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【教えて!プロデューサーさん!】本日デビューの“わーすた”を支えるのは、うるとらみらくるくるな女性音楽プロデューサー!??

2016.05.04
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今回のコラムは本日5/4にアルバム『The World Standard』にてメジャーデビューするアイドル“わーすた(The World Standard)”。
の音楽をプロデュースする若干23歳の女性プロデューサー“鈴木まなか”さんにインタビューを行った。



“鈴木まなか”さんはなんと2011年に17歳にして作曲家としてメジャーデビュー!!
 
現在はiDOL Streetを中心として、特に“わーすた”の音楽プロデューサーであり、実はコラムにも登場いただいた“こんどうようぢ”などの音楽プロデュースもされています。
【「ジェンダーレス男子」と呼ばれる、原宿で人気の“こんどうようぢ”って!? :http://avexnet.jp/column_detail.php?id=1000081
 
本日は「The World Standard」をコンセプトに結成された5名のアイドルグループ“わーすた”本人ではなく、音楽プロデューサーの目線から自身がプロデュースするアイドル“わーすた”の魅力を語っていただきました。
 

プロデューサー目線でメンバーを紹介

-早速ですが、鈴木さんから見た“わーすた”のメンバーの特徴を教えてください。まずは坂元葉月(さかもと はづき)さんについて。



鈴木)「スト生時代の推しメン」が彼女です(笑)
単純に私の好みの顔なんです(笑)初めて写真で見た時から「ただただ可愛い」と。
その後、実際会った時も葉月はシャイな性格で私と目が合わないのですが、そこにキュンと来ました。

-なるほど。廣川奈々聖(ひろかわななせ)さんはどうでしょうか?



鈴木)元々、自身がアイドルを好きなので「とにかくKAWAII」ですね。メインヴォーカルとして安定した歌声を持っていて、歌が上手だからこそ、あえてアイドルっぽい歌い方の出来る子です。気遣いもとても上手なので、メンバーからもスタッフからも頼られる存在だと思います。

-続いて、松田美里(まつだ みり)さんは?



鈴木)キャラ的には天然なんです(笑)でも、天才肌で歌も歌える。そして何より“わーすた”のことを一番想っているのが美里です。将来をシッカリと思い描きながら、「今やらなければならないこと」が出来る子です。

-小玉梨々華(こだま りりか)さんは?



鈴木)小玉梨々華はアーティスト向きの声をしています。メインヴォーカルの二人と比べるとテクニックはまだまだなのですが、とてもナチュラルに歌う子なんです。成長してゆけば、バラードも歌い上げれるような声質を持ってると思います。

-もう一人のメインヴォーカルである三品瑠香(みしな るか)さんは?



鈴木)まだまだ伸びしろがあるヴォーカルです。アーティスト思考が強いんでしょうね。アクセントのつけ方もパワフルなんですよ。
そんな歌い方が対局な“なっちゅん(奈々聖)”と“瑠香”がいることで、“わーすた”は色んなジャンルに対応出来るんです。


“わーすた”という音楽を作るのに意識していること

-ファーストアルバム『The World Standard』の収録曲はとてもバラエティに富んでいますよね。特に「うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ」はゲーム世代の私には印象的でした。どんな発想から作られたのでしょうか。
 
鈴木)“わーすた”はその名の通り「World Standard」がコンセプトなので、色んなジャンル・ルーツを持ちつつ「J-POPに昇華」した楽曲にしています。「うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ」はもちろん、「RPGゲーム」です。



-サビの歌詞「マジでトリケラトップス強い」が非常に印象的なのですが、どうして「トリケラトップス」が出てくるのでしょう。
 
鈴木)有名な恐竜って「ティラノサウルス」か、「トリケラトップス」ですよね。で、「トリケラトップス」が草食動物だから選びました。
「トリケラトップス」は「RPGに出てくる強い敵」と「草食系の男性」を想起するダブルミーニングになっています。
 
-まったく思い付きませんでした…。
 
鈴木)最後の歌詞を見ていただくと…、分かるかもしれませんね。実は恋愛に通ずるような歌詞になっていたりと、“わーすた”の曲は「J-POP」として昇華させることを意識しています。歌詞はこびたりせずに「日本語」の音楽ファンが聞いて素直に受け入れられるようになっています。

-各楽曲にはそれぞれルーツがあるとお聞きしていますが、それはどうしてでしょう。
 
鈴木)私は「World Standard」というコンセプトを楽曲面でルーツミュージックを取り入れてJ-POPに昇華するという取り組みで表現しています。
メロディは自分のルーツでもある歌謡曲なんだけど「サウンドには、ワールドミュージックや、ルーツミュージックを取り入れる」というこだわりを持っています。
そしてアレンジャーさんにも、それぞれルーツがあるので、それを生かしてもらえる方にアレンジをお願いしています。
例えば、EDMを取り入れたい場合には、EDMがルーツにあるアレンジャーさんにお願いしたりといった感じです。
 
-では、次は歌詞に関しての質問です。音楽プロデューサーとして自身から出た歌詞が自身とは違うメンバーの歌となるわけですが、その際に気をつけていることはありますか。
 
鈴木)歌詞は彼女たちの年代に自分が何を思って、何をしていたかを思い出して書いてます。私も彼女たちぐらいの時は、どうでも良いことで笑い合いましたし、そういう経験があるので“わーすた”に関しては歌詞で困ることはあまりないですね。

 
 
-今回のアルバムの中で、これは特に上手く歌詞や世界観がハマったものはどの楽曲でしょうか。
 
鈴木)「好きな人とか居ますか」はボサノバ、「Zili Zili Love」がエレクトロスイング、「ちいさな ちいさな」はカントリーをルーツとした楽曲なんですが、この3曲は自分も普段聞いてまして、友達にも勧めるぐらい好きです(笑)
この3曲は今の“わーすた”が少し背伸びをして歌っているからこそハマった曲だと思います。
 
-御自身の体験から書かれた楽曲はありますか。
 
鈴木)「ちいさな ちいさな」がそうです。私はシングルマザーで育ったのですが、そのことを書いています。「いまはむかし」も亡くなった祖父のことを書いています。
 
-最後に“わーすた”の結成から1年。さらに“わーすた”は成長してゆくと思いますが、将来を見据えたプロデューサーとしてどんなことを意識されていますか。
 
鈴木)歌も「ぷるぷるりん」とか(笑)若さゆえ、“わーすた”が今しかできない音楽を今は作っています。
ですが、未来にアイドルブームがなくなる可能性もあるので、例えば彼女たちには「将来のことを思って」歌い方のニュアンスにもこだわらせてレコーディングをしています。そうやって、チャレンジしてもらうことで、「より歌を上手くなろう」「成長してゆこう」とする気持ちも強くなってきました。
事実、こういうテクニックが出来るようになるのは数年後かな。と結成当初に思っていたことも、今では出来るようになっていて、予想以上に彼女たちは成長していますね。
 
-楽曲に対するこだわりを共有して妥協しないことが彼女たちの成長スピードを上げているのですね。今日はありがとうございました。


本日発売される『The World Standard』には先程紹介した楽曲以外にも、EDMやエレクトロスイング、ラテンといったルーツを持つ楽曲がいっぱいです。
「この楽曲のルーツはこれかな」と想像しながら聞くのも楽しいかもしれませんね。
 
 
ちなみに、ワタクシ。「うるとらみらくるくるふぁいなるアルティメットチョコびーむ」のサビ「マジでトリケラトップス強い」が印象的過ぎて、ずっと頭から離れません…。
 
 
【わーすた オフィシャルウェブサイト】
http://wa-suta.world/
 
【わーすた オフィシャルブログ】
http://lineblog.me/theworldstandard/
 
【坂元葉月 公式Twitter】
https://twitter.com/tws_hazuki
 
【廣川奈々聖 公式Twitter】
https://twitter.com/tws_nanase
 
【松田美里 公式Twitter】
https://twitter.com/tws_miri
 
【児玉梨々華 公式Twitter】
https://twitter.com/tws_ririka
 
【三品瑠香 公式Twitter】
https://twitter.com/tws_ruka
 
【鈴木まなか 公式Twitter】
https://twitter.com/suzukimanaka
 
雜賀 信之助(サイカ シンノスケ)
WRITTEN BY雜賀 信之助(サイカ シンノスケ)
プロデューサー。PRイベントや映像制作、キュレーションサイト『和食ラボ』等の運営・進行管理を担当。
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