです。大きい魚はあんまり釣りに行ったことがないですし。
工藤 マグロ食べたいな!
大野 小田原沖ではキハダマグロが釣れるんですけど、キハダマグロって基本的に全部赤身で中トロがないんですけど、脂が乗っててすごくおいしいんですよ。60キロ以上だと“オダモン(小田原モンスター)”っていう名前がつくんですけど、このオダモンを狙いたいです。
──花村さんは3月30日からブロードウェイ・ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』のチャーリー役で出演されますが、今から準備していることはありますか?
花村 特にはないんですけど、内股でいてほしいとは言われました。歩く時も歩幅を小さくして。でもまさか30歳にして8歳の役を演じることになるとは思いませんでした!
岩岡 なんで子どもって気を抜くと内股になるんだろう?
工藤 骨が定まってない感じがするよね。
大野 気を抜いてる時の颯も内股じゃない?
花村 それは体が柔らかいだけ(笑)。
──「Da-iCEのヂカン」の特別編として、オンラインライブ『dTV Presents Da-iCE Live@Shibuya -Escort-』が配信されました(4月3日0時よりアーカイブ配信)。今回は渋谷のビル屋上を貸し切って全17曲をパフォーマンスされたそうですが、いかがでしたか?
花村 生で一発撮りのところもあるんですけど、同じ曲の1番と2番で場所が一気に変わるとか、撮影に関してはそういう作り方をしつつ、歌は完全にナマです。でも撮影はすごく時間をかけていて、1時間半のパッケージなんですけど撮影は12時間ぐらいかかりました。
工藤 でも段取りよくやってもらったので、それでも短時間でおさまったほうだと思いますね。
大野 僕たちは正直、覚えたものをパフォーマンスするだけだったんですけど、もともとある施設を使ってやったので、机とか椅子が現場にたくさんあったんですよ。それを一旦どかして撮影して、次そこを使うからまたどかして、っていう繰り返しだったので、スタッフさんが大変だったと思いますね。
花村 照明なんかもその都度、次に撮影するところに持っていく、そして次の場所に行くまでにセットチェンジする、っていうやり方でした。
工藤 シチュエーション数が多すぎて、録音チームが動けなかったんですよ。だから全然見えないところで収録がはじまってたりして。けっこう大変なことをみなさんにやっていただいてましたね。
花村 今回のライブはまさにオンラインならではの試みでしたね。普通のライブでは絶対にできないです。自分たちのテーマとして、オンラインライブはオンラインでしかできないことをやろうっていうのをモットーに、単純にホールを借りてセットの上でやるのではなくて、例えば3DCGを合成してみたり、ライブハウスなんだけど会場全体を使ってみたり、倉庫を借りて使ってみたり。今回は屋上でやったんですけど。オンラインに特化したライブになってると思います。
──こんどのツアーでも1部と2部でセットリストがガラリと変わったり、アイディアも豊富で毎回楽しみな反面、みなさんは毎回大変なのではないかと思いますが……。
花村 毎回、大変な思いをしております(笑)。でも作品を見ただけでは、そこは伝わることはないというか、きれいにまとめていただいていますね。そういう裏の大変さはメイキングを見ていただいて、こういうところをがんばってたんだなと思っていただけると思うんですけど。とにかくDa-iCEを楽しみたいっていう人には表のきれいにまとまったところを見ていただけたらうれしいですね。
工藤 でもそれは言うなれば僕らのエゴですよね。パフォーマンスしたり、曲を作るっていうのは、こっちがやりたいこととか、作りたい曲があるとか、そういう目的があってやるものだから。でもそういう目的がないと意味がないと思うんですよね。そのためにみんなもそれぞれ違うところからインプットをしているし。その披露の場がライブであって、そこでファンの人たちがどう思うかを実験する、という感じですね。
──ファンの人にとってはこのライブはうれしいプレゼントになったと思います。
工藤 本来だったらツアーをやっていたタイミングなので、ツアーが延びに延びちゃってる分、これを楽しんでいただいて、みたいな(笑)。初めてやる曲もあるので、ここで気分を和ませていただいて、アリーナツアーへの準備をしてもらえたらうれしいです。
──5月からいよいよ本格的なツアーがスタートします。待ちに待った分だけファンの皆さんの期待も大きいと思いますが、みなさんはどうですか?
花村 待ち望んでおります!
大野 もちろん、絶対にやりたいしできたらいいなと思ってはいますけど、正直、何が起こるかわからないので、どんなことでも受け入れる覚悟は持っています。まずはツアーをやれることを願って、4月からリハーサル全力で準備していきたいなと思ってます。
花村 やりたいし、やらないとヤバいなというところもありますし、でもみんなの安全も考えないとっていう、すごく難しいタイミングだなと思いますね。
大野 でも正直、「やらないとヤバイ」はこれまで何回も経験してきたんで(笑)。
岩岡 僕ら、ずっと「やらないとヤバい」ですからね(笑)。
──前回、インタビューでお伺いしたように、ツアーの内容としては1部と2部で完全にセットリストが変わる、という構成はそのままなんですよね。
花村 もしかしたら「Bubble Love」が入るかもしれないですけどね。
工藤 若干の変更はあるかもしれないですね。
岩岡 前よりグレードアップしそうだね。
──今年はアルバムリリースに始まり、延期になっていたツアーもいよいよ5月からはじまります。どんな1年にしたいですか?
花村 みんなとした約束が守れる1年にしたいですね。ツアーとか、リリースとか、全部約束どおりにできる世の中であったらいいなと。去年は本当に約束が全部果たせなかったので、そういうのはもう嫌だなと思っています。
大野 笑っていたいと思いますね。やっぱり笑顔を見ていたいから。
祝・Da-iCE10周年! メンバーの心に残る思い出は何?
──Da-iCE結成10周年を振り返って、思い出に残っている出来事はありますか?
花村 最初は(スタッフ含めて)6人でずっとやってきたので、1個1個の思い出がすごく鮮明ですね。例えば、ライブの物販もみんなで売って、みんなでお金を数えて、お金が足らなかったらもう一回数え直すみたいなのを6人でやってて……。そういう時期を経て今があるので。お金の流れの勉強にもなりましたし、これを売ったらこれぐらいの売り上げになるみたいなところも理解しているので、意味はあったなと思いますね。それがあるからだと思うんですけど、今でも「これっていくらかかってるの?」とか、他のアーティストさんだとあんまり気にしないところも、聞いたらちゃんと教えてもらえるので、そういうところは利点というか、いいところなのかなと思いますね。
大野 初の武道館ライブの発表をスタッフさんのサプライズでファンのみなさんの前で知ったので、その時のうれしさと感動は覚えてますね。メンバーみんな泣き崩れて、画的にはあんまりきれいではなかったですけど(笑)。後でその映像を見たら、カメラマンさんが少しでも僕たちの顔を映そうと苦労されていて、申し訳なかったですね。
工藤 ライブハウスツアーで全都道府県回ってた時の思い出がけっこう強いですね。今ってそんなに回れることってないので、今考えたらあんな風にいろんな地域に行けてたのって楽しかったなって思いますね。
花村 全都道府県に行きましたからね。
大野 たぶん日本全国2周くらいはしてますよね。
花村 全都道府県に行ってる日本人って何人いるんだろう?
工藤 少ないよ、きっと。
花村 ですよね。だから本当の意味での全国ツアーでしたよね。
和田 最後は沖縄で締めたよね。
花村 沖縄でごはん食べたながら、みんなで次のツアーどうする?みたいな打ち合わせ兼打ち上げをして、「もう一回、47都道府県回ろうぜ!」と言うスタッフを「それはちょっと……」とさえぎるくらいには大変でした(笑)。
工藤 ツアーに丸1年かけて、土日はツアーに行って、その合間にオムニバスのイベントも出て、フェスも出て、かつ自分たちのツアーもやって……。あの年はたぶん歴代最多ツアー数だったと思います。
花村 『- PHASE 4 -』というツアータイトルでスタートして、1回休憩を挟んで、「HELLO」を付け足して『- PHASE 4 HELLO -』になってまた再開したんですよね。
大野 全59公演でした!
岩岡 夏フェスとか学園祭もやってたから、年間100本くらいライブやってたもんな。
工藤 3か月に1枚シングルをリリースして、その都度リリースイベントもやってたし。各地回って、ショッピングモールでライブして。
花村 時には本当に声が出ない日があって。でもお客さんには関係ないじゃないですか。インストアライブってそんなにいい環境ではないので、全然声が届かない中で歌うこともあって。そういう時に、「今日下手くそだった」とか「今日は調子悪そうだった」という感想を読むと、すごく申し訳ない気持ちになりましたね。
──この10年で本当にいろんなチャレンジをされていますよね。
大野 やっぱり何かにチャレンジすることが一番大事だと思うんですよね。
花村 そうですね。
全員 チャレンジすること、それが大事!
岩岡 今のは太字でお願いします(笑)。
──今、話題の「THE FIRST TAKE」では花村さんと大野さんがチャレンジされたそうですが、いかがでしたか?
花村 「CITRUS」で挑戦させていただいたんですけど、ワンテイクですべてを込めなきゃいけなかったので、緊張ももちろんあったんですけど、魂が削られる感覚に近いパフォーマンスになったと思うので、是非観ていただきたいです。
岩岡 本当に緊張しましたね。
工藤 後から観ても緊張したよね。
大野 「THE FIRST TAKE」では一番高いサビから強い印象を与えられたらいいなと思って、頭サビからスタートしたんですよ。なおかつ生演奏のピアノを弾いていただいて、クリックも引かないで本当にナマ感でやらせてもらったので、緊張感はライブを超えました。
花村 ピアノが止まったら終わりですし、歌が詰まったら終わりですし。しかも失敗したらそれが全部流れちゃうんで。
大野 本当に怖かった!
花村 「ミスってもそのまま放送させてください」って最初に言われるんですよ。しかもピアノの譜面が恐ろしいほど難しかったらしくて、ピアニストの方が大変って言ってました。
大野 ピアニストの方もいろんな舞台を経験されていて、もちろんすごい方なので、譜面を見たら初見でだいたいスラッと弾けちゃうんですけど、この曲に関してはマジで練習させてもらいますって言っててね(笑)。グリッサンド(1音1音を区切らず、流れるように滑らかに音階を移動させる奏法)のところは、最初は親指で弾いてたんですけど、親指が練習で削れちゃって、指を変えてやられてましたね。
花村 ピアニストの方もめちゃくちゃ緊張されてましたね。でも3人の空気感が同じだったので、たぶん心拍数も同じぐらいで、BPMもしっかり合って、リズムがゆったりする瞬間も全員で息を飲んで集中してやれてる感じがして、一体感が本当にすごかった! あの感覚は「THE FIRST TAKE」ならではだと思いますね。阿吽の呼吸ってこういうことを言うんだなって。僕ら2人とも緊張すると逆に集中するタイプなので、「THE FIRST TAKE」は合ってましたよね。逆に言うとダンスで動き回ったりするといろんな情報を入れないといけないので、集中した時に失敗しやすいと思うんですけど。本当に歌に集中できたので、合ってるのかなとは思いました。
大野 メロディーのテンション感がそのままにリズムに入ってった感じで、突っ込む時は突っ込むし、ゆったりの時はレガートになって……。
花村 たしかに!
大野 それはピアニストの方も本当にそうだったので、アカペラをやっていた時を思い出しましたね。みんなの緊張感が一緒なので。
花村 リズムを拾ってくれるんですよね。今ちょっとは走っちゃったかもと思っても、みんな拾ってくれるっていう。
──もしまたチャンスがあればまた挑戦してみたいですか?
花村 とりえず練習いっぱいさせてください!
大野 もちろんやりたいです。出る機会をいただけるのであれば!
撮影 長谷英史
「Bubble Love」NOW ON SALE
▼CSオリジナルドラマ「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」
https://www.tv-asahi.co.jp/ch/recommend/bl/
<放送日時>4月17日再放送決定!スカパー!オンデマンドでは本日の放送を4月10日までお楽しみいただけます。
<放送チャンネル>CSテレ朝チャンネル1
▼dTV 「Da-iCEのヂカン」全13話 配信中
https://da-ice-time.jp/?campaign=afp100225
▼『Da-iCE ARENA TOUR 2021-SiX-』
https://da-ice.jp/news/detail.php?id=1086332
【Da-iCE Official WEBSITE】
https://da-ice.jp
【Da-iCE Official YouTube】
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【Da-iCE_STAFF Official Twitter】
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【Da-iCE TikTok】
https://vt.tiktok.com/ZSJFsFqJ5/
【Da-iCE Facebook】
https://www.facebook.com/Da.iCE.official
意外に気づかない!? タイトルの「Bubble Love」に隠された秘密とは?
──3月27日にLINE MUSIC先行配信リリースで新曲「Bubble Love」がリリースされます。今回の曲は「みんなで作る楽曲キャンペーン」で作られた曲ということで、ご紹介をお願いします。
花村 僕が作詞させてもらったんですけど、実際にLINE MUSIC JK部の方やavex若手社員の方、10人くらいとお話させていただいて、その時に聞いたエピソードを元にして歌詞を書きました。その中で一番印象的だったのが、とある女子校生が「優しくするぐらいだったら幸せにしてほしい」という言葉で、そのエピソードを元に「Bubble Love」の歌詞を完成させていきました。
──「Bubble Love」はドラマ「絶対BLになる世界vs絶対BLになりたくない男」の主題歌です。ドラマには和田さんも特別出演されたそうですね。
和田 はい、僕は主人公のモブの同級生役で登場します。この作品では、BLになるやつらはみんなイケメンなんですよ。主人公は、この世界はBL漫画の中だということに気づいちゃって、自分だけは絶対にBLにならないぞと決意して、すべてのフラグを回避するっていう役どころなんです。僕の役はBL漫画家で、主人公を見ていたら絶対に何か面白いネタが起きるだろうと彼をずっと観察している真山という男です。主人公をずっと尾行して、双眼鏡でネタを探しているちょっと気持ち悪いキャラですね(笑)。なかなか演じることのないキャラだと思うので、撮影は新鮮で楽しかったです。
──ある意味、特殊な世界観のこの原作をどう曲に落としこんでいったのか、気をつけたポイントなどはありますか?
花村 「好きになりたくない気持ち」というのがテーマになっています。例えば、「この人を好きになっちゃダメなのに」とか、「ホントは好きになりたくないのになぜか惹かれてしまう」とか、そういう恋愛を書きたいと思って。それでJK部の子たちに、例えば「先生のことを好きになったことはある?」とか、「この人を好きになっちゃダメだなと思っているのに好きになっちゃったことはある?」とか、いろんな話を聞いていたら、そういう恋愛ってなんだかシャボン玉みたいだなと思ったんですよね。見ているだけならすごくきれいなんだけど、手に入れたと思って手を開いてみたら跡形もなく消えてしまっている、みたいな。そういう恋愛を泡にたとえて「Bubble Love」というタイトルにしました。実はこのタイトル、イニシャルを取るとBLになるんですよ。
和田 意外とみんな気づかないんですよね。この前もラジオ番組で「イニシャルを取ると?」って言ったら、リスナーから「気づかなかった!」っていう声がたくさん届きました。
──曲の中に登場する「思わせぶりな相手」というのは現実世界にもたくさんいますが、みなさんはどんな人のどんな行動が思わせぶりだなと思いますか?
花村 JK部の子たちの話を聞いていると、「かわいい」は言うけど「好き」とか「付き合って」とハッキリ言わないっていうのは思わせぶりなのかな、と思いましたね。明確な言葉を言ってくれないっていうのは卑怯だなと。
岩岡 でも、「思わせぶり」っていうのも難しいですよね。思わせぶりな行動をしてる人って、ちょうどいい関係を保ちたくて回避してるんだと思うんですよ。その回避が「好き」とか「付き合って」という言葉を言わないことだと思うんですよね。言ってしまうことによってその関係が終わってしまったり、離れてしまったりするのが怖いというか。
花村 人によっては笑顔を向けられただけで「この人好きかも」って思う人もいると思うので、そのハードルを越えちゃったら全部思わせぶりってなっちゃうかも。
大野 逆に、恋愛感情ナシでかわいいと思ったら「かわいい!」って言っちゃいますしね。それを恋愛的な意味で取られるのは違うというか……。
工藤 恋愛経験の少ない人ほどそういう飛躍をしがちな傾向があると思うんですよ。恋愛の場数を踏んできた人って「この人、自分のこと好きだな」っていうのはなんとなく察しがつくし、そういう時のかわし方もわかってる。でも経験がない人は防御の仕方がわからないから、来るもの全部受け入れたり、拒絶したり……。だから「思わせぶり」と言っても一概にはなんとも言えない気はしますね。そもそも、自分が好きな人にやられるから「思わせぶり」と思うわけで、同じことを違う人にやられても「思わせぶり」とは思わないですからね。
岩岡 それはそうかもね。
大野 男の思わせぶりはやさしさだと思うけどな。
工藤 それが相手からすると……ってことなんじゃない?
大野 そうなのかあ。
和田 でも、誰にでもやさしい奴はモテないですよね。
大野 え、誰にでもやさしくあってほしいっていう理想ない?
工藤 あるある。でもそのやさしさがしんどいって思われちゃうのよ。
岩岡 どうせみんなにやさしいんでしょって思われちゃうのかな。
──前回のインタビュー時は「Da-iCEのヂカン」の収録にお邪魔させていただきました。その後、全13話の収録が終わってあらためて振り返ってみて楽しかったこと、印象に残っていることはありますか?
岩岡 楽しかった!
大野 またやりたいですね。
花村 終わってしまってさみしいですね。
和田 最終回で、MCの小沢さんから「思い出に残ってる回はある?」って聞かれたんですけど、全部小沢さんがいなかった回で(笑)。マジックの回だったり。
花村 最終回の1個前は雄大くん1人の回で、すごく特殊だったよね(笑)。
大野 僕が1人でキャンプをする回でした。
工藤 バイキングの西村さんといっしょにね(笑)。その西村さんが調合されたスパイスがめちゃくちゃおいしくて、クラウドファウンディングで買ったんですよ。自腹で!
大野 肉でも魚でも野菜でもなんでもおいしくなったもんな。
花村 焼きそばもおいしかったけど、魚がほんとにおいしかった! 雄大くんが釣った魚だったしね。
工藤 ニジマスおいしかったね。
花村 雄大くんが釣って、さばいてくれてね。しかも、雄大くんが串を刺した魚は最後まで串から落ちずに食べられたのがすごいと思った!
話題のオンラインライブの感想は?
──釣りといえば大野さんは釣り番組「J-LAND」のMCに抜擢されましたが、どんな番組ですか?
大野 僕は基本的にスタジオにいて、釣り初心者の女子大生の方に密着した映像だったり、プロアングラー(釣り人)のダウザー俺達。さんの釣り道具のこだわりを伺ったり、初心者の方から玄人の方まで楽しめるような番組になっています。いずれは僕もロケとして釣行したいんですよね。やっぱり釣りが好きなので、スタジオでVTRを見ているだけだと釣りに行きたくて行きたくて……。マグロ釣りに挑戦してみたいです。大きい魚はあんまり釣りに行ったことがないですし。
工藤 マグロ食べたいな!
大野 小田原沖ではキハダマグロが釣れるんですけど、キハダマグロって基本的に全部赤身で中トロがないんですけど、脂が乗っててすごくおいしいんですよ。60キロ以上だと“オダモン(小田原モンスター)”っていう名前がつくんですけど、このオダモンを狙いたいです。
──花村さんは3月30日からブロードウェイ・ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』のチャーリー役で出演されますが、今から準備していることはありますか?
花村 特にはないんですけど、内股でいてほしいとは言われました。歩く時も歩幅を小さくして。でもまさか30歳にして8歳の役を演じることになるとは思いませんでした!
岩岡 なんで子どもって気を抜くと内股になるんだろう?
工藤 骨が定まってない感じがするよね。
大野 気を抜いてる時の颯も内股じゃない?
花村 それは体が柔らかいだけ(笑)。
──「Da-iCEのヂカン」の特別編として、オンラインライブ『dTV Presents Da-iCE Live@Shibuya -Escort-』が配信されました(4月3日0時よりアーカイブ配信)。今回は渋谷のビル屋上を貸し切って全17曲をパフォーマンスされたそうですが、いかがでしたか?
花村 生で一発撮りのところもあるんですけど、同じ曲の1番と2番で場所が一気に変わるとか、撮影に関してはそういう作り方をしつつ、歌は完全にナマです。でも撮影はすごく時間をかけていて、1時間半のパッケージなんですけど撮影は12時間ぐらいかかりました。
工藤 でも段取りよくやってもらったので、それでも短時間でおさまったほうだと思いますね。
大野 僕たちは正直、覚えたものをパフォーマンスするだけだったんですけど、もともとある施設を使ってやったので、机とか椅子が現場にたくさんあったんですよ。それを一旦どかして撮影して、次そこを使うからまたどかして、っていう繰り返しだったので、スタッフさんが大変だったと思いますね。
花村 照明なんかもその都度、次に撮影するところに持っていく、そして次の場所に行くまでにセットチェンジする、っていうやり方でした。
工藤 シチュエーション数が多すぎて、録音チームが動けなかったんですよ。だから全然見えないところで収録がはじまってたりして。けっこう大変なことをみなさんにやっていただいてましたね。
花村 今回のライブはまさにオンラインならではの試みでしたね。普通のライブでは絶対にできないです。自分たちのテーマとして、オンラインライブはオンラインでしかできないことをやろうっていうのをモットーに、単純にホールを借りてセットの上でやるのではなくて、例えば3DCGを合成してみたり、ライブハウスなんだけど会場全体を使ってみたり、倉庫を借りて使ってみたり。今回は屋上でやったんですけど。オンラインに特化したライブになってると思います。
──こんどのツアーでも1部と2部でセットリストがガラリと変わったり、アイディアも豊富で毎回楽しみな反面、みなさんは毎回大変なのではないかと思いますが……。
花村 毎回、大変な思いをしております(笑)。でも作品を見ただけでは、そこは伝わることはないというか、きれいにまとめていただいていますね。そういう裏の大変さはメイキングを見ていただいて、こういうところをがんばってたんだなと思っていただけると思うんですけど。とにかくDa-iCEを楽しみたいっていう人には表のきれいにまとまったところを見ていただけたらうれしいですね。
工藤 でもそれは言うなれば僕らのエゴですよね。パフォーマンスしたり、曲を作るっていうのは、こっちがやりたいこととか、作りたい曲があるとか、そういう目的があってやるものだから。でもそういう目的がないと意味がないと思うんですよね。そのためにみんなもそれぞれ違うところからインプットをしているし。その披露の場がライブであって、そこでファンの人たちがどう思うかを実験する、という感じですね。
──ファンの人にとってはこのライブはうれしいプレゼントになったと思います。
工藤 本来だったらツアーをやっていたタイミングなので、ツアーが延びに延びちゃってる分、これを楽しんでいただいて、みたいな(笑)。初めてやる曲もあるので、ここで気分を和ませていただいて、アリーナツアーへの準備をしてもらえたらうれしいです。
──5月からいよいよ本格的なツアーがスタートします。待ちに待った分だけファンの皆さんの期待も大きいと思いますが、みなさんはどうですか?
花村 待ち望んでおります!
大野 もちろん、絶対にやりたいしできたらいいなと思ってはいますけど、正直、何が起こるかわからないので、どんなことでも受け入れる覚悟は持っています。まずはツアーをやれることを願って、4月からリハーサル全力で準備していきたいなと思ってます。
花村 やりたいし、やらないとヤバいなというところもありますし、でもみんなの安全も考えないとっていう、すごく難しいタイミングだなと思いますね。
大野 でも正直、「やらないとヤバイ」はこれまで何回も経験してきたんで(笑)。
岩岡 僕ら、ずっと「やらないとヤバい」ですからね(笑)。
──前回、インタビューでお伺いしたように、ツアーの内容としては1部と2部で完全にセットリストが変わる、という構成はそのままなんですよね。
花村 もしかしたら「Bubble Love」が入るかもしれないですけどね。
工藤 若干の変更はあるかもしれないですね。
岩岡 前よりグレードアップしそうだね。
──今年はアルバムリリースに始まり、延期になっていたツアーもいよいよ5月からはじまります。どんな1年にしたいですか?
花村 みんなとした約束が守れる1年にしたいですね。ツアーとか、リリースとか、全部約束どおりにできる世の中であったらいいなと。去年は本当に約束が全部果たせなかったので、そういうのはもう嫌だなと思っています。
大野 笑っていたいと思いますね。やっぱり笑顔を見ていたいから。
祝・Da-iCE10周年! メンバーの心に残る思い出は何?
──Da-iCE結成10周年を振り返って、思い出に残っている出来事はありますか?
花村 最初は(スタッフ含めて)6人でずっとやってきたので、1個1個の思い出がすごく鮮明ですね。例えば、ライブの物販もみんなで売って、みんなでお金を数えて、お金が足らなかったらもう一回数え直すみたいなのを6人でやってて……。そういう時期を経て今があるので。お金の流れの勉強にもなりましたし、これを売ったらこれぐらいの売り上げになるみたいなところも理解しているので、意味はあったなと思いますね。それがあるからだと思うんですけど、今でも「これっていくらかかってるの?」とか、他のアーティストさんだとあんまり気にしないところも、聞いたらちゃんと教えてもらえるので、そういうところは利点というか、いいところなのかなと思いますね。
大野 初の武道館ライブの発表をスタッフさんのサプライズでファンのみなさんの前で知ったので、その時のうれしさと感動は覚えてますね。メンバーみんな泣き崩れて、画的にはあんまりきれいではなかったですけど(笑)。後でその映像を見たら、カメラマンさんが少しでも僕たちの顔を映そうと苦労されていて、申し訳なかったですね。
工藤 ライブハウスツアーで全都道府県回ってた時の思い出がけっこう強いですね。今ってそんなに回れることってないので、今考えたらあんな風にいろんな地域に行けてたのって楽しかったなって思いますね。
花村 全都道府県に行きましたからね。
大野 たぶん日本全国2周くらいはしてますよね。
花村 全都道府県に行ってる日本人って何人いるんだろう?
工藤 少ないよ、きっと。
花村 ですよね。だから本当の意味での全国ツアーでしたよね。
和田 最後は沖縄で締めたよね。
花村 沖縄でごはん食べたながら、みんなで次のツアーどうする?みたいな打ち合わせ兼打ち上げをして、「もう一回、47都道府県回ろうぜ!」と言うスタッフを「それはちょっと……」とさえぎるくらいには大変でした(笑)。
工藤 ツアーに丸1年かけて、土日はツアーに行って、その合間にオムニバスのイベントも出て、フェスも出て、かつ自分たちのツアーもやって……。あの年はたぶん歴代最多ツアー数だったと思います。
花村 『- PHASE 4 -』というツアータイトルでスタートして、1回休憩を挟んで、「HELLO」を付け足して『- PHASE 4 HELLO -』になってまた再開したんですよね。
大野 全59公演でした!
岩岡 夏フェスとか学園祭もやってたから、年間100本くらいライブやってたもんな。
工藤 3か月に1枚シングルをリリースして、その都度リリースイベントもやってたし。各地回って、ショッピングモールでライブして。
花村 時には本当に声が出ない日があって。でもお客さんには関係ないじゃないですか。インストアライブってそんなにいい環境ではないので、全然声が届かない中で歌うこともあって。そういう時に、「今日下手くそだった」とか「今日は調子悪そうだった」という感想を読むと、すごく申し訳ない気持ちになりましたね。
──この10年で本当にいろんなチャレンジをされていますよね。
大野 やっぱり何かにチャレンジすることが一番大事だと思うんですよね。
花村 そうですね。
全員 チャレンジすること、それが大事!
岩岡 今のは太字でお願いします(笑)。
──今、話題の「THE FIRST TAKE」では花村さんと大野さんがチャレンジされたそうですが、いかがでしたか?
花村 「CITRUS」で挑戦させていただいたんですけど、ワンテイクですべてを込めなきゃいけなかったので、緊張ももちろんあったんですけど、魂が削られる感覚に近いパフォーマンスになったと思うので、是非観ていただきたいです。
岩岡 本当に緊張しましたね。
工藤 後から観ても緊張したよね。
大野 「THE FIRST TAKE」では一番高いサビから強い印象を与えられたらいいなと思って、頭サビからスタートしたんですよ。なおかつ生演奏のピアノを弾いていただいて、クリックも引かないで本当にナマ感でやらせてもらったので、緊張感はライブを超えました。
花村 ピアノが止まったら終わりですし、歌が詰まったら終わりですし。しかも失敗したらそれが全部流れちゃうんで。
大野 本当に怖かった!
花村 「ミスってもそのまま放送させてください」って最初に言われるんですよ。しかもピアノの譜面が恐ろしいほど難しかったらしくて、ピアニストの方が大変って言ってました。
大野 ピアニストの方もいろんな舞台を経験されていて、もちろんすごい方なので、譜面を見たら初見でだいたいスラッと弾けちゃうんですけど、この曲に関してはマジで練習させてもらいますって言っててね(笑)。グリッサンド(1音1音を区切らず、流れるように滑らかに音階を移動させる奏法)のところは、最初は親指で弾いてたんですけど、親指が練習で削れちゃって、指を変えてやられてましたね。
花村 ピアニストの方もめちゃくちゃ緊張されてましたね。でも3人の空気感が同じだったので、たぶん心拍数も同じぐらいで、BPMもしっかり合って、リズムがゆったりする瞬間も全員で息を飲んで集中してやれてる感じがして、一体感が本当にすごかった! あの感覚は「THE FIRST TAKE」ならではだと思いますね。阿吽の呼吸ってこういうことを言うんだなって。僕ら2人とも緊張すると逆に集中するタイプなので、「THE FIRST TAKE」は合ってましたよね。逆に言うとダンスで動き回ったりするといろんな情報を入れないといけないので、集中した時に失敗しやすいと思うんですけど。本当に歌に集中できたので、合ってるのかなとは思いました。
大野 メロディーのテンション感がそのままにリズムに入ってった感じで、突っ込む時は突っ込むし、ゆったりの時はレガートになって……。
花村 たしかに!
大野 それはピアニストの方も本当にそうだったので、アカペラをやっていた時を思い出しましたね。みんなの緊張感が一緒なので。
花村 リズムを拾ってくれるんですよね。今ちょっとは走っちゃったかもと思っても、みんな拾ってくれるっていう。
──もしまたチャンスがあればまた挑戦してみたいですか?
花村 とりえず練習いっぱいさせてください!
大野 もちろんやりたいです。出る機会をいただけるのであれば!
撮影 長谷英史
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- WRITTEN BY尹秀姫(ゆんすひ)
- 出版社勤務を経て、現在はフリーの編集・ライター。
たまに韓国語の通訳・翻訳も。K- POPを中心にさまざまなアーティスト・ 俳優にインタビューしています。