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2020年ついに動き始めたGENIC 7人が語るー夢、目標、仲間のこと

2020.01.01
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インタビュー
「avexのDNAを継承する新ダンス&ボーカルグループ創出プロジェクト」として、12人のメンバーが過酷なサバイバルを経験した「a-genic PROJECT」。その12人の中から選ばれた7人が、新グループ「GENIC」としての活動をスタートしました。12月16日には初の「GENIC Premium Showcase 2019」も経験した7人は、このグループにどんな思いを持って臨んでいるのか? 7人にジックリと聞いてみました!


結果発表を聞いた時……自信はあった?

──サバイバルを終えて7人での結成となったわけですが、結果発表を聞いた時にはどう思いましたか?

増子 敦貴 (ましこ あつき) すごく緊張感のある場所での発表だったんですけど、その時には自分の名前を呼ばれなかった子もいるわけじゃないですか。それもあって、喜びとかよりも責任を感じました。これからに対する責任を背負った瞬間というか。もちろん、受かってうれしいという気持ちも心の中にはありましたけど、それよりも「彼らの分まで頑張らなきゃいけないな」とすごく思った瞬間でしたね。

小池 竜暉 (こいけ りゅうき) 僕も、その場所のことを今はあまり思い出せないぐらいすごく緊張してたんですよ。名前が呼ばれる順番も知らされてなかったので、「何順だ、これは!?」と思って(一同・笑)。僕は男子の中で最後に呼ばれたんですけど、7人ってことだけ伝えられてて、でもそのうち男女が何人なのかも分からない状態だったので、男子が4人呼ばれた時点で「終わったんじゃないか?」って(一同・笑)。それまで男子5人・女子3人のユニットでやっていたので、「男子1人削られたんじゃないか」と思ったんですよね。でも次に呼ばれて、その瞬間は後で映像を見返すと「礼を2回してたんだ」という感じでした(笑)。選ばれた7人の中に入れたので、その責任と、もちろん喜びきれない気持ちもちょっとあって。この7人で、選ばれなかった5人の分も頑張っていかなきゃという気持ちでいっぱいでした。

金谷 鞠杏 (かねや まりあ) 私もホントに緊張していて、発表する人の口元を見て「自分の名前を呼んでほしいな」って思って待ってました(笑)。うれしさももちろんあったんですけど、「今からがスタートなんだな」って思ってすごく気が引き締まって、自分が何をするべきかとか、どういう役割でいるべきかとか、本当にいろんなことが頭の中をグルグル回ってました。「気が引き締まった」というのを一番覚えてますね。

西本 茉生 (にしもと まいき) うれしいという感情よりは、「あ、始まった」っていう思いが一瞬でパッと来た方が強くて。もちろん人生が決まった瞬間だったから、うれしいというのもあるし、ひと安心という気持ちもあったんですけど、それは一瞬で、すぐにそれを超える感じで「もう始まったんだ」という思いの方が上回りました。



西澤 呈 (にしざわ じょう) 僕は自分の名前が呼ばれた時、最初「誰?」って思って、すぐ「俺か!」って気付いてパッと挨拶したところまでは覚えてるんですけど、そこからはあんまり記憶になくて。終わって外に出た時に、「あ、今のでもうメンバーが決まったんだ」って思って、「これからマジで頑張らないとな」とさらに気が引き締まったし、「頑張る欲」がさらに増しました。待ってくれているファンの皆さんのところに、絶対にこの7人で感謝を届けて、また迎えに行くんだっていう思いが強くなった瞬間でした。

宇井 優良梨 (うい ゆらり) 名前を呼ばれた瞬間は呆然としてて、感情とか全く出てこなかったんですけど、終わった後に、控室で選ばれなかった子たちが泣きながら「頑張って」「応援してるから」って言ってくれて、そこで初めて「選ばれたんだ」っていう実感が湧きました。同時に、選ばれなかった子たちの分も頑張らないといけないし、ここがゴールじゃなくてスタートなんだっていう気持ちが強くて、決まったからにはこの7人で全力で頑張ろうと思ってます。

雨宮 翔 (あめみや かける) 名前を呼ばれて一番最初は、ホッとしたというのがありました。でもそんなのは一瞬で、それまでは名前を呼ばれることを目標にしてましたけど、ここからまたスタートで次の目標を考えないとなという思いが頭をよぎりました。名前を呼ばれなかったメンバーの思いも乗せて、これからどうやって大きくなっていけばいいのかという、頭の中での自問自答が起こった瞬間でしたね。

──あの発表の時、「正直、残る自信があった」という方は手を挙げていただけますか?

(小池、金谷、西澤、雨宮が手を挙げる)

──4対3に分かれましたね。では今、手が挙がらなかった人に、その心境をお聞きしたいんですが。

増子 いや、だって!

西本 始まりが「だって」って!(笑)



増子 だって、僕は発表までの間に2回しかライブに出られなかったっていうのがありましたし、さらに当時していたお仕事との向き合い方についてすごく悩んでた時期でもあったし、もう一度グループをやるということについての悩みもあったんですね。サバイバル中のYouTube番組でもそこを見せてましたから、「そんな人間が選ばれていいのか」という思いもあって。だから……ここで手は挙げられないですよね(笑)。

西本 僕は「a-genic」のオーディションにギリギリ滑り込みで入ったというのもあったんですけど、発表までの間に全部やれることはやったし、これで落ちたら落ちただし、受かったら受かっただし……っていう感じでした。だから、自信があったとかなかったとか、そういう感じではなかったですね。

──なるほど。「結果が出た時に考えよう」という感じですね。宇井さんは?

宇井 私は正直、不安の方が大きかったんです。自分のパフォーマンス力とか歌唱力とかもですけど、年齢的にも下だったので、「まだ中学生だからってことで落とされるんじゃないか」という不安もありました。回数を重ねる中で、パフォーマンスに対する自信はついてきたんですけど、不安は残ってましたね。でも、「絶対合格したい!」っていう気持ちは強かったです。


このメンバーでGENICになったのは、「運命」!?



──その発表を経て、改めてこの7人で「GENIC」というグループとしてスタートすることになりました。そこへの思いは?

雨宮 スタートした時点で「新たな目標を見つけよう」って考えたのもありますし、このグループで成し遂げなきゃいけないこと……大きなステージに立って、avexのこれまでの歴史にふさわしいグループになっていかなきゃいけないっていうことを、改めて思いました。

宇井 GENICとしての目標として、「まずは日本武道館の舞台に立つ」というのがあるんです。それを達成するには、グループとしてもそうですけど、一人ひとりの成長も必要なんじゃないかと思っていて。一人ひとりが個性をもっと伸ばしたり、全体になった時にはパフォーマンスのまとまりとか世界観の作り方とか、歌の届け方みたいなものをもっともっと伸ばしていかないとなって。その上で、ファンの方の心に寄り添って、一緒にいろんな景色を見ていきたいです。

西澤 GENICとしての一番最初にインスタライブをやったんですけど、その時のファンの方からのコメントを見て「この7人でやるんだ」っていうのをまた実感しました。それで「とにかく、早くライブをやりたい!」って思ったんですね。今まで待ってくださった皆さん、a-genicの時に好きになってくれて、この期間ずっと「どういう活動するんだろう」って期待してくれてた皆さんに、「ついてこい!」って胸張って言えるようになろうというのが僕の中であって。「この7人についていきたい」「この7人と一緒にいろんな景色が見たい」って思ってもらえるように頑張ろうって思いました。

西本 a-genicの時はサバイバルだったし、ライブも毎回編成が違ったので、一回一回に責任は伴うんですけど、「その時だけ」っていう感じがあったんですね。でもこの7人でGENICとして活動するとなった時に、責任感が違うし、今まではがむしゃらに頑張るだけでもよくて、ファンの人も「がむしゃらに頑張る姿を応援したい」という気持ちだったかもしれないですけど、これからはちゃんと結果を残していかないといけない。というところで、「責任」っていう言葉は同じだけど、a-genicの時とは全然重みが違うなって感じました。



金谷 私は今でも、リハーサルの時とか「おはようございます!」って入る時に「あ、このメンバーなんだな」って思うんです。以前から、「アーティストさんって普段どう過ごしてるんだろう?」って思うことがあったんですけど、リハーサルに行ったりお仕事に行ったりという時に「メンバーがいて自分がいて、GENICっていうグループなんだな」って感じることが多いんですね。あとすごく思うのは、「この7人でよかったな」って。自分を含めてこの7人でよかったし、みんなけっこう個性が強いので、一人でも欠けてほしくないと思います。一緒に何かを成し遂げるためにみんなでよく話し合いとかもするので、一個一個クリアするために、みんなで同じ方向に向かっていけるグループなのかなと感じますね。

小池 僕らは、わりと付き合いが長いとか、以前から顔を知ってるというメンバーも多くて、絆は深いグループなんじゃないかなと思ってます。活動を重ねていってもメンバー間の話し合いとかも変わらずにやって、反省点とかこれからの目標を常日頃から話し合って、高め合っていけるようなグループでありたいというのがありますね。自分の中の思いとしては、僕らはこれからいろいろなことに挑戦していきますけど、根本にあるのは音楽なので、音楽を通して人にいろんな感情を伝えたいと思ってるんです。音楽をずっと大事にしていきたいですね。

増子 今、竜暉も言ってたんですけど、特に男子メンバーはa-genicが始まる前からもともと知っていた人たちが多くて。そう考えると、このメンバーになったのはすごいな、運命なのかなっていうのがあって。それがあるからこそ、合格した時、この7人で並んだ時の「このメンバーでやっていくぞ」っていう気持ちをずっと忘れないようにして、頑張っていきたいなって思いました。


男女一人ずつを指名! 「彼/彼女はここがすごい!」

──先ほどから、ちょいちょい「個性」という言葉が出てきますよね。なので他のメンバーの個性を、皆さんから紹介していただけますか? 各自、男女1人ずつメンバーを選んで、その人の「ここがすごい!」を教えていただきたいんですが。

雨宮 じゃあ竜暉君で。彼は食べる量がすごいんですよ。

一同 (爆笑)

西本 もっとあるだろ!(笑)

小池 何でお前はそれをピックアップした!(笑)

雨宮 この前、2人で唐揚げの食べ放題に行ったんですよ。2人合計で60個ぐらい食べたんですけど、彼一人で40個ぐらい食べてて。僕がもともとあんまり食べないのもあるんですけど、「メッチャ食うなあ!」と思って。えーと、他にすごいところを挙げると……

小池 みんなの反応を見て変えた?(笑)

雨宮 うーんと、どうしよう……。

小池 コラッ!(笑)

西本 「すごく食べる」でいいじゃん。男らしいということで。

雨宮 じゃあそれで。(一同・笑)女子は鞠杏で。鞠杏はいい意味で、自分のアピールがすごいんです。(一同・笑)

金谷 自己主張が激しいみたいじゃん!(笑)

雨宮 なかなかそういうタイプが他にいないんですよ。だから鞠杏には目立つ部分があって、そこがメンバーの中で一番いいんじゃないかなって。やっぱりこの世界はアピール大事じゃないですか。



金谷 まとめた(笑)。

増子 じゃあ、そんな翔君のことを! 今日もずっと見てて思ったんですけど、「歩くコスメ」。(一同・笑) 見てもらえると分かりますけど、化粧してるみたいな顔立ちじゃないですか。

金谷 そういう意味なんだ(笑)。

増子 生まれつきの自然なアイシャドーというか。

雨宮 まつげがね(笑)。

増子 そう、まつげなんですけど、顔立ち自体がすごくキレイで、そこがやっぱり一番の個性じゃないですか。……です! で、女子メンは優良梨で。ゆらり?(呼びかけ)

西本 「ゆらり」なんて呼んでたっけ?(一同・爆笑)

増子 そうだっけ。……普通に「ゆらりちゃん」か。

西澤 ちょっとドキッとさせようと思った?

宇井 初めて言われた(笑)。

増子 (気にせず)あれ、俺たちって年齢公表してるんだっけ?(全員から口々に「してるよ!」の声) 何歳だっけ。

宇井 14歳です。(インタビューは12/26誕生日前に実施)



増子 えっ、14歳? ヤバッ! ……って、なるじゃないですか。自分が14歳の頃に何をやってたかというと、家に帰ったらプレステをずっとやってたんですよ。それがこうやって年上のメンバーに交じって切磋琢磨して、ライブとか作るのも率先してやりますし、そういうのも含めてすごくしっかりしてるなと思って。あと、普通14歳っていったら「クレープ大好き!」とか、そういう感じじゃないですか。でも彼女は「素うどん」なんですよ! すごいな!と思いました。(一同ザワザワ)


「ここがすごい!」はさらに加熱!?

西本 じゃあ、僕が敦貴のこと言っていいですか? 敦貴は、もうすでに分かってると思いますけど、変なんですよ(笑)。独特の世界観というか、7人いても絶対にかぶることのない世界観を持ってて、お会いした方には「こんなタイプ初めて見た」ってすごくよく言われるし、僕自身もこんなタイプ初めて見たんです。自分の世界を生きている感じがすごいなあと。

増子 そうかなあ……。

西本 こうやって、気付いてないところが本物なんですよ(笑)。

増子 確かに、自分でもマイペースだなとは思います。

西本 女子では……鞠杏は、グループの中では一番自由人だなと思います。いや、悪口じゃなくて(笑)。

西澤 「いい意味で」自由人なんでしょ?(笑)

西本 それじゃ変な感じになるでしょ!(笑) いや、ホントに自由人だなと思って。ちゃんとしてるところはちゃんとしてるんですけど、メンバーだけで好きに過ごしてていい時はちょっと違うんですよ。見た目はすごくスタイルもよくてスッとしてるし、顔立ちも大人っぽいんですけど、普通に話す時は意外に「もきゅっ♡」って言ったり……

金谷 言わないよ!(笑)

西本 これダメ? まあとにかく、意外とユルい感じなんですよ。そういうギャップもあるし、7人の中で普通に素を出して「アハハ!」ってできるのもすごいなと思って。

西澤 そんな茉生君のことでいいですか? 茉生君はGENICのリーダーなんですけど、フワッとした雰囲気からキチッと切り替えなきゃいけない時に、その間を作るのが上手ですね。ユルい時間とキチッとした時間の、メリハリのON・OFFをしてくれるのが茉生君です。やる時はやるけど、おちゃらける時はおちゃらけて、場の雰囲気を変えるのが上手なのは才能だと思います。女子は鞠杏ちゃんで。彼女はすごく人をよく見てて、人の変化に気付くのが早いんです。「髪切った?」とかもそうだし、ちょっと気持ちが落ちてそうなメンバーがいる時とか、日常と違うことに気付くのが早いので、「隠れ雰囲気作り」みたいなところがあります。



西本 「隠れ」でもないけどね(笑)。

雨宮 バリバリ出てるよね(笑)。

西澤 そうか(笑)。みんながテンション低そうな時はテンション上げてみたり、みんなが高い時は普通に合わせたり。そういう風に合わせるのが上手ですね。

宇井 ハイ! 私はそんな呈君のことを。彼はとてもマルチなんですよ。何でもできるんです。楽曲制作だったり、もちろん歌もダンスも上手だし、楽器も弾けますし、ホント何でもできるんですよ!

金谷 マネージャーさんの売り込みみたいになってる(笑)。

宇井 しかも、細かいところにすぐ気付いて、すぐに行動に移せるところがすごいと思ってて。何か準備する時でもすぐに「あ、やります」ってパッと動けるところがすごいなって思います。

金谷 呈君のこと追加でいいですか? プロモーションというか、「自分たちはこうなった方がいい」とか、自分たちにとってプラスなこととか、お仕事する上での自分の経験とかをみんなに共有してグループをもっとよくしようという気持ちをいつも持ってくれている人です。

宇井 あと鞠杏ちゃんですよね。鞠杏ちゃんも雰囲気作りが上手で、やらなきゃいけない時は「よし、やるよ!」ってビシッと言ってくれます。リハーサル中とか、たまにみんなで脱線するんですよ。そういう時も鞠杏ちゃんが声をかけて元に戻るという時があるので、そういうところがすごいなって思います。あと、女子は2人なので支え合わないといけないし、それだけじゃなくて刺激し合って吸収し合っていかないといけないんですけど、ずっとベタベタはしてないというか。やる時はちゃんとやるけど、たまに2人でプライベートで遊びに行く時はメチャメチャ仲いいんです。

金谷 じゃあ(笑)優良梨ちゃんは、髪が伸びるのが早いです(笑)。それと、私が3歳上なので、普通は私が姉っぽく見られると思うんですけど、今日も2人で電車で移動してた時に目の中にゴミが入っちゃったら「目薬あるよ」って出してくれるし、目薬をさす場所を間違えてたれちゃったら「タオルあるよね?」とか……

西澤 大丈夫?(笑)

金谷 (笑)。あと、「明日はこれこれこうですよね」みたいな確認もしてくれて、「私がちゃんとしないといけないな」って逆に思わせてくれる存在です(笑)。でも妹みたいに懐いてくれる時もあるので、そういう時は私がお姉ちゃんになってあげて。そんな感じで、距離感がいいなって思います。

小池 僕も呈のことを言おうと思ってたんですけど、女子がバーッと言ってくれたんで、まとめると、オールマイティで状況把握能力がすごいんです。好奇心旺盛で、周りがちゃんと見れていて、パパッと変えられるタイプですね。

西澤 褒められ慣れてないので、顔が赤くなってきました(笑)。

小池 女性は優良梨ちゃん。敦貴君も言ってくれたんですけど、とにかく大人で。彼女は名古屋から来てるんですけど、仕事があるたびに通ってるのもすごいですし、一人で東京にいても寂しい素振りも見せないし、すごく大人だよね。……というところが、僕が14歳の頃にはなかった部分ですね(笑)。でも、ちゃんと中学生らしさもあって、どこかかわいらしさは残しながらも、僕らの空気に合わせて大人っぽさを出すのが、すごいと思います。


「GENIC Live Circuit 2020」発表! メンバーの意気込みは?

──今度は逆に、そんな個性の7人の中で、自分がどういう役割、どういう存在でいたいかを教えていただけますか?

西本 僕はリーダーというのもあるし、7人の中で最年長というのもあるんですけど、そこにあんまりこだわりすぎないようにしたいなと思ってて。「最年長だからしっかりしなきゃ」とか「リーダーだから」とか思ってもいたんですけど、そんなに一人で気負いすぎても意味ないし、あんまりそうしなくてもいいよなと思ったんです。みんな、優良梨ちゃんや鞠杏ちゃん、呈のことをしっかりしてるって言ってましたけど、ホントにみんなしっかりしてて、俺が一人でしっかりしてないといけないっていうグループでもないから、僕はみんなを信頼して、締めるところは締めるっていうような、「カッコいいお父さん」みたいなイメージでいたいなと思ってます。口うるさくは言わないけど、やることはやる、みたいな。

西澤 僕は男子メンバーの中では最年少なので、僕から見たらみんな「お父さん」「お兄ちゃん」なんですよね。だから僕は「いい弟」になれるような(笑)、みんなが引っ張ってくれる分、僕もついていって、そこでできることを探してサポートしていけたらなと思ってます。

宇井 私は最年少だからみんな「妹」って言ってくれるんですけど、家では長女なのでお兄ちゃんやお姉ちゃんがほしかったんですね。だから今はこんなにいいお兄ちゃんやお姉ちゃんが6人もいて、うれしくて(笑)。だからみんなの妹でもありつつ、時には頼ってもらえるような存在でありたいと思います。

雨宮 僕としては、パフォーマンスの面で表現とかをもっと頑張っていきたいなと思ってて。みんな、ステージに上がった時の個性はそれぞれあるんですけど、僕はダンスが得意なので、それをもっと伸ばして、その面でみんなを引っ張っていければなと思います。

金谷 私は「しゃべるパワースポット」になりたくて。表舞台に立つ人として、何かを極めることとか、好きなことを追求することって大事だと思うんですけど、やっぱり人間だから感情に流されちゃったり、自分に自信をなくしちゃったりする時もあると思うんですね。今は7人で同じ目標に向かってるけど、個々でやりたいこととか素敵な夢もあると思うので、それに向かっていく時に気持ちが沈んでしまうこともあるだろうなと。そんな時に、「アイツと話せてよかった」って思われるような存在になれるように、勉強していきます。



小池 僕はパフォーマンス以外の部分で、みんなに安心感をもたらせるような人になっていられたらなと思います。その場のノリに合わせてウェーイってやってることもあるんですけど、基本的には傍観者というか、ちょっと距離を置いて見てることが多いので。まだメンバー間でケンカとかないですけど、もしそういうのがあった時に落ち着いて止められるような存在になれたらなと思います。

増子 たまに、ライブの夢を見るんですよ。その時、僕はクールなキャラでめちゃくちゃカッコつけてて、告知とかもちょっと高めの声でビシッと決めるみたいなキャラなんです。でも現実はそううまくいかなくて。しっかりしてないし、不器用だし、一番迷惑かけてるし……うーん、どういう役割なんだろうね?

一同 (爆笑)

西澤 自分で着地せい!

増子 夢の中の自分みたいになるのは無理だから、年相応の大人っぽさも持ちながら、明るいお兄さんでいられればいいかなと思います。

雨宮 ちょっぴりおバカな。

金谷 ちょっぴりじゃないでしょ(笑)。

増子 それはひどいな(笑)。

──ところで、12月16日には配信限定の「SUNGENIC ep」を引っさげての「GENIC Premium Showcase 2019」も行われました。その感想は?

宇井 ホントに楽しい時間を過ごせたなっていうのが一番にあって。もちろん直前には緊張も半端なくてヤバかったんですけど、いざステージに立ってみると、ファンの方々がウチワとかボードを作ってくださってたり、たくさん声援をくれたりして、すごく幸せだなって思いました。プレゼントとかお花とかバルーンアートのオブジェとかもいただいて、本当に感動しました。あのステージで生まれたいい点だったり、改善点だったりを今後に生かしていきたいと思うし、私たちからもファンの皆さんへ、感謝の気持ちをいろんな形で届けられたらなと思います。

西本 7人では初のライブだったんですよ。a-genicの時にもいろんな会場でパフォーマンスさせてもらってましたけど、それとも違ってGENICとしてのパッケージが決まった中で、この7人でどういうライブができるの?っていうステージだったし、自分たちとしても初めてのチャレンジでした。もちろん失敗もあったし、初めてで分からないこともたくさんあったんですけど、お客さんがすごく優しくて、お客さんとかスタッフさんの愛に気づけた機会でもありました。でも同時に、7人でこれからどんどん成長していかないといけないし、死ぬほど頑張らなきゃいけないなって思えたステージでもあったなって思います。

──続いて1月13日からは、「GENIC Live Circuit 2020」の開催が発表されましたね。

小池 全国のショッピングモールで入場無料でやらせていただくんですけど、入場無料な分、気軽に足を止めてくださる方も多いと思うので、GENICを見てガッカリさせないパフォーマンスというか、地方も多いので、各地の方々の心を鷲掴んで帰ってこれたらと思ってます。そのためにもこれからまた練習を頑張って、地方を回るのが楽しみです。

増子 僕も小学生の時に地元でライブをしていたグループを見たことがあって、すごく楽しくて「この人たち、いいな」って思ったんですけど、実際、東京まで行ってライブを見ようとかグッズを買おうとかまではできなかったんですね。でも、そうさせてしまうぐらいの熱量とパフォーマンスでやっていきたいですし、それぐらいじゃないと武道館とか、目標にしてる舞台までたどり着けないと思うので、それができるぐらいのものをこの「GENIC Live Circuit 2020」で見せたいと思います。


メンバーみんなが思い描く究極の夢とは!?

──では最後に、ファンの皆さん、これからファンになってくれるかもしれない皆さんへのメッセージと、武道館の先に「これを成し遂げたい」という目標を一つ、お願いします。

小池 僕は、さっきも言わせていただいたように音楽を大事にしたいと思ってて。メンバーみんな個性が強いので、これから挑戦したいこともそれぞれに出てくると思うんですけど、そういう面も見せつつ、根本にある音楽と生のパフォーマンスという部分で“本物”を届けられるようにこれから頑張っていきますので、ライブとか一度見ていただきたいですね。たぶん僕らは心をグッと持っていくと思うので、虜になっていただければと思います。目標は、ドームツアーがしたいです。

増子 僕は今19歳ですけど、グループとしてはまだ0歳の、生まれたての赤ちゃんじゃないですか。人間の成長ってメチャメチャ早いですけど、グループも一緒だと思うので、その成長期にたくさんライブをして、いろいろ個性とか生み出していくので、皆さんには見守っていただいて、応援してくださる方をいろんなところに増やしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。僕もドームツアーがしたいです。

金谷 この前の「GENIC Premium Showcase 2019」もそうですけど、初めてのライブだったり初めてやることって、きっと今しか感じられないことが多いと思います。ファンの皆さんもそうだし、支えてくださるスタッフさんとか家族とか一緒にステージに立ってくれるメンバーにも常に感謝の気持ちを持ちながら、「何を届けたいか」という細かいところまでクリアにしていけるようになりたいです。ライブって、私たちだったり音楽だったりを好きだから足を運ぶものだと思うんですけど、それ以前に、自分以外の人も同じものを好きっていう空間ってすごく限られていて大事だと思うので、そういう空間で一緒に成長したり、いい景色を見られるような存在になりたいです。前の2人も言ってたように、ドームツアーを回れるぐらいの存在になるってみんなで約束しているので、これからも応援していただけるとうれしいです。

西本 僕も究極はドームツアーがしたいと思ってますけど、それだけじゃなくて、全国各地いろんなところで応援してくださっているファンの方がすでにたくさんいるし、そういう人たちに直接会いに行ける機会を作っていきたいなって思ってます。だから47都道府県ツアーがしたいです。GENICが発足してまだ2ヵ月しか経ってないし、まだまだこれから成長していく中で、今しか感じられないものだったり、一つ一つのステージや経験を大切にしていきながら、やっていきたいと思います。まだ1年目で、自分たちも探り探りやっているところですけど、そういう新鮮なところはファンの方も僕らも今しか感じられないと思うし、今を一生懸命頑張っていこうというのを目標にしていくので、ぜひ応援していただけたらと思います。



西澤 僕たちはまだまだ模索中なんですが、この7人で他とは違うものを見せられるアーティストになりたいというのがあって、世界中の皆さんに、とにかく僕たちから目を離さないでいてくださいと。そういう覚悟を持ってやっていきたいというのが、僕の夢であり願いです。僕もドームツアーはやりたいですが、それだけじゃなくて、今は楽曲と振りをいただいて、1を100にするのが僕らの仕事なんですが、1から100じゃなくて0から1を作り出してもいいんじゃないかと思ってるんです。竜暉君も僕も楽曲を作ったりしますし、ファッションが得意なメンバーもいるので、曲も衣装もこのメンバーで作ったり、全部を自分たちで生み出せる、本物の「アーティスト」になれたらカッコいいなという思いもあります。

宇井 最後まで読んでくださって、ありがとうございました。いつも応援してくださってるファンの皆様、いつも支えてくださっているスタッフの皆様、家族やメンバーあってのGENICだと思うので、感謝の気持ちをこれからも忘れずに、この7人とファンの皆様とでいろんな景色を見て、いろんな感情を共有して、最終的にはドームツアーができるようなアーティストになれるよう努力するので、これからも応援よろしくお願いします!

雨宮 リハをする時も、どうやったら応援してもらえるようなパフォーマンスができるかを考えながらやっていて、とにかく今の現状は全力で魅せていきたいと思っています。そして僕らのことをより多くの人に知ってもらえるように、YouTube・SNSやライブなど、いろんな面で応援してもらえるようなグループになっていきたいなと思っています。これからいろんなところに行って、たくさんの人に見てもらいたいなと思っていて、絶対に「GENICを応援してよかった」と思ってもらえるように頑張るので、1回でもライブを見に来てほしいなと思います。僕らは絶対後悔させないので。その先に、僕もドームツアーをやりたいです。

──ありがとうございました! ファンの皆さんと一緒に、これからの道を見届けたいと思います!
 
撮影 長谷英史





GENIC
official HP:https://avex.jp/genic/
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GENIC Live Circuit 2020

2020年1月13日(月・祝) 神奈川
2020年2月1日(土) 富山
2020年2月16日(日) 愛知
2020年2月22日(土) 広島
2020年2月23日(日) 福岡  
2020年3月7日(土) 大阪  
and more!!!


「Da-iCE BEST TOUR 2020 -SPECIAL EDITION- 」オープニングアクト出演
2020年1月10日(金) 国立代々木競技場 第一体育館 17:30/18:30
2020年1月11日(土) 国立代々木競技場 第一体育館 14:00/15:00
2020年2月29日(土) 大阪城ホール 16:00/17:00
2020年3月1日(日) 大阪城ホール 14:00/15:00

「Da-iCE BEST TOUR 2020 -SPECIAL EDITION- 」ツアー情報
https://da-ice.jp/live/tour.php?id=1001393
高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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