2018年のブレイク確実!? “大幡しえり”19歳の素顔
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『仮面ライダージオウ』ヒロイン!“大幡しえり”インタビュー
https://avexnet.jp/column/detail.php?id=1000243
2017年、映画『ひるなかの流星』でデビューし、テレビ朝日 金曜ナイト ドラマ『女囚セブン』でテレビドラマ初出演。10月クールには日本テレビ土曜ドラマ『先に生まれただけの僕』、TBS 火曜ドラマ『監獄のお姫さま』と2本のドラマに同時出演と、今最もノッているといっても過言ではない女優、“大幡しえり(おおはたしえり)”。
「あの子は誰? 」と気になっている人も多いのでは?
今回は2018年ブレイク間違いなしの彼女に単独インタビュー。女優になるまでから、演技の楽しさや苦労などをしっかり語ってもらいました。
運命的な出会い!? スカウトで女優の道へ
―まずは“大幡しえり”を初めて知るという方のために基本的な質問からさせてください。
“大幡しえり”という名前は本名だとうかがったんですが、可愛い名前ですね。
大幡) ありがとうございます。「しえり」はフランス語の「シェリー」からと取った、と両親に聞きました。でもなんでシェリーなのかは、そういえば聞いたことがなかったです。
―好きな食べ物は「オムライス」とのことですが、自分でも作ったりとか?
大幡) 料理はまったく出来ないんです。お店のオムライスが大好き、っていう感じです。今まで一番美味しかったオムライスは「小川軒」さんのオムライスです。本当に美味しくて、食べた瞬間オムライスのことで頭がいっぱいになっちゃうぐらいでした!
―スカウトでこの世界に入ったということですが、今の事務所にスカウトされたのは2016年の5月ですよね。それまでもスカウトされたりしていたんですか?
大幡) それまでも何回かスカウトされたことはありました。実は、将来何になりたいとか、こういう仕事がしたい、というのがほとんどなかったんです。だからとりあえず進学はしないといけないなと思ってオープンキャンパスに行って、その帰りに友達と行った原宿で声をかけられたんです。
―なんと! それはすごいタイミングですね。
大幡) ですよね!? ちょっと運命的なものも感じちゃいました。
―それまでもスカウトはされていたと思うんですが、なぜその時は話を聞いてみようと思ったんですか?
大幡) 声をかけてくれたのが、今のマネージャー(女性)なんですけど…最初はスタイルもいいし、モデルなんじゃないかな!? と思ったんです。前から“中条あやみ”さんが好きで、モデルの世界に興味があったんで、思わず話しこんじゃいました。
※編集注:マネージャーはスカウト担当ではないため普段はスカウトをはしないが、“大幡しえり”を見たとき「思わず声をかけざるを得なかった」とのこと。決め手は「目力」だったそうです。
大幡) 事務所に所属する前に、演技のレッスンを受けさせてもらったんです。1対1のレッスンとか、グループレッスンとかがあって。全く演技の経験がなかったので最初は戸惑ったんですが、他の人が演技をする姿とかを見て、すごいなあって。だんだん演技の面白さに気づいてきたっていう感じでした。
「キャピッとしてた」高校時代
―演技はまったく初めて、ということですが、学校の部活ではなにをやっていたんですか?
大幡) 中学はテニス部、高校は書道部です。
―体育会系と文化系ですね!
大幡)そうなんです。自分ではどっちかというと体育会系寄りの人かな? と思っています。実は書道は小学生の時からやっていたんですけど、中学でテニス部に入ったらものすごく部活が忙しくなって、書道に取り組む時間がなくなっちゃって。なので高校ではちゃんとやろうと思って、書道部に入りました。
―体育会系寄りだけど書道を?
大幡) そうなんです。書道でも、けっこうパフォーマンス系のものとかを文化祭でやって。それが一番おもしろかったです。体を動かすのは好きで、「文化系だけど走ると速い」っていうキャラでした。
―わかります! 私もそういうタイプでした。
大幡) わかりますか!? うれしい(笑)。なんか、部活はやるほどじゃないけど、体育の成績はめっちゃいいみたいな。体育会系の人より足が速かったり…っていう感じです。でも走るのとテニス以外は全然ダメで、バスケやバレーとか、大きいボールの球技になると全くできないです(笑)
「等身大」の役だからできたデビュー作
―デビュー作となった『ひるなかの流星』では、主人公の友人という大きい役ですが、お話が来た時どう思いましたか?
大幡) 「自分にできるのかな? 」というのがまずいちばん不安でした。「どうしよう」という気持ちというか。実は人見知りなので、とにかくまずは打ち解けよう! と思いました。今思うと、まわりもみんな同じぐらいの年齢で、等身大の役だったのが良かったと思います。
―劇中ではショートカットにされていましたね。実際に髪を切ったんですか?
大幡) いえ、あれはウィッグでした。実は私、まだ一度も髪を染めたこともなくて、髪型もずっとロングなんです。映画撮影の前は胸より下ぐらい長かったんですが、ウィッグに髪の毛を入れる時に変になっちゃうので、20センチぐらいカットしました。
―ショートカットの自分を見て最初はびっくりしたんじゃないですか?
大幡) そうなんですよ! 最初はすごい違和感があって、なんか自分じゃないみたいでした。でもだんだん慣れてきて、今では当時の写真とか見るとけっこう「いいな」って思えます。
―2017年10月クールは、日本テレビ土曜ドラマ『先に生まれただけの僕』、TBS 火曜ドラマ『監獄のお姫さま』と2つのドラマに同時出演。新人でなくてもなかなかないことだと思います。
大幡) そうですよね。2つのドラマに出られるとは思ってもいなかったです。撮影自体は『先に生まれただけの僕』を5月から撮っていたので、同時進行ではなかったんですけど。
―では『先に生まれただけの僕』のお話から聞かせてください。撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
大幡) 生徒役のキャストは高校1年生から大学3年生ぐらいまでの年齢の人が集まっていたので、話もはずんですごく楽しかったです。特に自分のいた2年3組というクラスは、オーディションの時からとにかくキャラが濃い人が多かったんです! 自分のクラスもこんなだったら、もっと高校生活楽しかったのに…って思っちゃうぐらいでした(笑)。
―大人数で演じることの苦労はありましたか?
大幡) けっこう、クラスみんなで一気に発言するみたいなシーンがあったんですが、その空気感をあわせたりするのが最初は難しいなって思いました。監督さんに言われたのは、「セリフがある人が偉いっていうわけじゃないんだよ」っていうこと。セリフがある人はクラスの代弁者で、その空気をいかにみんなで作っていくか、というところが難しかったです。最初は自分のセリフを言ったら言いっぱなしみたいになっちゃっていたんですけど、だんだん自然に他の人の反応を見たり、溶け込んでいったりできるようになってきました。
―『先に生まれただけの僕』では、先生役のキャストはベテランの俳優さんが勢揃い! という感じでしたが、スゴイ! と思った方やそのエピソードなどもあればぜひ教えてください。
大幡) “蒼井優”さんです! 2年3組の担任が“蒼井優”さんだったんですが、間近で演技を見られるだけでも勉強になりました。いじめが起きるという設定の時とき、もちろん現実じゃないんですけど、「このクラスをなんとかしたい」という気持ちが伝わってきて。“蒼井優”さんの演技にみんな引っ張られて、どんどんいい演技ができたというか…自分が思ってもいなかった部分を引き出していただいた、という感じです。本当にすごかったです。
―この作品で一番お気に入りのシーンはありますか?
大幡) 学校説明会のシーンです! 書道パフォーマンスなどがあって、本物の高校よりもすごいと思っちゃいました。もちろん架空の学校なんですだけど、ここまで作り上げられるっていうことに感激したっていうか…。もし自分が中学生の時にこのシーンを見たら、絶対あの高校に入りたいって思うぐらいでした(笑)。
女囚から刑務官へ
―では『監獄のお姫さま』についておうかがいします。テレビドラマデビューは『女囚セブン』で女囚役だったんですよね。今回刑務官を演じると聞いた時はどう思いましたか?
大幡) 正直言って「えっ!」 ってと思いました。女囚のあとに刑務官ってびっくりですよね? (笑)
―たしかに。なかなかない経験だと思います。
大幡) 女囚役のときは、刑務官って感情を持たなくて、ただただ厳しい人という印象だったんです。でも刑務官役を実際に演じてみると、本当は女囚の人たちのことを気にしているんだけど、仕事だから干渉しちゃいけないという…なんというか、葛藤のようなものを感じられました。お互いの気持がわかって、すごい経験をしたなと思います。
―演じる上で影響を受けた方はいますか?
大幡) “満島ひかり”さんです(即答)。同じ刑務官役ということもあって、一緒のシーンもたくさんありました。撮影が始まると、満島さんのリアクションに引っ張られて、自分の演技もすごく引き出されてくるような感じになりました。
―すごいですね。困っているときも助けられたりしたんですか?
大幡) はい、そうなんです。特に収録の初日、すごく緊張してしまって。セリフを何回も噛んでしまったんです。その時に頭が真っ白になってしまって…。絶対怒られる、と思っていたら、満島さんが「大丈夫だよ、落ち着いて」と声をかけてくれて、緊張をほぐしてくれました。
―それは惚れてしまいそうですね(笑)
大幡) はい。なので、すごく尊敬する存在というか。あんな風になりたい! って思います。
―この作品でお気に入りのシーンはありますか?
大幡) 8話で主人公のカヨと、検察官の長谷川の面会シーンがあったんですけど、そのときの2人のやり取りに思わず「そうでしょうか? 」と口出ししてしまうんです。刑務官という立場を超えて「人間・高山」として演じられたなって思います。
2017年を振り返って
―2017年を振り返ってみると、どんな年だったと思いますか?
大幡) 女囚もできたし、高校生もできたし、刑務官もできたし…。この仕事をするまでは考えもしなかった人生を経験できて、すごく刺激的でした。全部が初めてのことばかりでした。
―2018年は10代最後の年にもなると思うんですが、これから取り組んでいきたい仕事、やってみたい仕事があれば教えてください。
大幡) できるうちに高校生の役をまたやりたいと思います。役の心理描写を深く描ける作品というか、恋愛や部活も全部詰め込まれた青春ものに出演してみたいです。
あとは、昔から“中条あやみ”さんにあこがれているので、モデルのお仕事にも挑戦できたらいいなと思います。
―今後はどんな女優さんになっていきたいですか?
大幡) やはり、目指すのは“満島ひかり”さんです。コミカルな役もシリアスな役もできるすごい女優さんだと思います。特に役の作り方がすごいんです。刑務所の様子を監修してくれる方が現場にいたんですけど、何か気になることがあるとすぐに聞きに行って、しっかり追求していく姿勢が本当にすごいなって思いました。
―バラエティ番組などに挑戦したいという気持ちはありますか?
大幡) バラエティですかー! 興味はちょっとあるんですけど、自分が出たら壊れちゃうんじゃないかな!? って思うんですよ。
―壊れちゃう!?
大幡) 自分のトークには全然自信がないんで、場の空気をめちゃくちゃにしちゃうんじゃないかなぁと…。もうちょっと自信がついたら出てみたいなっていう気持ちはあります。
―ありがとうございます。今後の活躍にも期待しています!
大きい目でまっすぐこちらを見ながら話してくれた彼女。その目力に引き込まれそうになり、ドキドキすることも! 2018年も活躍間違いなしの“大幡しえり”に注目です!
【大幡しえり Official site】
http://shierin.com/
【大幡しえり Official Instagram】
https://www.instagram.com/shieri_ohata_/
『仮面ライダージオウ』ヒロイン!“大幡しえり”インタビュー
https://avexnet.jp/column/detail.php?id=1000243
2017年、映画『ひるなかの流星』でデビューし、テレビ朝日 金曜ナイト ドラマ『女囚セブン』でテレビドラマ初出演。10月クールには日本テレビ土曜ドラマ『先に生まれただけの僕』、TBS 火曜ドラマ『監獄のお姫さま』と2本のドラマに同時出演と、今最もノッているといっても過言ではない女優、“大幡しえり(おおはたしえり)”。
「あの子は誰? 」と気になっている人も多いのでは?
今回は2018年ブレイク間違いなしの彼女に単独インタビュー。女優になるまでから、演技の楽しさや苦労などをしっかり語ってもらいました。
運命的な出会い!? スカウトで女優の道へ
―まずは“大幡しえり”を初めて知るという方のために基本的な質問からさせてください。
“大幡しえり”という名前は本名だとうかがったんですが、可愛い名前ですね。
大幡) ありがとうございます。「しえり」はフランス語の「シェリー」からと取った、と両親に聞きました。でもなんでシェリーなのかは、そういえば聞いたことがなかったです。
―好きな食べ物は「オムライス」とのことですが、自分でも作ったりとか?
大幡) 料理はまったく出来ないんです。お店のオムライスが大好き、っていう感じです。今まで一番美味しかったオムライスは「小川軒」さんのオムライスです。本当に美味しくて、食べた瞬間オムライスのことで頭がいっぱいになっちゃうぐらいでした!
―スカウトでこの世界に入ったということですが、今の事務所にスカウトされたのは2016年の5月ですよね。それまでもスカウトされたりしていたんですか?
大幡) それまでも何回かスカウトされたことはありました。実は、将来何になりたいとか、こういう仕事がしたい、というのがほとんどなかったんです。だからとりあえず進学はしないといけないなと思ってオープンキャンパスに行って、その帰りに友達と行った原宿で声をかけられたんです。
―なんと! それはすごいタイミングですね。
大幡) ですよね!? ちょっと運命的なものも感じちゃいました。
―それまでもスカウトはされていたと思うんですが、なぜその時は話を聞いてみようと思ったんですか?
大幡) 声をかけてくれたのが、今のマネージャー(女性)なんですけど…最初はスタイルもいいし、モデルなんじゃないかな!? と思ったんです。前から“中条あやみ”さんが好きで、モデルの世界に興味があったんで、思わず話しこんじゃいました。
※編集注:マネージャーはスカウト担当ではないため普段はスカウトをはしないが、“大幡しえり”を見たとき「思わず声をかけざるを得なかった」とのこと。決め手は「目力」だったそうです。
大幡) 事務所に所属する前に、演技のレッスンを受けさせてもらったんです。1対1のレッスンとか、グループレッスンとかがあって。全く演技の経験がなかったので最初は戸惑ったんですが、他の人が演技をする姿とかを見て、すごいなあって。だんだん演技の面白さに気づいてきたっていう感じでした。
「キャピッとしてた」高校時代
―演技はまったく初めて、ということですが、学校の部活ではなにをやっていたんですか?
大幡) 中学はテニス部、高校は書道部です。
―体育会系と文化系ですね!
大幡)そうなんです。自分ではどっちかというと体育会系寄りの人かな? と思っています。実は書道は小学生の時からやっていたんですけど、中学でテニス部に入ったらものすごく部活が忙しくなって、書道に取り組む時間がなくなっちゃって。なので高校ではちゃんとやろうと思って、書道部に入りました。
―体育会系寄りだけど書道を?
大幡) そうなんです。書道でも、けっこうパフォーマンス系のものとかを文化祭でやって。それが一番おもしろかったです。体を動かすのは好きで、「文化系だけど走ると速い」っていうキャラでした。
―わかります! 私もそういうタイプでした。
大幡) わかりますか!? うれしい(笑)。なんか、部活はやるほどじゃないけど、体育の成績はめっちゃいいみたいな。体育会系の人より足が速かったり…っていう感じです。でも走るのとテニス以外は全然ダメで、バスケやバレーとか、大きいボールの球技になると全くできないです(笑)
「等身大」の役だからできたデビュー作
―デビュー作となった『ひるなかの流星』では、主人公の友人という大きい役ですが、お話が来た時どう思いましたか?
大幡) 「自分にできるのかな? 」というのがまずいちばん不安でした。「どうしよう」という気持ちというか。実は人見知りなので、とにかくまずは打ち解けよう! と思いました。今思うと、まわりもみんな同じぐらいの年齢で、等身大の役だったのが良かったと思います。
―劇中ではショートカットにされていましたね。実際に髪を切ったんですか?
大幡) いえ、あれはウィッグでした。実は私、まだ一度も髪を染めたこともなくて、髪型もずっとロングなんです。映画撮影の前は胸より下ぐらい長かったんですが、ウィッグに髪の毛を入れる時に変になっちゃうので、20センチぐらいカットしました。
―ショートカットの自分を見て最初はびっくりしたんじゃないですか?
大幡) そうなんですよ! 最初はすごい違和感があって、なんか自分じゃないみたいでした。でもだんだん慣れてきて、今では当時の写真とか見るとけっこう「いいな」って思えます。
―2017年10月クールは、日本テレビ土曜ドラマ『先に生まれただけの僕』、TBS 火曜ドラマ『監獄のお姫さま』と2つのドラマに同時出演。新人でなくてもなかなかないことだと思います。
大幡) そうですよね。2つのドラマに出られるとは思ってもいなかったです。撮影自体は『先に生まれただけの僕』を5月から撮っていたので、同時進行ではなかったんですけど。
―では『先に生まれただけの僕』のお話から聞かせてください。撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
大幡) 生徒役のキャストは高校1年生から大学3年生ぐらいまでの年齢の人が集まっていたので、話もはずんですごく楽しかったです。特に自分のいた2年3組というクラスは、オーディションの時からとにかくキャラが濃い人が多かったんです! 自分のクラスもこんなだったら、もっと高校生活楽しかったのに…って思っちゃうぐらいでした(笑)。
―大人数で演じることの苦労はありましたか?
大幡) けっこう、クラスみんなで一気に発言するみたいなシーンがあったんですが、その空気感をあわせたりするのが最初は難しいなって思いました。監督さんに言われたのは、「セリフがある人が偉いっていうわけじゃないんだよ」っていうこと。セリフがある人はクラスの代弁者で、その空気をいかにみんなで作っていくか、というところが難しかったです。最初は自分のセリフを言ったら言いっぱなしみたいになっちゃっていたんですけど、だんだん自然に他の人の反応を見たり、溶け込んでいったりできるようになってきました。
―『先に生まれただけの僕』では、先生役のキャストはベテランの俳優さんが勢揃い! という感じでしたが、スゴイ! と思った方やそのエピソードなどもあればぜひ教えてください。
大幡) “蒼井優”さんです! 2年3組の担任が“蒼井優”さんだったんですが、間近で演技を見られるだけでも勉強になりました。いじめが起きるという設定の時とき、もちろん現実じゃないんですけど、「このクラスをなんとかしたい」という気持ちが伝わってきて。“蒼井優”さんの演技にみんな引っ張られて、どんどんいい演技ができたというか…自分が思ってもいなかった部分を引き出していただいた、という感じです。本当にすごかったです。
―この作品で一番お気に入りのシーンはありますか?
大幡) 学校説明会のシーンです! 書道パフォーマンスなどがあって、本物の高校よりもすごいと思っちゃいました。もちろん架空の学校なんですだけど、ここまで作り上げられるっていうことに感激したっていうか…。もし自分が中学生の時にこのシーンを見たら、絶対あの高校に入りたいって思うぐらいでした(笑)。
女囚から刑務官へ
―では『監獄のお姫さま』についておうかがいします。テレビドラマデビューは『女囚セブン』で女囚役だったんですよね。今回刑務官を演じると聞いた時はどう思いましたか?
大幡) 正直言って「えっ!」 ってと思いました。女囚のあとに刑務官ってびっくりですよね? (笑)
―たしかに。なかなかない経験だと思います。
大幡) 女囚役のときは、刑務官って感情を持たなくて、ただただ厳しい人という印象だったんです。でも刑務官役を実際に演じてみると、本当は女囚の人たちのことを気にしているんだけど、仕事だから干渉しちゃいけないという…なんというか、葛藤のようなものを感じられました。お互いの気持がわかって、すごい経験をしたなと思います。
―演じる上で影響を受けた方はいますか?
大幡) “満島ひかり”さんです(即答)。同じ刑務官役ということもあって、一緒のシーンもたくさんありました。撮影が始まると、満島さんのリアクションに引っ張られて、自分の演技もすごく引き出されてくるような感じになりました。
―すごいですね。困っているときも助けられたりしたんですか?
大幡) はい、そうなんです。特に収録の初日、すごく緊張してしまって。セリフを何回も噛んでしまったんです。その時に頭が真っ白になってしまって…。絶対怒られる、と思っていたら、満島さんが「大丈夫だよ、落ち着いて」と声をかけてくれて、緊張をほぐしてくれました。
―それは惚れてしまいそうですね(笑)
大幡) はい。なので、すごく尊敬する存在というか。あんな風になりたい! って思います。
―この作品でお気に入りのシーンはありますか?
大幡) 8話で主人公のカヨと、検察官の長谷川の面会シーンがあったんですけど、そのときの2人のやり取りに思わず「そうでしょうか? 」と口出ししてしまうんです。刑務官という立場を超えて「人間・高山」として演じられたなって思います。
2017年を振り返って
―2017年を振り返ってみると、どんな年だったと思いますか?
大幡) 女囚もできたし、高校生もできたし、刑務官もできたし…。この仕事をするまでは考えもしなかった人生を経験できて、すごく刺激的でした。全部が初めてのことばかりでした。
―2018年は10代最後の年にもなると思うんですが、これから取り組んでいきたい仕事、やってみたい仕事があれば教えてください。
大幡) できるうちに高校生の役をまたやりたいと思います。役の心理描写を深く描ける作品というか、恋愛や部活も全部詰め込まれた青春ものに出演してみたいです。
あとは、昔から“中条あやみ”さんにあこがれているので、モデルのお仕事にも挑戦できたらいいなと思います。
―今後はどんな女優さんになっていきたいですか?
大幡) やはり、目指すのは“満島ひかり”さんです。コミカルな役もシリアスな役もできるすごい女優さんだと思います。特に役の作り方がすごいんです。刑務所の様子を監修してくれる方が現場にいたんですけど、何か気になることがあるとすぐに聞きに行って、しっかり追求していく姿勢が本当にすごいなって思いました。
―バラエティ番組などに挑戦したいという気持ちはありますか?
大幡) バラエティですかー! 興味はちょっとあるんですけど、自分が出たら壊れちゃうんじゃないかな!? って思うんですよ。
―壊れちゃう!?
大幡) 自分のトークには全然自信がないんで、場の空気をめちゃくちゃにしちゃうんじゃないかなぁと…。もうちょっと自信がついたら出てみたいなっていう気持ちはあります。
―ありがとうございます。今後の活躍にも期待しています!
大きい目でまっすぐこちらを見ながら話してくれた彼女。その目力に引き込まれそうになり、ドキドキすることも! 2018年も活躍間違いなしの“大幡しえり”に注目です!
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http://shierin.com/
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撮影:向山裕太
- WRITTEN BY藤井みさ
- 編集者・ライター。生粋の横浜DeNAベイスターズファン。世界一周・日本縦断を各2回経験した大の旅好き。特に好きな場所は横浜、軽井沢、沖縄、ハワイ。旅行系メディアへの執筆多数。
ブログ:http://travelifunny.com/